blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

JBCこぼれ話

2013-11-05 22:07:54 | 日記
前回はJBC競走当日について書いたが、若干総花的に終始してしまったので当日に見かけたことやハプニングなども含め並べていきたい。

金沢での開催が決まってからすぐに予定に入れていたほどなのに、当日の朝から予定通りにいかない事態が起きた。
金沢競馬の無料バスは富山県内からも数カ所出ていて、富山駅前からのものも日に1本だけある。
富山駅前を出て、一般道を細かく乗客を拾いながら2時間近くかけて競馬場まで行く。
時間はかかってもタダで連れて行ってもらえるのはありがたい。
JBC当日は特別に2台態勢というところまでは調べていたのだが、11月から開門が冬時間となって30分早まるのに伴い無料バスも30分早く出るのを調べきれていなかった。
8時40分発のものが8時10分発になるわけで、余裕を持ったつもりで8時過ぎに富山駅に着いた私は、バス停に着く寸前に2台が無情にも出発していくのを見届けるハメになった。
仕方がないのでJRの普通列車に乗って金沢まで行って、金沢駅から出ているバスにお世話になった。

JBCは当然ながら全国から注目される特別な日で、金沢本場以外にも全国の競馬場や場外発売所、またインターネット投票でも発売された。
馬券の締め切り時刻やレースの発走時刻もそれを考慮していつもよりは厳格に管理されていた。
普通の開催の時は「締め切り2分前が5分続く」こともザラだが、この日は中央競馬の開催がなく中央ファンも多く参加したはずである。
中央競馬のスケジュールは非常に正確に進むので、それに慣れた層から思わぬ形で不満が出てはいけないし、何より全国を相手にしているわけだから運営はしっかりやらなくてはいけなかった。
日頃のゆるい運営とは違って、競馬場もいい経験になったかもしれない。

場内では、競馬の世界では有名なキャスターやタレントさんの顔も見ることができた。
ゴール板の近くには、競馬ライターの井上オークスさんがいた。
地方競馬では岩手競馬とも縁の深い彼女だが、岩手から遠征してきたと思われる男性としばらく話し込んでいた。
話の中に「いわて銀河鉄道」という名前が出てきたからそう思った。
著書でのくだけた文体のイメージに反して、華奢で清楚な感じの素敵な女性だった。
こんなキレイな女性がいつも単勝1万円勝負などをやっていると思うと、1日の予算が1万円あまりだった私あたりは情けない気持ちにさせられる。
JBCには果たしていくら突っ込んだのだろう。

G1競走3つの発走前は、地元の女子大生と思われる面々によりファンファーレが生演奏された。
G1だから特別な曲が作られたのかと思いきや、金沢のローカル重賞で使われている曲をそのまま使っていた。
当方も含め常連客にとっては聞き慣れた曲だから、生演奏になってまたグッと気分が盛り上がった気がする。
設備や場内の雰囲気作りに関してはずいぶん力が入っているなと思ったが、ファンファーレはよそ行きにならなかったのは私としては拍手であった。

来年のJBCは盛岡だ。
昨年の夏に交流重賞を観戦しに初めて行ったが、コースと設備は間違いなく地方競馬では日本一だ。
クラシックは2,000m、スプリントは1,200mはほぼ間違いないとして、レディスクラシックはおそらくは1,800mではないか。
基幹距離のレースがしっかりできるところは案外多くなく、フェアで紛れの少ないコースでもあるから、小回りの金沢とはまた違った楽しみがあることだろう。
11月3日の祝日でもあり、時間があれば2度目の訪問という妄想も浮かんできているところである。

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