【今秋のプリキュアさん】
おそらく最後と思われる特殊OP。
謎のメルヘン生物との触れ合いから、戦闘、多段変身まで。
最後の最後で、綺麗に全体をまとめた構成にしてきました。
もはや映画館に行かずとも展開が伝わります。
早く行かないから、全部見せちゃったよ感が…。
■スマイルプリキュア! 第40話「熱血!あかねの宝さがし人生!!」
プリキュアさんとバッドエンドの死闘が始まって早1年。
当初バッドエンドサイドの圧勝かと思われた戦争も、蓋を開けてみれば連戦連敗。
特にここ最近の行動には目にあまるものがあります。
幼児化して遊ぶだの、ロボ戦だの、女装してお芝居だの…。
そろそろいい加減、ピエーロ様の我慢も限界に近づいてきました。
怠惰を信条にしてるからって、いつまでものんびり構えてもらえると思ったら大間違いだ。
ジョーカーさん:
「ピエーロ様もお怒りですよ」
オオカミさん:
「いや、ていうかピエーロ様ってなんなんだ」
さらりとオオカミさんから疑問が漏れる。
どうやら彼らも、ピエーロ様のことをよく分かっていなかったらしい。
まぁ怠惰に寝てるのを是とする上司なんて、理解しようもないし…。
ジョーカーさんが言うには、オオカミさんらは辛い昔の状態から抜け出すために戦っている御様子。
お伽噺の悪役たる彼らには色々と溜まってるものもあったのでしょう。
実際、「そして赤ずきんはオオカミさんと仲良く暮らしましたとさ」とはなりようがないですし。
「オオカミは野蛮だから物語に登場させるな」というのが酷いように、「オオカミがカワイソウだから退治するな」も酷い話。
とはいえ、やられ役としては辛いところもあるわけで。
ターゲットを一人選べ。
ジョーカーさんの言葉に、ウルフさんが選んだのはサニーさん。
先日の総力戦での敗北を根に持っておられたようです。地味に熱い。
一方その頃、平和に平和を満喫する女子中学生たちは、呑気に課題とかやってました。
お題は「宝物」。
日野さんも頭を転がします。バレー、お好み焼き、男、etcetc。
そんな折、ちょうど試合が近かった日野さんのために、星空さんらから手縫いのお守りがおくられました。
傷まみれ血まみれの星空さんのお手々が大変に可愛いです。もはや悪意がなければ誤刺できないようなところにまで、傷を作っておられる。
大丈夫かな、この子…。どこか病んでて、刺すのが楽しくなっちゃったりしてないかな…。
このタイミングでこんなものを貰ったら一択です。日野さんは「宝物」に、このお守りを選ぶことにしました。
星空さん達も微妙に渡しづらかったろうに。まるで選んでくれと言ってるようなものです。
別に課題と関係なく、前々から用意してたのにな…。
しかしてそこに襲来するオオカミさん。
今回のターゲットは日野さんただ一人。単独行動してたところを狙い撃ち。
使用したアカンベェも対サニー初めての戦いのときと同じもの、という徹底ぶり。
初陣を想起する戦いの中、奮闘虚しく、サニーさんは敗北。
どれくらいのレベルの敗北かというと、
「必ずガードはする」が信条のプリキュアさんなのに、あからさまに直撃食らってるくらいの敗北。
スタントマンの方、超頑張った。
何気に「スマイル」さんは、他シリーズよりも過酷な芝居を要求されてる。
そして「宝物」にしようと思ってたお守りも壊されてしまいました。
努力したからといって、目標を達成できるとは限らない。
現実はメルヘンのようには行かないのです。
オオカミさん:
「…次はキュアハッピーだ」
ハッピーさんは2番目なのね…。
何かこう、喰い散らかすかのような邪な印象がわく台詞だ。。
この言葉にサニーさんも超反応。
守りたかった「宝物」は何なのか。
物理的にはお守りですが、本質的にはお守りそのものじゃない。
単なる布と綿の不格好な集合体に過ぎないお守りに価値があるのは、それを作ってくれたのが星空さんらだから。
バレーだって単にボールを打ち合ってるだけです。
お好み焼きも炭水化物の変形に過ぎない。
ブライアンの手紙に至っては、ろくに読めもしないミミズがのたくってる絵ですよ。
そんなしょうもないモノに価値があるのは、それらに関係している人々がいるから。
例えバレーの試合に負けたとしても、皆でバレーに参加してた時間は事実。
勝つことが目的でバレーが好きなのではなく、関係性が好きだからバレーも好き。
思えば日野さんが好きだと言っていた事柄は、ことごとく他者が関係してます。
一人で閉じこもって絵を描いてた美翔さんとは分かりあえなさそうだ。
ここに来て新技炸裂。
残りの4人(ハッピーさんは前回のとすると、3人)も同じ展開なんでしょうか。
最後のメイン回で新技…というのは、色々と深読めそうで面白そう。
「お守り」そのものに価値があるのではなく、それを提供してくれている存在に価値がある。
そしてそれらに価値を見出すからこそ、「お守り」にも価値がある。
宗教学の大原則たる「『神がいるから信じる』ではなく『信じるから神がいる』」にも通じる事柄です。
「努力しても勝てないこともある」による絶望から始まった日野さんのお話。
確かに完勝はできなかったけれど(お守りは破壊されてる)、本当に守るべき一線はちゃんと守れた。
バレーの試合に負けたとしても、それ自体は真の勝敗じゃない。
第2話の時点では他者との関係性は描きようもなかったので、「努力したことそれ自体は無駄じゃない」と個人の内面にフォーカスが当たってた、と思う。
そこに「応援してくれる人たちの思い」も加わりました。
同様に、応援を受けて戦う日野さんの姿は、応援する星空さん達の力にもなってるはず。
素晴らしき循環。
この1年の時間を使って、綺麗に昇華してまとまったように思います。
【今週の茜】
いろいろあってOPにたどり着いた。
スマイルさんは過去から未来(つまり現在)を目指すお話なのだぁと思ってみる。
「シンデレラ」のお話が、読み終える前から結末は決まっているように、「スマイル」さんも結末は決まってる予定調和。
でもその予定調和にたどり着くためには、皆の必死の戦いがある。
【今週の星】
今週の星空さんは、正攻法でエロいです。なんだこの可愛い生き物。
【今週のプリキュアさん】
今現在、プリキュアオンリーイベント・レインボーフレーバー開催中。
お暇な方は行ってみよう。お暇でない方も行ってみよう。
おそらく最後と思われる特殊OP。
謎のメルヘン生物との触れ合いから、戦闘、多段変身まで。
最後の最後で、綺麗に全体をまとめた構成にしてきました。
もはや映画館に行かずとも展開が伝わります。
早く行かないから、全部見せちゃったよ感が…。
■スマイルプリキュア! 第40話「熱血!あかねの宝さがし人生!!」
プリキュアさんとバッドエンドの死闘が始まって早1年。
当初バッドエンドサイドの圧勝かと思われた戦争も、蓋を開けてみれば連戦連敗。
特にここ最近の行動には目にあまるものがあります。
幼児化して遊ぶだの、ロボ戦だの、女装してお芝居だの…。
そろそろいい加減、ピエーロ様の我慢も限界に近づいてきました。
怠惰を信条にしてるからって、いつまでものんびり構えてもらえると思ったら大間違いだ。
ジョーカーさん:
「ピエーロ様もお怒りですよ」
オオカミさん:
「いや、ていうかピエーロ様ってなんなんだ」
さらりとオオカミさんから疑問が漏れる。
どうやら彼らも、ピエーロ様のことをよく分かっていなかったらしい。
まぁ怠惰に寝てるのを是とする上司なんて、理解しようもないし…。
ジョーカーさんが言うには、オオカミさんらは辛い昔の状態から抜け出すために戦っている御様子。
お伽噺の悪役たる彼らには色々と溜まってるものもあったのでしょう。
実際、「そして赤ずきんはオオカミさんと仲良く暮らしましたとさ」とはなりようがないですし。
「オオカミは野蛮だから物語に登場させるな」というのが酷いように、「オオカミがカワイソウだから退治するな」も酷い話。
とはいえ、やられ役としては辛いところもあるわけで。
ターゲットを一人選べ。
ジョーカーさんの言葉に、ウルフさんが選んだのはサニーさん。
先日の総力戦での敗北を根に持っておられたようです。地味に熱い。
一方その頃、平和に平和を満喫する女子中学生たちは、呑気に課題とかやってました。
お題は「宝物」。
日野さんも頭を転がします。バレー、お好み焼き、男、etcetc。
そんな折、ちょうど試合が近かった日野さんのために、星空さんらから手縫いのお守りがおくられました。
傷まみれ血まみれの星空さんのお手々が大変に可愛いです。もはや悪意がなければ誤刺できないようなところにまで、傷を作っておられる。
大丈夫かな、この子…。どこか病んでて、刺すのが楽しくなっちゃったりしてないかな…。
このタイミングでこんなものを貰ったら一択です。日野さんは「宝物」に、このお守りを選ぶことにしました。
星空さん達も微妙に渡しづらかったろうに。まるで選んでくれと言ってるようなものです。
別に課題と関係なく、前々から用意してたのにな…。
しかしてそこに襲来するオオカミさん。
今回のターゲットは日野さんただ一人。単独行動してたところを狙い撃ち。
使用したアカンベェも対サニー初めての戦いのときと同じもの、という徹底ぶり。
初陣を想起する戦いの中、奮闘虚しく、サニーさんは敗北。
どれくらいのレベルの敗北かというと、
「必ずガードはする」が信条のプリキュアさんなのに、あからさまに直撃食らってるくらいの敗北。
スタントマンの方、超頑張った。
何気に「スマイル」さんは、他シリーズよりも過酷な芝居を要求されてる。
そして「宝物」にしようと思ってたお守りも壊されてしまいました。
努力したからといって、目標を達成できるとは限らない。
現実はメルヘンのようには行かないのです。
オオカミさん:
「…次はキュアハッピーだ」
ハッピーさんは2番目なのね…。
何かこう、喰い散らかすかのような邪な印象がわく台詞だ。。
この言葉にサニーさんも超反応。
守りたかった「宝物」は何なのか。
物理的にはお守りですが、本質的にはお守りそのものじゃない。
単なる布と綿の不格好な集合体に過ぎないお守りに価値があるのは、それを作ってくれたのが星空さんらだから。
バレーだって単にボールを打ち合ってるだけです。
お好み焼きも炭水化物の変形に過ぎない。
ブライアンの手紙に至っては、ろくに読めもしないミミズがのたくってる絵ですよ。
そんなしょうもないモノに価値があるのは、それらに関係している人々がいるから。
例えバレーの試合に負けたとしても、皆でバレーに参加してた時間は事実。
勝つことが目的でバレーが好きなのではなく、関係性が好きだからバレーも好き。
思えば日野さんが好きだと言っていた事柄は、ことごとく他者が関係してます。
一人で閉じこもって絵を描いてた美翔さんとは分かりあえなさそうだ。
ここに来て新技炸裂。
残りの4人(ハッピーさんは前回のとすると、3人)も同じ展開なんでしょうか。
最後のメイン回で新技…というのは、色々と深読めそうで面白そう。
「お守り」そのものに価値があるのではなく、それを提供してくれている存在に価値がある。
そしてそれらに価値を見出すからこそ、「お守り」にも価値がある。
宗教学の大原則たる「『神がいるから信じる』ではなく『信じるから神がいる』」にも通じる事柄です。
「努力しても勝てないこともある」による絶望から始まった日野さんのお話。
確かに完勝はできなかったけれど(お守りは破壊されてる)、本当に守るべき一線はちゃんと守れた。
バレーの試合に負けたとしても、それ自体は真の勝敗じゃない。
第2話の時点では他者との関係性は描きようもなかったので、「努力したことそれ自体は無駄じゃない」と個人の内面にフォーカスが当たってた、と思う。
そこに「応援してくれる人たちの思い」も加わりました。
同様に、応援を受けて戦う日野さんの姿は、応援する星空さん達の力にもなってるはず。
素晴らしき循環。
この1年の時間を使って、綺麗に昇華してまとまったように思います。
(左画像) スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア キュアハッピー&キュアサニー バンプレスト(全2種フルセット) (右画像) スマイルプリキュア! キュアサニークッションカバー |
【今週の茜】
いろいろあってOPにたどり着いた。
スマイルさんは過去から未来(つまり現在)を目指すお話なのだぁと思ってみる。
「シンデレラ」のお話が、読み終える前から結末は決まっているように、「スマイル」さんも結末は決まってる予定調和。
でもその予定調和にたどり着くためには、皆の必死の戦いがある。
【今週の星】
今週の星空さんは、正攻法でエロいです。なんだこの可愛い生き物。
【今週のプリキュアさん】
今現在、プリキュアオンリーイベント・レインボーフレーバー開催中。
お暇な方は行ってみよう。お暇でない方も行ってみよう。