小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

原発先生の話を聞いて思ったこと

2011-04-06 09:49:08 | Weblog
昨日は仲良しのご隠居からいきなり電話があって、
原発の専門家から話が聞けるから来いとのこと。
まったく原発は専門外ですが、滅多にない機会なのでお話を伺いに行きました。

と、前フリをしましたが、
その話を素人の私が書いて余計な推測が広まっても良くありません。

わかったことは、
1、日本の報道で発表されてるデータに隠蔽があるわけではない。
2、ともかくも放射能の拡散がおさまらないことには、次のステップに進めない。
3、外国のメディアは”日本を責める立場にまわって”報道してる。
ということなので、今日は原発先生の話を聞いて私が思った別のことを申しあげます。


原発問題でも、被災地に物資が届かないのもそうですが、
今、問題になっていることの多くの原因が、
その組織の指揮命令系統がハッキリしていないことではないかと思うのです。

もっと平たく言えば、有事なんだから(なぜか非常事態宣言は出てませんが)、
その場所、各について起こったことは現場にまかせるべきだ、ということです。

言うまでもなく東日本大震災は500kmにわたる大災害であり、誰もが未経験の大惨事ですから、
すべてを中央でコントロールしようとしても難しい。

乱暴な言い方ですが、村長でも、区長でも、幕僚長でも、原発の所長でも、
その場のトップか、その道の専門家に判断を任せるべき、と思います。
(先生はそこに言及しませんでしたが、今回の原発事故もそこにつきるかもしれません)。


”支援物資をヘリコプターで落としてはいけない”とか、
”100人被災者がいたら、100人平等に分けなければいけない”といった、
”平時の決まり”ごとは、有事に意味がありません。

しかしながら、あ@花さんの言うように小役人というのは、
支援のためにせっかく作った弁当5000個を簡単に廃棄させる恐るべき人たちです。

逆に言えば、上からの指示があれば、どんなことでも遵守する人たちですから、
許可さえ与えれば、物資も被災者に届くようになるはずです。
各の被災地において、被災した村長や区長に権限を与えるような特措法を出せば、
役人は容易に動くはず。

その命令を出せるのは政府であり、最高責任者の内閣総理大臣にほかなりません。
でも、今さらそんな特措法は出せないか・・・
何で非常事態宣言を出さなかったのか、よくわかりませんね。



画像はアメリカ在住の画家仲間、藤浪理恵子さんの作品です。
以下、彼女から届いたメールの続き(部分)です。

小暮さま
ブログ、南部美人の蔵本さんのメッセージ、次回みつわストアーに行くときは、
日本酒は南部美人買います。

お花見、花火自粛を聞いた時、アメリカ人Dールは、なんで???
今こそそういう事が皆に必要な事なのに???という反応でした。
私は日本の雰囲気わかるから、日本はそうなんだよ、、といっていました。

でも自粛より、たとえば仙台は七夕などお祭りで花火も伝統があるとききましたから、
たとえば、募金箱仙台の花火再興基金のように、
目的を明確にした基金にしていく事もできるのでは?
なんて話していたところです。

そして、Dールの驚き第二弾!!
お弁当5000個破棄は、アメリカ人なら、誰が止めようが弁当に殺到し、
持って来た人はヒーロー。
となるはずが、ここまで規則を守る日本に驚嘆、
Too much patienct と首をふりふり、両手を上げてため息きついてました。
(アメリカ人!!)。

もちろん、女性のプライベートグッズのこと、アメリカより恥の意識の強い国、
ケアは女性でしたいのはもちろんですが、トップが男
(この事を考えて行くと別方向で頭が噴火しそなのでココでやめときます)。


コメント (5)
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