府道との交点に建つ、成協信用組合岸和田支店は旧四十三銀行の建物で、赤煉瓦と花崗岩で縦のラインを強調した、辰野金吾の建築の雰囲気がある。府道を渡ったところに、暗渠になった古城川の上に残る欄干橋は、かつてこの地方の道路元標があった場所。だんじりのやりまわしポイントとしても人気だ。渡ってさらに紀州街道を行ったところ、右に分岐するかじや町商店街へ寄り道してみる。折れ曲がった路地に囲まれ、大正から昭和に主産業だった織物工場で働く女工の娯楽の場として、賑わった歴史がある。
かつてはアーケードがあったが撤去され、沿道には鉄製の支柱が残る。古梅園や亀の子束子のレトロ看板を並べたショーケース、かつて藩の鉄砲鍛冶屋町だったことを示す看板など、街角博物館的な雰囲気も。洋品や衣類、着物に呉服、人形、時計にカメラなど、こぢんまりした一般商店が並び、書道具の「染道楽」は陶器や雑貨など店頭に並ぶ小物が楽しげだ。
かつてはアーケードがあったが撤去され、沿道には鉄製の支柱が残る。古梅園や亀の子束子のレトロ看板を並べたショーケース、かつて藩の鉄砲鍛冶屋町だったことを示す看板など、街角博物館的な雰囲気も。洋品や衣類、着物に呉服、人形、時計にカメラなど、こぢんまりした一般商店が並び、書道具の「染道楽」は陶器や雑貨など店頭に並ぶ小物が楽しげだ。