ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ハロウィン

2010年10月27日 | 思想・学問

 先日某デパートに行って、驚いたことがあります。
 ある売り場に、山のようにハロウィン関連商品が並べてあったのです。
 いつの間にハロウィンは日本でこんなにひろまったのじゃ?、と不思議に思いました。

 私のおぼろな記憶では、たしか元々はケルト民族のお祭りで、収穫を祝い魔除けをする主旨で、キリスト教受容の際にこれをキリスト教と結び付けて祝うようになったもので、キリスト教国であっても、英米以外ではあまり行われない、というようなものだったと思います。

 私が初めてハロウィンという行事を知ったのは小学校5年生のとき、「ハロウィン」というホラー映画が公開されたことがきっかけだったように思います。
 この映画は「13日の金曜日」シリーズのジェイソン「エルム街の悪夢」シリーズのフレディ・クルーガー等に先駆けて、ブギーマンというダーク・ヒーローを生み出したことで知られ、好事家の間ではカルト的な人気を博しています。
 もちろん、私もファンです。
 シリーズはパート8まで製作され、2007年には新たにリメイク版が公開され、新シリーズは第2作まで作られています。

 それはさておき。
 私は、多分1980年代に入って日本でも少しずつハロウィンが祝われるようになり、東京ディズニーランドでのイベントなどが影響して、2000年代に入って普及していったものと推測します。
 
 お祭りの由来はともかく、お祭り騒ぎが増えて財布のひもがゆるくなれば、経済に好影響を与えるでしょう。
 健全な少年少女が仮装をして練り歩いたり、お菓子を食べたり。
 それを見る大人の頬も緩むというものです。

 クリスマスが日本で普及したのはいつ頃なんでしょうね。
 私が子供の頃はサラリーマンがはしご酒する日でした。
 バブルの頃には豪華なデートを楽しまなければいけないかのような風潮が流行りましたが、20年に及ぶ長い景気悪化でそれは廃れましたね。
 私はバブルの頃大学生で、友人知人はクリスマスまでに彼氏彼女を、なんて浮かれていました。
 そんな中、私は異教の祭りに与するものか、と意固地になっていたのを懐かしく思い出します。

 中年を迎えた私は固いことは言わなくなりました。
 クリスマスでもハロウィンでも、拝火教でもブードゥー教でも、広く一般に祝うようになれば、私はそれに倣うつもりです。
 では早速今週末、巨大なかぼちゃの提灯を作り、ブギーマンの仮装をして、独り、ハッピー・ハロウィーンと叫んで焼酎でも飲みましょうか。

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