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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ちょっと「うどん」の話

2020年01月28日 02時00分26秒 | 食・レシピ
「うどんと蕎麦のどっちが好き?」と聞かれれば「子供のころから馴染んだうどん」と私の場合は答えるのでは無いでしょうか?

いや蕎麦が嫌いではないんです。

甘い「揚げさん」と青ネギだけの柔らかいうどんです。

さて、SNSやマスコミの発信が強い時代になって「大阪名物かすうどん」なるものが出てきました。

しかし私は食べたことがありませんし、地元の友人に聞いても「知らない」「泉州にはなかった」と答えます。

つまり大阪南部=泉州ではないものなんですね。

調べれば大阪東部=河内のものらしいのです。

いわゆる【ケンミンショー】的なことで無理やり名物をつくった結果、そう言う歪んだことがまかり通るようになったのだろうと・・・・

それと「腰のあるうどん」も多くの関西ではなかったものと思います。

先述の「きつねうどん」(けつね、とも言いますね)は柔らかくないといけません。

京都や福岡のうどんもそうだろうと思いますし、伊勢うどんも「柔い」

ですから「このうどんは腰が無いね」などと言っていると「ざ~~んねん」と思わざるを得ないのです。

勿論、うどん県こと香川は高松で頂く腰のあるうどんが嫌いなわけではないのです。

やっぱり「そこの土地に昔からある味」でマスコミも語って欲しいな、と・・・・


さて関西風の「色は薄いが出汁の効いたツユで柔らかいうどん」をすすりながら、安っぽい位のピノノワールは美味しいんですよ(笑)

また関西風の砂糖を焦がすところから始まるすき焼きで最後に入れる「クタクタに炊いたうどん」は安めのボルドー赤やローヌ赤で楽しめます。

などと言っていると「ワインなんか【そこの土地に昔からある味】ちゃうやんけ」と叱られますね💦


さて今日はご予約2件のみ。

お待ちしています‼


           樋口誠