38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風、豊後水道へ。

2007年08月02日 | 農と暮らしの日記
オクラの調子がいい。
「いい」といっても、あくまでも「藤田家族」の畑のなかでの存在感という意味でだ。毎朝、畑に行けば、頭に描いているていどの分量はとれる、ということ。ただ、ちょっと畝間を狭くしすぎたようだ。毎朝毎朝、「あるていどの分量」をとるためには、オクラのトンネルをのべ100m、はいずりまわらなければならない。もう少し丈が伸びて実の位置が高くなってくれば楽になりそうだが。



今朝も5時から収穫。
台風5号が今夜接近ということで、明日の出荷ぶんも前倒しで収穫する。これにはふたつの意味があり、明朝まだ風雨が強いとなると収穫が困難であることがひとつ、それと、茄子やトマトなどの果菜(成りもの)は強い雨風にあたると実が痛んで売り物にならないし、実がそれほどのダメージを受ける場合は樹そのものも折れたり根っこから倒れたりするおそれがあるというのが、ひとつ。

それで、収穫にはいつもの2倍ほどの時間がかかった。
スーパーその他への出荷に市街に出たのがもう昼前。戻ってから、オクラを固定する作業。すべてを固定するのは無理なので、品種の特性なのだろうか重心が高くひょろっとしているオクラを植えている畝に木杭を打ち、マイカ線で数株ずつを束ねるようにして、かなりきつめに固定する。

夕方、まだ残っている茄子やトマトなどを選別・袋詰めし、もう一度出荷に出る。台風前でスーパーの客足が少し早めになっているかもしれないという予想と、いつもより多く収穫した野菜(だけれど、小さめのものも多い)を明朝の出荷まで予冷しておく設備がうちにはないので、今日のうちに出荷してしまったほうが楽だということもある。

調理用トマト(地這い、支柱とも)も台風前に大量収穫。
隣市のレストランのシェフKさんに「たくさんあるんですが……」と連絡すると、大雨のなかわざわざ取りに来てくださった。「すぐに行き先が決まってないなら、全部もらっていきますよ」とありがたいお言葉。



台風5号は予報の進路どおりに進んでいる模様。
九州と四国を隔てる豊後(ぶんご)水道を北上し、明朝には中国地方をも越えて日本海に抜けるらしい。思ったより速度がある。雨はともかく、風は最小限で通り過ぎてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする