ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

岸和田てくてくさんぽ6

2021年01月31日 | てくてくさんぽ・取材紀行
だんじり会館そばの紀州街道は、かつて大阪高麗橋から和歌山まで、住吉や堺、岸和田など湾岸の町々を結んでいた。当時は和歌山方面へは、熊野街道が主要な通りだったが、海沿いの町が発展するにつれて物流などが盛んになり、主要街道となった。紀州徳川家の六代宗直以降は参勤交代にも用いられ、さらに整備が進んでいった。岸和田は城下を通る幹線街道で、交通量の多い府道の一つ裏ながら、なまこ壁の土蔵、千本格子に竹矢来の民家、黒壁や虫籠窓やうだつの商家などが建ち並び、古風なたたずまいを見せている。

古い町家は、岸城町交差点を入ったあたりから市役所別館の間に集中。岸城町交差点側から、八百屋の卸をやっていた角地の川崎邸、大正初期の二階建築の虎野邸、魚問屋の店舗で表に蔵を置く金納邸、表半分に土間を設けた両替商の久住邸など、どれも現在も人が住んでいながら、それぞれの前に案内板が置かれている。史跡的見どころとしては、本町の地車(だんじり)小屋がある紀州街道本町一里塚、観光物産販売や休憩施設のまちづくりの館、信濃国の武士・加藤主計が建立した真宗大谷派の念仏道場の円成寺などが続いている。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿