穴にハマったアリスたち

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感想:歌姫的プリキュア祭 (2010年2月20日)

2010年02月20日 | プリキュア雑談・総合
夢原さん:
 「大丈夫だよ」
 「だってこんなに、プリキュアがいるんだもん」

 ~DSゲーム「Yes! プリキュア5GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル」より~

■歌姫的プリキュア祭



 日時:2010年02月20日(土) 開場18:00/開演19:00
 出演:五條真由美、うちやえゆか、沖佳苗、茂家瑞季、宮本佳那子、高取ヒデアキ、池田彩、工藤真由、榎本温子
 構成・司会 鈴木美潮
 場所:新宿・ロフトプラスワン


曲順
曲目
演者
01.DANZEN!ふたりはプリキュア(ver.MaxHeart)五條真由美
02.まかせて★スプラッシュ☆スター★うちやえゆか
03.「笑うが勝ち!」でGO!五條真由美・うちやえゆか・榎本温子
04.キラキラしちゃって My True Love!宮本佳那子
05.プリキュア5、フル・スロットル GO GO!工藤真由
06.プリキュアモードにSWITCH ON!キュアカルテット
07.Let's!フレッシュプリキュア!~Hybrid ver.~茂家瑞季、高取ヒデアキ
08.Alright!ハートキャッチプリキュア!池田彩
09.ハートキャッチ☆パラダイス!工藤真由
10.ガンバランス de ダンス ~希望のリレー~キュアカルテット


(本感想は、私の記憶に基づいたものであり、実際の演者の方の意図・言動とは大きく異なる場合があることをご了承ください)

【初めに】

時は不景気。
我らのバンダイ様も人員整理を余儀なくされ、経済状況はまだまだ暗いそんな時代です。
ですが、某社の偉い方はおっしゃった。

「弊社には今までに何度も経済的な危機が訪れた」
「だがその度に、戦隊ヒーローが、仮面ライダーが、プリキュアが助けてくれた」

そんな決死の気迫が伝わってくる素晴らしいイベントでした。

【会場】

場所は新宿コマ劇場前。がっつり風俗街です。
応援にやってきた美翔さんが、地図持ったまま「…本当にここなのかな?」と呆然とするような立地条件にありました。
しかも今回は堂々の「プリキュア」冠付きのイベント。決行された主催者様を褒め称えたい。

外はそんな感じでしたが、会場内はプリキュア一色でした。
壁中に「オールスターズ2」のポスターが貼られまくってる。
マーベラスエンタテイメント様が、ガンガン物販を行われている。

総指揮を執られた鈴木さん曰く「映画のPRイベントということで許可してもらった」そうです。
恐ろしい話です。さりげなく公認イベントだったのか。
それが影響したのかどうか、端々で自主規制(ステージ上はアルコール禁止、未成年者の早期退場等)が見受けられました。
また開演前のアナウンスで、「持参したプリキュアグッズを、ステージ上に飾って欲しいという要望を多く頂きましたが、進行上、お断りさせていただいています」とわざわざ告知されてました。
版権上、かなり微妙なバランスだったんだろうなぁ。

なお会場内のBGMにはエンドレスでプリキュアソングが流れていました。
さりげなく「オールスターズ2」の曲もかかってた。
もしかして、フルを聞いた最速組になるんでしょうか。「ハートキャッチ」さんが加わったことによるアレンジが、とても面白かったです。

【物販】

マーベラス様のCD、鈴木さんチームによるグッズ販売が行われていました。
両者とも、「出演者のサイン色紙」の抽選プレゼント企画を実施。
物理的にはサインなんてただの紙に過ぎないし、演者の筆跡に客観的価値があるわけでもない。
でも、確実にそのサインには価値がある。
「価値」とか「販売戦略」とか、何かそんなことを感じました。素晴らしい。

とりあえず、鈴木さんのTシャツを購入しました。
物販の方が凄く頑張っておられた。
ほんの僅かでも応援になったと思いたい。

【トーク】

鈴木さんが司会を務め、順にゲストを呼んでトークとお唄、という形でした。
一般的なライブよりはトークに比重があった気がします。
色々と面白い話が聞けました。

工藤さんの
「下関でのキュアカルテットのイベントで風邪をひいてしまい、ステージで声が出なくなった」
「状況を察した他の3人がステージに出てきてくれて歌ってくれた。とても嬉しかった」とか。

「去年のオールスターズではフレッシュ組はまだ出来あがっていなかった」(収録をまだ3回しかしておらず、3人で一緒に変身台詞を叫んだのも映画が初だったとか)
「先輩プリキュアが色々と分かってる中、大変だったと思う」
「でも今回の映画では、立派に出来あがっていて、ハートキャッチ組の先輩になっていた」とか。

五條さんの
「初代の時に、『10年続いたらいいですね』と話していた。そして『そうですねー』と適当に相槌するだけでした」
「もう、10年が見えてきた」とか。

私は初めて知ったのですが、皆さんの歌の振り付けは自力で考案されたそうです。
そういうの、支給してくれないのか…。
物凄い努力されてるというか、生々しい仕事の話を聞いた。

歌手メンバーが揃っていることもあり、プリキュアソングに関する感想として「体を痛めつける歌ばかりだ」で意見統一されていました。
「キラキラkawaii」とか、全パートMAXな構成なので、軽く倒れそうになるとか。
一昨年のミュージカルの話題とかもされてました。「戦ってる横で歌うのが新鮮だった」とか。
同じく一昨年のプリキュアライブが如何に大変だったかとかも。
戦ってるのはプリキュアさんだけじゃなかった。みんな倒れそうになりながらお仕事されてる。

【お唄】

7代目の「ハートキャッチ」さんが、8代目につなぐための戦いを開始しているそんな今。
初代から現代までを一気に通して聴く豪華な内容でした。
個人的には、工藤さんのパートがやたら印象に残った。

工藤さん:
 「絶体絶命フルスロットル 負けない嵐が荒れようと」
 「もしさみしい、悲しい時や折れそうな時は そっと私たち思い出して」

状況が過酷なだけに、胸に染みます。
私たちも戦おう。たとえ嵐が荒れようと。
そしてプリキュアさんに恥じない自分になりたい。

また「ハートキャッチ」さんのED。
知っての通り、元気よく花咲さんが躍っておられます。
無茶ぶりのノリで、「踊って」というコールがステージからも客席からも飛びました。

工藤さん:
 「踊ります」

平然と答えられた。そして完璧に歌いながら踊られた。す、すげぇ。
二次創作じゃない、正真正銘の本物だ。この再現度を越えられるのは、花咲さん・来海さんの中の人しかいない。
歌が終わった後、本気で息が切れておられたのが格好良かったです。

薄々予想はしてた通り、「ハートキャッチ」さんのOPとED、本邦初公開のフルバージョンでした。
今までのプリキュアフォーマットと、若干違う構成になってた気がする。
そのせい…というか、そもそも初公開なのだから当然ですが、コールは錯乱しまくりでした。

EDは「Change!」「Chance!」「Dance!」の順で、最後は「Dance!」だけで締め…がTVサイズですが、フルは違う。
なまじTVを見まくってる層なだけに、一斉に間違えたのが面白かったです。
2番はもう諦めて、ほとんど以心伝心で「Dance!」に統一されてたのもおかしかった。

「シャッフル・カラフル・ビューティフル」も1番は綺麗にみんな合わせてたけど、当然ながら2番は全くの不明。
いや工藤さん、ニヤニヤしながらこっち見られても…とかそんなノリでした。
(そういえばフルバージョンのダンス振付を知ってるのも工藤さん他数名だけなんですよね。やっぱ本職はすげぇ)

もう一つの初公開・OPも謎の騒ぎでした。
池田さん、やたら可愛い。あの方はツインテールがデフォなんですか。
おひろめカーニバルのときはサービスなのかと思ってた。

宮本さんの後輩の茂家さんは、高取ヒデアキさんと一緒にお唄。
原曲キーで。
まず、高取さんが化け物。男性でも歌えるのか、アレ。違和感ないところが凄い。
男女デュエットverの「Let's フレッシュプリキュア!」なんて、とんでもないものを見ました。
「ヒーロー」と異様な親和性を誇る「フレッシュ」さん。さすが。

榎本さん・沖さんはメインでのお唄はなし。残念。
沖さんは「歌いたかったが、マネージャーNGが出た」そうです。
何故に。

【榎本温子さん】

くどいようですが、私は榎本さんの患者です。
今回のライブに参加してくれてとても嬉しかった。
「TEUCHI」から始まった流れは、物凄く大きく育ってる。

トークもさすが榎本さん。
端々に商品アピールを織り込んでくるあたりがテクニシャンです。
何はともあれ、映画の前売り券を買おう!これに勝る応援行為はない。

ステージの後ろの壁にも「プリキュア」ポスターが貼ってあり、榎本さんは時折それをベースに話をされていました。
その光景が、12年前の「彼氏彼女の事情」の時の様子と被った。
何か、妙に感慨深い。

【ヒーロータイム】

イベント開催の鈴木さんは、本来特撮ジャンルの方。
でも「プリキュア」さんだって、ヒーロータイムの一員です。
「プリキュアイベントをやっても何も不思議ではなかった」とは鈴木さんの弁ですが、その突破口になったのは彼女でした。

沖さん:
 「戦隊ものが好きでイベントにお邪魔していたのですが」
 「プリキュアのイベントもやって欲しいと頼んだ」

発起人は、桃園さん…!

沖さん:
 「小さい頃からヒーローに憧れていたので、プリキュアで夢が叶いました」
 「ただショックだったのが、自分の声は意外と高いんだな、と」
 「そのせいで決め台詞がビシッと決まらなくて…」

 「もっとドスの利いた声でやろうやろうとしていました」

桃園さんが拳で語る女と化した理由の一端を見た気分です。
他の出演者様ブログ等に、「沖さんはキュアピーチそのものだ」という感想を何度か見ていたのですが、その理由も分かった気分です。
まず、沖さんが漢らしい人だった。

蛇足ですが、「シンケンジャー」のシンケンゴールドは「プリキュア」好きを公言されてます。
(「追加戦士」つながりで、パッションさんに自分を重ねられてるらしい)
で、沖さんも寿司と挨拶する機会があったそうで。

沖さん:
 「よお!よろしく!と親交を深めてました」

桃園さん…。桃園さんが、何かおかしい…。

【感想】

「プリキュア」さんも開始から数えて7年です。
さらっと、とんでもない。
現在30歳の榎本さんは、初代の当時は24歳です。おかしい。
現在20歳の宮本さんは14歳です。おかしい。
最年少の池田さん・茂家さんにいたっては11歳ですよ。普通に視聴してておかしくない層だ。

去年行われた「プリキュア5」チームによるライブの際、「フレッシュ」さんのOPが歌われたのに強い衝撃を受けました。
例えば当時の「オールスターズ」である「プリキュアモードにSWITCH ON」には、当然「フレッシュ」さんはいない。
でもそこから突き進んでいってる。立ち止まってる停止したコンテンツじゃない。
そして今度は、「ハートキャッチ」さんの参戦。ニューバージョンの「キラキラ kawaii」がまた凄いです。

トークの中でも盛んに、受け継がれていく何かに言及されていました。
脈脈続く、シリーズコンテンツの力に本当に圧倒されます。
もう「プリキュア」という一番組というより、一業界の体をなしてる。

終始、戦う人々の凄さに刺激を受けまくりでした。
私も同じ社会人として、頑張ろう。
7年前に「初代」を見ていたころの自分から、何がどれだけ成長したのか。
恐ろしい次元で戦うプリキュアさんを、ほんの少しでも見習って、私も立ち止まらずに先に進みたい。
そして次のライブの時にも、胸を張って参加したい。

そんな勇気をくれる、素晴らしいライブでした。プリキュアさん、万歳。
コメント (9)
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