EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ベース・マガジン 1996年 10月号 グレッグ来日前インタビュー所収

2012-05-09 14:26:28 | Greg Lake関連
ベース・マガジン 1996年 10月号 
グレッグ来日前インタビュー所収



画像 表紙 
ゲディー・リーのインタビューは、
ニール・パートの家族が運つたなくして、他界する以前になりますね。


P126からP127に渡ってグレッグ・レイクが掲載されています。

P126はカラー写真。
椅子にすわって、アコースティックギターを奏でるグレッグ・レイクの全身写真が掲載されています。

P127の誌面を目一杯使用して、インタビューが掲載されています。

このインタビューの内容で知る事ができた事としては、
「イン・ザ・ホット・シート」の出来が悪かった事を、
グレッグが正直に認めているところですね。

グレッグは、「イン・ザ・ホット・シート」リリース時に、某著名雑誌に掲載されたインタビューにおいては、
記者の鋭い突っ込みにもめげずに、
「これ以上のアルバムはないだろう!」というぐらいほめちぎっていました。

(キースは全く逆のとらえ方をしていましたが。)

自分たちの制作したリリースしたばかりのアルバムを非難するミュージシャンもいないと思うので、取りあえずはほめたと解釈するべきでしょうか?

1996年の都内のコンサート会場でもこのCDが売られていたのですが、
バイトか何かのお姉さんが、

「フィル・カーソン氏、大絶賛のアルバム!!!」

と連呼していました。

その連呼ぶりは、
「明らかにお姉さん本人は聞いていないはずだ。」
と思わせるほどの熱の入れようでした。

主催者側から言われたセールス・トークだったと思いますね。

その熱に反して、誰も買っている人はいないわけです。
その時点でコンサート会場に来る人なんて、アルバムはリリース時に買っていますよ。

この「イン・ザ・ホット・シート」をEL&Pのアルバムの中での最高傑作と称した関係者もいるようで、
ファンの心理など全く眼中にないと思えますね。

すべてが駄曲だとかいうつもりはないですけどね。
微妙に気に入っている箇所等はあります。
スタジオ録音の展覧会の絵は既発であくまでも付録ですからね。

どうせ売れないなら、キース主導の長尺曲で突っ走った方が、
売れなくても、ファンは好意的に受け止めたかも知れません。

すべては後の祭りですけどね。

本誌のインタビューにおいては、
グレッグは、出来の悪いアルバムであった事をサラリと認め、
「このアルバムをEL&Pのラストスタジオアルバムにするわけにはいかない」というような口ぶりです。

加えて、本誌のインタビューにおいては、
「来年、ソロアルバムをリリースする予定だ。」
とも言っており、それは今日にいたるまで、実現しておりません。
グレッグがソロアルバムですら、簡単にリリースできない諸事情があるのだと思います。

今年の夏だけは、本当にソロアルバムのレコーディングを終えてもらいたいと思います。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関する品物とそれにまつわる思い出等を田舎のサラリーマンが綴っております。
遅れてきた若いファンにEL&Pを伝える一助になればと思っております。
クイック応援よろしくね。

2012年5月9日 yaplog!
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