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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ちょとホッとしました。

2021年11月29日 00時50分32秒 | ちょっと休憩
昨日の昼は「全国女子実業団駅伝」=クイーンズ駅伝。

私は陸上好きでもありませんし、駅伝好きでもありません。

ただ見始めると男子のそれより引き込まれます。

いや、それでも大ファンではないのです。

昨日は休みではありませんでしたので、最初の3区間目だけテレビで観て出勤しなければなりません。

その後の展開で「気になって気になってしかたない」選手がいました。

新谷仁美さん。

以前も書きましたが、言い難い事を世間の渦に巻き込まれずに発信する人です。

東京オリンピック前には「選手がただやりたい、というのはただの我儘。国民皆さまと一緒の気持ちになって初めて成立するもの」と話し、「私達の姿を見て元気になって欲しいというアスリートの姿勢には疑問を感じる」的なことも発信しておられました。

中々言えるものではありません。

しかし、自身のオリンピック本番の結果は惨敗で、その時の姿は目も当てられませんした。

「五輪に批判的な事を言っておきながら出場し、負けた」

落ち込んだことでしょう。

勝った選手より、新谷さんに釘付けになりました。


それから時を経て昨日の駅伝。

元気に走って区間トップでタスキを繋いで、そして念願のチーム(積水化学)初優勝。

少しは彼女の心は晴れたでしょうか?

本人以外にその気持ちは測れませんが、勝手ながら少しホッとしました。

「上に向かって」「体制に盾ついて」「反対の声を挙げる」と言うのは心の力がないと出来ません。

それが出来る稀有な存在「新谷仁美」さん。

また元気な発信をして欲しいな、と思っています。


           樋口誠