穴にハマったアリスたち

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仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダーTHE MOVIE 超・電王トリロジー Ep.Yellow

2010年06月21日 | アニメ・日曜朝 感想その他
半年ぶりの「完結編」を見てきました。

■仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー Episode Yellow お宝 DE エンド・パイレーツ

「何がやりたくて生きてるのかさっぱり分からない」でお馴染みのディエンド兄さん、長年の疑問に抗弁するため番外編の機会を貰いました。
組んだ相手は電王さん。
電王ギミックで過去へと戻り、行った先はかつての自分の窃盗現場。

過去のディエンドさんも、相変わらず何が楽しいのか泥棒三昧。
何だか高そうな装飾銃を、泣き叫ぶ子供から強奪する非道ぶりを大発揮。これは酷い。
そしてその後の逃走劇で、肝心の「お宝」は損傷して粉砕。本当に、何が楽しくて彼は…。

今回のディエンドさんは、そんな悲しき過去を修正するためにタイムトラベルしてみました。
曰く「お宝を台無しにするなど許せない」。
こうして電王さんは巻き込まれ(お気の毒に)、くぐる必要のない死線をくぐることに。

モノが「ディケイド」となると、やはりメタフィクションを気にしたくなります。
ディエンドさんは言う。「お宝を壊すことは許せない」、だけど「お宝が欲しい」「お宝とは人の想いだ」。
「お宝」「お宝」言いすぎてゲシュタルトが崩壊する中、それでもディエンドさんは叫ぶ。「お宝が好きだ」と。

順当に考えれば、今回の「お宝」は「過去のライダー番組」に置き換えられる。
「小さな少年から奪う」というのが、いかにもです。
お子様が大好きな「仮面ライダー」を奪ってでも、自分もその「お宝」を体験したい。

「お宝が好きだ」「お宝が欲しい」。でも何よりも「お宝を壊すことが許せない」。
じゃあ盗むなという気がしますが、まぁディエンドさんに言ってもしょうがない。
欲しいものは欲しいんですよ!良い子は真似しない!

今回のディエンドさんは、過去の自分を殺そうとしてまでも「お宝」を守ろうとする。
「お宝」は欲しいが、壊すくらいならば死を選ぶ。
この辺、「リメイクや続編は見たいが、昔のイメージは壊したくない」の心理に似通ってる気がする。
また世界観が壊されてしまった!おのれディエンド!
どうにもならないこのジレンマ。

同時に少年は「お宝」を奪われたことにより、もっと彼にとって必要だった「お宝」の存在を知る。
大人になった彼が「未来で会おう」と去っていく様は象徴的です。
お子様の頃には分からなかったことが、大人になってからなら分かる。
強引に勝手にこじつけた気もしないでもないですが、そういうことだと思えなくもないと思いたい。
まとまった…かな。

ややこしいことはともかく。

 『Final Kamen Ride』

 『...Gekijyouban!』

これが全てな気もする。
「ディエンド」編の完結として、確かにこれはやっておかないと。
人としての一線を踏み外した感が凄いです。ディエンドさん…。幾らなんでもやっていいことと悪いことが…。
「ディケイド」完結編のタコ殴りも絶望を誘いましたが、「ディエンド」さんのこれはそれ以上です。
戦力的には「ディケイド」さんの方が上のはずなのに、どす黒い。

ところで「2008年11月22日」って何か意味がある日付なんでしょうか?
「ディケイド」の企画が通った日とか。
『夫婦の日』だけで選ばれたんだろうか。


(左画像)
仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー 公式ガイドブック<ディエンド編> 62483‐52 カドカワムック349 (カドカワムック 349 CHO-DEN-O TRILOGY OFFIC)

(右画像)
仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦 2010 コレクターズパック [DVD]


一緒に見に行った「仮面ライダー」知識ほぼゼロの友人の感想。
「青いの(ディエンド)の行動にナレーション(?)がついてるのが面白かった」。
『Kamen Ride』が如何に優れていたか、よく分かる。
コメント (4)
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