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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
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ハピネスチャージプリキュア! 第18話「みんなで幸せ全力応援!ぴかりが丘の結婚式!!」

2014年06月01日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアピーチ】



桃キュアさん:
 「キュアピーチだよ」
 「プリキュア10周年、凄いよね~」
 「皆で幸せゲットだよ!」

「フレッシュプリキュア」のラスト、我らの桃園さんがついに登場!
他のピンクキュアが続々登場する中、いつまでたっても出てこないのでやきもきしましたが…。
この子、凄まじくクジ運悪そうだしなぁ。

異様にエロスな夏私服のくせに、中身はかなり雑な大振りファイター。
お祖父さんから貰った「桃園ラブ」というドピンクな名前な割に、部屋のレイアウトは同じく祖父譲りのクールな畳ベッド。
使ってる枕は今風に低反発マクラで、でも上下は間違えて逆に使う。
色気漂う変身姿に対し、戦闘スタイルは雄叫び上げての肉弾戦。
純情無垢なように見せかけて、告白してきた男子には「笑顔で返事を保留」と大悪女ぶりを発揮。
「家事くらいできて当たり前」な基準を作り出したのも彼女。そのくせ突出した能力がないせいか、むしろロースペックに見える不思議。
他に、カツラ被ったりコスプレやったりジョイフル店内で反復横跳びやったり。
もはや何者なのか分からない…。

口癖の「幸せゲットだよ」は、他の3人の決め台詞が「現実はそうもいかないことを知りつつ、覚悟のために言っている」ことを思うと切ない。
実際、桃園さんは頻繁に心を折られ、マジ落ち込みされていました。

桃園さん:
 「あたし、頑張ってるのにどうして…?」

何せ「日常の生活に幸せを見出す」という発想は、鬱予防の観点ではかなり厳しい。鬱を誘発すると言ってもいい。
だって必ず日常は破綻するし、努力ではやり直せないことがあるんだから。

劇場版「おもちゃの国」の中で、ルーレット伯爵は言った。
「人生山あり谷あり。されど辿り着く先は一つ。ゴール」。
絶対的な現実として、人は必ず死ぬ。
卒業、結婚、出産、退職、引っ越し、その他諸々、「死」ほどではないにしてもライフステージが変わることは数多ある。
何かが始まったら必ずゴールがやってくる。途中経過がなんであっても。

それでも桃園さんは言い続けた。人生は必ずやり直せる。
例え個々が死を迎えたとしても、次の世代に「転生」してやり直していける。
パッションさんとして蘇ったイース様や、新しい持ち主のところにいったクマさんのように。

彼女が最終決戦で投げかけた質問は重いですね。

桃園さん:
 「あなたの幸せはなに?」

迷いながら進むにしろ、頑張ってやり直すにしろ、ここがはっきりしないと始まらない。
自分にとっての幸せは何なんだろう?
幸せを追求していた筈のメビウス様は、この問いに答えられず自爆なされた。

3Dダンスや、本格的なオールスターズが始まったのも桃園さんから。
お披露目カーニバルを初めとした様々なイベントも、この頃から盛んになったと記憶しています。
個人的には、一番プリキュア熱が盛り上がったのは「フレッシュ」当時だったかもしれない。あの年は、本当に熱かった。

■ハピネスチャージプリキュア! 第18話「みんなで幸せ全力応援!ぴかりが丘の結婚式!!」

大森さん家で結婚式をやることになりました。
なんでも、お二人の出会いがこのお弁当屋さんだったので、その記念らしいです。
これを聞き、愛乃さんらも準備を手伝います。

縁のある場所での結婚式はよくあることなので、「弁当屋で結婚式」自体はそれほど不思議じゃない。
ただ、現状は戦時下なんですよね…。
戦乱中に、食事供給所で一同が寄り集まってお手製の式を挙げる、と思うと急に見え方が変わってくる。。

そんなしんみり感を吹き飛ばすように、大森さんは大規模唐揚げタワーをご用意。
襲撃してきたホッシーワさんもお可哀想に。
なんか「ケーキはホールが1個なの!」とか可愛いことをおっしゃってましたけど、実態は唐揚げですよ。



うろうろ…。



うろうろ…。

なんか紫さんが所在なさげにうろつく中。

ホッシーワさん:
 「教えてあげてるのよ。家族なんか増えたらケーキを独り占めでき無いのよって」
ラブリーさん:
 「そんなの分け合えばいいじゃない」
ハニーさん:
 「皆で一緒に食べた方が美味しいよ」

「お菓子の国」を思い出すやり取り。
ただ、ホッシーワさんも我儘を言っているようでいて、まだ良識は残ってますね。
「他人がいればお菓子がもっと沢山手に入るから結婚したい」とか言われる方が困る。

なお結婚された花嫁さんは、氷川さんのお姉さんの親友さんだそうです。
氷川姉は現在行方不明。心配ですね。
この二人、ポジション的には月光さんともも姉か。その割には随分さらりと出て来たけれど。

姫さん:
 「お姉ちゃん、無事に見つかるといいね」
紫さん:
 「軽く言わないで」

また姫さんが無駄に凹まされている…。まぁ恐らくは姫さんのせいで行方不明なんでしょうし。
いまだもって過去に何があったのか、姫さんは喋ろうとしません。
そろそろ疑心暗鬼が湧いてきた、かな。。


(左画像)
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(右画像)
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Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


以前に東映デジタルセンターで行われた説明会によれば、3Dチームが一番思い入れがあるのはフレッシュチームだそうで。
踊ってるダンスも意図的にワンランク上にしているそうです。
例のダンス映画では特に顕著ですね。フレッシュのソロシーンは、何度見ても格好いい。

【プリキュア10周年】



姫さん:
 「このダンスで結婚式の幸せムードを取り戻しちゃうよ!」

「ダンス」で「幸せ」。姫さんは先輩への敬意を忘れない子。
「結婚」テーマも、エンジェルモードや桃園さんの思想的にしっくりきます。
花婿さんの名前はクレジットによれば「大輔」さん。桃園さんも、いい加減ちゃんとお返事してあげてください…。

桃園さん役の沖さんは大のヒーロー番組好き。
以前、イベントの時に「もっとドスの効いた迫力ある声を出したかったが、どうしても音が高くなってしまって…」とおっしゃっていました。(参考:歌姫的プリキュア祭 (2010年2月20日)
沖さん的には、まだまだ漢度に不満があったらしい。桃園さん、男前すぎる。。

上記のイベント中に「10年が見えてきた」という話題があったのが感慨深いです。
まさか実際に10年がやってきて、再びテレビで過去のプリキュアさんたちを見ることになろうとは。

あと、もう問題ないと思うので書きますが、数年前に街で見かけたことがあります。
繁華街で男性から腕を組まれて歩いてた。「男性と組んでいた」ではないところが、らしいというか何というか。

【今週の愛】



箸の持ち方が物凄い。ゆうゆうは、そういうとこは気にしないんだろうか。

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ハピネスチャージプリキュア! 第17話「努力と根性!!めぐみと誠司の絆!!」

2014年05月25日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアルージュ】



紅キュアさん:
 「キュアルージュです」
 「プリキュア10周年ありがとうっ」
 「これからもどうぞよろしくね」
 「そぅれ!」

今日のご挨拶は、情熱娘の夏木りんりん夏木りんさん。
大変に大人びた容姿に反し、口調は極めて日常モード。
何か余裕というか、茶目っ気を感じますね。
「テレビ放送に戻って来れて感謝感激」というより「昔の職場にふらりと立ち寄ってみた」感じ。

また、自己紹介の台詞は「キュアルージュです」。「~だよ」じゃないんですね。
さすが情熱乙女。スポーツ少女でありながら、物腰は結構穏やか。


「「5」の5人娘はココナツの悩みを反映している」と勝手に思っているのですが、夏木さんが担当するのは「友は邪魔なのか」。
能力的に劣る夢原さんと共に動いている夏木さんの悩みは、特にナッツからココへの想いとダブります。

もっとも夏木さん自身は、夢原さんを足手まといと考えたり、邪魔なライバルと思ったりはしなかったため、幾度か問題提起はされたものの軽く一蹴されていきました。
「ココを巡ってライバルになる」とかの展開もありえたのかもしれませんけど、早々に「謎生物は恋愛対象にならない」派であることを表明されたので、そちら方向のわだかまりもなし。
まぁその後、幽霊だの彼女付きだのに懸想するとか、ちょっと不安な恋愛人生を歩まれましたが…。

夏木さんといえば話題になる「レモネ友達事件」に関しても、彼女の本質が「友に依存しない/友を敵視しない」にあったのなら、あの台詞は必要なことだったのかなと思います。
(一方のレモネは「夢には価値があるのか」がテーマだと思いますので、過剰に「夢」(=夢原さん)に依存するのは必然)

もしも夏木さんがアクセ作りという情熱の向き先を見つけなかったら(ナッツが玩具制作による支援を行わずココと張り合ったら)どうなっていたか?は、見てみたかった気もする。

■ハピネスチャージプリキュア! 第17話「努力と根性!!めぐみと誠司の絆!!」

誠司くんが空手の大会に出ることになりました。
愛乃さんや大森さんは、当然の如く応援を企画します。あらあらコスプレまでなさって。
でも何故に学ラン着用なんでしょうか。普通にチアでいいのに。そして誠司くん以外の選手から嫉妬と憎悪を引き出せばいいのに。

姫さん:
 「応援なら他にもあるでしょ…?」

なるほどなるほど!じゃあ例えば!?
え、えっと…。お弁当、とか…?
それだ!!!!

というわけで、姫さんが手作り弁当を持っていくことに。

釈然としないものの、愛乃さんと大森さんの狂気に染まった空気に流されて、姫さんは健気にお弁当を作成します。
しかしながらなかなか上手くはできません。まぁつい先日まで、玉子も割れなかったお子様ですから。
練習のために次々と浪費されていく玉子さんに感謝しよう。

…失敗した料理は大森さんは食べるのかしら?あの子は「美味しく食べる」が信念であって「食材を無駄にしない」は掲げていなかったから、「焦げた料理も、もったいないから全部食べる」みたいな発想はしないようなするような。。

とうとう材料も使い切ってしまったので、姫さんはもぞもぞと買出しに。



どう見てもお弁当に必要な以上の素敵な積載量です。
姫さんも苦労なされてる…。
放送が始まったころは、彼女が一番の常識人になるとは思いもしなかったな。。

よたよたとぼとぼと荷物に埋もれていると、河原で誠司くんを見つけました。
あいつのせいで私はこんな苦労を…!
思わず姫さんの怒気も上がります。それなのにこいつ、爽やかに挨拶とかしてきやがった!

怒りと汚辱にまみれながら、姫さんは誠司くんの応援を見学します。
みんな何が楽しくて応援なんてしようとしてるんだろう?
だけどずっと見ている内に、頑張る誠司くんが煌めていて見えてきました。
あ、姫さんが堕落した。
それ、買い物に疲弊して心が弱ってるだけですよ。



とはいえ誠司くんが良い男なのは事実。
例によって現れた幻影帝国相手にも、果敢に戦闘を挑み、単身戦う姫さんをフォロー。
無茶な特攻をするでもなく、雑魚の露払い役を買って出る見極めもできてます。
さすが戦時下だけあって、彼の空手はかなりの実戦派ですね。
これは姫さんの心が動いても仕方がない。元々異性への免疫からっきしだし。

誠司くんがこんな良い男になったきっかけは、愛乃さんにあったそう。
遅れて助っ人にやってきた愛乃さんを見守りながら、誠司くんは語ります。
小さいころからあいつは誰かのために頑張っていた。だから俺も頑張るんだ。

 

これを見た姫さんの胸に、何やら熱いものが。
視聴者的にも緊張が走ります。
まずい、この姫、何か気づいてはいけない感情に気付きかけてる…!

 

姫さん:
 「…。」
 「……。。」
 「………。。。」
 「うん、私もそう(めぐみを見ていると頑張ろうという気持ちになる)かも」

あ、無難なところに着地した。
てっきり「あれ、誠司がめぐみのことを語ってると、どうして胸がちくちくするの?」とかそんな流れかと。
姫さんが良い子で良かったです。紙一重の人間関係。

その後、無事にサイアークは撃退され、誠司くんも空手大会で優勝しました。
いたって普通に良い男です。
プリキュア3人引き連れて大会に出るとか、しかもそれで優勝するとか羨ましいを通り越して放心するほどの充実ぶりですが、普通に良い男過ぎて反論のしようもありません。

「ハピネス」さんは恋愛要素を押し出していくと明言されている割に、これまでは大きな動きはなし。
青い生き物が、劣欲の赴くままにいたいけな少女を弄んだくらいで、もぎもぎした甘酸っぱい展開は起こっていません、が…。
もしも誠司くんが、誰かへの恋愛感情を意識してしまった時が、ハピネスチームが崩壊するときだろうな…。
薄氷一枚で関係が維持されてるような、不気味な緊張感があるなぁ。。


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【プリキュア10周年】

「見ているとこちらも元気になるから」は、夢原さんに対する夏木さんの感情と同じかなと。

【今週の愛】

[プリキュアメルマガから引用]
 秘密をまもりつづけるのってむずかしいね
 この前「プリキュアウィークリー」のキャスター・増子さんに、あたしたちがプリキュアだってことばらしちゃったんだ

 (中略)

 それにしても幻影帝国にあたしたちのことがばれたら大変だから、これからはちゃんと気をつけないと!
[引用終]

え、愛乃さん的には「まだ幻影帝国にはバレていない」認識なんですか。
そういえば先日、ホッシーワさんが「ブルースカイの王女だったのね。気付かなかった」と言っていましたが、あれは本気の発言だったの?
散々目の前で変身していたはずなのに…。どうなってるの幻影帝国。

【今週の愛2】



左手を上下に振り続ける愛乃さん。
「同じ場面で同じ動きを繰り返す」のはアニメ的にはよくあることですが、背後から見たカットでも、やっぱり同じように動き続けています。そして視点が戻っても、やっぱり動かし続けてる。
なんかちょっと気になった。愛乃さんの頭の軽さが現れ出てるというか…。

【今週の姫】

 

姫さん:
 「例えばほら、めぐみがお弁当でも作ってあげるとかさ」
 「みんなじゃなくて、めぐみが…」

暗に「あんたら付き合ってるんだから、めぐみが作ればいいじゃない」と言ってるような気も。

【今週の姫2】

 

愛乃さんは髪おろしてるのに、姫さんは特に変化なし。
「おしゃれ好き」の設定なのに、髪の毛は全くいじってないんですね。
そういえば眉毛も立派ですし、ブルースカイには「毛を触らない」的文化があるのかもしれない。

【今週の姫3】

 

目の錯覚で、姫さんのプリキュア服が破れてるように見えなくもない…。

【今週の姫4】

 

目の錯覚でも何でもなく、姫さんの手がごつい。そしてかなり異様。関節の数や向きがおかしいような…。
何が起きたの姫さん。絆創膏では済まないような、なんか致命的な傷を負ったんでしょうか。
包丁で切り落としたりしちゃったんじゃないでしょうね、この子。

…左手の小指がちょうど関節部分に絆創膏してるので親指っぽくみえるのかな。
あと、左手の親指と右手の親指が交差してるのが見えづらくて、入れ替わってるように見えてるだけ、かな。。

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ハピネスチャージプリキュア! 第16話「私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!」

2014年05月18日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアベリー】



mktn:
 「キュアベリーよ」
 「プリキュア10周年って完璧よね」
 「これからもよろしく!」

輝くベリーソード!
いつまでも支給されなかったり、囮に使われたりと話題には事欠かなかったあの伝説の玩具が帰ってきた!
パッションハープやラブギターロッドと並び、玩具で人気投票やったら上位に来るんじゃないかしら。



その使い手・ベリーさん。今日のご挨拶も実に完璧でした。
何がどうと説明するのは難しいですが、とにかく全身から完璧臭が漂っています。
アタシ、完璧!

彼女が事あるごとに「カンペキ」とおっしゃられるのは、他ならぬ自分自身が「自分はまだ完璧ではない」と思っているから。
自戒と目標の確認を込めて、より高みを目指すための鼓舞の言葉なのですよね。
桃園さんの「幸せゲットだよ」が必ずしも無欠の幸せ状態ではないのと同じように、フレッシュ組らしい「迷いながらも進む」を表している名台詞だと思う。

…と、思うのですが。

いかんせん、水着シーンで怒られるとか弟を彼氏と言い張ったりとか「ベリーソードは囮よ」とか、なんだかいろいろと微妙すぎたせいで、いつの間にやらお茶の間に人気の庶民派になられてしまいました。
その後、トップモデルの来海家とか大アイドルのまこぴーなんかが出てきたせいで、立場が更に切ないことに。
こんなに格好いいお姉さんなのに、どうして。。

桃園さんとのコンビも、過度に依存しない、でもちゃんと横で見守ってる感じの素敵な関係なのになぁ…。

■ハピネスチャージプリキュア! 第16話「私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!」

プリキュア・くるりんミラーチェンジ!



愛乃さん:
 「世界に広がるビックな愛!」
 「キュアラブリー!!」

自室で変身。それも一般人の目の前で。
しかも彼女は、よりにもよって報道関係者です。
どうしてこんなことになったんだろう。。

ある日、登校したところ学内にマスコミが入っていました。
目的はハピネスチャージの正体解明。
出現地域と背格好から、ぴかり中学の生徒と目星をつけたようです。鋭い。

更にマスコミさんは、極めて常識的な推理により、愛乃さんに疑念の目を向けられました。
仲良し3人組で行動してて、個々の性格がハピネスさんに合致し、おまけに動くぬいぐるみを頭に乗せています。
はい、この子たちですね。誰がどう見ても、この子たちですね。

疑念を持ったらとことん追求、マスコミさんは愛乃さんの自宅にもやってきました。
こんなこともあろうかと誠司くんも来てくれていましたが、ちょっと目を離した隙に愛乃さんが暴走。
レポーターのコスプレして逆取材をしたところまでは良かったものの、マスコミさんの「私もプリキュアになりたいの」の一言にあっさり懐柔され、正体をバラしてしまいました。

幸いにして彼女のプリキュア願望は真実だったようで。
神もどきの人でなしのいる大使館に連行し、プリキュア化を嘆願してみました。
なんでも以前にプリキュアさんに助けられたことがあり、自分もあんな格好いいヒーローになりたいのだとか。

マスコミさんをじっくり吟味した神もどきは、しぶしぶながらもプリキュア化を承諾。アイテムを出してくれました。
あからさまに「年が行き過ぎているね。好みじゃない」的オーラを出してやがりましたが。
ここはお世辞でも、もう少し「協力者が増えて嬉しいよ」とか何とか歓迎ムードを出してくれ。

そんな神もどきの消極さが表に現れたのか、肝心の変身宝石はぴかりとも輝かず。
マスコミさんの願いも虚しく、プリキュアになることはできませんでした。
分かっています。大人ですから。就職面接を顔や年齢で落とされたような、行き場のない怒りと悲しさが彼女を包む。。

肩を落として去って行くマスコミさん。それを見送る小娘共の空気も重い。
まさか審査を落とされるとか。この人手不足なのに、落とす奴がいるなんて。
非難の目が神もどきに集まる中、奴は叫んだ。サイアークが出たぞ、と。
今までテレビ見て出現に気付いて出撃とかしてたのに、こんな時に限って報告ですか。
これまでも出来ていたのに黙っていましたね。今日は誤魔化すために知らせてきましたね。はいはい。

微妙な空気を振り払い、現場に駆け付けてみれば、そこにいたのはサイアーク化したマスコミさん。
ご覧、あれがプリキュアになれなかった娘の末路なのだよ…。
あんなにプリキュアが大好きだったのに、プリキュアの敵になっちゃった。

プリキュアさん大好きなだけに、彼女たちの戦略は把握済み。
的確な対処でハピネスさんに立ち向かいますが、そこはファンの悲しさ。
見たことない攻撃バンクに目を奪われている内に敗退してしまいました。そのためのココナツサンバ温存か…。

こうして幻影帝国は撃退しましたが、肝心のマスコミさんは落ち込んだまま。
そこに女児様方がやってきた。お友達を引き連れてやってきた。
そしてマスコミさんを取り囲むと、口々に賞賛の声を上げた。



お子様:
 「あの、サイン頂戴」
 「俺たち毎週プリキュアウィークリー見てるんだ」
 「お姉ちゃん、プリキュアのこと沢山知ってて凄いね」
 「プリキュアを見てると、すごくわくわくして元気が出てくるの」
 「だからこれからも、いっぱいプリキュアのこと教えてね」

毎週、分かりやすい切り口でプリキュア情勢を伝えてくれるマスコミさんは、子供たちの憧れ。
本来ならば世界はかなりの危機のはず。首相は襲撃され、各国でプリキュアさんは敗退を重ねている。
だけどマスコミさんの前向きな報道のおかげで、お子様たちは希望を捨てず、諦めない意思を持ち続けています。

神もどき:
 「彼女はもう」
 「世界に光を与える大切な役目を持っていたのだね」

一見子供だましに見える「プリキュアウィークリー」も、実際はかなり重要な番組なのだろうと思われます。
何せ首相に取材するようなレポーターが務めているのですよ。
人類存亡の戦いの中、子供たちに不安を与えないためにも、こういう番組は超貴重。
まさに私たちが毎週見ている、この「プリキュア」さんのように。
そこで活躍するマスコミさんの姿こそヒーロー。コスプレして戦うだけがプリキュアではないのです。

思えば今年はプリキュア10周年。初放送時に4歳だった女の子は、今ではプリキュア適齢期の14歳に。
それと同時に、当時14歳だった学生さんは、今では24歳の立派な社会人。
初代・増子さんの「5」から数えても、約5年以上が経過しています。
プリキュアを追いかけるばかりだった好奇心の塊の中学生は、情報を発信して人に勇気を与えるまでになった。

『いつか大人になった時も 忘れないでね愛と勇気』の言葉通り、プリキュアさんから貰った愛と勇気を胸に、私たちは私たちの場所で戦っていきたいものです。


(左画像)
プリキュアオールスターズDX the DANCE LIVE(ハート) ~ミラクルダンスステージへようこそ~ 【DVD】

(右画像)
データカードダス プリキュア スマイル01 03/60 【Sレア】 キュアベリー&キュアマリン

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


作画が圧巻ですね。青山さん凄い…。

【プリキュア10周年】

「不可能があると分かった上で、だからこそ理想を目指して戦う」というマスコミさんの姿勢は、mktnの「カンペキ」に通じるものがあったかなぁと。

あと「ベリーソードは囮」改め「ココナツサンバは囮」。
一応、ココナツサンバは攻撃効果を発生させてはいましたが。

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ハピネスチャージプリキュア! 第15話「お母さんに逢いたい!ひめブルースカイ王国に帰る!」

2014年05月11日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアメロディ】



メロディさん:
 「キュアメロディです」
 「プリキュア10周年ありがとうっ」
 「これからもまだまだ行くよ。えへ♪」

「荒ぶる」でお馴染みの北条響さん。お美しい。
普段はイケメン枠で扱われてるメロディさんですが、今日の彼女は可憐な色気が全面に漂ってる。
投げキッス!投げキッス!

将来の夢はピアノ奏者。父母ともに音楽業界の先端を行く一流プレイヤー。
通う学校の制服・校風や、持って生まれた容姿も相まって、かなりのお嬢様プリキュアです。
今回のご挨拶も「キュアメロディです」と「です」喋り。なのに、扱いは「荒ぶる」ですが…。

中学校入学時に、ふとした行き違いで南野さんと絶縁。心を完全に折られた彼女はふらふらと運動部を彷徨い、孤独な助っ人稼業と筋トレに励むことに。
この時に手に入れた悲しみの筋肉は後のプリキュア稼業で見事に開花し、歴代プリキュアの中でもトップクラスの武闘派として名を馳せました。
筋肉一つとっても、不幸の象徴にも幸福の象徴にもなる。「見方次第で物事が変わる」のシリーズテーマを肉体的に体現なされてる。

中の人は小清水さん。我らの「明日のナージャ」のヒロイン様です。
今夏の新「セーラームーン」にもご出演とのことで、女児アニメを代表する3作全制覇ですね。凄いです。
うん、今、若干、無理のある誇張はした。

■ハピネスチャージプリキュア! 第15話「お母さんに逢いたい!ひめブルースカイ王国に帰る!」

今日は母の日です。
そこで姫さんはカップケーキを作りました。そして食べました。もしゃり。
愛乃さんらは尋ねます。どうして自分で食べちゃうの?

姫さん:
 「どうせお母様には渡せないじゃん」

そうでした。ブルースカイ王国は敵の手に落ちていたのでした。
しゅんと静まり返りますが、そこは空気を読まない愛乃さん、じゃあ王国に潜入しようと大提案。
それを聞いたリボンは大慌て。あんなに命からがら逃げて来たのに、また戻るなんて!
だけど姫さんは大乗り気。やめて!うちの姫様をたぶらかさないで!
そうだ、神様ならきっと止めてくれるはず!

しかし神様改め青いゲス男は、気軽に「いいよ」と返事。
あ、でもブルースカイ王国は幻影化してるから、プリキュアの力は使えないよー。
じゃあ止めてくれと泣き叫ぶリボンさんの想いは踏みにじられ、ブルースカイ行きが決定しました。



乗り込んだ王国で見たのは、墓標の如く立ち並ぶ人鏡でした。
似た状況の「ドキドキ」のトランプ王国と違い、あからさまに犠牲者の姿が残されてるのが辛い。
ここに並ぶ鏡の数だけ、人々の生活が奪われた。

プリキュア能力が仕えない中、カードギミックや隠し通路を駆使し、どうにか玉座に辿り着きました。
そこには鏡に封じられたお父様とお母様。
持参したケーキをそっと置き、姫さんもしばし立ち尽くす。



何故、玉座に二人の鏡が置かれているのかは良く分かりません。
陥落する王国を見捨てまいと、王族最後の誇りでもって、幻影帝国を玉座で迎えたのか。
力尽きた二人を、国民が玉座に安置したのか。それとも幻影帝国による悪趣味なブラックジョークなのか。

ただ、姫さんは「玉座にいる」と確信しておられたので、逃げ出す直前に姫さん自らが玉座に安置したのかも。
ブルースカイ陥落戦は、ちゃんとした形で見てみたいな。
「王国郊外には大量に鏡があるのに、街中にはほとんどない」というのも、国民の必死の脱出を物語っていて切ない…。

でもいつまでも感慨に浸ってはいられない。潜入はすぐに幻影さんに広まりました。

ミラージュ様:
 「またプリキュア?」
 「懲りないのね」
 「どうせすぐにやられるというのに」

『また』なのが怖い。
今までにも何度か攻撃を試みたチームがいたんでしょうか。
それらをことごとく跳ね除けてきた幻影帝国。恐ろしい。

逃げ場を失ったハピネスさんも反撃を試みますが、幻影帝国の謎支配力により、ここではプリキュアパワーが100分の1に。
なんてエロスな展開なんでしょうか。今までに何組のプリキュアさんが、本来の力を出せずに敗退していったのでしょうか。
もう次回からの放送は、当時の監視カメラの映像を延々流すとかそんなんでいいです。いつかは就職したい幻影帝国。

通常の物理攻撃はもちろん通じず。
必殺のメテオストライクも、フォームチェンジ3連発も目立った効果が得られず。
場所が場所だけに、紫さんの助っ人も期待できない。

これは詰んだ、ハピネスさんの痴態が拝める!と心湧きたったところに、不意に電話が。
取ってみたところ、青い不安定性突然変異からでした。何?今、忙しいんだけど!え、近くに連絡路作ってくれる?あ、そう。
こうして一行は無事に戻ってくることができました。



姫さん:
 「また、逃げちゃった」

母と再び会えたことよりも、再び逃げ出したことが胸を締め付ける。
あの日よりも強くなった。しかしまだまだ通じない。
ブルースカイに帰れる日は、まだまだ遠い。


(左画像)
プリキュアオールスターズDX the DANCE LIVE(ハート) ~ミラクルダンスステージへようこそ~ 【DVD】

(右画像)
データカードダス プリキュア Part7 09/60 【ノーマル】 キュアメロディ&キュアレモネード

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


メロディさんと言えば、ダンスが格好良かったのも印象に残ってる。
上記3D映画の、フレッシュ・ハートキャッチ・スイートの「ダンス踊れる」3チームによるダンスには大興奮しました。
オーディション要件に「踊れること」が追加された後の人たちは、やっぱり動きのキレが違うなぁ(夢原さんや美翔さんを振り返りつつ)

【プリキュア10周年】

姫さんが使った隠し通路は、かつては外に飛び出すために、今回は城内に潜入するために使われた。
以前の経験が、当時とは違った形で活用され、同じ「隠し通路」も違った意味合いを持つ。
冒頭のカップケーキや母の日ネタと並び、これも北条さんらしいですね。

あと、姫さんからの「絶対に許さない!」。
この台詞自体は、小清水さん的には色々と思うところもあるようですが…。

【今年の敵】

幻影帝国の幹部様は、ミラージュ様をかなり慕っているように見えます。その理由は何だろう?

 無印およびMH:自身も闇の一部。
 SS:生みの親だから。
 5およびGOGO:役員クラスは敬愛と恋情(?)から。
 フレッシュ:確信犯
 ハートキャッチ:洗脳(もしくは他人の事情は分からない)
 スイート:洗脳
 ドキドキ:力に従っている(?)

ミラージュ様は力で押さえつけるタイプではなさそうだし、積極的に洗脳工作で部下を増やしそうにも見えない。
元人間が勝手に堕転して幹部になってるのか、GOGOのように純粋に敬愛されているのか…。

あと闇堕ちがありなのだとしたら、これだけプリキュアさんが敗北してるだけに、ダークプリキュアが大量発生しそうです。
期待したい。すごく期待したい。

【今週の敵】



ホッシーワさん:
 「あらやだ」
 「よく見たら本当にこの国のプリンセスじゃない」
 「プリンセスが、キュアプリンセスの正体だったなんて」
 「やーねー。単純すぎて全く気が付かなかったわー」

煽っているのでないとしたら、今までの戦いは「ブルースカイの生き残りだから姫を襲っていた」のではなく、単に「邪魔しに来たから攻撃してる」だけだったのか。
もう全く相手されてないんだな…。

それと「よく見たら」分かるものなのか。
不思議パワー的何かではなく、単なるコスプレ変装なんですね。。
そんなんだから、来週、正体を疑われたりするんだ。

【今週の黄】



ハニーさんはちょくちょく正気を疑う表情をしてて怖い。

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ハピネスチャージプリキュア! 第14話「ヒーロー登場!あいつはいかしたすごいやつ!!」

2014年05月04日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアフォーチュンおよびハピネスの皆さん】



フォーチュンさん:
 「キュアフォーチュンです」
 「プリキュア10周年…」
ラブリーさん:
 「ありがとう!!」
 「今日はプリキュア放送500回記念だよっ」
姫さん:
 「すごーい、みんなのおかげだよ!」
フォーチュンさん:
 「もう!ちゃんとやりなさいよ!」
ハニーさん:
 「皆さん、これからもプリキュア…」
ハピネスさん:
 「宜しくお願いします!」

今日でプリキュアさんは500回。10年前に始まって、ついにここまでやってきました。
個人的には、始まった当初は特に思い入れも衝撃なく、さほど強い興味はありませんでしたが…。
まさか10年後の今も夢中で見ているとは。。何があるか分からないものだ。

ちなみに瞬足さんも同じく10周年。共に歩んだ10年だった。

■ハピネスチャージプリキュア! 第14話「ヒーロー登場!あいつはいかしたすごいやつ!!」



幻影帝国の反撃が始まりました。
ここのところしばらく優勢に進んでいたプリキュアさんたちが、各地で次々とは敗北していきます。
恐るべしはプリキュアハンター・ファントム。イギリス、モスクワ、シドニー、ローマ等々が陥落。
練馬にいる我々としては遠い世界の話のようにも感じますが、それぞれの国の立場で考えると実に絶望的です。
放送が途中で終了するようなものだ…。

だけど落ち込んでいても仕方がありません。
敵の動機は「不幸」。ならばこちらはあえて幸せに笑っていよう。
無理やりにでもハピネスをチャージして立ち向かうんだ。

といったわけで、潮干狩りに来てみた。

こども会の引率とのことで、お子様らと一緒にせっせとハマグリを狩立てます。
ハマグリ視点では幻影帝国とやってることは変わらない。
姫さんに水吹きかけたあのハマグリは、ハマグリ界のプリキュア的生き物なんでしょう…。無残にハントされてしまいましたが。。

さてお子様の中に、ヒーローに憧れる少年がいました。
こんな戦時下です。その気持ちはよく理解できる。
逞しく育ち、この絶望的な世界を救っておくれ…。

はしゃぐヒーローに対し、愛乃さんや大森さんは調子よく話をあわせて盛り上げます。
ただ、周囲をちゃんと見ている大森さんに対し、愛乃さんは何も見えていません。
少年のフォローのために調子を合わせてるのではなく、単に盛り上げてあげようとしか考えてない気配がする。
大森さんがヒーロー遊びに参加してくれたのは、少年を助けるためではなく、愛乃さんのフォローなんじゃないかしら。
まぁ迂闊にそういう機微が分かるようになると、神様こと青いゲス男に騙されてしまいそうなので、彼女にはこのままでいて欲しいものですが。

そこにやってくる幻影帝国さん。少年は勇敢に立ち向かいます。
娘さん2人を背に負うて、世界の敵に拳を振り上げます。勇敢だ。
でも現実は厳しい。あえなくやられて鏡にされてしまいました。真央さん、2回目。

襲ってきた将軍は、とにかく自分が1番になりたい人。
それに対し、プリキュアさんは言い放ちます。
1番とか2番とか関係ない。みんなで仲良くしたい。そして…

ハニーさん:
 「私たちは美味しいハマグリを食べたいだけなんだから!」

そ、そうですか。

いえ、似たような台詞は色んなプリキュアさんたちが言っています。
敵幹部が「こいつ何言ってるんだ」と頭を抱えるような、支離滅裂で前後関係無視の会話も珍しくありません。
しかしながらハニーさんが言うと、得も言われぬホラー感が漂います。
この子、本当にハマグリを食べたいだけなんじゃなかろうか。
いつか世界の平和と美味しいご飯が天秤にかけられる日がくる。絶対に。

それはともかく、愛乃さんは勇ましく戦います。



愛乃さん:
 「この美しきプリキュアの魂が受け取りました!」

前回の戦闘で流れた、伝説の手つなぎ音(と思われる)に続き、500回放送の重みがここに。



フォームチェンジ後の姿での戦闘は良いですね。
そしてこれって、「プリキュアではない姿での戦闘」に違和感がないということ。
500回前は「プリキュアに変身して戦う」ことが大事だったし、「プリキュア」であることを売り出さないといけない当時は、この手のフォームチェンジのアイデアは採用できなかったはず。
プリキュアが当たり前になったからこそ出来る戦闘だと思うと、新しい500回の始まりを感じます。



そんなわけで、今日もどうにか幻影敵国を撃退しました。
ヒーローに憧れてた少年も、キラキラした瞳でプリキュアさんを見送ります。
きっと10年後、この少年は自他ともに認めるヒーローとなり、恐るべき敵と戦うことでしょう。
性別こそ違いますが、少年の姿は、10年前に黒白先輩に憧れていた女児様そのもの。
こうしてプリキュアさんの歴史は続いていく。次の10年が楽しみです。


(左画像)
プリキュアオールスターズ スペシャル大ずかん (講談社MOOK)

(右画像)
ハピネスチャージプリキュア! 【Blu-ray】 Vol.1

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis



ローマは双子キュアなんでしょうか。ドギマギしますね、その設定。

【プリキュア10周年】

「特別なご挨拶」とのことでしたので、てっきりエコーさんが出られるのかと思っていました。
そんなわけなかったですね。所詮はお手製プリキュアですものね。歴代と肩を並べさせて貰えると思ったのが間違いだったんだ。
エコーさんのことですから、きっと衣装をクリーニングに出したり、がちがちに緊張しながら鏡の前で練習したりしてのに…。お気の毒に。



ところでイギリスのプリキュアさん、ちょっぴりナージャさんっぽく見えなくもないような。
プリキュア放送500回は、同時にナージャ終了後500回。
私たちは忘れない。あの偉大な先輩がいなければ、今のプリキュアさんはいない。

【今週の姫さん】



また髪型を変えている。

ほとんど出番のなかった先週を除くと、ここ数回毎回のようにいじってますね。
そしていじってた方が可愛いと思うのですよ。
次回以降も、あれやこれやと理由つけて頑張って欲しいです。

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ハピネスチャージプリキュア! 第13話「強敵登場!キュアフォーチュンVSプリキュアハンター!」

2014年04月28日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアミント】



緑:
 「キュアミントです」
 「プリキュア10周年、ありがとうございます」
 「これからも宜しくお願いしますね」
 「ふふっ」

安らぎの緑の大地さん。

彼女がカワリーノさんに見せられた悪夢「コマチチャン人形の夢」は、プリキュア史最大のミステリーの一つ。
何で秋元先輩があんな夢を見たのか、劇中の説明だけではさっぱり分かりません。
(もしかしたらインタビュー等で解説があったのかもしれませんが)

同じく悪夢の体現であるダークミントさんは、「守っているばかりは損でしょう?」とおっしゃった。
これもよくよく考えると異質です。
他の4人はそれぞれの娘さんの悩みを映していますが、別にミントさんは「守るのは損」なんて言動はなさってない。
それなのにミントさんは「貴女も守りたかった」と返しており、ダークさんの発言を完全には否定していない(反撃して倒した→守るだけでは解決しない→損、なので、どちらかと言えば肯定した上で嘆いている)。
アクアさんでいえば「私も一人でやり遂げたかったのだけど…」と言うようなものです。

プリキュア5の皆さんの悩みは、ココナツのそれを反映しているように思います。
秋元先輩が受け継いでいるのは、ナッツの「ココに対して一歩引いてしまう」と「ピンキーを守ろうとしたせいでパルミエが陥落してしまった」でしょうから、上記の謎は設定上は理解できる。
ただ先輩のキャラクターストーリー上、何があってあんな悪夢になったのかが分からない。

無理に想像するに、お姉さんのまどかさんと何かあったのかなと思う。
ナッツがココにしていたように微妙に一歩引いていた結果、心を押し殺し過ぎて幼少期に閉じこもってしまっていたとか。
お姉さんはかなり奔放な性格のようですので、色々と譲ったり姉を守ったりするために、幼子的にはかなりの無理をしていたとか。
彼女が内向的な小説好きだったり、作った小説が「読み手のことを考えていない(他者とのコミュニケーションがうまくっていない)」だったりしたのは、この辺も影響してるのかなとか。

もしまた「プリキュア5」を見返す機会があったら、秋元先輩に注目したいです。あの方は本当に謎だ。

■ハピネスチャージプリキュア! 第13話「強敵登場!キュアフォーチュンVSプリキュアハンター!」

ハニーさんが加入して一息ついてたハピネスさん達。今日も呑気にご飯を食べたり、ドラマに興じたりと愉快に生活なさってます。
ほんの数か月前まで、生きるか死ぬかの戦いをしていたことを思うと、劇的な改善です。
戦時の中の一時の平和。嗚呼これが望んでいた日常ってやつなのね。

だけど現実は非情で。
ハピネスさんがのほほんとしている横で、各国のプリキュアは苦戦を続けていました。



謎のプリキュアさんが、謎のハンターに狩られている…。

ハンターさんは実に手際よく処理していきます。
下手に痛めつけたり演説したりせず、動きを止めたら速やかに封印。大事ですね、これ。
時間かけたら、後から後から、わらわらわらわら湧いてきますから、こいつら。



戦況報告。白い点がプリキュアさんです。
先日公開された勢力図と比較すると、なかなかぞっとする事実が見えます。
インドとフランスにいるはずのプリキュアさんが表示されていません。
や、やられたの…?
それともどこかに遠征に行っているとかかしら。そうですよ。きっとそうに違いない。

一方のハピネスさん。
恋愛ドラマに夢中な姫さんを見ながら、神さんは暗い顔。
ついにはこっそり部屋を出ていきました。

それを見逃さない愛乃さんが後をつけたところ、謎の鏡の部屋へ。
神曰く、ここから世界中のどこにでも行けるそうで。では早速試してみましょう。
あからさまに話を逸らされてる感はありますが、気にしない気にしない。

どこにでもいける鏡を通って行き着いたのは、ぴかり神社でした。めっちゃ近所じゃん!
神曰く、鏡は自分の想いを映すそうで。そっかー、愛乃さん、この街が好きだもんねー。
あからさまに誤魔化されてる感はありますが、気にしない気にしない。

単細胞な愛乃さんがポワンとしている横で、神さんは想いにふけります。
謎の巫女さんに、謎の神さん。謎の告白に、謎の別れ。そして幻影帝国のクイーンミラージュ様。
回想の舞台はここ、ぴかりの街か。過去に何があったのかは分かりませんが、神さんがわざわざ練馬に本拠を構えているのも納得です。
そしてそんな重要拠点なら、当然のこと敵もやってくる。

突如やってきたプリキュアハンターことファントムさんは、神さんを見て憎悪と嫌悪を露わに。
二人して良く分からない会話を繰り広げます。
愛乃さんは蚊帳の外。だけどあの人が神さんに乱暴しようとしてるのは分かった!

すかさず変身して応戦に出たところ、ファントムさんも特に動揺することもなく戦闘態勢に。
娘さんがプリキュアに変身したくらいでは驚きません。そりゃ妙齢なんだからコスプレくらいする。
まぁ愛乃さん=キュアラブリーの知識を持っていたのかもしれませんけれど。

状況を察するに、以前に神さんがミラージュ様と恋仲になったが何がしかの別れが発生したらしい。
そして何があったか、コスプレした女子中学生をはべらせて、敵対関係になったと。
うん、ミラージュ様を敬愛する身としては、殴るしかないですね。ファントムさんが激怒するのも無理はない。

その怒り故かハンターさんは名前の通りに大変にお強く。
素人臭さの抜けないラブリーさんを圧倒します。
完全にプリキュアを舐め切ってるあたりが、今までの敵と随分と格が違う。

あわやラブリーさんも玉砕か…というその時。



ごつり。



紫さんが!来てくれた!

お得意の不意打ちキックをぶちかますと、それはもう物凄いまでの憎悪を剥き出しにして襲い掛かります。
嗚呼、人の形をした獣がここにいるわ。
拘束されてるラブリーさんも、よく分かんないポーズ決めてる神さんも無視し、猛然と殴る蹴る殴る蹴る。

ですが、初撃の不意打ちを防がれたのが響いたか。
炎を推進力にした燃焼パンチ(サニーさんの必殺技ですね)も、頭上と背後をとった空中殺法(美翔さんも見習うように)も通じず。
紫さんはたちまち劣勢に。

そこで慌ててラブリーさんが割り込み、紫さんに共闘を提案。
突っぱねる紫さんですが、このままでは勝てないのも事実。
やむなく、ふたりはプリキュアしてみたところ、あら予想外に強いじゃない。



紫さん:
 「すごい。私とラブリーの力が合わさって」
 「力が何倍にも」

いける。このままいけば、奴を倒せる。
大事な人を奪ったあのファントムを粉砕することができる…!
だけど必死の思いで放った同時攻撃は、あえなく打ち消されてしまいました。



ハンターさん:
 「まさかプリキュア如きにこの剣を抜く時が来ようとは」
 「一人の力は弱い。だが共に戦うことで力が何倍にもなる」
 「やはりプリキュアは一人に残らず倒す」

もはやプリキュアさんが有象無象の雑魚扱いされてる…。
時代は変わったものですね。。
「プリキュアがこんなにたくさん…!」の時代から「そりゃいっぱいいるだろ。奴らは群れるから」の時代か。

またもや万事休す…となったところで、後ろに隠れていた神さんが飛び出してきた。
勇ましくプリキュアさんを背に負うと、ハンターさんに対峙します。
神さんもやるときはやるじゃないか。



神:
 「僕にも覚悟がある」
 「君と刺し違える。僕は消える」
 「それは君の主の望みではないはずだ」

…今、『いいのか?俺を倒して。お前の惚れてる女が悲しむぜ。だってあいつは俺のことが大事だからな』と言ったか。
これほど下種な交渉は見たことない。
確信しました。こいつが敵だ。愛乃さん、回れ右してハンターさんと一緒に、あの不幸の元凶を叩きのめそう。

言われたハンターさんは、ますます憎悪を募らせたまま、一時撤退。助かったけど助かった気がしない。
また、紫さんも特に正体を明かすことなく去っていきました。分かりあえた気がしたけどそうでもなかった。
あと去り際に「私の姉はキュアテンダー」とか宣まっていきました。それを聞いた神さんはまたもや思いつめた顔を。

今回、最初から最後まで全くの蚊帳の外に置かれてしまった愛乃さん。
もう面倒くさいからお家に帰ってもおかしくないところでしたが、何かに目覚めたのか、神様に優しく語り掛けてみちゃったりしました。
それを聞いた神様も、何を思ったか優しくコスプレ中学生を抱き寄せてみたりした。



全く持って何が起こってるのかわかりませんが、この神様を殴らなければいけないことだけは分かった。愛乃さん、敵はそいつだ。


(左画像)
プリティストア 限定 iPhoneケース iPhone 5 5S カワいろパレット シトラス キュアピース キュアレモネード キュアパイン キュアサンシャイン キュアミューズ キュアロゼッタ キュアハニー キュアミント キュアマーチ シャイニールミナス

(右画像)
データカードダス プリキュア Part7 10/60 【ノーマル】 キュアミント&キュアリズム

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


「キュアテンダー」って随分と難しい名前ですね。
「柔らかい」とか「優しい」の意味らしい。あと肉。
ハニーさんが聞いたら「お肉好きだからその名前なのね」と、いらん納得をされそう。

【プリキュア10周年】

ミントさん関連でいえば、「守りたかったけど守れなかった」でしょうか。そのまんまなバリア技も使っていましたし。
妹・フォーチュンさんと姉・テンダーさんの関係も、ちょっと関連していそう。

【今週の戦況】



8話で公開された進撃マップと比較してみましょう。
侵攻を示す黒塗りと、プリキュアを示す光点が何か所か一致していません。

今回の戦いでキュアナイルさんが敗北。スエズ運河や原油産出国を押さえられてしまいました。洒落になってません。
インドやアメリカ西部も光点がありませんが、敗北したのか転戦しているのか微妙なところ。
南アフリカも光点がなく、代わりに北部に集中しています。
逆に東南アジアやロシアは、先日までは黒塗りがなかったのに、光点が出現しています。新しく進撃が始まったのかしら。
南アメリカでは、前回の状況とほぼ一致。一進一退の戦いが続いているんでしょうか。

と、ここまで書いておいてなんですが、肝心の練馬にも光点がないですね。
幻影帝国が正確な情報をまとめてると考えちゃダメだったかも…。

【今週の姫】



愛らしいですね。

「白馬の王子が来た時の練習」とか言ってましたが、これでも姫なので、お相手が王子でも特に不思議はありません。
まぁ現実世界のお姫様は、他国の王子と結婚するよりも、スポーツ選手や会社員や事業家と結婚していますけれど。
王家間の結婚は、色々とごたごたしそうですし…。

【プリキュアメモリ】

次回はプリキュア500回記念。

だからというわけでもないですが、改めてEDの凄さをしみじみ感じてみた。
もしもこの曲が10年前に使われていても、これほど良いとは思わなかったはず。
例えば歌詞も、10周年の今だからこそ響くものがある。

 『いつか大人になった時も 忘れないでね愛と勇気』
 『クチビルからこぼれるルビーみたいに ルビを読んで歌った言葉はジュエリー』
 『強いすごいストーリー ずっと一緒に ハピネスチャージ・プリキュア』

初代を見ていた子供たちが大人になっていく今だからこそ、意味がある。
『夢見るつぼみは諦めない』や『MaxHeartでSplash☆Star』の下りも同様。
言葉以上の意味を持った歌詞って素敵です。

流れている映像も同じく。
原っぱでダンスするシーンで映る風力発電や、遠くに見えるダンス会場等、10年前に同じ物を見るのとは違う意味が付加されています。
あからさまに10周年記念EDと銘打たれてるわけじゃないですけど、本当に良いEDを良いタイミングで流してくれたなぁと思う。

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ハピネスチャージプリキュア! 第12話「めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!」

2014年04月20日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアハート】



生徒会長:
 「キュアハートだよ」
 「プリキュア10周年、キュンキュンだね~」
 「これからもドキドキ全開だよっ」

大貝中学の生徒会長さん。シリーズ屈指の安定の高スペックを誇る優秀な子です。
今日のご挨拶も、なかなかにオリジナリティが出てて良いですね。
あと画像左で顕著ですが、口の上側のなんともいえない曲線が、とてもハートさんらしいと思ってる。

ハートさんはあまりに優秀すぎて人間味がなかったとの指摘もしばしば。
ただ、「優秀であるが故の壊れてる感」は、本編でも端々で演出されていたように思います。
例えば第11話のソフト部の応援回、第12話の弟子取り回では、「皆でやることの大切さ」を理解しておられるのに積極的に自分のスキルを伝えようとはしていない。
どこか他の人を信じ切れていないような諦観を感じます。

前作の「スマイル」さんがプリキュアになるまでを描いたプロローグだとしたら、「ドキドキ」さんはプリキュアとして戦った後のエピローグのような話だったと思う。
敵は倒した。世界は平和になった。でもそれで本当にめでたしめでたしなのか?
気が付けば超人の域に到達した相田さんを、徐々に孤独が蝕んでいく。

ドキドキさんはフレーズもとても印象的でした。
「NS2」のキャッチコピー「わたしたちはひとりじゃない」。OPの「君を信じる。ために戦う」。
周囲を信じるために戦って、信じているからこそ戦って、そしてその姿を見た皆が立ち上がって来てくれる。

幸いにして第32話の文化祭回で、彼女の戦いは報われました。
幸せの王子が配って回った宝石は、もっと大きな形で王子の元に返ってきた。
もしも何かが掛け違っていたら、多分、水無月先輩のような「結局、私がやるしかないのね」になっていたんじゃないかな。

(蛇足ですが「ドキドキチームを救済できるのは夢原さんだ」と書いたことがある。(第33話
 テーマ的に先陣切るタイプのドキドキさんと、「あなたに会いに行く」の夢原さんは相性良いと思うんですよ。
 「NS3」で実際にそんな展開になったのは、密かにテンション上がりました)

一人の超人に全てを託す時代から、皆が立ち上がる時代へ。今の「ハピネス」さんも、まさにそんな時代を反映しているように思う。

■ハピネスチャージプリキュア! 第12話「めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!」

今日も元気だ御飯が美味しい。愛乃さんは意気揚々と登校します。そして心を折られました。再テストを命じられたのです。
聞けば、彼女は学年でビリの成績を修められたそうです。
でもいいんだ。あたしが最下位になることで、他の誰かが救われたのなら。それにあたしはプリキュアなんだし!

神さん:
 「再テストで一つでも赤点だったら」
 「プリキュア活動を禁止する」

今や「女の子なら誰でもプリキュアになれる」時代。「有プリキュア資格」だけでは就職先もないのです。
コスプレできるなんて当たり前。大事なのは、それで何ができるか。
厳しい時代になったものです。

ですがここで愛乃さんに戦線離脱されるわけにもいきません。彼女は貴重な肉弾戦戦力なんです。
必死になってプリキュア継続を訴えるリボンさんが真に迫ってる。
愛乃さんがおらず、姫さんだけで戦っていたあの暗黒時代には、もう戻りたくないんです。

そこで下から2位の男子も混ぜて、再テストに向けて勉強を行うことにしました。
先生役は英語満点の姫さんと、学年2位の誠司くん。さすがに姫さんは英語ができるのですね。
(正確に言うなら、ブルースカイ王国は公用語が英語のようなので、「正しく和訳や英訳ができるくらいに、日本語に精通している」ことを評価すべきなのかも)

誠司くんは語ります。勉強は大事だと。
野球部男子は口を尖らせますが、例えば打率の計算には確率が必要です。
ここから条件付き確率だとか事前確率だとかが始まり、ベイズの定理や期待値最大化や次元削減手法に繋がるのです。
というか学生が思う以上に、学校の勉強を使う機会はたくさんある。
理系でも何でもない仕事してますが、単位ベクトルやフーリエ変換には直面しましたし、日常生活でもたまに遭遇する。世の中不思議。

そんな説得を受け、野球部男子も愛乃さんもお勉強を頑張ります。
まぁ中学の勉強は基本的に暗記です。若々しい記憶力をもってすれば、時間さえかければメキメキと上達する。
どうにかこうにか態勢を整えて、いざテスト…という時に、幻影帝国さんが襲ってきた。

ナマケルダさん:
 「君は勉強が嫌いなようですな」
 「君もこっちに来るがよいですぞ」

ああ、愛乃さん。同類の香りをかぎ取られている。
姫さんは勧誘されてませんでしたのに。ヤバいですね、愛乃さん。
弱すぎて相手にされなかったか、勧誘されたけど断ったのかかもしれませんが。

愛乃さん:
 「勉強は得意じゃない」
 「でも補習につきあってくれたり、美味しい物を差し入れしてくれたり皆が助けてくれる」
 「そんな皆のためにもあたしは頑張るの」

ちゃんと断りました。…が、その断り方で良いんだろうか。
勉強の大切さとかではなく、周囲の愛情が理由か。
ただ今回はご挨拶がハートさんなんですよね。
「幸福の王子に導かれた人視点」(大貝中学生徒や街の人)だと思うと、「勉強は大事だ」よりも「周囲の頑張ってる人のため」の方が納得いくかも。

こうして交渉が決裂し、必然的な流れで野球対決となりました。
バッターは愛乃さん、投げるはサイアーク。
勉強はできなくても運動なら得意…というわけでもない愛乃さん、粘りはしますが追い詰められます。

愛乃さん:
 「ストレート、右カーブ、左カーブ、ストレート、フォークの順番で投げてきている…」
 「次はストレート!」

と思いきや、まさかの球種分析で打ち破った。
恐ろしい記憶力です。補習の効果がこんな形で現れた。
ポテンシャルは高いんだろうな、この子…。

勝負に負けたナマケルダさんは、潔く敗北を享受。
実に爽やかです。面倒くさがり過ぎて、かえって良い人になってる。
そこで愛乃さんらは無抵抗となったサイアークに砲撃を発射。勝負は勝負。さあデスペナルティを払え。

肝心のテストもどうにか赤点を免れました。
先生曰く「残念ながら」合格とのこと。
確かに先生の立場としては、万年最下位のお二人を教育しなおす機会だったわけで。
数日程度の一夜漬けで、形式的に赤点を逃れるだけでは、むしろ教育的には悪いともいえる。
良い先生に恵まれていますね。全く活かせていないですけれど。


(左画像)
映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち オリジナル・サウンドトラック

(右画像)
S.H.フィギュアーツ キュアハート

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【プリキュア10周年】

相田さんとのつながりは、本文中にも書いたように「周囲の人の気持ちとリンクして立ち上がる」?
もしくは単純に、野球とかでもいいのかも。

この「○○つながり」は正直バーナム効果の面も強いと思ってますけど、過去作を思い出すきっかけにもなるので結構楽しい。

【プリキュア10周年と今週の愛】

「学年最下位」と明言されたことにより、肩書としては歴代最低の学力であることが判明してしまいました。
ヤバいヤバいと言われるスマイルさん達が、実際どの程度かはよく分かりませんし…。
クイズに不正解だったのは、学力以前に焦りも加味しないと気の毒ですので。(懸命のフォロー)

ところで常々思っていたのですが、夢原さんは学力面ではそれほどヤバくはないと思うのですよ。あくまで「学年最下位」と比べればですが。
何せ彼女の通うサンクルミエールは、どう見ても普通の学校ではありません。実際、現役アイドル(売れないけど)や、謎の大富豪も通っています。
学校の偏差値が高すぎて、結果的にアホの子に見えている…というのが真相なんじゃないかしら。
夏木さんと一緒の学校に行きたくて、苦手な勉強を一生懸命に頑張ってそこそこの成績になり、無事にサンクルミエールに入学できたけど、学力の差についていけなくなり落ちこぼれ、心が萎れ始めていた頃にココと出会った…と思うと、ちょっとトキメく気がしないでもない。

あと花咲さんと美翔さんは、別にそれほど勉強ができるわけじゃないと思うんだ。性格のせいで騙されそうになるけれど。

【今週の愛】



見事ホームランを打った後のお顔。地味にイラつく顔してる。




その他、今週は可愛いお顔が多いですね。
ここのところ下がる一方だった株が上がった気分。

【今週の姫】



何故頬を染める。

姫さんは男性免疫なさ過ぎて、ちょっと不安定すぎる気がする。
今回もまたナマケルダさんの口真似してましたし、染められやすい性質なのかしら。
もしかして一生懸命につきまとえば、彼氏くらいには簡単になれるんじゃなかろうか。

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ハピネスチャージプリキュア! 第11話「謎のメッセージ!キュアハニーの秘密!!」

2014年04月14日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアマーチ】



マーチさん:
 「キュアマーチだよ」
 「プリキュア10周年ありがとう」
 「これからも直球勝負!」

プリキュア色派閥の少数組・緑カラーの栄えある一人。
秋元先輩の直系後輩ですね。性格的には共通点は少ないですが。

「スマイル」さんは「現実には存在しない何かを信じる」ことにまつわるお話だと思っていますが、緑川さんのキーワードといえば「家族」。
初変身回の「家族はいつかバラバラになる」発言はとても印象的でした。

家族自体は現実に存在しますけど、必ずいつか違う道を進むことになります。
順当行けば子供はやがて独立していくし、命の順番で行けば親はいずれ他界してしまう。
特に緑川さんは長女ですので、おそらく最初に家を出るのは彼女。他ならぬ彼女自身が、家族を破壊するトリガーになってしまう。

ただ、だからといって家族は虚構か?というわけではもちろん無い。
ずっと家族で一緒にいるのが正しいのか?というのも、やはり違う。
親から巣立ち、新しい人生や家族を作っていくのが子として正しいし、そうやって繋いでいけば家族はなくならない。
第42話で弟妹の前で変身した彼女の姿には、その決意が表れていたと思います。(「変身」は成長のメタファー)

「NS3」で緑川さんの見た夢が「家族と一緒に走る」だったのは、とても丁寧な演出で嬉しかったです。
サッカー選手とか大食いとかの方が、絵としては映えたと思いますけど、やっぱりここは「家族」を出して欲しかったので。

■ハピネスチャージプリキュア! 第11話「謎のメッセージ!キュアハニーの秘密!!」

姫さんは憤慨していました。
唄うプリキュア・キュアハニーの正体が判明しました。それは良いです。
ハニーさんの正体は大森さんでした。それも良いです。
ですが、では何故彼女は正体を隠していたのか。
聞けば前々から変身していたようです。それなのに、何故。

問い詰めますが、大森さんは「お腹が空いた」と見え見えの誤魔化しを続けます。
腹立たしい。こいつ、影で笑ってやがったんですよ。
姫さんが敗北の苦しみに喘いでいた時も、微妙に遠くからご飯を食べつつ「あの青は今日も滑稽だね。ああ、ご飯が美味しい」と嘲笑してたんです。
しかも神さんも正体を知ってたそうです。最低だ。どこまで人を侮辱すれば気が済むのか。
怒りと憎悪に涙すら浮かべ、姫さんは一人憤ります。私がどんな思いで、今まで戦ってきたと思ってるの…っ。

しかしハニーさんは涼しい顔で言います。ぴかり山においでよ。そしたら教えてあげる。
よし分かった。では行ってやろうじゃないか。そして回答如何によっては殴る。絶対、殴る。
拳を固く握りしめ、姫さんは指定した山に登ります。さあ、ついた。事情を説明してもらおうか。

大森さん:
 「ここは私のおじいちゃん、おばあちゃんの田んぼで」
 「毎年、田植えの手伝いをしているんだ」
 「そういって(手伝って)くれると思ってた!」

殺意が芽生えますね。謎を教えてくれる話はどこにいった。
しかし何が腹立たしいって、一緒に行った愛乃さんらも平然と手伝い始めました。
あまつさえ忠実な下僕・リボンまで。罠か。外堀を完全に埋められている。

しょんぼりとしつつ、姫さんも田植えを始めます。
私はハニーの疑惑を聞きたかっただけなのに。どうして山奥で田植えをしているの?
その問いには誰も答えてくれません。皆、ごはん教に洗脳されているのですから。それが何よりも、悲しい。

そこに敵さんがやってくる。目的はハニーさんの撃破です。
ちなみに第1話時点の姫さんは、もはや狙われることもなく放置されていました。
どうしてこんなに差がついてるんでしょうね。

応戦に出た愛乃さんと姫さんですが、慣れない足場のせいであっさりと敗北されました。
まぁここまでは前座です。ほどなく本命の大森さんがやってきます。
敵前に優雅に歩み出ると、敵さんに語り掛けます。

大森さん:
 「勝負なんてやめようよ」
 「飴はいかが?」
 「一緒に美味しいものを食べれば争いなんて…」

対話…ですか。その心意気は買いましょう。
ですが、よくよく考えてみれば、これは対話ではなく降伏勧告。
相手側の価値観に歩み寄らず、こちらに譲歩せよと言ってるだけ。

ナマケルダさん:
 「結構」
 「何故なら、私はカビが大好き。美味しい食べ物など大嫌い」
 「ご飯で人間たちが喜ぶのなら」
 「田んぼごと破壊するのが、私の喜びなのですぞ」

まぁそうなりますよね。



こうして戦闘開始。変身してとりあえず正体告白が妄想ではないことを証明した後、即座にハニーさんは歌唱開始。
全方位に向かって歌声が放たれ、押し寄せる敵軍を制圧していきます。
歌は強い。大勢に一度に届くし、足場の悪さも関係ない。

だけどハニーさんのお唄には致命的な欠点が。
彼女の破壊力の源は、その歌詞にあります。つまり、歌をまともに聞かない相手には無効。
ナマケルダさんは「歌詞を聞き流す」という手段によって破ってきました。
歌声そのものに殺傷力を持たせないから、こうなるんだ。

一転ピンチに陥ったハニーさんを、今度は姫さんらが助けます。



姫さん:
 「私、貴女が何を考えているのか全然わからない」
 「でも私は友達だと思ってるんだから」

裏で嘲笑われていたのに、なんて良い子でしょう。
さすがにここまで言われては、ハニーさんも罪を自白せざるを得ません。
さあこの戦いを切り抜けよう。そして真実を語ろう。



ハニーさん:
 「命の光よ、聖なる力へ!」
 「命よ、天に帰れ!」

今、「死ね」と言ったような。

個人的に感想記事内では「死」とか「殺す」とかのワードは極力避けているつもりなのですが、今日ばかりは使いたい。
今、「死ね」とか言いましたよね、この子。
大気圏外から大質量物を叩き込んで、「命を天に返せ」と。

恐ろしい発言な上に、他の皆様との同時攻撃が困難な技です。
ハニーさんの横暴は止まらない。世界はこのまま「ご飯は美味しい」を争点にした戦いに移行してしまうのか。
そして出るタイミングを完全に逸した紫さんはどうなってしまうのか。

なお大森さんの語った正体隠しの理由は「恥ずかしいから」でした。
体よく誤魔化された気がしてなりません。
その恥ずかしい状況を晒し続けていた姫さんの立場もない。

次回はここのところ全く役に立っていない愛乃さんのお話。
駄々下がりの愛乃株ですが、ここで少しは持ち直せるんでしょうか。


(左画像)
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【プリキュア10周年】

緑川さん繋がり要素は、ご飯と家族かしら。もしくは脇。

【今週の姫さん】



この子は普段の髪型よりも、こうやって変えてる時の方が確実に可愛いですね。
もはや「いかにして姫さんに合法的に髪型を変えさせるか」が、ここ数話のストーリーづくりのスタートになってる気がする。
お祭り回とか空手回とか。

【プリキュアラジオ】

ラジオがなくて諦めていたのですが、普通にネットから聞けるんですね。道理で皆聞いてるわけだ…!
来週からはちゃんと聞こう。(公式サイト

【今週の愛】



ラブリーさん:
 「『おともだち』でハピネス注入!」
 「このパニティポーチ、『たのよう』の付録だよ」

ここまで露骨な宣伝は、今まであるようなないような。
頑張ってますね、愛乃さん。

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ハピネスチャージプリキュア! 第10話「歌うプリキュア!キュアハニー登場!!」

2014年04月06日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアブロッサム】



ブロ子:
 「キュアブロッサムです」
 「プリキュア10周年すごいですっ!」
 「これからも宜しくお願いしますっ」

怖気が走るほどの優等生ぶりですね。
さすが外面の良さNo.1の愛されキャラです。
庇護欲を掻き立てつつ、礼儀正しさをアピール。凶悪です。この女は本当に凶悪です。
ちなみにレモネと競合してますね。
個人的には「年下の姉」路線と呼んでる。

花咲さんは自他ともに認める「史上最弱のプリキュア」。
そこからチェンジし、最後には「私こそが最強」と言えるまでにご成長なされました。
同時に「引っ込み思案だった昔の私も好きです」と言える器量も持っている。

…と素敵な人ではあるのですが。

如何せん、高すぎる悪女スキルのせいで恐怖の方が先に立ちます。
引っ込み思案とか絶対嘘だ。引っ込み思案の子は、人前でファッションショーとかやらないんですよ。もっと抵抗して拒絶するもんですよ。
変身後に自分を指さしてポーズ決めるとか、最後の最強宣言とか見てると、この子の自己評価は無茶苦茶高いと思う。

箱根自転車の回を始め、計算なのか自然なのか、無垢な男子中学生を惑わしまくり。
この子を男女比率7:3くらいのサークルに放り込むと、半年くらいで人間関係をズタズタにして帰ってくると思う。
花咲さんの横にいるのが、異性からも話しかけやすい来海さんというのがまた性質が悪い。
来海さんに話しかける振りして、ちらちらと花咲さんに視線を送る男子生徒多そう。
そしてそのことを来海さんも気づいててげんなりするの。

しかもプリキュアさんの中でも随一の惚れっぽさ。
守ってくれるタイプの線の細いイケメンがお好みのようですので、彼女を攻略したい男子にはそういう方向で頑張ってもらいたい。
なんとなくジョー岡田は対象外だけど、ダークココは有りな気がする。(夢原さんVS花咲さんとか、この世の地獄ですが)

■ハピネスチャージプリキュア! 第10話「歌うプリキュア!キュアハニー登場!!」

キュアハニーさんが登場して一夜が明けました。
街は汚染されていました。
隣りのあの子も、クラスの学友も、街もテレビも皆、虚ろな目をして歌い続けます。

愛乃さん&級友:
 『笑顔が膨らむ合言葉。幸せでご飯で今日もハピネス』
 『嗚呼~、ご飯は美味しいな~~♪』

恐ろしいことに、誰もこの異常に疑問を持ちません。
だってご飯は美味しいのですから。
さあ貴女も一緒に唄いましょう。嗚呼、ご飯は美味し…

姫さん:
 「オーノー!」
 「プリーズストップ~!」

あまりの恐怖に、姫さんは逃げ出しました。
おかしい。皆どうしてしまったの。
果たして隣人は本当に人間なのか。ヒメルダさんの心に疑心が満ちる。

合唱部:
 『笑顔が膨らむ合言葉。幸せでご飯で今日もハピネス』
 『嗚呼~、ご飯は美味しいな~~♪』

嗚呼、こいつらもか。
もはや組織化される段階にまで至っています。
ヒメルダさんがハニーさんへのレジスタンスを決意し始めたその時、不意に救いが現れました。

合唱部さん:
 「そんな歌、唄わないで」
 「コンクール前の大切な時期なの。キュアハニーの歌はとってもインパクトが強いから調子を崩しちゃう」
 「恐ろしい歌よ」

やっとまともな人間がいた。
ヒメルダさんも一安心。良かった、人類はまだ負けていない。
ここからコツコツと抵抗をして、私たちの自由を取り戻そう。

だけど敵はプリキュアだけじゃない。
いつものように幻影帝国が攻めてくると、よりにもよって真人間たる合唱部さんを狙ってきました。
キーパーソンが誰か、良く分かっておられる。

ホッシーワさん:
 『チョコケーキとショートケーキ』
 『お菓子がご飯で、今日もホッシーワ♪』

そして歌いだした。
まぁ仕方ないです。
歌を忘れた生物は滅びる運命ですので、歌うしかない。

駆け付けた愛乃さんらは、あっさりとピンチに。
まぁ仕方ないです。
お歌は強いですからね。殴ることしか頭にない愛乃さんには、ちょっと荷が重すぎた。

そこにそもそもの元凶たるハニーさんがやってきた。

ハニーさん:
 『夢が大盛りてんこ盛り』
 『みんな一緒にたらふく食べれば元気いっぱい♪』

そして歌いだした。
許すまじキュアハニー。
これ以上更なる洗脳を進めるつもりなのか。

ホッシーワさん:
 『マカロンメレンゲフロマージュ格別♪』
ハニーさん:
 『たまごをかけたご飯食べたい♪』
 『おかずなしでもそのままでもOKです♪』
ホッシーワさん:
 『なんでも欲しい♪』
ハニーさん:
 『夢が大盛りてんこ盛り♪』
 『みんな一緒にたらふく食べれば元気いっぱい♪』
ホッシーワさん:
 『お菓子がだけが心の癒し♪』
ハニーさん:
 『嗚呼、ご飯は美味しいな♪』
ホッシーワさん:
 『嗚呼、ご飯は美味しいな…』

…あ。ホッシーワさんが堕ちた。

ハニーさん:
 「貴女に教えてあげるわ!」
 「歌は心なのよ!」

全く意味が分かりません。
その後も、全く意味の分からない玩具をぶんぶん振り回すと、気の毒なホッシーワさんを蹂躙。
ハニーさんの考えがわからない。底知れぬ狂気を感じる。

戦いには勝利しましたが、幻影帝国よりも恐ろしい存在が身近にいることが判明しました。
これは今後の方針を考えないと。
とりあえず先ほどの合唱部の人を引き込んで、ハニーさんへの対策を…

合唱部さん:
 「みんな、ごめんね」
 「今度こそ皆が自然と笑顔になれる、そんな楽しい音楽を目指すよ」
合唱部さん:
 『夢が大盛りてんこ盛り。ご飯は愛のエネルギー』
 『嗚呼、ご飯は美味しいな~♪』

手遅れ、だっ、た…。
あれだけ至近距離でハニーさんの歌に晒されたのです。無理もない。
すっかり正気を失い、ご飯賛歌を高らかに歌い続ける人形と化しました。
そういえば某歌アニメで「零距離で唄うなんて酷い」「アンコールするなんて酷い」という感想があったな…。
民間人たる合唱部さんに、耐えられるはずがなかったんだ。。

残る良心は姫さんだけですが…。

姫さん:
 「こうやって聞いたらハニーの歌もいいかもね」

狂っていく周囲に耐えられなかったのでしょう。
ついに正気を手放されてしまいました。それを確認してから、ハニーさんも正体を告白。
嗚呼今日この日、人類は滅亡した。来週からはハニーVS幻影帝国の始まりです。


(左画像)
ハピネスチャージプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック! (講談社MOOK)

(右画像)
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【プリキュア10周年】

今日のご挨拶は花咲さん。
いまいち何が今回の話と関連していたのか見えませんが、「ハートキャッチ」の演劇回と似た方向だったので、構成そのものを被せてきたんでしょうか。
もしくは中の人・水樹奈々さんに敬意を表しての、歌合戦回だったとか。

ひとまず今日の回で、個人的お気に入りプリキュアベスト3のご挨拶が終了しました。
思いの外、早かったな…。
残るご挨拶で一番の楽しみはピーチさんです。あの子、くじ運悪そうだからかなり最後の方になりそう。

【今週の歌合戦】



そこはかとなく懐かしい絵面ですね。
唄う敵。耳を押さえて呻く娘さん。
日本の様式美を数年ぶりに見た思い。

その昔、「ぴちぴちピッチ」というアニメがありました。
戦闘も進行もお歌でこなす素晴らしい人魚アニメです。
しばしばネタアニメとして語られがちですが、最後までお唄を貫き、テーマとして完成させたのは見事の一言。
「愛は必ずしも報われるとは限らない。しかし貴方は一人じゃない。この歌のようにどんな人にも愛は届けられているし、この海のようにいつも優しく包んでくれる」というテーマは「歌アニメ」だからこそできたこと。
改めて見返すと多くの発見があるかと思います。お勧めしたい。

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ハピネスチャージプリキュア! 第9話「空手でオッス!!プリキュアパワーアップ!?」

2014年03月30日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアリズム】



たおやかさん:
 「キュアリズムです」
 「プリキュア10周年ありがとうございます」
 「これからも宜しくお願いしますね」

おぉ…。どこからどう見ても一分の隙もないたおやかさだ…。

ただ、その分ちょっと地味かな、と思いきやラストで伝説の「歩き去り」をご披露。これは嬉しい。
ぎりぎりまで画面に映ってようと醜くしがみつく娘さんもいる中(例:美翔さん)、実に優雅でたおやかです。
ご自分のたおやかさを表現しつつ、「昔からの馴染みの客には分かる」ネタをさりげなく仕込んでくるあたり、これまでのご挨拶の中で最も素敵だったかもしれない。

「スイート」さんの始まりは、北条さんと南野さんの諍いから。
「入学式に待ち合わせ場所で会えなかった」ことを延々と1年も引きずり、それはそれはたおやかに喧嘩をなさっていました。
もっとも、ショックで心が砕けた北条さんに対し、南野さんは「また響が訳の分からないことをしている」程度の認識だったようには見えますけれど。
(今更ですけど「スイート」第2話の回想内では中学1年生のお姿が見られるんですね。
 ちょっと前までランドセル背負ってた娘さんの制服姿、か。。たおやかさんがたおやか過ぎる)

たおやかなあまり中盤以降は、やや存在感が薄かった気も。
事実上の北条さんの変身アイテム扱いです。北条さんの身体能力が化け物過ぎるのも問題なのですが。
ベルティエが出現しないことに焦る回とか、あの手のメイン回を後半にももっと見たかったかも。

「NS3」のOPでの北条さんとのやり取りは、かなり嬉しかったです。
何故だか一番「懐かしい」と「また会えた」感を受けました。
オールスターズ初出演というわけでもないのに、なんでだろう。

■ハピネスチャージプリキュア! 第9話「空手でオッス!!プリキュアパワーアップ!?」

先日、紫さんから罵倒の限りを尽くされた姫さんは、ここはいっちょ見返してやろうと決意しました。
お強くなられました。ようやく出来た友達の前で、「こいつ信じない方がいいよ」と垂れ込まれたのに、それでも果敢に前を向きます。
というか前を向かないと、横で愛乃さんの不審がどんどん大きくなります。
し、知らないよ、あんな紫の言うことなんて。それよりも鍛えようよ鍛えよう、あはは…。

そういったわけでお二人は誠司くんの通う空手道場の門を叩くことに。
ちなみに名称は氷川道場です。入ると紫髪の女がいました。
話題を誤魔化すために始めた特訓が藪蛇になっていく。

そんなこととは露知らず、愛乃さんらは紫さんを憧れの目で見つめます。
なんて格好いいんでしょう。あんな風に戦えたら素敵でしょうね。
一方、紫さんは蔑みの目を向けてきますが。何しに来たのあの子ら。嫌がらせか。

こうして流れのままに道場に入ってみた愛乃さんらですが、教えてもらえるのは防御ばかり。
殴りたいのに。殴るために入ったのに。
これではフラストレーションがたまるばかり。

誠司くん:
 「なんで強くなりたいんだ?」
姫さん:
 「もちろん敵をボコボコにするためだよ」
愛乃さん:
 「相手を倒すために空手やるんでしょ」

即答です。バイオレンスです。
そして誠司くんも即答しました。そんなこと言ってるような奴には攻撃は教えられない。
うむ、正論だ。教えたらダメだ、こんな凶暴な娘さんに。

後日。
愛乃さんらは空手の試験の場にやってきていました。
お友達の応援のためです。
ちょっとナーバスになっていたので、二人して口々に応援します。
大丈夫!ずっと練習してきたじゃない!それってすごいことだよ。



姫さん:
 「私たちなんて1日でめげてるのに!」

えぇ、あぁはい。
そういえばお二人とも私服ですね。
辞めたんですか、空手。早かったですね。。

あまりにアレな二人の様子に励まされたか。お友達は熱意を新たにします。
ところがそこに幻影帝国のオレスキーさんが飛来。
彼曰く、「自分よりも強い奴を消せば自分が一番」「怠けている者がいると安心する」。
SSのキントレスキーと似たタイプかと思っていましたが、思想は全くの逆でした。
幻影帝国の幹部さんは、救いようがなく最悪ですね。何故これで組織として成り立つのか。

現れたサイアークに、愛乃らさんは素早く迎撃に出ます。
さぁ早速殴ろう。学んだ空手技をぶちかますときです。
まぁまだ攻撃は習ってないけど。気合いだ気合い。武道舐めてます。

愛乃さん:
 「ラブリービーム!!」
姫さん:
 「プリキュアくるりんミラーチェンジ!シャーベットバレエ!」

それのどこに空手要素があるのか。
なんで空手学ぼうとか思ったか疑問に思うレベルです。
誠司くんが攻撃を教えるのを拒否したのは正しかった。この子たちには、もっと学ぶべきことがある…。

姫さん:
 「フォーチュンがいなくても余裕ですぞ」

増長しきっている…。
つい先日負けかけたばかりなのに。ちょっと前まで連戦連敗だったのに。
やっぱりこの子ら、武道を学ぶのは早すぎた。。

そしてそんな酷い有様でしたので、あっさりと足元を掬われ大ピンチに。
空手、役に立ちませんでした。いや、空手は悪くない。
これは愛乃さんに問題がありすぎる…。

普段ならここで紫さんが助けに来るところですが、一向にやってくる気配がありません。
当然でしょう。多分、この場にはいたと思うんですよ。
でもあまりに酷い二人の様子に、諦めと侮蔑の視線を向けるしかできなかったんでしょう。
あいつら助けるの止めよう。それよりも、敵が止めを刺して油断したところを狙おう。

が、そこに。
誰も予想しなかった援軍が、予想しない形で現れました。
具体的には、黄色いのが唄いながら現れた。



黄色:
 『いただきますとごちそうさま』
 『たまごかけたごはん食べたい』
 『おかずなしで、そのままでもOK』

意味が、全く分からない。

コスプレした黄色い娘が、突如屋根の上に現れ、ロッド的何かをマイク代わりにし、「ご飯が食べたい」と歌いだしました。
は、はぁ。食べたければ、どうぞ食べてください。ご飯美味しいですからね…。

しかしながら。疑問に思ったその時には、すなわち歌が脳に届いている。
気が付いた時には手遅れでした。
敵も味方も巻き込んで、強烈なテンプテーションが炸裂。いつしか皆で涙を流しつつ歓喜の声をあげていました。



一同:
 『嗚呼、ごはんは美味しいな!』
 『嗚呼!ごはんは美味しいーーーな!!』

戦いは終わった。もはや暴力はありません。そこにはただ、ご飯に対する感謝しかない。
嗚呼、ご飯は美味しいな。
そうご飯は美味し…

オレスキーさん:
 「は!?」

我に返り攻撃を再開しますが、愛乃らさんは態勢を立て直していました。
程よい脱力のおかげか、学んだ防御の型を無意識の内に操出し、見事にカウンターをゲット。
空手が役に立ちました。釈然としないものはありますが、役に立ちました。

こうして愛乃さんらは一回り成長なされました。
嗚呼、ご飯は美味しいな。嗚呼、ご飯が食べたいな!
そして空手のことは、忘却しました。武よりも食。


(左画像)
ハピネスチャージプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック! (講談社MOOK)

(右画像)
データカードダス プリキュア Part8 08/60 【ノーマル】 キュアリズム

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【プリキュア10周年】



姫さん:
 「氷の舞を見せてあげるわ!」

南野さんの「気合いのレシピ」つながりでしょうか。
細かいところで重ねてきます。

今回の「強さを求めるあまり、焦って本質を見失う」お話は、南野さんのベルティエ渇望回やエアロビ特訓回に通じるものがあります。
そういえば序盤で、コンテストに焦って参加してピンチに陥るとかもありました。
今まで意識出来てなかったですけど、南野さんにはそういうキャラ特性があったのか。
喧嘩が長引いた一因には、北条さんに対するコンプレックスも(直接語られている以上に)あったのかもしれないなぁ…。
10周年企画のおかげで、再発見がいろいろあって楽しいです。

【今週の姫さん】



ヒメルダさんはこの髪型の方が可愛いと思う。なし崩しに変えちゃえばいいのに。

【今週のサービス】



しゅらり…。

衣擦れの音も艶めかしく、愛乃さん&ヒメルダさんが着衣をほどかれます。エロス。
なんてことないシーンのはずなのに、異様な色香が漂ってきます。
普段、過剰に規制をかけるもんだから、反動がこういうところに出るんですよね。
どうしてくれるんですか。おかげでこれだけのことで興奮する体に教育されてしまったじゃないか。



このヘタリ具合も何かが違いますね。愛乃さんは私らに、何をしかけようとしているんだ…。

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