初打ち→初風呂

この三が日は、競馬で言えば「ゲートをそっと出した」くらいのおとなしい時間であった。
地方とはいえ県都の中心に住んでいると、どこのお店も満杯だし道も混んでいる。
12月はお金を使い過ぎたし、2月には行き先未定ながら遠出の計画もある。
年の初めをひたすら「無難」にやり過ごしたいわけではないものの、少なくとも12月のようなペースではせっかく回復した財政がまた揺らいでしまう。

とはいえ、ネット投票の権利がある今の環境、年末の惨敗もはるか彼方に忘れてしまい、好メンバーが揃った川崎の「報知オールスターカップ」（SⅢ）を買うことに。
下旬の川崎記念（JpnⅠ）のトライアルだが、レースとしては強力なJRA勢がいる本番よりも実力接近で面白いかもと思った。

結果的に上位2頭が人気どころで決まり、今年の打ち初めはとりあえず的中であった。
年の初め、それも重賞で馬券が当たるのは気持ちがいいものだ。
調子に乗って川崎最終→帯広最終とハシゴしてしまい、最後にはプラス分をほぼ吐き出したが負けないで終わったからいいだろう。

家族といた元日の午前以外は誰とも会わず話さずで来て、さすがに人恋しくなり（？）今日の夜には自宅近くの「満天の湯」に行ってきた。
年末に初めて行ってすぐに会員になり、今日が二回目である。
なにしろクルマを出さなくてもいいどころか歩いて五分くらいの距離にあるのだからありがたい。
ほぼ行きつけ決定という感じだから、いずれ回数券でも買ったほうがいいかもしれない。

お湯自体は天然温泉ではなく塩辛い感じなどはしないが、リーズナブルに温泉気分ということなら十分だ。
地元某ホテルの系列でもあり食べ物もかなり揃っている。
場所が良すぎてかなり混雑することだけが難だが、郊外に足を伸ばす時間とコストを考えればガマンはきく。

日頃自室では冬でもシャワーで済ませてしまうため、たまには足を伸ばしてゆっくり湯につかる機会はほしい。
明日から仕事が再開することもあり、足腰のケアもできるだけやっておきたかったから、効果はともかく手軽な手段としておフロに行くというのは正解だったろう。

結果的に外からのお誘いもなく静かに過ぎた三が日だが、これはこれで良かったと思う。
案の定正月休みの間にやや目方が増えてしまったが、またハードな毎日が待っているのでいい充電期間になったととらえたい。
念には念を入れ、今日は早々に床について明日に備えよう。
私の場合、お酒が残るとか胃もたれとかよりも寝不足がもっとも響くからである。