小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

桜島の溶岩流

2011-04-16 08:07:23 | Weblog
昨日、一昨日は野暮用で鹿児島に行ってきました。

関西からむこうはのんびりしてる、なんて聞きましたが、
不思議なもので、同じ地震のニュースでも
こちらで聞くのと鹿児島で聞くのでは、
たしかに距離に比例して地震への危機感が違います。

なるほど、家族を疎開させる人がいるわけだ。

でも天文館のあたりは、何だか節電しているように暗く、
到着したのが夜の9時半くらいなのに、
店のシャッターが閉まってひっそりしています。
自粛? それとも前からこうだったけ?
(5年前に来た時はもっと明るかった記憶があるけれど・・・)。

地震のない地域の人には、変な遠慮や自粛などしないで、
どうかせっせと消費してほしいなあ。


昨日の午前中、野暮用を済ませたあとはオマケの時間。
5年前に行けなかった桜島に行ってきました。

不調法ながら、桜島が溶岩流のために大隅半島と陸続きになったのは、
大正時代だったことをはじめて知りました。

熔岩で形成された巨大な岩々。
火砕流で埋ってしまった石の鳥居。
あちらこちらに火口から飛んできた大石があったり、
地球の活動の凄まじさを別の視点で実感できました。

ウェーゲナーの大陸移動説なんてありますが、地球の活動って、
何となく少しづつ動くものだという先入観がありましたが、
動く時は劇的に動くものなのですね。
(もちろん地球規模では少しづつなんですが)。

一瞬のうちに島が大陸と陸続きになってしまったり、
今回の震災のように500km×200kmの巨大プレートが、
一気に30mも移動したりと、人智のおよばない力を目の当たりにした感じです。

現在、桜島は煙があまり出ておらず、ガス抜きされてない時の方がかえって怖いとのこと。
この上、桜島まで噴火されてはかないません。

ちなみに鹿児島とナポリは姉妹都市。
火山と海と山が同時にある年は地球上で、ナポリと鹿児島だけなんだって。
たしかにナポリと鹿児島、よく似ています。
食べ物も美味しいしね。

写真は桜島、熔岩の景勝地です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする