ある疑問

昨日で、Ｖプレミアリーグのレギュラーラウンドが終わった。
魚津市で１５日に試合をしたパイオニアは、１６日にここまで全敗と不振だった日立佐和に敗れ、まさかの４強落ちとなった。
プレーオフは４月に行われる。

さて、Ｖリーグのサイトで個人記録を調べたが、レギュラーラウンド１位の東レアローズの成績の中に大山加奈選手の名前がなかった。
名前がないということは、今季の出場が全くなかったのか。
体調さえ万全なら当然エースで働いていいはずの選手なので、よほど何か不安材料があって出られなかったのだろうと思う。

そうなると、去年の秋のワールドカップ（以下Ｗ杯）でなぜ全日本に選ばれていたのか分からない。
Ｗ杯では何度か出場の機会があったが、いずれもセット後半にワンポイントブロッカーで出る程度であった。
本来ならそんなポジションに収まっている選手ではない。
ウイングスパイカーなら他のチームにも人材がいたはずだ。
大山選手１人を入れるために落選した選手がいると思うとしのびない気持ちがする。

２００３年のＷ杯で、メグカナコンビとして栗原選手（パイオニア）と共に一躍有名になった大山選手。
一般の人々にも人気は広く浸透しているし、全日本でのプレーを期待する向きも多い。
万一、その人気だけを利用されて、もしかしたら本人にとっても不本意な全日本選出であったとしたらあまりにも罪である。
万全ではないのにＷ杯に出たことが、Ｖリーグでの出場ナシにつながったとしたらこれはいったい誰のせいなのか。

有望な選手が「大人の事情」でつぶれていくのはもう見たくない。