【今週のプリキュアさん】
恐怖の「早く見に行かないと全部見せちゃうよ」月間も最終編。
行かなかったから全部見せちゃったとばかりに、全公開されました。
通常OPを模した私服シーンを、あえて違う場面に持ってくるとは、細かいところで熱い真似を…。
■スマイルプリキュア! 第39話「どうなっちゃうの!?みゆきのはちゃめちゃシンデレラ!!」
本日もまた、星空さんは図書館を徘徊なされてました。
頭の弱い系プリキュアにしては珍しく、本の虫の子です。
うろうろと物色してると、落ちてる1冊の本を発見。
表紙にメルヘンランドの紋章がついてる謎本でしたが、そんなものはガン無視して開いてみたところ。
中には超リアルなガラスの靴が。思わず触れてみたら、本の中に吸い込まれてしまいました。
メルヘンランドの放つデストラップに、いたいけな文学少女がまた一人犠牲に…。
星空さん:
「ここはシンデレラの世界…」
「あたしの役目は、シンデレラなのね」
聡明なる星空さんが状況に適応したころ。
外に残されたキャンディさんらも、ポップ兄さんから情報を得ていました。
曰く、「始まりのシンデレラ」なる本で、全ての「シンデレラ」の元になってるとか。
もしもその本がバッドエンドになると、大変なことになってしまうそうです。
なるほど。で、開いた途端に人さまを拉致したのは何故ですか?黙秘ですか、そうですか。
ではそんな大事な本が流出した原因は?それも黙秘ですか、そうですか。
同時刻、バッドエンドの方々も本件を察知。早速バッドエンドにするべく押し掛けることに。
本を破壊して「シンデレラ」を消滅させる、ではなく「バッドエンドにする」なあたり、彼らのモットーが伺えます。
それらに対抗するべく、スマイルさん達も「シンデレラ」の世界へ。
乱入したバッドエンドさん達は、姉&母として星空さんをいびります。
が、それはそもそもの物語通り。星空さん的には待ってました的展開です。
星空さん…。変なプレイとかにハマりそうで心配だ…。
バッドエンドさんのおかげで物語は順調に進み、ミノムシの助けで念願の舞踏会へ。
途中で馬車を壊されてしまいましたが、そこからは裸足でダッシュ。エリさま活動大写真。
駆けこんだ御城には、青木さん扮する王子様が。
問答無用で納得する星空さん。
星空さんは素敵な異性を夢見て「シンデレラ」好きなのではないらしい。
もしくは青木さんが問答無用すぎるのか。
楽しい時間はやがて終わり…というか終わりにするため、24時前に御城を出ることに。
そこに再来するバッドエンドさん達。ガラスの靴をアカンベェに変え、全速で逃げさせます。
これでお話は終わらない。シンデレラは舞踏会から帰ることができず、末長くお城で幸せに暮らしましたとさ。
ハッピーさん:
「みんなの大好きなシンデレラを」
「バッドエンドにしちゃダメなんだから!」
それを阻止すべく、星空さんは果敢に単独変身。
残りの4名の方はパクトを忘れてきたとかで変身できませんでした。
あの玩具、物理的に携帯してるものだったのか。
いつもどこからともなく取り出してたから、普段は異次元空間にでも収容されてるのかと。
それなりにデカいと思うのですが、どうやって隠し持ってるんだろう…。
単独名乗り&単独プリンセス&単独技。
だけどここまでこれたのは、他の皆さまの力があったからこそです。
そして「シンデレラ」という物語の力。
「シンデレラ」があったからこそ、星空さんは戦える。
「シンデレラ」を完成させるために。
虚構にしか過ぎないメルヘンは、やっぱり虚構でしかないのだけど、影響を受けた星空さんに現に変化を与えてる。
その星空さんにより、「シンデレラ」もまた影響を受ける。
星空さん達以外に「シンデレラ」のキャラクターがいないのが、何とも良い演出。
メルヘンを作るのは他ならぬ自分たちとも読めるし、メルヘンは特定の人物ではなく世界そのものだともとれる。
さすがの星空さんメイン回です。
こうして星空さんにより「シンデレラ」は守られました。
兄さん:
「…大筋はあってるでござるが、少しお話が変わってしまったでござるな」
「大丈夫でござろうか」
キャンディ:
「大丈夫クル」
「もっともっと楽しい『シンデレラ』のお話になったクル!」
世界は改変されました。だけどそれで何が困るのだろうか。
「シンデレラ」の基本ストーリーは決まってて、登場人物は全員それを知ってて、いわば予定調和なのだけど、そこに至るまでには紆余曲折と苦労と努力と感謝がある。
「スマイル」さんを象徴する大変に素敵な回でした。
どうして星空さんがあの本を拾ったのか。
「シンデレラ」を愛するプリキュアさんの存在に、「シンデレラ」の謎生物的何かが会いに来たかったから、と思い込んでみる。
お互いに影響しあうというテーマとも一致すると思うんだ。
「シンデレラ」を「プリキュア」に、星空さんを視聴者に置き換えると、胸が熱くなります。
制作者の皆さまの熱意が伝わってくるようだ。
人にとってメルヘンは必要だけど、メルヘンにとっても人が必要。お互いに感謝しあえる関係って、良いな。
【今週の青】
青木さん:
「誰も、来ません」
このお方の台詞はことごとくが名言で困る。
恐怖の「早く見に行かないと全部見せちゃうよ」月間も最終編。
行かなかったから全部見せちゃったとばかりに、全公開されました。
通常OPを模した私服シーンを、あえて違う場面に持ってくるとは、細かいところで熱い真似を…。
■スマイルプリキュア! 第39話「どうなっちゃうの!?みゆきのはちゃめちゃシンデレラ!!」
本日もまた、星空さんは図書館を徘徊なされてました。
頭の弱い系プリキュアにしては珍しく、本の虫の子です。
うろうろと物色してると、落ちてる1冊の本を発見。
表紙にメルヘンランドの紋章がついてる謎本でしたが、そんなものはガン無視して開いてみたところ。
中には超リアルなガラスの靴が。思わず触れてみたら、本の中に吸い込まれてしまいました。
メルヘンランドの放つデストラップに、いたいけな文学少女がまた一人犠牲に…。
星空さん:
「ここはシンデレラの世界…」
「あたしの役目は、シンデレラなのね」
聡明なる星空さんが状況に適応したころ。
外に残されたキャンディさんらも、ポップ兄さんから情報を得ていました。
曰く、「始まりのシンデレラ」なる本で、全ての「シンデレラ」の元になってるとか。
もしもその本がバッドエンドになると、大変なことになってしまうそうです。
なるほど。で、開いた途端に人さまを拉致したのは何故ですか?黙秘ですか、そうですか。
ではそんな大事な本が流出した原因は?それも黙秘ですか、そうですか。
同時刻、バッドエンドの方々も本件を察知。早速バッドエンドにするべく押し掛けることに。
本を破壊して「シンデレラ」を消滅させる、ではなく「バッドエンドにする」なあたり、彼らのモットーが伺えます。
それらに対抗するべく、スマイルさん達も「シンデレラ」の世界へ。
乱入したバッドエンドさん達は、姉&母として星空さんをいびります。
が、それはそもそもの物語通り。星空さん的には待ってました的展開です。
星空さん…。変なプレイとかにハマりそうで心配だ…。
バッドエンドさんのおかげで物語は順調に進み、ミノムシの助けで念願の舞踏会へ。
途中で馬車を壊されてしまいましたが、そこからは裸足でダッシュ。エリさま活動大写真。
駆けこんだ御城には、青木さん扮する王子様が。
問答無用で納得する星空さん。
星空さんは素敵な異性を夢見て「シンデレラ」好きなのではないらしい。
もしくは青木さんが問答無用すぎるのか。
楽しい時間はやがて終わり…というか終わりにするため、24時前に御城を出ることに。
そこに再来するバッドエンドさん達。ガラスの靴をアカンベェに変え、全速で逃げさせます。
これでお話は終わらない。シンデレラは舞踏会から帰ることができず、末長くお城で幸せに暮らしましたとさ。
ハッピーさん:
「みんなの大好きなシンデレラを」
「バッドエンドにしちゃダメなんだから!」
それを阻止すべく、星空さんは果敢に単独変身。
残りの4名の方はパクトを忘れてきたとかで変身できませんでした。
あの玩具、物理的に携帯してるものだったのか。
いつもどこからともなく取り出してたから、普段は異次元空間にでも収容されてるのかと。
それなりにデカいと思うのですが、どうやって隠し持ってるんだろう…。
単独名乗り&単独プリンセス&単独技。
だけどここまでこれたのは、他の皆さまの力があったからこそです。
そして「シンデレラ」という物語の力。
「シンデレラ」があったからこそ、星空さんは戦える。
「シンデレラ」を完成させるために。
虚構にしか過ぎないメルヘンは、やっぱり虚構でしかないのだけど、影響を受けた星空さんに現に変化を与えてる。
その星空さんにより、「シンデレラ」もまた影響を受ける。
星空さん達以外に「シンデレラ」のキャラクターがいないのが、何とも良い演出。
メルヘンを作るのは他ならぬ自分たちとも読めるし、メルヘンは特定の人物ではなく世界そのものだともとれる。
さすがの星空さんメイン回です。
こうして星空さんにより「シンデレラ」は守られました。
兄さん:
「…大筋はあってるでござるが、少しお話が変わってしまったでござるな」
「大丈夫でござろうか」
キャンディ:
「大丈夫クル」
「もっともっと楽しい『シンデレラ』のお話になったクル!」
世界は改変されました。だけどそれで何が困るのだろうか。
「シンデレラ」の基本ストーリーは決まってて、登場人物は全員それを知ってて、いわば予定調和なのだけど、そこに至るまでには紆余曲折と苦労と努力と感謝がある。
「スマイル」さんを象徴する大変に素敵な回でした。
(左画像) スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア ~キュアハッピー&キュアビューティー~ 全2種セット (右画像) スマイルプリキュア! ボーカルアルバム2 |
どうして星空さんがあの本を拾ったのか。
「シンデレラ」を愛するプリキュアさんの存在に、「シンデレラ」の謎生物的何かが会いに来たかったから、と思い込んでみる。
お互いに影響しあうというテーマとも一致すると思うんだ。
「シンデレラ」を「プリキュア」に、星空さんを視聴者に置き換えると、胸が熱くなります。
制作者の皆さまの熱意が伝わってくるようだ。
人にとってメルヘンは必要だけど、メルヘンにとっても人が必要。お互いに感謝しあえる関係って、良いな。
【今週の青】
青木さん:
「誰も、来ません」
このお方の台詞はことごとくが名言で困る。