38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

木曜は、終日出荷作業。

2010年01月28日 | 農と暮らしの日記
里芋。手前に二つ転がっているのが親芋。
奥のは親芋に小芋、孫芋がまだ付いている状態で、それをポキポキと外した残りが親芋である。こんなことも、自分で育てて初めて知った。というか、半年かかって育てて、秋に掘ってみて初めてわかったわけだ。ほんの3年とちょっと前。あ、違う。その1年前に相原農場での研修で掘ったんだった。だけど4年とちょっと前。

里芋の親芋も野菜セットに入れている。
写真のように、地上の茎の部分と地下の種芋のほうとを切り落とすと、ほぼまるごと使えるかたちになるので、これを200円/kgで。写真の2つで約1kg。普通の里芋は600円/kgだから格安。火が通りにくいから時間をかけて煮る必要があり、それが手間だし、本来の里芋のねっとりした食感が欲しい場合はちょっとあっさりしている感じなので「B級品」扱いになっている。だけど、大きいから皮をむくのも楽だし、おでんなんかにしたら、僕はこっちのほうが好き。刺身や三枚下ろしの切り身の「あら」みたいなもんだから、里芋そのものの出荷に応じて親芋もできる。だから「親芋だけ5kg」とかいうご注文は1週間くらい前にご連絡ください。がんばって里芋を売って親芋キープしますので。うちの経営規模はそんな程度。

「里芋、親・子・孫ともども」だったら単価いくらで売ればいいだろう。
こんど計算しときます。これがいちばんありがたいかな。



木曜、予報通りの前夜の雨が朝のうち少し残る。セット出荷は宅配便のみ。
朝:6時半過ぎからごはん、7時半頃から市街で保育園納品、スーパー出荷。
午前:戻って9時前頃から収穫約1時間半、戻ってセットの荷作り。昼までに今日出すセットは作り終えて、ごはん。
午後:引き続き、明朝出荷ぶん(主に配達)のセットの荷作り。材料の野菜は今朝あわせて収穫してきてある。17時過ぎ完了、あがり、以降は机しごと(来月の菜園だよりに着手)。

年が明けた頃から、「木曜は終日出荷作業」になっている。
去年まではこんな感じじゃなかったはずだけど。冬期は降霜などで朝早くに野菜の収穫がしにくいのと調製・荷造りに時間がかかる野菜が多いため、出荷前日の夕方に収穫をしてくるのが通例になっている。けれど、木曜はセットの出荷が宅配便のみのため、到着が翌日になるから到着の前々日に収穫するのは鮮度から見て気が進まず、到着前日=出荷日に収穫したい、けれどそうなると荷作りの完成が遅くなる、のだが幸いなことに宅配便の場合は急いで配達に出る必要がない(夕方の集荷に間に合えばいい)、というわけで、例外的に木曜は冬でも当日収穫となるわけだ。

が、しかし、一日に二度収穫に行かなければならない。
そこで、金曜出荷の分も一緒にとってくることにした次第。日付が変わるわけではなく数時間の違いだから、こちらは鮮度をさほど気にしなくていいので。こうすれば、前日の水曜はまるまる日没まで収穫以外の畑仕事に使えるし、金曜も配達が朝のうち早い時間帯に終わるから、金曜昼頃から土曜まるごと、日曜の昼頃までも畑のことに打ち込める。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・じゃが芋・さつま芋、青首大根、大蕪、白菜、キャベツ、水菜、まんば、リーフレタス、葱、などから。
コメント (2)
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