ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

寄らば

2013年06月08日 | 社会・政治

  寄らば大樹の陰、と申します。
 大きな組織にいれば安泰ということでしょうか。

 このたび新党改革の舛添議員が、次の参議院議員選挙に立候補せず、政界を引退すると発表しましたね。
 民主党ブームが吹き荒れ、自民党は壊滅すると言われた3年前、泥船から逃げ出すように自民党から脱し、新党改革に走りました。

 しかし、みんなの党や維新の会のように党勢を拡大することができず、かといって安倍自民党に復党することもままならず、このたびの引退となりました。
 今更ですが、我慢して自民党に残っていれば、枢要なポストで処遇され、総裁候補の1人になっていたかもしれないのに、早まりましたねぇ。

 政治学者という人はたくさんいて、好き放題発言していますが、この人は自ら政治家となって主張を現実のものとすべく頑張ったわけで、それは立派なことだと思います。

 しかし悲しいかな、政治家と政治学者は別物だと気付いてしまったようです。

 例えば鈴木宗男議員は、逮捕されて刑務所にぶちこまれても、刑務所内でもっとも人気がある食事を配る役に就くなど、どんな環境にあっても権力に近づこうとする本能を持った、根っからの政治家に見えます。

 安倍総理にしたって、一度は体調を崩して退陣しながら、虎視眈々と2度目の総理を狙い、しかも見事それを射止めるという離れ業を成し遂げ、今、アベノミクスは世界から注目されています。

 人にはそれぞれ向き不向きがありますから、自分が得意な方法で世間を渡っていけば良いのですが、舛添議員は厚生労働大臣などで優れた手腕を発揮しただけに、残念です。

 あの時、寄らば大樹の陰、と野党となった自民党で隠忍自重していれば、と想像せずにはいられません。

 これから再びタレント学者としてテレビなどで遊んで暮らすのでしょうが、きっとそのほうが気楽で良いと思っちゃったんでしょうねぇ。 

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