EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Rhino RecordsのWORKS Volume 1

2012-05-02 11:24:11 | 「ELP四部作 / WORKS volume1」
Rhino RecordsのWORKS Volume 1





表の右上





CDはオレンジ色、白ジャケットの対比で鮮やか


プラケースは海外の製品にしては、仕事が細かい
矢印先の角のはめ込み部分は、
国内盤のプラケースでも付いていないものが多い


Rhino Recordsは、アルバム「BRAIN SALAD SURGERY」のCDで、
特殊プラケースを用いてドクロからメドゥーサに変化させるジャケットを制作しました。

それと、「BRAIN SALAD SURGERYのDVD AUDIO」をリリースした事でも、知られていますね。

それは、恐怖の頭脳改革のカテゴリーで既に紹介しました。

この「WORKS Volume 1の白ジャケット」もRhino Recordsの手によるものです。

Rhino Recordsは、どうしてこのような商品を製作したかは解りませんが、
「BRAIN SALAD SURGERY」の諸ヴァージョンへのコダワリから察するに、
どうしても、「ELP四部作軽視」の、ただのいい加減な仕事をしたとは思えないのです。

これは、世界各国に存在するEL&Pファンに対する一言を引き出したくて、やった仕事なのかなと思ったりします。

口に出す、出さないは別として、
手に取ったEL&Pファンは必ず思うのです。

「なんで、白なの?」

この一言を言わせたいがために、制作したのではないかと。

このジャケットを肯定的に捉えた場合、上述した事以外の意味は考えにくいですね。

数年前に、「WORKS Volume 1とWORKS Volume 2」を一緒にしたスペシャル・エディションがリリースされましたが、
そのような企画であった場合、「WORKS Volume 2」の白ジャケットで統一するという事はありうる事ですよね。

しかし、このCDはあくまでも、「WORKS Volume 1」の音源をストレートに再現しているだけなのです。

あえて、否定的に捉えるとした場合、

Rhino Recordsの担当者が、「BRAIN SALAD SURGERY」に関しては、かなりの想いを募らせていた事は確かだと思いますが、
「WORKS Volume 1」に関しては、どうでも良い作品と位置づけをしていたのかも知れません。

それで、「バンド名とアルバムタイトルとロゴマークのみのジャケット」だから、適当につくっておけば良いと思ったのかのかも知れませんね。

アナログ盤を持っていたが、レコードプレイヤーが手元にないので、
ふと聞きたくなった「作品第二番」をあわててショップに買いに行く。
白ジャケットにWORKS と記されていたので、表も裏もきちんと見ずに、
あわててカゴに入れてレジで精算を済ませる。

帰宅してCDプレイヤーに入れて見たら、「孤独なタイガー」ではなく、
「ピアノコンチェルトNo.1」が流れてきて、
不良品ではないかと驚いてジャケットを見る。

なんてケースが世界に一つもないと言い切る事ができましょうか。(笑)

いずれにしましても、珍品である事は確かですね。

以上。

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