ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

旅で出会ったローカルごはん60…修善寺 『ラフォーレ修善寺』の、ガーデンバーベキュー

2006年08月29日 | ◆旅で出会ったローカルごはん
 朝食後は森の中をウォークラリー、昼食を兼ねて修善寺の温泉街を散策した後は、宿泊しているリゾートホテル『ラフォーレ修善寺』へと戻ってレジャープールで子供たちと遊んで、と、夏の修善寺家族旅行は色々なイベントが目白押し。3日もあるからのんびりできると思っていたら、あっという間に2日目の夜となってしまったから早いものだ。この日は敷地内にあるバーベキュー広場で、みんなでガーデンバーベキューパーティーである。昨晩同様、ホテルの玄関から施設内循環バスに乗って、木々に囲まれた芝生広場へとやってきた。一角には夜店も出店していて、スーパーボールすくいや射的、ダーツなどなかなか面白そうだ。子供たちはさっそく挑戦しては、射的で消しゴムを落としたり、スーパーボールをたっぷりすくったりと楽しんでいる様子。ダーツの景品にミニーマウスのビニール人形があったので、試しにやってみたが残念ながら点数が及ばず。景品はクワガタムシ、といってもビニール人形で、明日子供たちと再びプールで遊ぶときのおもちゃにちょうどいいか。

 ひと通り遊んだところで、お楽しみのバーベキューの始まりである。昨晩のサマーバイキング同様、これもラフォーレ修善寺の夏季限定のメニューで、テーブルにはすでに各種肉や魚介、野菜がたっぷり用意されている。あとは焼くばかり、といった感じである。中ジョッキを頼んで乾杯したら、量がたくさんあるからどんどん焼き始める。肉だけでも牛リブアイにモモ肉、豚バラ肉とあり、ほか自家製ソーセージにつくね串と、かなりのボリュームである。焼きあがった肉がどんどん皿へと運ばれ、喰らってはビールをぐいっ。どの肉も1枚1枚かなり大きいけれど柔らかくジューシー、よそわれるごとにどんどんとなくなっていく。おかげでレジャープールでたっぷり遊んで少々くたびれ気味だったのが、すっかり元気が出てきたようだ。

 イカのスパイス焼き、ホタテとエビのホイル焼きなど魚介の中でも、ひとり1匹ずつ焼き鮎が目を引く。鮎は修善寺付近を流れる狩野川でとれるものが有名で、クルマで修善寺に来る途中にも腰まで川に浸かり、友釣りに興じる釣り人を数多く見かけた。軽く火を通してあるため、鉄板で熱が通るぐらいで食べられる。やや小振りなため頭から丸ごと食べられ、白身の味がほのかに甘い。川魚独特のくせはなく、肉をたらふく食べた後には優しい味だ。

 お腹がすいていたせいもあり、あっというまに大皿の肉や野菜もすっかり平らげ、ごちそうさま。セルフサービスのごはんに味噌汁を頂き、締めくくりのメロンを食べたら、広場ではまだまだゲームやビンゴ大会などイベント盛りだくさんだ。ゲームに参加した子供たちはあいにく準決勝敗退、ビンゴもあがれずだったが、朝やったウォークラリーが高得点で表彰されることに。賞品にもらったのは、今度は何と本物の生きたクワガタムシだ。子供たちにはいいおみやげ、そして夏休みのいい思い出となるだろうと思えば、1日中レジャー三昧での疲れもちょっと吹っ飛んだかも。もちろん明日の最終日に向け、バーベキューでのスタミナ充填も完了である。(2006年8月22日食記)