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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

こだわり

2017年09月08日 02時45分10秒 | ちょっと休憩
なんにでも「こだわり」というものは付物です。

フランス料理屋もイタリア料理屋も、勿論和食も中華も「こだわり」をもって仕事をしているでしょうし、スポーツマンも「こだわり」があって当然。


大事な肝の部分の「こだわり」は捨ててはいけないことは当然ですし、それがないと「道を究める」ということが出来ません。


しかし、ある時点から「枝葉のこだわり」を捨てたほうが「こだわったたこと」に近づくことも出来るようになるものです。

例えば「フランス命」とか「イタリア以外はダメ」とか言っていると、お客様も「シャットアウトされた気分」になって遠ざかっていきます。
暖かい太陽があれば不要なコートは脱ぎ棄てるのに強い風で脱がせようとすると逆に脱げないように押さえてしまう、という例え通りになりますね。

また、こだわるあまり、原語で話すことがカッコいいと思い込み「アニヨー(子羊)をキャレでロティして、ペルシヤードで・・・・」などとお客様に言ったり、「このワインは誰それが〇〇家の伝統を継いで、大樽で3年寝かせ、卵白で清澄し、瓶熟を1年したのちに出荷します。それから・・・・・・・」と長々と(人によっては5分も)喋ると目の前の料理が冷めてしまって、そうするとワインも美味しく感じません。



「こだわりを捨てると、こだわった行先がちかくなる」


私の場合は、そこのところが逆に短く、他の余計なことを話しすぎるキライがありますので要注意です。



さて、こだわった説明をしたくても、そむりえ亭は月半ば位まではお席に余裕がありまくり(汗)

15日くらいまでは一日2件前後の予約のみです。

皆様のお越しをお待ちしています‼


          樋口誠