ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

町で見つけたオモシロごはん…有楽町 『伊勢桑名 貝縁』の、ハマグリ料理

2015年08月21日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
今年は三重県の桑名と縁ができ、5月には御木挽祭、8月は石取祭と祭事にもお招きいただいた。おかげで駅に降りたらもう知った街、ちょいと寺町通りのアーケードをぶらついて七里の渡しまで散歩するかね、な感覚でお邪魔できる親さになったような。今宵は、その二度の視察の関係の方々と、有楽町「伊勢桑名 貝縁」で桑名談義の一献となった。

使う貝はハマグリのみなのが、さすが桑名系の店。突き出しの蒸しハマに始まり、焼きハマは草の香り爽快な木の芽味噌とパンチあるガーリックとピリリと酸味効くわさびマヨ、貝汁ほとびる空芯菜和え、プリッとシコシコなしゃぶしゃぶと、滋味あふれるハマグリの旨さに押し捲られた。桑名のハマグリの旬は初夏〜7月末頃までで、今は産卵期前ながら身の厚みとジューシーさは、さすが日本屈指の産地。三重の地酒もいいけれど、庶民の味方のキンミヤも、三重ローカルの焼酎らしく杯が進む。締めのハマグリだしのラーメン、これは貝旨さが涙ものだ。

桑名にリピートした同志たちだけに、手の内を知り合った仲間どおしの談義は尽きることがない。どう売るか、何を推すかの議論が続き盛り上がるのは、同じ殻同士和合するハマグリの導く絆ゆえか、「縁(えにし)」なる店名からの誘いなのか。

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