昨夜は後味の悪いサスペンスを観てしまいました。
「殺人ワークショップ」です。
同棲している男から日常的に暴力を振るわれている女。
彼女のもとに、殺したい人がいる方、絶対に捕まらない殺人方法教えます、というメールが届きます。
迷いながらもワークショップに参加する女。
ワークショップには、彼に捨てられ、殺したいほど憎んでいる女や、親友を自殺に追い込んだいじめっ子の二人を殺した青年など、数名が集まります。
その中に、小動物を殺し続けてきたが、飽きたので人を殺したい、という動機の者も紛れ込んでいます。
ワークショップの講師は、快楽殺人目的の男を縛りあげ、ワークショップ参加者に練習のため刺し殺すよう指示します。
それを拒否した一人は、講師に絞殺されてしまいます。
このワークショップは、参加者が力を合わせてそれぞれのターゲットを殺していくという、実践型ワークショップだったのです。
講師に支配されていく殺人ワークショップ参加者たち。
逃げようとすれば殺されてしまいます。
殺さなければ殺される、怖ろしいループにはまっていきます。
何しろ講師の演技が冷酷非情で、ぞっとします。
また、ワークショップ参加者たちの心の揺らぎがうまく描かれています。
ただし、ひどく後味の悪い作品です。
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