穴にハマったアリスたち

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アニメ「ひみつの花園」とメアリー・レノックスを讃える

2010年02月16日 | アニメ、ゲーム・全般
いつもお世話になってる相羽さんの記事で知りましたが、アニメ「ひみつの花園」がDVDBOX化してたそうな。
このアニメ、はるかなる大昔、金曜夜にNHKさんで放送されてました。
「ふしぎの海のナディア」の後番組、といった方が通りがいいかもしれない。

我が家でも「ナディア」に引き続く形で視聴してました。
第1話を見た時の様子は今でも忘れられない。
一家団欒、夕食中に視聴してたのですが、EDが流れたとき家族一同で大爆笑しました。

「ひみつの花園」ED(リンク先:ニコニコ動画)

確かに「ひみつの花園」はそういう話だが!でもそれだけじゃないだろうと!

 『あちゃあ 彼とのデート 今 君に見られた』
 『まさかまさか 用心していたのになぜ?』
 『夕暮れ道でただ見つめあうだけ 秘密ひとつバレちゃったの ごめんしてね』
 『私はずんずんパニック 幸せが崩れていくわ』

 『嗚呼いけないことと 嗚呼分かっていても』
 『恋は止まらない でも君を好きな気持ちに迷いはないの』
 『何も言わぬ君の顔がひきつっていく』
 『嗚呼 彼といたって 嗚呼 君に捧げる 信じてね』
 『嗚呼 半分づつの愛じゃないのよ もっと強気になって』

「浮気の現場を押さえられた女が、『私のこと信用してないの!?』と逆切れして押し切った挙句、『どうしてもっと強気にならないのかしら?』とむしろ責める」という意味不明の歌です。
操り人形で遊ぶメアリーお嬢さんが恐ろしい。この女…。
弊ブログでやっている「身も蓋もなく話を要約する」という悪い遊びの源流は、多分この「ひみつの花園」です。

また、私がお唄に拘るようになった遠因も、おそらくこれです。
大学生になった頃、「昔聞いた曲を集める」というのにハマったのですが、「ひみつの花園」はかなりの強敵でした。
今ならAmazonさんパワーでどうにでもなるんでしょうけど、当時は入手手段が絶無。

今となっては懐かしいですが、当時は「ネットで知り合ったもの同士で、MDその他の録音媒体に収めた曲を交換する」という文化がありました。
何せ曲の入手手段が限られるものだから、中古ショップを虱潰してサントラを入手するとか、曲を聞くためだけにゲームソフトを買うとか、そんな時代でした。
で、大昔の曲は逆に手に入るのですが(「懐かしの○○」とかに収録されるから)、「ひみつの花園」のように半端に古いものはえらく苦労しました。

似たような物(でもかなり難易度の低いもの)に「21エモン」の初期EDとか、「ひみつのアッコちゃん」の「DON'T YOU…?」とか。
懐かしいなぁ。あの頃、「探している」とネットに書いて、それを見た方から「録画したビデオがあるからダビングして送る」と連絡が来たりとか。
今なら動画サイトで簡単に見れることに時代を感じます。
まぁ違法なのですけど、昔「金なら払うから売ってくれ」と思っていた身としては時代を感じます。
(「商品を売る」ということを全面的に肯定するようになったのも、この経験が影響しているのかも)

なお、この「ひみつの花園」のED曲「はらほろひれはれ」は、福岡の中古ショップで無事に発見。
高校時代の友人から「見つかった」と連絡受けて購入しました。
今見たら、一応Amazonさんで取り扱ってはいるらしい。

「ひみつの花園」オリジナル・サウンドトラックVol.2

さりげなくプレミアついてる。
ネットの功罪は色々あれど、あの苦労を一瞬で解決できるようになったと思うと凄さを感じます。
「欲しいものが金さえ積めば買える」って、つくづく素晴らしい。


【蛇足】
リンク先のニコニコ動画のコメントでも書かれていますが、キャストがやたらに豪華ですね。
もはや何者か全く思い出せない役柄に、思い出すまでもなく周知の声優さんが割り振られている。
何なんだこれ。
コメント (1)
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