ここ数日は、旅行業の申請や立山の旅館に関わる仕事で外に出る機会が多い。
やることがあるのはいいのだが、事態はなかなか思うようには進んでくれない。
旅行業の申請は、書類が役所に渡っているだけで審査は進んでいない。
役所がナマクラをしているのではなく、当方として用意すべきものがまだ完全ではないからである。
役所としては、早く審査してあげたいからこそ、わざわざ連絡をくれたりしているので、かえって申し訳ないと思いながら時間だけが過ぎてきた。
あと必要なのは、「会社建物の登記簿謄本」である。
わが社は最近事務所を新築したのだが、まだ登記が済んでいないとの話はあった。
ずいぶん前から会社にお願いしていたが、今日は謄本が届くという。
登記が済んだのだと思って楽しみに待っていた。
果たして、上司から「お待たせしました」と渡されたのは、登記簿謄本ではなく、建物の「検査済証」であった。
どう考えても「登記簿謄本」の役割を果たさない書類をもらって当惑したが、その気持ちはいったん飲み込んだ。
外出する用事ができたので、とりあえず自分で法務局に行って謄本を取って確認しようと思った。
銀行員時代以来、久しぶりに法務局というところに行ったが、申請用紙はスラスラ書けた。
思わぬところで以前の経験が生きた。
さて、もらった謄本を見ると、新事務所にあたる部分がどこにも出ていない。
今日付けの謄本で出ていないのだから、登記はまだ済んでいないのである。
旅行業を営む事業所を確認するために謄本が必要なのに、これではまったく意味がない。
私自身も釈然としない気持ちのまま県庁の観光課に持っていったが、やはり受け取ってはもらえなかった。
審査をする立場の役所にとっては公文書も含めた書類がすべてである。
旅行業の申請など、お金は別として書類としては大したことはない。
この程度のことで何度も行ったり来たりしているようでは、「書類もそろえられない会社」と思われて、役所で笑われているかもしれない。
あとで上司に聞いてみると、「検査済証」が謄本の代わりになると思っていたふしがある。
さらに言うには、「とりあえず申請手続きを早く進めてもらえるようにプッシュしてください」と来た。
あまりにバカバカしくて、返す言葉が見つからなかった。
どんな事業であれ、形式さえキチンとできないで「早くやりたい、早く始めたい」ばかりでは駄々っ子と同じだ。
私も社員として会社の気持ちは分かるのだが、当方からお願いして動いてくれている人たちの立場も少しは考えてほしい。
こんな調子では、このあとの旅館業や飲食店営業の申請の成り行きも甚だアヤシイと言わざるを得ないのである。
やることがあるのはいいのだが、事態はなかなか思うようには進んでくれない。
旅行業の申請は、書類が役所に渡っているだけで審査は進んでいない。
役所がナマクラをしているのではなく、当方として用意すべきものがまだ完全ではないからである。
役所としては、早く審査してあげたいからこそ、わざわざ連絡をくれたりしているので、かえって申し訳ないと思いながら時間だけが過ぎてきた。
あと必要なのは、「会社建物の登記簿謄本」である。
わが社は最近事務所を新築したのだが、まだ登記が済んでいないとの話はあった。
ずいぶん前から会社にお願いしていたが、今日は謄本が届くという。
登記が済んだのだと思って楽しみに待っていた。
果たして、上司から「お待たせしました」と渡されたのは、登記簿謄本ではなく、建物の「検査済証」であった。
どう考えても「登記簿謄本」の役割を果たさない書類をもらって当惑したが、その気持ちはいったん飲み込んだ。
外出する用事ができたので、とりあえず自分で法務局に行って謄本を取って確認しようと思った。
銀行員時代以来、久しぶりに法務局というところに行ったが、申請用紙はスラスラ書けた。
思わぬところで以前の経験が生きた。
さて、もらった謄本を見ると、新事務所にあたる部分がどこにも出ていない。
今日付けの謄本で出ていないのだから、登記はまだ済んでいないのである。
旅行業を営む事業所を確認するために謄本が必要なのに、これではまったく意味がない。
私自身も釈然としない気持ちのまま県庁の観光課に持っていったが、やはり受け取ってはもらえなかった。
審査をする立場の役所にとっては公文書も含めた書類がすべてである。
旅行業の申請など、お金は別として書類としては大したことはない。
この程度のことで何度も行ったり来たりしているようでは、「書類もそろえられない会社」と思われて、役所で笑われているかもしれない。
あとで上司に聞いてみると、「検査済証」が謄本の代わりになると思っていたふしがある。
さらに言うには、「とりあえず申請手続きを早く進めてもらえるようにプッシュしてください」と来た。
あまりにバカバカしくて、返す言葉が見つからなかった。
どんな事業であれ、形式さえキチンとできないで「早くやりたい、早く始めたい」ばかりでは駄々っ子と同じだ。
私も社員として会社の気持ちは分かるのだが、当方からお願いして動いてくれている人たちの立場も少しは考えてほしい。
こんな調子では、このあとの旅館業や飲食店営業の申請の成り行きも甚だアヤシイと言わざるを得ないのである。