EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

PLAYING THE HISTORY / MARCO LO MUSCIO / JOHN HACKETT / CARLO MATTEUCCI

2015-04-24 16:19:00 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
PLAYING THE HISTORY /
MARCO LO MUSCIO / JOHN HACKETT / CARLO MATTEUCCI



ジャケットブックレットの内容は、ヴィジュアル的にも充実しており、
とても手が込んでいるのですが、
肝心のジャケットの絵柄がややチープ
真ん中の岩とか樹木の絵は、
切り取って適当に貼り付けた感じ


スティーヴ・ハケットの実弟であるジョン・ハケットが参加している、
著名プログレミュージシャンの楽曲をカヴァーしたものや、自らの楽曲等を、
過去の音源等も集めて、全17曲収録したアルバムです。

2013年リリース、全曲インスト。

通販サイトでは、ジョン・ハケットは、マルチ・インスト奏者との説明がありました。
ロバート・ベリーのように歌を歌ったりしないようなので、
そのような表現になっているのかも知れません。
このアルバムではフルートも演奏しています。                                                      
あとの2人は、
イタリア出身のマルコ・ロ・ムシロというピアノ・オルガン奏者(主にパイプオルガン)と、
イタリアのジェネシスのトリビュート・バンドのメンバーであるカルロ・マテウッチというベース・ギタリストであると、
通販サイトの説明にあります。

この3人が基本メンバーとなって、プロジェクトを組み、
曲によってはゲストが参加しているという構成です。

1曲目に「聖地エルサレム」が収録されています。

「聖地エルサレム」はエマーソン、レイク&パーマーの作曲ではありませんが、
EL&Pが演奏したもの、いわゆるキースのシンセサイザーのメロディー等を、
しっかりと取り入れているので、
あくまでも、EL&Pの曲を演奏してみたという事のようです。
収録曲一覧にも、そのように記載されていますね。

マルコ・ロ・ムシロという方のソロアルバムを聴いた事はないのですが、
このアルバムにおいて使用している楽器は、あくまでも、パイプオルガンが中心で、
「聖地エルサレム」においてもパイプオルガンを使用しているわけです。

その音が醸し出す重厚感というものは、プログレッシヴロックの著名な曲を取り上げてはいますけど、全編を通して、ロック音楽を聴いているという感じはしません。 

とてもクラシック音楽のような感じが漂っています。

先般取り上げたロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの方が、
まだロックに近い感じがしますね。

ジョン・ハケットは兄のスティーヴ・ハケットを尊敬しており、かなり仲も良いようです。
スティーヴ・ハケット名義の曲が、4曲も収録されていて、本人が参加している曲もあります。

他の曲は、リック・ウェイクマン、ジェネシス、VDGG、ピンク・フロイド、
アンソニー・フィリップス、演奏者の自作など。
そして、キング・クリムゾンの「風に語りて」もあります。

以上。

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