38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

援農あり、見学の外出あり。

2010年01月22日 | 農と暮らしの日記
写真はいま出荷中の蕪(かぶ)。
最近の野菜セットに入れたりスーパーの直売コーナーに並べたりしている。平均するとソフトボールくらいの大きさ、0.3~0.4kgくらいなので、藤田家族の「大蕪」の定価300円/kgで計算して、1玉が100円前後。薄切りして塩もみしただけのが一番シンプル(葉も刻んで入れます)、これを酢漬けにしてもいいし、味噌汁、シチュー、ポトフ、あるいはフライパンで焼くソテーなどなど、調理用で全く別の野菜のように食感も味も変わる蕪は、毎日食べても飽きない。



朝:6時半過ぎからごはん。
午前:7時半頃に市街に出て、保育園納品、スーパー出荷、そのまま市街地のお客さんの家々にセットの配達。今日は昨日のうちにセットの仕上げまでできてしまったのと、日中にふたりとも家や畑の近くで用事があるので、朝の出荷とセットの配達を相乗りにした。いつもこれができると効率的だけれど、セットを前夜のうちに仕上げるのはやはり大変だし、夏場は当日朝の収穫だから無理だし、8時前後というとやはり市街地は幹線道路も路地も車がわりと多いから、ちょこちょこした配達は遠慮したい。

戻って9時過ぎから育苗用温室の組み立てに着手。
久しぶりに援農Sさん登場なので、ひとりじゃなかなか始められない仕事に取り掛かったわけである。ありがたいありがたい……。作業途中、新しく野菜セットを毎週取りに来てくれることになったTさんが自転車で来訪。サイクリングなら市街地からのこの距離(4~5kmかな)もまあ運動になっていいかという感じだけれど、帰り道は大根、人参、芋……などてんこもりの野菜セットをかごに載せて、だから大変である。「おいしい野菜を頂くのに、これくらいの苦労はしないといけない気がして……」とおっしゃる。

こりゃありがたいことだ。
と思ったけどすぐに、「それなら自転車で汗流すより、車で来ていいから、うちの畑で汗流してくれたほうがいいなぁ」と思って、思っただけじゃなくてそのまま言ってしまった。そうしたらTさん、以前は別の街でやはり「提携」の野菜をとっていて、援農にもよく出かけていたとのこと、となれば来週からは……。時まさに春の作付け開始の暦。幸先のよいことである。

午後:14時頃からmizuさんの田んぼの見学。
数年間にわたって耕作されていなかったという谷戸田(というのかな、この辺でも)を昨夏頃から借りて以来、人力で復旧を進めていて、すでに麦は播いてある。春からの稲作に向けて急ピッチで田んぼの姿を整える毎日のようだ。その農地の様子を見るにつけ、mizuさんの計画やら構想やらを聞くにつけ、とにかく「すごいなぁ……」と思うばかり。「勢い」だなと思う。何事もこういうことで動いていくのだろう。僕自身は自分の畑で精いっぱいだから手伝うとか何とかいうことはほとんどできないけれど、折々に訪ねて力をいただこうと思う。あと反省。うちの畑の、草だらけ、片付ける時間がない、云々は単なる言い訳だ。やらなきゃ。

夕方:明朝出荷ぶんの収穫など。
戻って調製、荷造り、作業場の片付けなどして19時頃あがり。バレーの渚を迎えに行って戻り、20時過ぎから晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・じゃが芋、大根(青首)、大蕪、白菜、ほうれん草、水菜、萬葉、リーフレタス、太葱、などから。
コメント (2)
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