blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

歴史的お粗末日

2010-09-28 23:15:19 | 日記
のんびり進んでいた仕事場の雰囲気が一変したのは午後3時を過ぎてからである。
イメージ的には、そんな時刻に「今から一日が始まる」くらいの物量を処理しなくてはならなくなった。
当然、倉庫の人員総出でかかってもなかなか終わらず、箱詰め作業が終わったのは午後7時半くらいであった。

以前にも書いたが、注文が入っていながら現物が間に合っていなかった商品は、倉庫に来るやいなや在庫にして即出荷する流れになる。
今日は昨日付けで倉庫に入ったある商品ただ一種類を、注文が入っている先にドッと吐き出すことになったため、とてつもない物量になった。

出庫データというのは富山市内の本部から飛んでくるが、そんな指示を飛ばせばわが倉庫が大慌てとなり、ほぼ全員が長時間の残業になるのは分かるはずで、現場からすれば嫌がらせとも思えるオペレーションである。
それでもあえてそうしたのには何らかの理由があると考えるのが自然だ。
それを詮索したところで大した意味はないのかもしれないが、本来は「あってはならない」ことであるから理由ははっきりと確認をしたい。
怖いのは、こういったお粗末な指示がやがて恒常化してしまうことである。

社員だけが遅くなる分にはいいが、運送会社さんを長い時間待たせることにもなるのがいちばんつらい。
建前上はどんなに遅くとも午後6時半までには引渡しを終えることになっている。
内部にとどまらず外部にまで迷惑をかけてまで吐き出す必要があったのかも含めて何らかの説明は求めたいと思う。

指示を飛ばすほうは、失礼ながらPCの前で在庫の数字と金額だけを見てやっているのだと思う。
月末が近づき売り上げを作る必要があったのかどうかは知らないが、恐ろしくタイトな勤務となる現場の事情などは知る由もないのであろう。
業種を問わず「現場」と「本部」というものは、価値観の方向が正反対で何かとケンカも多い。
ひたすら効率と数字で攻めてくる本部と、実際に人間が動いている現場とでは、事情が違いすぎるといえばそうだからだ。

どうもわが倉庫は、本部や営業サイドに「振り回されている」感じがなくもない。
末端の部署だからとナメてかかられているのなら、倉庫のメンバーはいい加減声を上げなくてはならない。
このままではただでさえ全員が満身創痍の中、一人二人と欠けた状態の日が増えてしまうかもしれない。

まだ明日が水曜だと思うとウンザリするくらい疲れたから、今日は早々に床につくことにする。

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