ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

冬のワイン

2019年11月09日 02時04分30秒 | ワインの事
以前から申し上げていますが、私の中では「ワインに季節感は不要」と思っています。

「夏は暑いから冷たい白」とか「冬は冷やさないでよい赤」とか、決めてしまうと窮屈になりますね。

実際のところ、夏でも冬でも色々なタイプのワインを欲するシチュエーションがあるものです。

例えばジビエなどは「赤に決まってる」と思われがちですが、意外にそうでもありません。

またピリ辛のキムチ鍋などはスッキリフレッシュな白との相性が抜群です。

なので「ワインの季節感は不要」と言っているわけです。

とは言え、冬に美味しい食材の多くは赤に引っ張られることも確かかもしれません。

根菜類は言わずもがな、地表に近いところで獲れる葉野菜は苦みや鉄分があって赤とよく合います。

鰤や鯖などの青魚も血合いは脂もそうですね。

しかし、晩酌を必要とする「夕げ」で単品しか食さないということはありませんし、バランスをとった選ぶと赤白のバランスも同様になるもの。


まあ、普段から「好みを決めない」ほうが「何が出てきても美味しい」と思える第一歩の様に思います。


私の場合は「マリアージュ優先」な手法でお勧めしますが、料理の前後関係や品数でお勧めを替えることも多々あります。

今日も色々とお試しいただければと思います。

あ、そういえば昨日お知らせした「ツキノワグマ」

数日は無くならないと思われますが、滅茶滅茶忙しい日が続いてオーダーが「ツキノワグマ オンパレード」になると流石になくなることも考えられます。

ご希望の方は数日の範囲内でご予約で押さえていただければと思います。


それでは冬の入り口の11月初旬の味わいをお楽しみください。


          樋口誠