首都圏もいよいよ梅雨入りのようで、今日は一日雨でした。
車通勤ですので、雨でも大して影響はありません。
東京の東のはずれから都心部に電車で通学していた高校・大学の頃は本当に雨が嫌でしたね。
濡れるのもそうですが、満員電車の湿気がひどいのです。
そんなことを7年続けて、私は下り電車で通える千葉県に職場を求めたというわけです。
最初のうちは江戸川区から千葉に通っていましたが、なんとなく親許を離れたくなり、就職して3年で千葉にアパートを借りました。
千葉市よりももっと奥地にアパートを借りたため、家賃は23区内の半額以下でしたね。
びっくりするとともに、良い所だなぁと、実感したのを覚えています。
その後結婚して千葉市内にマンションを購入。
移住してもう20年が経とうとしています。
一人暮らしを始めた時はうれしくて、ずいぶん実家に無沙汰しました。
今も東京に住みたいとはかけらも思いません。
職場は千葉だし、休日に東京へ出かけたければ、高速を使えば1時間もかかりません。
ただ、定年退職した後、どう思うかは分かりません。
一日ぷらぷらしていたら、美術館や劇場に出かけたり、ただ散歩するだけでも東京の繁華街を歩きたくなるんじゃないかと予想します。
なぜなら、今でも休日にはしょっちゅう都内に出かけるからです。
定年後、海辺や山などの自然豊かなリゾート地に引っ越す人がいる一方、都内の便利な場所にこじんまりしたマンションを買って移り住む人も多いと聞きます。
年をとれば何事も億劫になるでしょうから、1時間も運転して都内に行くのは嫌になるかもしれませんし。
かといって、今更海や山に恵まれた土地に住みたいとは思いません。
マリンスポーツはやったことすらないし、登山も経験ありません。
スキーはバブルの頃付き合いで少しだけやりましたが、何が楽しいのか分かりませんでした。
大体なんで滑り降りるためだけに登らなければならないのかがわかりません。
また、スキー靴を脱ぐ時に多くの人が「この瞬間が最高」なんて言うではありませんか。
だったら最初から履かなければ良いのです。
土いじりをしたこともないし、虫を取ったり魚を釣ったりしたこともありません。
花や植物の名前を知ってはいても、実物を見て一致するのはごくわずかです。
自然に囲まれて暮らす老後など、想像するだけで笑っちゃいます。
結局人間、幼い頃から住み慣れた環境が一番良いのでしょう。
私が千葉市郊外を気に入っているのも、江戸川区という、23区のなかではかなりのんびりした雰囲気が漂う場所と似通っているからではないかと思っています。
それなら就職と同時に東京脱出を果たした私ですが、退職と同時に東京帰還を目指すべきかもしれませんね。
これからその日に備えてせっせと貯金しなければなりますまい。
物入りなことです。