【プリキュア10周年:キュアハート】
生徒会長:
「キュアハートだよ」
「プリキュア10周年、キュンキュンだね~」
「これからもドキドキ全開だよっ」
大貝中学の生徒会長さん。シリーズ屈指の安定の高スペックを誇る優秀な子です。
今日のご挨拶も、なかなかにオリジナリティが出てて良いですね。
あと画像左で顕著ですが、口の上側のなんともいえない曲線が、とてもハートさんらしいと思ってる。
ハートさんはあまりに優秀すぎて人間味がなかったとの指摘もしばしば。
ただ、「優秀であるが故の壊れてる感」は、本編でも端々で演出されていたように思います。
例えば第11話のソフト部の応援回、第12話の弟子取り回では、「皆でやることの大切さ」を理解しておられるのに積極的に自分のスキルを伝えようとはしていない。
どこか他の人を信じ切れていないような諦観を感じます。
前作の「スマイル」さんがプリキュアになるまでを描いたプロローグだとしたら、「ドキドキ」さんはプリキュアとして戦った後のエピローグのような話だったと思う。
敵は倒した。世界は平和になった。でもそれで本当にめでたしめでたしなのか?
気が付けば超人の域に到達した相田さんを、徐々に孤独が蝕んでいく。
ドキドキさんはフレーズもとても印象的でした。
「NS2」のキャッチコピー「わたしたちはひとりじゃない」。OPの「君を信じる。ために戦う」。
周囲を信じるために戦って、信じているからこそ戦って、そしてその姿を見た皆が立ち上がって来てくれる。
幸いにして第32話の文化祭回で、彼女の戦いは報われました。
幸せの王子が配って回った宝石は、もっと大きな形で王子の元に返ってきた。
もしも何かが掛け違っていたら、多分、水無月先輩のような「結局、私がやるしかないのね」になっていたんじゃないかな。
(蛇足ですが「ドキドキチームを救済できるのは夢原さんだ」と書いたことがある。(第33話)
テーマ的に先陣切るタイプのドキドキさんと、「あなたに会いに行く」の夢原さんは相性良いと思うんですよ。
「NS3」で実際にそんな展開になったのは、密かにテンション上がりました)
一人の超人に全てを託す時代から、皆が立ち上がる時代へ。今の「ハピネス」さんも、まさにそんな時代を反映しているように思う。
■ハピネスチャージプリキュア! 第12話「めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!」
今日も元気だ御飯が美味しい。愛乃さんは意気揚々と登校します。そして心を折られました。再テストを命じられたのです。
聞けば、彼女は学年でビリの成績を修められたそうです。
でもいいんだ。あたしが最下位になることで、他の誰かが救われたのなら。それにあたしはプリキュアなんだし!
神さん:
「再テストで一つでも赤点だったら」
「プリキュア活動を禁止する」
今や「女の子なら誰でもプリキュアになれる」時代。「有プリキュア資格」だけでは就職先もないのです。
コスプレできるなんて当たり前。大事なのは、それで何ができるか。
厳しい時代になったものです。
ですがここで愛乃さんに戦線離脱されるわけにもいきません。彼女は貴重な肉弾戦戦力なんです。
必死になってプリキュア継続を訴えるリボンさんが真に迫ってる。
愛乃さんがおらず、姫さんだけで戦っていたあの暗黒時代には、もう戻りたくないんです。
そこで下から2位の男子も混ぜて、再テストに向けて勉強を行うことにしました。
先生役は英語満点の姫さんと、学年2位の誠司くん。さすがに姫さんは英語ができるのですね。
(正確に言うなら、ブルースカイ王国は公用語が英語のようなので、「正しく和訳や英訳ができるくらいに、日本語に精通している」ことを評価すべきなのかも)
誠司くんは語ります。勉強は大事だと。
野球部男子は口を尖らせますが、例えば打率の計算には確率が必要です。
ここから条件付き確率だとか事前確率だとかが始まり、ベイズの定理や期待値最大化や次元削減手法に繋がるのです。
というか学生が思う以上に、学校の勉強を使う機会はたくさんある。
理系でも何でもない仕事してますが、単位ベクトルやフーリエ変換には直面しましたし、日常生活でもたまに遭遇する。世の中不思議。
そんな説得を受け、野球部男子も愛乃さんもお勉強を頑張ります。
まぁ中学の勉強は基本的に暗記です。若々しい記憶力をもってすれば、時間さえかければメキメキと上達する。
どうにかこうにか態勢を整えて、いざテスト…という時に、幻影帝国さんが襲ってきた。
ナマケルダさん:
「君は勉強が嫌いなようですな」
「君もこっちに来るがよいですぞ」
ああ、愛乃さん。同類の香りをかぎ取られている。
姫さんは勧誘されてませんでしたのに。ヤバいですね、愛乃さん。
弱すぎて相手にされなかったか、勧誘されたけど断ったのかかもしれませんが。
愛乃さん:
「勉強は得意じゃない」
「でも補習につきあってくれたり、美味しい物を差し入れしてくれたり皆が助けてくれる」
「そんな皆のためにもあたしは頑張るの」
ちゃんと断りました。…が、その断り方で良いんだろうか。
勉強の大切さとかではなく、周囲の愛情が理由か。
ただ今回はご挨拶がハートさんなんですよね。
「幸福の王子に導かれた人視点」(大貝中学生徒や街の人)だと思うと、「勉強は大事だ」よりも「周囲の頑張ってる人のため」の方が納得いくかも。
こうして交渉が決裂し、必然的な流れで野球対決となりました。
バッターは愛乃さん、投げるはサイアーク。
勉強はできなくても運動なら得意…というわけでもない愛乃さん、粘りはしますが追い詰められます。
愛乃さん:
「ストレート、右カーブ、左カーブ、ストレート、フォークの順番で投げてきている…」
「次はストレート!」
と思いきや、まさかの球種分析で打ち破った。
恐ろしい記憶力です。補習の効果がこんな形で現れた。
ポテンシャルは高いんだろうな、この子…。
勝負に負けたナマケルダさんは、潔く敗北を享受。
実に爽やかです。面倒くさがり過ぎて、かえって良い人になってる。
そこで愛乃さんらは無抵抗となったサイアークに砲撃を発射。勝負は勝負。さあデスペナルティを払え。
肝心のテストもどうにか赤点を免れました。
先生曰く「残念ながら」合格とのこと。
確かに先生の立場としては、万年最下位のお二人を教育しなおす機会だったわけで。
数日程度の一夜漬けで、形式的に赤点を逃れるだけでは、むしろ教育的には悪いともいえる。
良い先生に恵まれていますね。全く活かせていないですけれど。
【プリキュア10周年】
相田さんとのつながりは、本文中にも書いたように「周囲の人の気持ちとリンクして立ち上がる」?
もしくは単純に、野球とかでもいいのかも。
この「○○つながり」は正直バーナム効果の面も強いと思ってますけど、過去作を思い出すきっかけにもなるので結構楽しい。
【プリキュア10周年と今週の愛】
「学年最下位」と明言されたことにより、肩書としては歴代最低の学力であることが判明してしまいました。
ヤバいヤバいと言われるスマイルさん達が、実際どの程度かはよく分かりませんし…。
クイズに不正解だったのは、学力以前に焦りも加味しないと気の毒ですので。(懸命のフォロー)
ところで常々思っていたのですが、夢原さんは学力面ではそれほどヤバくはないと思うのですよ。あくまで「学年最下位」と比べればですが。
何せ彼女の通うサンクルミエールは、どう見ても普通の学校ではありません。実際、現役アイドル(売れないけど)や、謎の大富豪も通っています。
学校の偏差値が高すぎて、結果的にアホの子に見えている…というのが真相なんじゃないかしら。
夏木さんと一緒の学校に行きたくて、苦手な勉強を一生懸命に頑張ってそこそこの成績になり、無事にサンクルミエールに入学できたけど、学力の差についていけなくなり落ちこぼれ、心が萎れ始めていた頃にココと出会った…と思うと、ちょっとトキメく気がしないでもない。
あと花咲さんと美翔さんは、別にそれほど勉強ができるわけじゃないと思うんだ。性格のせいで騙されそうになるけれど。
【今週の愛】
見事ホームランを打った後のお顔。地味にイラつく顔してる。
その他、今週は可愛いお顔が多いですね。
ここのところ下がる一方だった株が上がった気分。
【今週の姫】
何故頬を染める。
姫さんは男性免疫なさ過ぎて、ちょっと不安定すぎる気がする。
今回もまたナマケルダさんの口真似してましたし、染められやすい性質なのかしら。
もしかして一生懸命につきまとえば、彼氏くらいには簡単になれるんじゃなかろうか。
生徒会長:
「キュアハートだよ」
「プリキュア10周年、キュンキュンだね~」
「これからもドキドキ全開だよっ」
大貝中学の生徒会長さん。シリーズ屈指の安定の高スペックを誇る優秀な子です。
今日のご挨拶も、なかなかにオリジナリティが出てて良いですね。
あと画像左で顕著ですが、口の上側のなんともいえない曲線が、とてもハートさんらしいと思ってる。
ハートさんはあまりに優秀すぎて人間味がなかったとの指摘もしばしば。
ただ、「優秀であるが故の壊れてる感」は、本編でも端々で演出されていたように思います。
例えば第11話のソフト部の応援回、第12話の弟子取り回では、「皆でやることの大切さ」を理解しておられるのに積極的に自分のスキルを伝えようとはしていない。
どこか他の人を信じ切れていないような諦観を感じます。
前作の「スマイル」さんがプリキュアになるまでを描いたプロローグだとしたら、「ドキドキ」さんはプリキュアとして戦った後のエピローグのような話だったと思う。
敵は倒した。世界は平和になった。でもそれで本当にめでたしめでたしなのか?
気が付けば超人の域に到達した相田さんを、徐々に孤独が蝕んでいく。
ドキドキさんはフレーズもとても印象的でした。
「NS2」のキャッチコピー「わたしたちはひとりじゃない」。OPの「君を信じる。ために戦う」。
周囲を信じるために戦って、信じているからこそ戦って、そしてその姿を見た皆が立ち上がって来てくれる。
幸いにして第32話の文化祭回で、彼女の戦いは報われました。
幸せの王子が配って回った宝石は、もっと大きな形で王子の元に返ってきた。
もしも何かが掛け違っていたら、多分、水無月先輩のような「結局、私がやるしかないのね」になっていたんじゃないかな。
(蛇足ですが「ドキドキチームを救済できるのは夢原さんだ」と書いたことがある。(第33話)
テーマ的に先陣切るタイプのドキドキさんと、「あなたに会いに行く」の夢原さんは相性良いと思うんですよ。
「NS3」で実際にそんな展開になったのは、密かにテンション上がりました)
一人の超人に全てを託す時代から、皆が立ち上がる時代へ。今の「ハピネス」さんも、まさにそんな時代を反映しているように思う。
■ハピネスチャージプリキュア! 第12話「めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!」
今日も元気だ御飯が美味しい。愛乃さんは意気揚々と登校します。そして心を折られました。再テストを命じられたのです。
聞けば、彼女は学年でビリの成績を修められたそうです。
でもいいんだ。あたしが最下位になることで、他の誰かが救われたのなら。それにあたしはプリキュアなんだし!
神さん:
「再テストで一つでも赤点だったら」
「プリキュア活動を禁止する」
今や「女の子なら誰でもプリキュアになれる」時代。「有プリキュア資格」だけでは就職先もないのです。
コスプレできるなんて当たり前。大事なのは、それで何ができるか。
厳しい時代になったものです。
ですがここで愛乃さんに戦線離脱されるわけにもいきません。彼女は貴重な肉弾戦戦力なんです。
必死になってプリキュア継続を訴えるリボンさんが真に迫ってる。
愛乃さんがおらず、姫さんだけで戦っていたあの暗黒時代には、もう戻りたくないんです。
そこで下から2位の男子も混ぜて、再テストに向けて勉強を行うことにしました。
先生役は英語満点の姫さんと、学年2位の誠司くん。さすがに姫さんは英語ができるのですね。
(正確に言うなら、ブルースカイ王国は公用語が英語のようなので、「正しく和訳や英訳ができるくらいに、日本語に精通している」ことを評価すべきなのかも)
誠司くんは語ります。勉強は大事だと。
野球部男子は口を尖らせますが、例えば打率の計算には確率が必要です。
ここから条件付き確率だとか事前確率だとかが始まり、ベイズの定理や期待値最大化や次元削減手法に繋がるのです。
というか学生が思う以上に、学校の勉強を使う機会はたくさんある。
理系でも何でもない仕事してますが、単位ベクトルやフーリエ変換には直面しましたし、日常生活でもたまに遭遇する。世の中不思議。
そんな説得を受け、野球部男子も愛乃さんもお勉強を頑張ります。
まぁ中学の勉強は基本的に暗記です。若々しい記憶力をもってすれば、時間さえかければメキメキと上達する。
どうにかこうにか態勢を整えて、いざテスト…という時に、幻影帝国さんが襲ってきた。
ナマケルダさん:
「君は勉強が嫌いなようですな」
「君もこっちに来るがよいですぞ」
ああ、愛乃さん。同類の香りをかぎ取られている。
姫さんは勧誘されてませんでしたのに。ヤバいですね、愛乃さん。
弱すぎて相手にされなかったか、勧誘されたけど断ったのかかもしれませんが。
愛乃さん:
「勉強は得意じゃない」
「でも補習につきあってくれたり、美味しい物を差し入れしてくれたり皆が助けてくれる」
「そんな皆のためにもあたしは頑張るの」
ちゃんと断りました。…が、その断り方で良いんだろうか。
勉強の大切さとかではなく、周囲の愛情が理由か。
ただ今回はご挨拶がハートさんなんですよね。
「幸福の王子に導かれた人視点」(大貝中学生徒や街の人)だと思うと、「勉強は大事だ」よりも「周囲の頑張ってる人のため」の方が納得いくかも。
こうして交渉が決裂し、必然的な流れで野球対決となりました。
バッターは愛乃さん、投げるはサイアーク。
勉強はできなくても運動なら得意…というわけでもない愛乃さん、粘りはしますが追い詰められます。
愛乃さん:
「ストレート、右カーブ、左カーブ、ストレート、フォークの順番で投げてきている…」
「次はストレート!」
と思いきや、まさかの球種分析で打ち破った。
恐ろしい記憶力です。補習の効果がこんな形で現れた。
ポテンシャルは高いんだろうな、この子…。
勝負に負けたナマケルダさんは、潔く敗北を享受。
実に爽やかです。面倒くさがり過ぎて、かえって良い人になってる。
そこで愛乃さんらは無抵抗となったサイアークに砲撃を発射。勝負は勝負。さあデスペナルティを払え。
肝心のテストもどうにか赤点を免れました。
先生曰く「残念ながら」合格とのこと。
確かに先生の立場としては、万年最下位のお二人を教育しなおす機会だったわけで。
数日程度の一夜漬けで、形式的に赤点を逃れるだけでは、むしろ教育的には悪いともいえる。
良い先生に恵まれていますね。全く活かせていないですけれど。
(左画像) 映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち オリジナル・サウンドトラック (右画像) S.H.フィギュアーツ キュアハート Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis |
【プリキュア10周年】
相田さんとのつながりは、本文中にも書いたように「周囲の人の気持ちとリンクして立ち上がる」?
もしくは単純に、野球とかでもいいのかも。
この「○○つながり」は正直バーナム効果の面も強いと思ってますけど、過去作を思い出すきっかけにもなるので結構楽しい。
【プリキュア10周年と今週の愛】
「学年最下位」と明言されたことにより、肩書としては歴代最低の学力であることが判明してしまいました。
ヤバいヤバいと言われるスマイルさん達が、実際どの程度かはよく分かりませんし…。
クイズに不正解だったのは、学力以前に焦りも加味しないと気の毒ですので。(懸命のフォロー)
ところで常々思っていたのですが、夢原さんは学力面ではそれほどヤバくはないと思うのですよ。あくまで「学年最下位」と比べればですが。
何せ彼女の通うサンクルミエールは、どう見ても普通の学校ではありません。実際、現役アイドル(売れないけど)や、謎の大富豪も通っています。
学校の偏差値が高すぎて、結果的にアホの子に見えている…というのが真相なんじゃないかしら。
夏木さんと一緒の学校に行きたくて、苦手な勉強を一生懸命に頑張ってそこそこの成績になり、無事にサンクルミエールに入学できたけど、学力の差についていけなくなり落ちこぼれ、心が萎れ始めていた頃にココと出会った…と思うと、ちょっとトキメく気がしないでもない。
あと花咲さんと美翔さんは、別にそれほど勉強ができるわけじゃないと思うんだ。性格のせいで騙されそうになるけれど。
【今週の愛】
見事ホームランを打った後のお顔。地味にイラつく顔してる。
その他、今週は可愛いお顔が多いですね。
ここのところ下がる一方だった株が上がった気分。
【今週の姫】
何故頬を染める。
姫さんは男性免疫なさ過ぎて、ちょっと不安定すぎる気がする。
今回もまたナマケルダさんの口真似してましたし、染められやすい性質なのかしら。
もしかして一生懸命につきまとえば、彼氏くらいには簡単になれるんじゃなかろうか。