私は流れを忘れてしまった
取り残されたと思いながら
冷たい気流の中にいる
ちらばる小石は私の小石
ぼろぼろ落ちては見えなくなった
見ることさえも落としたのだろう
ぷかぷか浮いているようで
たぶん流れをさまよっている
時計が止まれば息は詰まり
時計が進めば息絶える
逆に回すねじはない
それはおそらく小石とともに
どこか遠くへ流された
それは私が知らない遠く
知っていたなら近かったはず
けれども私は今は知らない
止まった流れの中にいる
流れていても止まっている
肌が流れを感じないなら
私は流れを忘れてしまった
大事な大事なものでさえ
ポケットなんかに入れていたから
するするすると出ていった
私はぷかぷか流れている
流れていると考えている
流れていないと感じているのに
流れていると考えている
けれどもきっとそろそろ終わる
時計は止まりもしなければ
逆には決して戻らない
一本一本刻みながら
けれども刻まずうごめきながら
絶対に 絶対に進んでいく
私はポケットにすべて詰め込んだ
底に残った大事なものも
最後の最後の大事なものも
私のあずかりしらないところで
ふわりと舞って去っていく
たぶん流れをさまよう私は
時計が進めば息絶える
取り残されたと思いながら
冷たい気流の中にいる
ちらばる小石は私の小石
ぼろぼろ落ちては見えなくなった
見ることさえも落としたのだろう
ぷかぷか浮いているようで
たぶん流れをさまよっている
時計が止まれば息は詰まり
時計が進めば息絶える
逆に回すねじはない
それはおそらく小石とともに
どこか遠くへ流された
それは私が知らない遠く
知っていたなら近かったはず
けれども私は今は知らない
止まった流れの中にいる
流れていても止まっている
肌が流れを感じないなら
私は流れを忘れてしまった
大事な大事なものでさえ
ポケットなんかに入れていたから
するするすると出ていった
私はぷかぷか流れている
流れていると考えている
流れていないと感じているのに
流れていると考えている
けれどもきっとそろそろ終わる
時計は止まりもしなければ
逆には決して戻らない
一本一本刻みながら
けれども刻まずうごめきながら
絶対に 絶対に進んでいく
私はポケットにすべて詰め込んだ
底に残った大事なものも
最後の最後の大事なものも
私のあずかりしらないところで
ふわりと舞って去っていく
たぶん流れをさまよう私は
時計が進めば息絶える