小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

反原発フェスティバル・・・自粛したら?

2011-04-10 07:10:10 | Weblog
ツイッターでは「原発は考えものだけど、反原発運動は好きじゃない」
なんて声がよくまわってきますが、私も同感です。

ミュージシャンでも画家でも歌人でもそうですが、
アーチストの中には反原発を声高に謳い上げる人が多いですが、
私はそういうデモンストレーションが好きではありません。

照明や音量など、膨大な電力を消費するコンサートを
武道館や東京ドームで行うミュージシャンが、
アタマから反原発を否定するのも、何だかな~と思ってしまうのです。
(反原発のコンサートだったら、電気消してやれよ・・・なんてね)。

イマジンは名曲だと思うし、ジョン・レノンも音楽家として尊敬してますが、
それを反戦の旗印にあげて、戦争を止めさせた例がひとつでもあるのかな~。

ガンジーは偉大な政治家であり、思想家はありますが、
彼の非暴力思想は、反原発のお祭り騒ぎのように、
殺される危険のない安全なデモではありません。

非暴力によって命を落としたインド人は無数にいます。
これは自ら刃物を使わない戦いであり、だからこそインドは独立できたわけです。
(誤解のないよう私の意見を申しあげると、非暴力こそは最善の戦いの道。
 されど武装は必要と考えています)。


レオナルド・ダ・ヴィンチの時代と違って、
今のアーチストの多くは理系の思考回路に欠ける人も多く、
原発がどういう仕組みで電力を供給できるのか、
わかっていて反原発をうったえる人はごく少数でしょう。
(もちろん、私だってキチンと理解してるわけじゃないけど)。

大抵は原発=核兵器という図式で反対してるのだと思います。
(もちろん原発から核兵器の応用はできますが)。


ただ、原発はゆっくり核分裂を起こし、原爆は急激に核分裂し爆発させる・・・
そんな違いはあるとはいえ、放出する放射能や放射線は周知の通りです。
福島第一原発も5つの壁があっさり破られてしまったわけで、
現実的にみて、今後の原発の増設は難しいでしょうね。

問題は原発の代替えエネルギーです。
原発は原価の面でも優等生で、火力の半分以下くらいのコストで済むそうで、
もちろん風力などとは比較になりません。
あとは化石燃料からどうCO2を出さず、コスト安に電力を起こすかだと思います。

そう考えると、「地球温暖化防止運動」と「反原発運動」は矛盾するわけで、
運動家のみなさんには、
どちらかひとつを選んでいただきたいと思う次第です。


それにしてもこのひどい画像を見てもわかるように、
ドイツをはじめとする、外国のバッシングが止まりません。

先日は、低濃度とはいえ放射能汚染水を自ら流してしまったのですから、
これに関して人災と言われても仕方ありません。
流す以外の選択肢がなかった、止むに止まれぬ決断だったのでしょうが、
これは外国に格好の理由を与えてしまいました。

先ずは放射能もれを止めないことにはねえ・・・。


写真は赤坂の鉄板バー・赤蔵(あかくら)のワンショット。
昨日はジムのプール友で集まり、写真の美人姉妹おねーちゃんの方の誕生会をしました。
姉にはみんなが集まるのをナイショにしてたみたい。
おねーちゃんはびっくりしてましたが、とっても喜んでおりました。
お誕生日、ホントは今日だね。おめでとうございます!
コメント (6)
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