気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

ある日のギター弾き語り 曲目・・・長渕剛

2015-06-21 10:31:45 | 音楽
 2週間前に長渕剛の「素顔」について書いたことがアタマに残っていたのか、一昨夜は長渕の歌だけをギターで弾き語りした。演奏曲目は以下の通り。

いつものより道もどり道
訣別
君は雨の日に
風は南から
友への手紙
祈り
逆流
もう一人の俺
プライベート
暗闇の中の言葉
二人歩記
しゃぼん玉

 長渕を聴いていたのは高校生の時から20代前半までの数年間。ギターを始めたときに良く唄っていた。
中国に居たときに「友への手紙」の歌詞「まるめた背中で灯をともしてみれば お前の写真が 帰って来いと笑う」を聴いて日本への郷愁を感じ、「プライベート」の「君のすずらんの香りに~」を聴いて、すずらんに鼻を近づけた。
「しゃぼん玉」は失恋の悲しさや恋した喜びを伝えるようなラブソングでは無く、自己の内面と対話した歌である。
「一人でいることの 後悔ばかりを あいつのせいに するのはもうやめよう」
「雲にかくれた 満月の月に あいつのすべてを 許してしまおう」
 最後に感情を昇華させる。
「静かにとんで 消えて行った いつかの しゃぼん玉のようさ」

 当時、感情を思うようにできなかった私はこの歌を聴いて、長渕(大人)はそんなことができるのかと思った。それから数十年経った今、私は多少のココロのコントロールはできるようにはなったが、大きな出来事があればココロが揺れるだろう。その時に歌よりは、活字の中に救いを求めるだろう。もちろんそこに救いがないことも知っているのだが、何かのヒントをそこに探すのだ。最後は自分の中から出て来る「答え」を最終とする。
 長渕の歌は、今の私にとって思想的に影響を受けるものではないが、たまに唄いたくなるのは、青春のほろ苦さを思い出したいのかも知れない。





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