38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

畑の見学、相次ぐ日曜。

2010年01月17日 | 農と暮らしの日記
9月に播いたこの冬最後の人参。
人参は7月、8月、9月と播き、7月のものはほぼ年内に終了、8月播きのをいま収穫していて、この9月の人参はだいたい3月ひと月ぶんの想定。4月になると秋冬の人参は何月に播いてあってもすべてトウが立ってしまうので、3月で出し切るように作付けしなければいけない。今年は秋から初冬にかけて暖かかったせいもあるのだろうが、7月播きの人参がどんどん大きくなってしまい、出荷が追い付かない感じでもったいないことした。

来年は7月播きを減らしてもよいかもしれない。
そのぶん、8月播きをもう少し増やせば需給に見合う気がする。ただ、発芽に水が不可欠な人参は、乾燥きわまる8月よりも梅雨空の7月にある程度の量を成功させておきたいのが本音で、成功すれば、「8月播きは失敗できない」という負担が減る半面、つまり量的には過剰(生育の早いものが多すぎる)なわけで、痛し痒し。正直なところは、「過剰」なら上等なわけだけど。ちょうどぴったりということはあり得ず、余るか足りないかしかないわけだから。と、わかってはいるけど。



日曜。今日も気温が上がり、畑しごとは長袖シャツでいい。
朝:6時起き、渚がバレーの試合で松山に行くので早めの6時半からごはん。
午前:市街スーパーに出荷、戻って恒例の「とうど」に行こうと思ったけど家の作業場で用事があって、真だけが出かけた。

10時頃から、畑の見学あり。
市内で新しく何アールかの田んぼを借りることができたので春から家庭菜園的な感じで野菜を作るというIさんとお友達のNさん。できれば無農薬・無化学肥料ということで、うちの畑を見に来てくださった。1時間ほど、麦も通りがかりに踏んでもらいながら、冬も後半に入ったさみしい畑を見ていただく。昼まで、明朝出荷分の一部収穫、玉葱の除草など。戻って昼ごはん。

午後:明朝出荷ぶんの収穫。
15時頃から本日2組目の畑の見学。こちらは野菜セットに関心を持ってメールをくださった市内のTさん夫妻、野菜を配達する平日は留守にされることが多いとのことで、それならちょうど日曜だから、よければ畑ご案内しますということで、かなり素早い展開。こちらも案内がてら通り道の麦畑を踏んでもらった。市内の配達は月曜か金曜だけれど、ちょうど明日(月曜)出荷分の収穫をしている途中だったので、収穫量を少し増やしてご希望の小セットを1つ作り、持って帰っていただいた。

その後、収穫した野菜の大雑把な調製。晩ごはん。



阪神大震災から15年。
ハイチでは大地震の死者数が20万を超えるかもしれないと報道されている。もともと政情不安定な貧困国に容赦ないまさかの天災。翻ってわが国はいつ次の大地震が起きてもおかしくない。天災は備えあれば軽くすることができる。国民生活不安定ななか、天災以外の災いはなおさら、人智をもって限りなくゼロにすることができるように思うけれど。昨日今日のトップ・ニュースを聞いていると、まだまだ僕たちの国はおめでたいようだ。
コメント
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