ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

食い物

2010年10月28日 | その他

 私は研究機関に勤務しているので、留学生や研究者など、外国人と接する機会が少なくありません。
 そこでよく聞くのが、日本に来て太っちゃった、という話です。
 日本食は低カロリーのはずなのにどうしてかを聞くと、日本の食事はおいしいので、つい食べ過ぎてしまうんだとか。
 それも高級和食に限定した話ではなく、コンビニ弁当でも、ラーメンでも、立ち食いそばでも、安い食い物のレベルが高いのだとか。
 高くてうまいのは当たり前。
 日本のすごいところは安いものもうまい、というわけです。
 私は海外旅行にはあまり行かないので海外の食事事情はわかりませんが、ヨーロッパに行ったことのある友人によると、イギリスの食い物はまずいものばかりで、イギリスで食べるとマクドナルドやケンタッキーが神業のようにおいしく感じられたそうです。
 ドイツは芋ばかり大量で今一つ。
 イタリアとフランスはまあまあ、スペインはおいしいものが多かった、と聞きました。
 個人の感想なので実際のところどうなのかよくわかりません。

 よく時代劇で見かける宿場の食堂にめしと大きく平仮名で書いたのれんを見かけますが、その小汚い文字が、変にうまそうで、二合徳利の酒を飲んでからめしをかきこむ浪人の場面など、思わずあの店で飯が食いたい、と思ってしまいます。
 噺家さんがそばをすする場面なども、実際に食っているわけではないのに、変にそばが食いたくなります。
 日本のドラマは食事シーンが多いと聞きます。
 食うことにかけては日本人は貪欲なようです。
 
 しかし飢饉が起きると、娘を売ったり、泥を食べたり、ひどいときには人肉を食うための殺人もあった、と古い記録にあります。
 飢える、という経験をせずにこれまで生きてこられたことはありがたいかぎりです。
 今後もひもじい思いをしませんように。

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