blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

金曜から土曜

2011-01-08 23:59:59 | 休日
本欄はなるべく毎日更新したいと思っているのだが、昨日で今年初めて途切れてしまった。
技術的に「○月○日付け」での更新はもちろん可能だが、更新できない(あるいはしたくない)状況にある場合には無理はしない。
昨日は、本日の午前中に魚津市内で用件を抱えていたので実家に世話になっていた。
実家にもPCはあるが、なにぶん姪っ子の部屋にあるので難しい。
ケイタイでできないこともないが、別途ウェブ代を使ってまでいつものような駄文長文を書く気はしない。
今はネット料金が家主負担、つまりタダであるため、できるだけ自宅でネットを活用するのが理にかなっている。

金曜は木曜以上に出荷が落ち着き、急な出荷指示もなく最近には珍しく静かに過ぎた。
定時の17時前にはあらかた片付いて談笑する時間すらあった。
しかるべき仕事量であれば余裕で定時前に終わらせることができるのだから、何だかんだ言っても能力はある集団なのだと思う。

それでも年初の忙しさを体力的には引きずって、金曜の夜に実家で夕食をとり風呂に入った後はすぐに横になって、いつの間にか眠っていた。
眠かったのは、木曜の夜ながら富山市内に飲みに出ていたからでもある。
行きつけの一つであるAという店が、木曜が本年最初の営業日であり、結果的に「今年最初のお客さん」となった。
昨年の最終日も閉店までいたから、昨年の最後と今年の最初が自分ということで、お店からはずいぶん感謝してもらった。
何事も一番とか最初とかいうのは印象に残るし、所詮お金を取られるだけとはいえ「いいお客さん」くらいには思ってもらえるかもしれない。
流行語ではないが「二番じゃダメ」ということだろうし、節目を押さえてくれたということに対しての感謝はあまり勘ぐらずに受け取ろうと思う。
ただし私にとってはあくまで行きつけの一つに過ぎず、言われるままホイホイという感じになっては大変だ。

さて今日は魚津で用事をこなすため午前中には実家を出た。
帰ってからは、金曜にできなかった雑事を片付け、自室でゆっくり過ごした。
ただ本日はもう一つの行きつけであるNという店にどうしても行きたかった。
ママさんと親しいCさんという女性が、たまたま私が行った年末のある日が誕生日で、ママさんから「何かあげれば?」と言われていたのだが何も持っていってあげられなかった。
あまり重たい感じになってもアレかと思い、高くもないお菓子を買っていった。
二つ入りのパックにして、一つはお店用、もう一つはCさん用ということにして持っていった。

なぜそのCさんにそこまでしようと思ったかと言えば、遠い昔に「同じ会社」で働いていた縁があるからだ。
対面は一度だけだが、私が富山市の支店にいた時に当時の支店長に連れられて名鉄トヤマホテルの上のほうの階でお酒を一緒に飲む機会があったから、実は年末が初対面でもなかったのである。

Cさんは私よりは年は上だが、まったくそうは見えないし相当のベッピンさんでもある。
しかし、ベッピンさんだからそうしようと思ったのではなく、ベッピンさんゆえにかなり苦しい人生を歩んできている様子が年末のわずかな時間の中でも見て取れたからだ。
私自身も、経歴やら何やらの表向きの部分だけを見られて周囲に勝手にイメージを作られるつらさをイヤというほど経験してきたが、彼女もそういう何か重いものを背負いながら生きてきた感じである。
今日はCさん本人は店にはいなかったが、ママさん曰く気持ちが優しすぎる女性のようで、Cさんは「何とかなっていかなくてはいけない人」ということで一致した。
心の重い荷物を下ろして吹っ切れた気持ちになれたのは私は30代の後半あたりなのだが、ぜひ彼女には今からでもこれまでとは一味違ったある意味楽な生き方をしていってほしい。

幸いママさんが、今日のお菓子のことも含めて連絡を取ってくれるというので近いうちに顔を合わせる機会もあるだろう。
彼女のような人には「無条件で受け止めてくれる存在」が何より必要だ。
自分がどこまでの存在になれるかは分からないが、同じような苦しみを抱えて生きてきた者どうし、少しでも生きる支えになってあげられれば幸いである。