穴にハマったアリスたち

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一言感想:週刊少年マガジン他「もう人間の方が少ない」

2009年10月21日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #16「秋の山のむろみさん」

扉絵のむろみさんははしたなすぎると思います。
露出度が下がるほど色香は上がるものですが、これはその典型例。
もっとやってください。

むろみさん:
 「変わったこと?海は絶えず変化しよるよ」
 「月の引力で水位変わるし」
 「塩分濃度で潮の流れも変わるし…」
河童:
 「むろみに聞いた俺が馬鹿だったよ」

主題と無関係のことを返答するむろみさん。所詮サカナです。
ですが、話してる内容自体は馬鹿ではありません。
そう、おサカナさんは塩分濃度による潮の流れを把握して生きているのです。賢いのです。

ツチノコさん:
 「もうほとんど(キノコを)収穫したね」
 「さ、料理しましょ」

賢いのですが…。
この「料理」する発言の後、彼女らが行ったのは「串で刺して火で炙る」オンリーに見えます。
所詮その程度の加工能力です。だってサカナとヘビと河童だから。火を使えるだけでも褒めてあげよう。
ついでに、「動物保護」がキノコ狩りの目的かのように見せかけて、結果的に虐殺しまくってることはスルーされてます。
下等生物の悲しさで目的を忘却しきってたのか、それとも食うことしか元々考えていなかったのか。異種生物の壁を感じます。


あと巻末コメント。「チャンピオン」さんの「イカ娘」が同ジャンル漫画なのは言われるまで気がつきませんでした。
確かに海の異生物少女との交流話ですが、類似漫画と呼んでよいのでしょうか。
同系だといまいち認識できないのは人魚フィルターのせいだ。

■新約「巨人の星」花形 第141話「Don't let me down」

見た目も言動も非常に気持ちの悪い伊藤くん、周囲の嘲笑にもめげずに投球練習を続け、実力でもってエースの座を獲得されました。
しかしながら彼のチームメイトはどうしようもない屑っぷり。
実力で圧敗しているのに伊藤選手のことを一切認めず、暴力も含めた嫌がらせの日々。そして何より、私たちはナポレオンの仇を決して忘れない。

通常この手の展開ならば、チームメイトと分かり合うとかそんな展開になりそうですが、現状ではそんな気配もありません。
しかも困ったことに、主人公側のチームにもいまいち感情移入できません。伊藤くんが一人で格好良すぎます。あとキャッチャーのご友人。
どうするんだこれ。

これがバトル漫画ならば、伊藤くんは確実に仲間になりそうな雰囲気ですが、悲しいかな野球漫画。
どうやっても相手を倒さざるを得ないし、それで相手は退場してしまいます。
この展開ではどう転んでもストレスが溜まる結末を迎えてしまいそう。あまりに良いキャラを生み出してしまったばっかりに、漫画が危機に陥っている気がする。

■アンケートプレゼント

『サッカー選手の実録漫画を読むとしたら、次に挙げる漫画家さんのうちだれが描いた作品を読みたいですか?』

並んでいる選択肢がさりげなく異常。
これは全て可能性があるということなんでしょうか。
「マガジン」さんが本気だ。

■アーティストアクロ 第64話「アクロ、再会する」

ここでクラブサンデーに移行!しかも無料配信!
これは良い客引きぶりだと思いました。
やばい、「サンデー」さんも本気だ。

■お坊サンバ 最終話「チワ丸、今回をもちまして終了とさせて頂きます」

この手の短編ギャグ漫画は雑誌の総合力としてとても大事。
基本的に「どうしようもない漫画」(褒めてるつもり)でしたが、とても仕事をされてたと思います。
最終巻は加筆がある模様。やっぱり「サンデー」さんは本気だ。

■絶対可憐チルドレン 192nd sense.「湖のひみつ(5)」

18ページ2コマ目の女帝が愛くるしいです。言いたいことはそれだけです。女帝万歳。

■めだかボックス 第23箱「4136163735641?」

個人的に台詞回しで損をしている漫画な気がしていたのですが、「ドッチボールでなら勝てるかも」はツボでした。
路線が高橋留美子さんに寄ってきた気配がする。
この手の超人学園物は、実はモブキャラの言動の方が重要なんじゃなかろうか。

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