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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

今年もNouveauの季節です。

2019年11月21日 01時53分45秒 | ワインの事
11月第3木曜日。

例年通りフランスのワインはプリムール(ヌーヴォーの別称)の季節になりました。

「フランスのワイン」と書きましたが事実上はボジョレの独壇場かもしれません。

1960年代に「ボジョレの帝王」と呼ばれるデュブッフさんのアイデアで世に出たのですから止むをえません。

賛否両論あることは承知していますが、私は肯定的です。

というよりも「その年のあの辺のワインってどんなんやろ?」をいち早く確認できますし、なにより難しい言葉なしに楽しめますものね。


さて今日から解禁のヌーヴォーはどんな味わいでしょう?

そむりえ亭のスタッフは仕事終わりに確認をさせていただきました。

ちなみに使うのはずっと同じ生産者。

気に入っているという理由もありますが、それより「生産者を替えると年の差がぼやける」という理由もあります。

日本人の仲田さんが契約畑の葡萄を自らチェックして丁寧に仕上げたものです。
ルー デュモン ボージョレ ヌーヴォー 2019 赤 航空便 750ml
ルー・デュモン
ルー・デュモン


ま、「どんな味か?」はご来店になってのお楽しみです。


さてさてヌーヴォーをご自宅でお楽しみの方に・・・

1;どんな生産者のものであっても【よーく冷やして】ください。

  ヌーヴォーの製法は温度を上げる要素はほぼありませんし、冷やしたほうが良い要素が多いのです。

2:グラスはなるべく小さめ。

  大きなグラスですと特徴的なチャーミングな香りがバラけてしまいます。

「いやいや、赤やし」

「家にあるのは樹齢100年越えやから特別やし」

「樽熟してるて聞くし」

という声が聞こえますが、まあ一度私を信じて「よく冷やし、て小さなグラスで」で楽しんでみてください。


あ、そむりえ亭でそれを比べていただいても良いですよ‼


6本のみのご案内ですからグラスで36杯。

11月中には消費しきると思います。


           樋口誠

同窓生

2019年11月20日 01時39分56秒 | 日記
同窓生はいいものです。

今、仲良くしているこ高校時代の同窓生は同じ学年でもクラスが一緒になったことのない男。

しかし、共通の友人やクラブの仲間、先生は一緒なわけですし、同じ歳時記やイベントを過ごしたのです。

ですので「クラスと言う括り」は小さなものとも言えます。

さて昨日は同じ高校の一年先輩一人と一年後輩の三人の計4人、いずれも女子が来店。

在学中に直接の接点は無かったのですが、そのうちの一人がサッカー部の時の後輩の奥さんで・・・というご縁で来店されたわけです。

これが在店中の3時間ほど喋りっぱなしで笑いっぱなし。

女子なので「話が合わないかなあ」と心配していたのが嘘のようです。

話は合うもんですね。

40年以上前のことですし、学年も違いますし、それでも面白いんです。

あ、面白いと言っていられない先輩の早すぎる「旅立ち」のことも聞きましたし、「今=現在」の活躍の話。

いい学校でした。


「後ろを振り返る」のは良しとしませんが、そういう事で前向きな気持ちになれるなら素敵なことです。

どうぞ皆様も同窓生を見かけたら大事にしてあげてください。

少なくても私にとっては宝物です。


           樋口誠

職業柄は出るもんです。

2019年11月19日 01時39分57秒 | ちょっと休憩
ワインのブラインドテイスティングは難しいもので、勉強すればするほど答えから離れていくものです。

世界大会でも当たらないものなのです。

でも、それで良いんです。

少なくても私達にとっては「当てること」が仕事でなく「その正確なら、こういう風に使おう」と出来れば良いのです。


さてワインを人に(私にとってはお客様)置き換えてブラインドテイスティングをするのも楽しいものです。

「このいでたちで、この言葉使いなら・・・・」

「靴に特徴がある」

「髪の整え方が他と違う」

「笑顔の作り方がまさしく・・・」

などなど、推測するのは楽しいものです。

中でも何百人と見た特定の職業の人には共通の記号のようなものがありますので「あ、あの人は〇〇をしてる人やな」と判るものです。

しかし、経験の少ない職業の方は難しい。

この仕事を始めて40年以上になりますが、「職業当て」を一つの楽しみとしています。



と言っても確度は低いんですが、ワインのブラインドテイスティングよりは好成績かなぁ、と思っています。

あ、あくまでも自分の中での秘密の楽しみですが・・・・



           樋口誠

客単価

2019年11月18日 00時14分16秒 | サービス
かな~り前ですが客単価に対する考え方を書いたことがあります。(多分💦)

かつて私が所属した大きなホテルの含めた組織では「単価up」が大きな課題になります。

売り上げ=単価×客数、というのは誰でも知っていることですから客数に対する対策が出来ていれば、もう一方の単価に注力するのは当然なのだろうと思います。

値上げ、高価な商材、数量増(飲食で言うなら【もう一杯飲ませる】などの対策)・・・・

私の中ではそれは眼中にありません。


確かに白トリュフやジビエなどの高価な食材も使いますし、時にはそれなりの価格のワインをグラスで開けたりもします。

しかし「あの食材を食べたい」「ちょっと良いワインを飲みたい」という要望を遥かに超えるものは使いたくないのです。

また、日々のデータで「あれ、ちょっと高めに推移しているな」と感じたら、その要因を考え直します。

ホテルや超高級店と同じくらいのクオリティをお手軽な価格で用意できる店、というのが創業時のスローガンのようなものですから・・・


消費増税が5%⇨8%⇨10%とそれに準じる値上げはしていますが、実際の客単価は殆ど変わっていません。

「俺はもっと高いワインが良いんだ」「私はもっと高級な食材を求めているのよ」という方には若干物足りないかもしれません。


ざっくりですが、そむりえ亭では

軽い食事にワインを少し:7~8,000円程度

やや少なめの食事にワインを合わせて:10,000円程度

普通に食べてワインを合わせて:12,000円程度

しっかり食べて、しっかり飲んで:15,000円を超えるか超えないか

そんな感じです。(とはいえ「食べる量」「飲む量」の基準は日とそれぞれですが・・・)

高いか安いかはお客様の判断ですが、普通に来られてお一人20,000円を超えるようなことは滅多にありません。


これからの季節は幹事様は予算が気になるところだと思います。

ご参考にして頂ければ幸いです。


今日もお待ちしています‼


        樋口誠

11月下旬の状況

2019年11月17日 01時55分55秒 | スケジュール
師走を控える11月下旬。

今のところ(残念ながら)満席の日はありません。

皆様のご来店をお待ちしています。


その中で今日17日(日)、22日(金)、27日(水)がお休みを頂戴しています。

また29日(金)は所用が入りまして19時オープンとさせていただきます。


またジビエや白トリュフは切らさないようにご準備させていただきます。


2019年も充実の時を過ごしましょう。

あ、今日などの休みの日のお問い合わせはFBメッセンジャーが便利、お急ぎでない場合はPCメール、店へのお電話にて承ります。

どうぞ宜しくお願いいたします。


       樋口誠




貴腐「混じり」

2019年11月16日 01時57分25秒 | ワインの事
通常私達が頂くワインは辛口が殆どで、時折甘口があります。

最近では「オフドライ」という表現も出ています。

「辛くない」程度の甘みを持ったワインです。

また表記上は辛口でも極甘口の貴腐ワインに使う干乾びた葡萄も混じるワインもあります。


オフドライのものは香りをかいでも甘さを感じませんが、貴腐混じりのものは違います。

勿論、「貴腐ワインを経験したことのある人にとって」という注釈付きですが、甘いオーラを漂わせています。

昔からありますが、私の周りでは最近目立っているような気がします。

複雑さもあって面白いワインですが「何を合わせればいいんだろう?」と悩む人も多いかもしれません。

ところが結構な幅広いマリアージュを体験できます。


そむりえ亭でも現在、イタリアのヴェネト地方のものが空いています。

最初に「貴腐混じり飲ませて」とおっしゃって頂ければ、料理もアレンジしますね。


お待ちしています‼


           樋口誠

介護の記録:で、昨年の今頃は・・・

2019年11月15日 01時40分56秒 | 日記
昨日の投稿では前店舗の最終営業の事を書きました。

同時にそこで進行していたのは母の終末期。

高熱を出して入院した急性期の病院から「いつ終末を迎える病院に転院するか?」をドクターから言われていました。

まさにこのタイミングしかないと移転作業中の11月20日に母の転院。

悲しいことですが必ずやってくる事実に備えてあげないといけませんものね。


探したあげく見つかった病院は浪速区でしたので前店舗からでも新店舗からでも自転車で10分以内。

恵まれていました。

お陰様で少しの時間を見つけては顔を見に行けましたし、

何より「いざ」という時に時差なく飛んでいけるという安心感。

営業していると自由に動くわけにもいきませんから、いい移転のタイミングを神様が与えてくれたのだ、と感じます。


「うちの親はまだ大丈夫」という方には「辛気臭い話」かもしれませんが、いずれは訪れることです。

少しの下調べをしておいても損はありません。


         樋口誠



そういえば・・・

2019年11月14日 02時59分15秒 | 日記
昨年の今日、旧店舗での営業を終了しました。

ちゃんとした営業は昨年11月13日までで14日は残り物処理的な営業。

ある意味記念日ではあります。


意外と懐かしさを感じないものですね。

近くのことですが「今どうなってるかな?」と覗きに行くこともありません。

薄情?

いや、そうでもないんです。

「新店舗で必死」という事なんだろうと思います。



何はともあれ1年。

新店舗でのスタートは昨年11月25日(23日にプレオープンワインメーカーズディナーをしましたが)でした。

無事に新しい1年を気を抜かずに迎えたいと思います。


さて、11日の「私事」で皆さんに随分気を遣っていただいています。

しかし、「気を遣う」のは私の仕事ですから、どうぞお気軽にお越しいただければと思います。

お待ちしています‼


           樋口誠

ディランさんの様に

2019年11月13日 01時46分28秒 | ちょっと休憩
と言ってもボブディランさんの方ではなく、なだぎ武さんが「ビバリーヒルズ高校白書」の登場人物「ディラン」さんのキャラクターの話です。

多分、関西人の多くの方は「自転車のアレ」と覚えているのではないでしょうか?


ちなみに私に限らず飲食店に勤める人は自転車通勤が多いものです。

私も多分に漏れずそうなんです。

で、行きも帰りも「颯爽と」サドルに跨って・・・・いました。

まさにディランさん(なだぎさん)がそうするように右足を後ろにピーンと跳ね上げて跨るアレです。

つい最近までは間違いなく・・・・

ところがどうも後ろに足が上がりにくくなってきたようです。

サドルに足が引っ掛かる日が出てきたのです。

老化で最初に打ちひしがれたのは眼=老眼。

その他、色々とありますが、ついに足もか?と力なく笑うのみです。


とはいうものの自転車通勤をヤメルわけにもいきませんし、少し柔軟でもしてみようと思います。


さてさて、一昨日の「あの話」で昨日はFBがエライことになっていまして、久しぶりに返信に追われました。

皆様、そんなことは気にせず「普通に」店にお越しください。

老化が始まったオッサンに祝辞など勿体ない話です。

お待ちしています‼


        樋口誠

高田馬場

2019年11月12日 02時20分08秒 | 日記
私の「現代の名工」の件.

多くの方から祝いの言葉を頂きました。

誠にありがとうございます。

分不相応であることは自分自身で理解しております。

「分相応」と言われるように精進いたします。


さて「現代の名工」の授賞式は東京は早稲田の「リーがロイヤルホテル東京」でありました。

その内容は・・・・と言っても官製の式ですので、特に余興や派手な演出がある訳でなく粛々と行われました。


しかし私にとって嬉しかったことは会場に行くのに「高田馬場駅」で降りたことです。

振り返れば43年前、大学進学を「しない」と宣言し、高校3年時に東京のホテル学校の面接に出かけたのです。

そして卒業し、1977年の4月から2年間、高田馬場駅から約10分の道のりを歩いて通学。

懐かしい風景も残り、しかし、変わってしまったなあ、という部分もあり・・・


東京へは何百回と出掛けていますが、実は高田馬場は卒業以来でした。

なんか嬉しかったですね。

「18歳の僕ちゃん」を思い出しました。

次に機会があれば住んでいた練馬(石神井)に出かけてみたいと思います。


          樋口誠