気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

「尺山女魚」とようやく会えた

2013-06-06 17:21:17 | 渓流・鮎釣り

 先週29センチの虹鱒を釣った桂川(山梨)に今日も行った。今年は春先から「沢釣り」ばかりで、山間の暗い景色に慣れていたので、本流は視界が開けて全く別な世界だ。

 さて、先週のポイントに、庭で育てた?元気なミミズを投入するも反応なし。直ぐに川虫(クロカワムシ)に切り替えてみるが、気配なし。粘っても釣れるものではないので、適当に見切りをつけ、少しづつ上流に向かう。途中に岩を登らないとならない処があり、竿を畳んだりして面倒ではあるが、そうして次の場所へ行く。その「面倒」をしたおかげで、アタリが来た!グイグイと糸が引っ張られる。竿を立てて対抗する。水中に銀色の魚体が観える。虹鱒だろうか?魚に何度か空気を吸わせてから水面を滑らすように引き寄せると、うっすらとピンク色が映る。「うわっ山女魚だ!」久しぶりの本流ヤマメ(25センチ)である。

Photo

 次のポイントでも魚がかかった。水中で暴れた後、スルッと逃げて行った。針か糸が切られたのかと思ったがそうでは無かった。あれだけ竿を引っ張っても、針はかかっていなかったのだろうか(くわえていただけ)?

 調子に乗って更に上流を目指そうと一旦退渓し、少し歩いて入渓すると、前方に釣り人がいた(その人は上流方面から来たのであろう)ので、諦めて下流に行くことにした。

 15分ほど歩いて、下流に入渓。いかにも「ポイント」という処に餌を流してみるが、全く感応せず。そこから上流を眺めると、浅い瀬が続いているように見えて、あまり釣れそうにない。それでも行ってみると、どこも同じ浅さではなく、深みのある処もある。なんとなくやってみると、グッーンと強いアタリがあり、魚が走る!上流下流に!そして大きな岩の下に逃げようとする。私は慎重に、尚且つ逃げられないように(糸が切られないように)、耐え、何とか手前の浅瀬に引き寄せた。初めて見るその風格に驚いたが、無事に上げることができた。桂川・本流で初めて釣った「尺山女魚」である。

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