鮪のことではありません。
スペイン中央のトロ地区の事です。
この辺は暑い所で、多くの他のスペインの産地と同じ様に以前は売れない産地の一つでした
しかし世界的なスペインワインの伸張のなかでトロも実力をつけてきました。
葡萄品種はティンタ.デ.トロ。テンプラニーヨと言う方が判りやすいですね。
この地区ではティンタ.デ.トロ、近くのリベラ.デル.デュエロではティント.フィノ。他にも沢山呼名(シノニムと言います)があって、センシベルとかティンタ.ロリス、アラゴネスという言い方もあります。
この葡萄は強い葡萄です。タンニンもしっかり、酸は少なすぎず、アルコール、ミネラルも豊富。
長い熟成によって華が開きます。
これは既に先月から使っているリベラ.デル.デュエロのアリオンが証明しています。
今月はアリオンとともにトロのソブラノという造り手のワインを並べるように使っています。
同じ葡萄ですが、トロの方が若いうちにヤンチャな個性を発揮します。ヤンチャですが固くなく、今美味しいワインです。
どうぞスペインの幅広い実力をお試しください。牛肉とあわせたいワインですよ!!