blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

中身の濃い週、しかし。

2011-03-20 22:43:12 | 日記
今日のCS放送ではスキージャンプのW杯今季最終戦の模様が中継されていた。
たった一人だけだったとは思うが、オーストリアの選手だったかヘルメットに日の丸を付けていた。
近年はやや停滞気味とはいえ、ジャンプ競技で輝かしい実績を作ってきた日本の危機に世界も無関心ではないということだろう。

今週の仕事はまさに東北の緊急事態に対応した内容となり、量もさることながら中身がギュッと詰まったものになった。
繰り返しにはなるが、大災害が起ころうと起こるまいと薬を待つ患者さんはいつでも存在する。
医薬品という商品の使命は「常に手元にある」ことであり、わが倉庫も様々な手段を使って被災地にも何とか製品が届くように手立てを打ってきた。
ある種いつもとは違う仕事の流れになった中でも、メンバーが力を合わせて乗り切ることができた。
金曜日にかなり押し込み気味に出荷があり、休み明け火曜日に向けた準備がまったくできなかったことから、土曜の午前中に私も含めてメンバーの半分以上が出てきて作業を行ったのもその一つである。
イザという時には協力しようという気持ちがあるメンバーが何とか多数派であることは喜ばしい。

金曜の夜の話になるが、東北の事態にひときわ心を痛めたであろうTK氏と、この濃い一週間を分かち合うため富山市内に飲みに行った。
満身創痍の体でも時には遅くまで残業をしていく姿を見ていると、「東北のために」という気持ちの部分が体調を上回ったように思われる。
僭越ながら仕事の面で「ひと皮むけた」ような感じに見えたことは新しい発見であった。

しかし、お酒が入るとまたぞろ身勝手な部分が顔を出して、結果的には「付き合って不正解」という形にまたもなってしまった。
プライベートも含めた他人の現状をあまり大っぴらに言うべきではないが、仕事を離れている時の言動にはかなり荒唐無稽なところがある。
危なっかしいところが逆に憎めない感じもして、さんざん気を使いながらもお付き合いはしてきたのだが、本人はそれでも足らないらしく「もっとオレに気を使え」とは勘違いも甚だしい。

いい加減イヤな気持ちになり、飲み屋の近くにあるサウナで朝起きた後は一緒には行動せず、精算をして連絡もせず館内を出て土曜の仕事に行った。
当然TK氏からの着信は何度かあり、職場では館内にも呼び出し放送をお願いしたということでかなり責められもした。
もちろん無連絡で出てきて心配をかけたことは礼を失することで悪かったが、そうしたいほどにもうイヤでイヤでたまらなくなったことは本人にもハッキリ伝えたところである。

昨年12月の初めに一度距離を置かざるを得ない事態があって、いったんは回復したものの、二度目ともなると少なくとも夜のお付き合いは今後難しくなった。
仕事上では役割がかぶる部分もけっこうあるので割り切ってやるしかないが、飲むたび説教プラス完全割り勘ではこちらはやりきれない。

私自身は長らく身分が不安定であったため、週末に飲みに行けること自体がただ嬉しく、誘われるままついつい回数が過ぎてしまったことは自分の弱さであり、TK氏に帰する問題では決してない。
ただ今回でもって、寂しがり屋を公言するTK氏が私も含む下の立場の人間に「甘えたい」気持ちが相当にあることも実感した。
私という対象が完全に欠ければ職場では中間職のKU氏あたりに行ってしまうとは思うのだが、KU氏にしても内心は面倒くさそうなのはTK氏がいない時の話を聞けば分かる。

過去のある行動によりクビ寸前のところを物流倉庫への異動で済んだという経験もあるようだから、ひとまずこれで「社会人としても危うい人物」であると定義して接したほうがいい。
年上だから、先輩だから、他のメンバーも言うに言えず適当に合わせているだけだといつになったら気づくことができるのか。
その答えを出せるのはTK氏本人しかいない。