ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

ホテルアイオラの朝ごはん@熱海

2013年12月07日 | 旅で出会った食メモ

昨日の熱海の話でひとつ書き忘れたのが、宿の朝食のおいしかったこと。「ホテルアイオラ」というB&B6000円弱の宿で、値段からビジネスホテルにありがちな、パンやおにぎり程度のバイキングと思い込んでいた。ところが膳は個別に用意され、ご飯は温かいのがおひつで、椀物も熱々が追って配される細やかさ。

何より感激したのが、熱海名物のアジの干物だ。地元産のが焼き立てで供され、身が厚くふっくらみずみずしい。干した側がパリッ、中はほっこり身が外れ、身の味が干した分軽く凝縮している。かつては「伊豆や熱海のアジの干物は、ほとんどが外国産のを工場で乾燥させたもの」とか言われたが、街を歩いていても「地物使用」「手作り天日干し」などの看板も見られ、名物として復権しているのが食べてみても分かる。

おまけが宿名物の源泉蒸しで、中庭にある蒸し場で蒸したてのゆでたまごがついた。思えば朝食は宿ライフの最後を飾るもの。宿泊全体の印象を決めることにもなるから、しっかり力を入れてほしいものだ。


熱海てくてくさんぽ6

2013年12月07日 | てくてくさんぽ・取材紀行
熱海駅前でおみやげを物色しようとしたら、こんなコーナーが。「ATAMI COLLECTION A-PLUS」と称した地域ブランドで、市内で生産・加工された当地ならではの品々がセレクトされている。定番の温泉饅頭や干物もあり、商工会議所によるブランド指定ならクオリティに信頼もおける。

丹那トンネルの慰霊碑を訪れた縁で、みやげは丹那屋の温泉饅頭に。昭和レトロな包み紙が、A-PLUSのスタイリッシュなロゴやパンフと並ぶと、何だが斬新に見えたりして。

まだ日没前で、いま出れば晩飯は自宅。近場の面白さを満喫した箱根・熱海の旅で、今後の旅の楽しみ方が変わるかも。ではミッション(今回はじゃないか?)終了。

ボンネットのハンバーガー@熱海

2013年12月07日 | 旅で出会った食メモ
熱海銀座の路地に、当地らしいなかなか昭和な喫茶店を見つけた。コーヒーはドリップで、どっしり本格的な味と香り。ハンバーガーも喫茶店のサイドオーダーらしく、小ぶりで食べやすい。

有線のオールディーズがエンドレスな中、食後にコーヒーをまたおかわり。もう日が暮れるまで、ここでゆったりするかな。

熱海てくてくさんぽ5

2013年12月07日 | てくてくさんぽ・取材紀行
熱海といえば、この上段のヤツのイメージも割とあるのでは。超有名観光地や温泉には何故かある、昭和な箱物施設、いったいどんな経営元なんだろう。

熱海のは一度、学生時代のサークルの後輩たちと行ったことがある。彼らの代の合宿に混じったら見学先に入っていて、大騒ぎする男子と冷静な女子の構図が記憶にあるような。うーんいつの世代も、この手のお題では男子のほうがお子様なのか?

熱海てくてくさんぽ4

2013年12月07日 | てくてくさんぽ・取材紀行
熱海梅園のそばに丹那トンネルの慰霊碑があるそうなので、行ってみたら何とトンネル入口の真上。扁額の真裏が慰霊碑になっていて、直下を往来する列車を見守っているかのようである。

鉄道史に残る難工事の記録、梅園を訪れた際はぜひ足をのばしてみては。普段、東海道線のお世話になっている人は、ありがたみが染みることかと。