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穴にハマったアリスたち

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ハピネスチャージプリキュア! 第28話「ハワイ上陸!アロ~ハプリキュア登場!」

2014年08月23日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアマリン】



マリンさん:
 「キュアマリン登場!」
 「プリキュア10周年だって!」
 「みんなのおかげだよっ」
 「これからも、よろしくっしゅ!!」



超絶優良プリキュア。今やプリキュアさんは「マリン」か「非マリン」かで分けられると言っても過言ではない。
ギャグからシリアスまで異様な適性で担当でき、プライベート技能から戦闘スキルまで異常なスペックを誇ります。
それなのに「最強」では決してない(例えば「誰か一人プリキュアを選んで一緒に戦え」と言われたらマリンさんは選択しない)あたりのバランスが、また凄い。
どこの誰と組ませても、意外とメインキャラを食わないんですよ、この方は。

パリでステージを開催したこともある超実力者。
実際のところ、あのステージがどんな経緯で開かれたものかは分かりませんが(母の店舗CMの一環で、幕間の小ステージを余興として貸してもらえたとか?)、何にせよかなりのものであることは間違いありません。
中学生にしてパリに長期滞在してステージ発表したとか、ある意味「模試で1位」よりも優秀ですよ。

表面的に軽いノリなので忘れがちですけど、お家はかなりのハイソなご家族。
世界的カメラマンの父に、元・世界的モデルで現在はショップオーナーの母、カリスマモデルの姉…。
あの来海さんが心をしおれさせてデザトリアン化したのも無理ありませんし、彼女の一見、軽薄な言動は一種の反抗期なんじゃないかなとも思います。

家族へのコンプレックスを昇華し、デザイナーとしての道を進み始めたのは、かなりの意識改革だったはず。
劇中では、花咲さんが来海さんの影響でチェンジしたことの方が強調されていますが、来海さんも同等以上にチェンジしてるんですよね。
序盤も序盤でデザトリアン化し、花咲さんに救ってもらったことを、ご本人はかなり感謝してるはず。

数年後、多少性格が落ち着いて成長なされた暁には、恐ろしいまでのハイスペックになることは間違いない。
周囲の男子は今の内に接近しとかないとダメですよ。花咲さんに群がってる場合じゃなくて!

■ハピネスチャージプリキュア! 第28話「ハワイ上陸!アロ~ハプリキュア登場!」

気が付いたら、ハニーさんが世界のハニーさんになっていました。
各国を回り、劣勢のプリキュアさんの救援活動を行っていたそうです。
かなりの重大任務ですね。戦争は練馬だけで行われているのではない。

その評判を聞きつけたか、ハワイから援軍要請が来ました。
唄って癒せてテレポートや遠隔からの拘束、広範囲攻撃もできるキュアハニー、確かに応用範囲が広いです。
殴って殴れてパンチや遠隔からの殴打、目からビーム攻撃しかできないキュアラブリーとは比べ物になりません。

今回のこの要請を、ハニーさんは快諾。これで美味しいロコモコも食べられます。いぇい♪
この「美味しいものを食べられるから」は、実際のところ、あまり深刻にならないようにあえて茶化して言ってるんだろうなと思います。
まぁ本心でもあるのでしょうけれど。この辺のバランス感覚が、ハニーさんの偉いところ。

一連の話を聞き、せっかくなので姫さんらも同行することに。
ハピネスチーム、ついに他国への軍事派遣です。
正直なところ戦闘能力に不安は残りますが、瞬間移動能力を持つチームが活発に動き出したのは戦略面での大きな変化。

やってきたハワイの地、しかしながらそこは南極の如く凍り付いていました。
ハワイのプリキュア「アロ~ハプリキュア」さんが負けまくってるからだそうです。
残念ですね。せっかく水着も持ってきたのに。持ってきたのに。持ってきたのに。

アロ~ハさんは由緒正しい「ふたり」体制。
姉妹で性格真逆の組み合わせだそうで。これは仲悪そうですね。
なるほど、今回はハピネス第28話であると同時に、アロ~ハ第8話なのか。

敵さんが見ている前でも、ハピネスさんが見ている前でも、アロ~ハさんは揉めに揉める。
醜くく殴り合うその姿は目も覆わんばかり。嗚呼これが、敗戦続きで玩具も売れないプリキュアの末路なのね…。
そこに大森さんは優しく手を差し出しました。特製のお弁当と共に。

何はともあれ美味しいものを食べれば、気持ちは和らぐ。
何やかやでアロ~ハ姉妹も和解なさり、敵幹部を一時撃退するのに成功しました。
大森さんの真の仕事はこういう仲裁活動なんじゃないかな。
年頃の娘さんがいきなり前線に送り込まれたら、精神不安定になって同士討ち始めるのもむべなるかな。
単なる戦力追加よりも、士気高揚・和気藹々の方が大事です。うん、鈍感な愛乃さんらに救援話がいかなかったわけだ。



…ところで、「この戦いの原因を作ったのは、そこにいるキュアプリンセスだ」とアロ~ハさんは認識していたのでしょうか。
姫さんも呑気にフラダンス踊ってる場合じゃありません。
世界各国への援軍業務は、同時に世界各国への謝罪行脚でもあります。頑張れ、姫さん。多分、素知らぬ顔して黙ってたんだろうけど。


(左画像)ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1

(右画像)プリキュアオールスターズ 10thアート&チャーム vol.1 キュアマリン

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


サンセットさんは吉田仁美さん、ウェーブさんは仲谷明香さんがご担当。
ゲスト出演にしていきなりのプリキュア化。一昔前には考えられなかった偉業です。
演技も特に違和感なく、言われなければゲスト出演と気がつかない…というか、まぁそもそも本職が役者や声優な方ですし。
なんか凄い時代ですね。

【今週のプリキュア10周年】

来海さんも劇外のエピソードは多い。「昔、生徒会長に告白した」とか。
人知れず色々と経験し、人知れず色々と成長なさり、人知れず周囲を助け、でも表面的には軽く振る舞うところは、今作の大森さんに通じるかなと。
姫さんよりも大森さんの方が、来海さんには近いと思うんですよ。

もっともそれ以前に、全編に流れる「夏休みスペシャル」的ノリ自体が、マリンさん的だったかなとも。

【今年の敵】

敵幹部がちゃんと新キャラなのが丁寧で良いと思う。
いわゆるいつもの「三幹部」だけでなく、他にも大勢いるんですよね。
幻影帝国さんの強大さが良く分かる。

あとメルシーさんの今日の一言はなかなかに重い。



メルシーさん:
 「私ひとりの力じゃ…」

仲間は既に倒され、孤軍奮闘状態なんでしょうか…。切ないです。
元々ずっと一人だった可能性もありますが、それはそれで辛いですね。どうしてパリ娘はたちあがってくれないの…。

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ハピネスチャージプリキュア! 第27話「悩めるひめ!プリキュアチーム解散の危機!?」

2014年08月15日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアロゼッタ】



四葉さん:
 「キュアロゼッタですわ」
 「プリキュア10周年、ありがとうございます」
 「これからも、愛を育んで」
 「くださいな」

四葉財閥ご令嬢、上手くパターンを変えてきましたね…。
「これからも宜しくお願いします」かと思いきや、「愛を育んでくださいな」ですか。
決め台詞を混ぜてくるパターンとも、ちょっと違う新鮮さ。これが財閥の力、か。

子供の頃に、相田さんらと御屋敷内で奮闘したエピソードが好き。
ギャグ調で描かれていますけど、結構な大冒険なんですよね。
そしてあの時、なんと彼女らはプリキュアではない。

時代は下ってドキドキ本編。
変身して戦う相田さんらから一歩引いた立場で参加する四葉さん。
通ってる学校不明。生態も不明。誰も言及せず、誰も追求しないので、視聴者的にはずっと謎。
でも当人たちには、過去の大冒険があるから、別段に謎でも何でもないんですよね。(財閥パワーに慄くことはあっても)
そしてプリキュア能力を得たことにより、かつての友が再び集まって、一緒に戦う。

四葉さん曰く「そこはかとなく皆と距離を感じていたが、プリキュアになったことでそれが埋まった」。
幸せの王子として駆け回る相田さんを見上げていた四葉さんも、共に幸せを守る立場に。

「ドキドキ」さんはエピローグ的シリーズのように思います。
(本編的大冒険は既に過去に終わっており、そこを乗り越えた後、それで世界はどうなったのか?といった雰囲気)
四葉さんからは特にそんな空気を感じます。面白いキャラクターだと思う。

■ハピネスチャージプリキュア! 第27話「悩めるひめ!プリキュアチーム解散の危機!?」

先日の一件以来。
姫さんが奇行に走るようになってしまいました。
誠司くんの言動に一喜一憂し、のたうち周り、悶え狂い、奇声を発するのです。

姫さん:
 「どうしよう。誠司はめぐみのことが好きなのに」
 「その誠司を好きになっちゃうなんて」
 「世界平和の危機かも」
 「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!????」

なんということでしょうか。誠司くんは愛乃さんのことが好きだというのに。
当の姫さんもこのことはいたく気にしており、それ故に更なる大発狂。
ついには氷川さんや大森さんに自白してしまいました。



氷川さん:
 「とりあえず相性を占ってみましょう」

錯乱しながらもばっちり宣伝。出来る子です。
極度の混乱状態に陥って、玩具にすがっただけかもしれませんが。
なお占いの結果、相性バッチリだそうです。だけどバラバラ。

困ったことに、誠司くんは素で良い男です。
まぁ姫さんの場合、腐っても姫さんなので、お相手に家事能力等々があることは大したメリットではないのですけれど…。
ちなみに我らの世界の姫さんを例に出すと、イギリスのザラ・フィリップス王女はラグビー選手とご結婚(昔からマッチョ好きで有名)。
あんまり格式とか何とかは関係ないのかもしれない。
あ、でも姫さんは第一王位継承者か。。

悶々と悩みますが、それはさておき。
肝心の愛乃さんはどうなんでしょうか?
ちょっと聞いてみましょう。誰か好きな人はいますか?

愛乃さん:
 「え…?」
 「いやまさかあたしが恋なんて」



待て。そこで何で青い生き物が回想に出てくる。
違うでしょう。誠司くんとの幼いころからの思い出とか、そういうのでしょう。
って、ああ!愛乃さんが頬染めてはにかんでる!助けて!この子、悪い病気に感染してる!!

三角関係だと思ったら、四角関係だった。
この分では、青い神様の想い人は、実は姫さんだったなんて展開になりかねません。
おぞましい。おぞましすぎる。そしてみんな不幸になりましたとさ。

そんな泥濘した空気を感じ取ったか。
誠司くんは神様を連れ出すと、男同士の語らいを始めました。
あんた、めぐみのことどう思ってんだ?

自称・神:
 「大切なものに、一番も二番もないよ」
 「かつて僕にも、そういう人がいた」
 「でも今は、この星に生きるもの全てを大切に思っている。神様だからね」

誠司くん:
 「それじゃめぐみが可哀想だ」

う、うぅむ。
「神だから特定の一人を愛せない」はまさしく正論。そうでなきゃ困る。
もしも本当に神のことを好きならば、「自分だけが特別扱いはされない」ことも飲み込んで近づかないと。
ミラージュ様の悪堕ちが「自分が一番ではなかったから」が原因なのだとしたら、ちょっと彼女の方が分が悪いような…。
ですが、体よくはぐらかされただけという気もする。これは殴るべきかどうか、判断が難しいな。。

一方の姫さん。姿をくらませた男二人に、妄想の翼をはためかせます。



プリキュアさんでこんな展開を見る日が来るなんて。
もっとも取り合ってる相手が愛乃さんというあたり、なんだかショボンとしますけれど。
色気がないと言いますか、何と言いますか。

これが花咲さんや夢原さんだったら、もっと絵になったんじゃないかしら。
まぁ花咲さんだと自己陶酔しまくってウザさ炸裂状態になりそうですし、夢原さんだとご自分で相手を殴り倒しに行ってしまいそうですけれど。
ダメだ、状況にぴったりくる娘さんがいない…。むしろ男を巡ってプリキュア同士で殴りあう方がしっくりきます。これだからプリキュアは!

パニクりながらも二人を探し、姫さんは川べりで誠司くんを発見しました。
うん、男同士の殴り合いなら川べりですよね。
そこには誠司くんと…

姫さん:
 「なんでナマケルダと一緒!?」

理解不能です。
え?神と殴り合ってたんじゃ?
え?ナマケルダも恋敵なの?え?え?

錯乱する暇もなく、ナマケルダさんは誠司くんをサイアークに。
さりげなくえげつない。
やってることは、ダークココやサバーク博士状態と変わりません。



姫さん:
 「やるしか、ない!」

いつもとは違う気合の入れよう。何か変身前から顔に戦闘傷がついてるような…。
ここんとこ舐めてかかってる気配もありましたが、ナマケルダさんは連戦連敗を重ねた相手。
しかも場所が因縁深い川べりで、素材が優秀な誠司くん。苦戦するのは目に見えてます。



姫さんは奮闘します。愛する男のため、空中戦も華やかに。お得意の風も纏って。
素材が良いからか、元から不利だったのか。すぐに劣勢になりますが、それでも踏ん張った。
どうにかこうにか愛乃さんらが到着するまで踏ん張った。

愛乃さん:
 「恋とか愛とか分からないけれど」
 「あたしは誠司のことが大切なの」

戦う愛乃さんの言葉を聞き、姫さんも何かを悟りました。

姫さん:
 「ラブリーの言葉、ずしんと来たわ!」
 「誠司は私にとっても大切な人だから」
 「取り戻しに行こう!」



恋する男を巡って、恋する男の鏡像に猛撃をかける乙女たち。
何かが、決定的におかしい気がする。
なんだか良く分からんまま、殴られてる誠司くんに幸あれ。

この流れで何を悟ったのか、姫さんは身を引くことにしました。勝手に盛り上がり、勝手に自己解決。
正直なところ、愛乃さんと誠司くんの関係は、兄妹のそれと大差なく見えます。
姫さんが「めぐみと誠司が幸せになったら嬉しい」と考えたように、おそらく愛乃さんも、姫さんと誠司くんがくっついても素直に祝福すると思う。
少なくも、現段階ならば。

何か致命的な失敗をしたような気がする姫さんに、更に大森さんが一言。

大森さん:
 「危機的状況下に置かれた男女は」
 「そのドキドキを恋しているかのように」
 「錯覚することがあるのよね」
 「そのドキドキは、本当に、恋?」
姫さん:
 「じゃあ私は、誠司を本当に好きだったわけじゃないんだ!」

恋に恋するというのは、まぁあることでしょうけれど。
今回の件に関しては、何せ誠司くんに惚れても変ではない展開だっただけに、多少の強引さを感じます。
共に危機を乗り越えて、その過程で気付いた頼もしさや優しさまで、吊り橋効果扱いされてしまっては、もはや恋愛の否定に等しいような…。

大森さんのことなので、「万が一にも再び変な気を起こさないように、恋愛の芽を摘んでおこう」と徹底しただけな気がする。恐ろしい。
そして姫さん、これがきっかけで面倒くさい娘さんになりませんように。
姫さんに告白して「それって恋じゃないよ。私の体が目当てなんでしょ」(ドヤッ)なんて言われたら、張り倒さないでいられる自信はない。


(左画像)ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1

(右画像)ドキドキ!プリキュア DXFフィギュア キュアダイヤモンド&キュアロゼッタ 【キュアロゼッタ(単品)】

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【今週のプリキュア10周年】



大森さん:
 「私ね。前に一度、物凄く恋をしたことがあって」
 「その時、たとえ自分は好きになって貰えなくても」
 「相手には幸せになって欲しいと思ったんだ」
 「大好きだったから」

言及されてはいませんが、そのまんま素直に考えるなら、相手は誠司くんである可能性が高いでしょう。
これまでにも漂っていた妙な距離感にも納得がいく。
もちろん、全然別の男性の可能性もありますけれど。

語られていない過去の何かや、現在の関係性は、四葉さんと相田さんらの関係に通じるものがあるんじゃないかしら。

ある意味、「スイート」の先の物語ですね。共有体験を持って連帯したもの同士の、更にその次の物語。

【今週のED】

今回から新曲「パーティハズカム」に変更。
発動しているのは二段変身でしょうか。それともコスプレ能力の一環か。

 『がんばったんだもん』
 『みんなでご褒美 パーティ』
 『ゆうべ夢に出て来た』
 『諦めないで偉いってね』

全般に、自己肯定の印象のある曲ですね。
ハピネスさんの前半が「もはや既存の枠組み(プリキュア)は通用しない」な展開だったので、「でもそれでも」なイメージなのかしら。

【今週の生き物】



教師コスプレさせた女子中学生を前に、ゆったりと足組みしてふんぞり返る神。
やっぱこの生き物は、どうにかすべきだと思う。

【今夏のスタンプラリー】

先日、東京メトロのスタンプラリーに参加してきました。いつものように徒歩で。

距離が20キロ程度と短く、道中も日影が多い(何せ地下通路がある!)のでかなり楽です。
コースも観光地を通るので、歩いていて楽しい。上野で博物館や動物園に立ち寄ったりしました。
ついでにローソンのスタンプラリーも回収しましたが、意識しなくても二桁以上の店舗に遭遇するので、あっという間に達成できます。

天気次第ですが、今回の徒歩ラリーは割とお勧めしたい。

【蛇足】

劇中で出て来た「吊り橋効果」ですが、実態はこんな感じです。

「吊り橋を渡った直後の男性に対し、魅力的な女性が心理学のアンケートを実施。
 このアンケートの結果を知りたければ、ここに電話してくださいと、番号を渡したところ、18人中9人が連絡をしてきた。
 吊り橋ではなく、安全な橋を渡った人にも同じように実験したところ、電話をしてきたのは16人中2人だった」

まず母数が非常に少ない上に、18人中9人と、電話してきた人の割合もかなり微妙です。
また、「電話をかけたきた」ことをもって「恋愛と勘違いした」と定義していますが、「吊り橋を渡った直後で印象的だったので記憶に残っており、恋愛感情とは無関係に好奇心で電話した」可能性も十分にあります。

この実験では被験者は男性ですが、追試として女性に対しても同様の実験を行ったところ、そちらでは吊り橋とそれ以外で差はなし。
つまり、吊り橋効果なるものが存在するとしても、男性には有効でも、女性には成立しないようです。
と、この間の放送大学で言ってた。

物語的には、女性が吊り橋効果でくらくらする展開が多い(そして現実でも女性に対して期待される)ように思いますが。
娘さんには吊り橋効果は通じないようなので、ちょいと残念ですね。

では、今回の姫さんの感情は、一体…?

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ハピネスチャージプリキュア! 第26話「迷子のふたり!ひめと誠司の大冒険!」

2014年07月28日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアビート】



猫:
 「キュアビートよ」
 「プリキュア10周年、ありがとうっ」
 「この勢いは、止められないわ!」(ぎょぃーーーん!)

髪ギター!髪ギター!ぎょぃーーーーん!!
やっぱりビートさんはサービス精神を分かってる猫!
超格好いい!

そしてビートさんと言えば何といってもラブギターロッド!
当時のCM(リンク先:YouTube)は大好評で、BGMがサントラCDにボーナストラックとして収録されたほど。
「屋外(風のセット?)で、大人も含めた大勢の人たちと踊り狂う」という爽快感は、他のCMと一線を画しています。劇中のアイテムイメージとも合致。
プリキュアCMの中でも最高峰じゃなかろうか。

出演されてるのは椎名るかさん。
当時の彼女のブログによれば、イベントにラブギターを持参するファンの方が多数いたとか。

私も実際に遊んでみましたが、これ本当に楽しいです。(当時の感想。蛇足ですが、記事中では「買った」と書いてますが、実のところ貰い物です。CMをべた褒めしていたところ、今の妻がプレゼントしてくれた。感謝)

「スイート」さんの序盤は、とにもかくにも不安になる展開ばかり。
喧嘩ばかりするヒロイン。
「マイナーだからといって悪ではない」はずだから和解しそうなのに、どう見ても悪そのもののマイナー。
かといってメイジャーも腹に黒いものを抱えていそうだし。
幸せアイテムはネガトーンと化し、誰が黒ミューズの正体なのかも分からない。

そんな暗澹とする空気を吹き飛ばす魂の調べ!
何が真実かなど知ったことか!まず、己のビートを掻き鳴らせ!ぎょぃぃぃぃぃん!!
実に爽快で素敵です。「なりたいプリキュアは?」と聞かれたら、即答で「キュアビート」と答えるくらいに好き。

■ハピネスチャージプリキュア! 第26話「迷子のふたり!ひめと誠司の大冒険!」

うだるような夏のある日。
姫さんと誠司くんは、田舎道を黙々と二人で歩いていました。
どうしてこんなことになったんだろう。問いかけるも、答えるのは蝉の声ばかり。

時を遡ることしばし。
無事に合宿を終えた一行は、電車に乗って帰宅途中。
小さい駅で停車中に、ジュースを欲した姫さんと共にホームに降りたのが運のつきでした。
「これ飲みたい」「はいはい」「当たりがでた!」「はいはい」「また当たった」「はいはい」以下ループ。
こうして発車時刻を過ぎ、電車は去っていきました。
次の電車は5時間後。なんてことでしょう。

常識的に考えて、こんなにあたりが連発するわけがありません。おそらく人が来ないことに自棄になって激甘設定だったんでしょう。
常識的に考えて、ホームに人がいるのに発車するとは思えません。おそらく運転手が気を利かせたんでしょう。ひと夏のロマンスをお楽しみ。

巧妙な罠により、姫さんと誠司くんは孤立。
でも大丈夫。現代っ娘にはプリキュア変身アイテムがあるのです。
うん、電車に置き忘れた。
でも大丈夫。現代っ子には携帯電話があるのです。
うん、電車に置き忘れた。なんてことでしょう。なんてことでしょう。

もはや「姫さんが誠司くんと二人きりになるために仕込んだ罠では」と疑いたくなる状況。
健全なる男子中学生なら即座に飛びつくところですね。
しかも先日、姫さんの人魚コスプレとか見てるんですよ!絶対、気になってるはずですよね!大人の階段駆け上がるか誠司くん!

誠司くん:
 「時刻表を見てるんだよ…。5時間後か」
 「公衆電話を探しに行く」
 「大使館に連絡すれば神様が迎えに来てくれるだろうし」

え、ああ。うん。
正しく正解の道を歩んでいますね。
淡々と。それはもう淡々と。

ここまで来ると姫さんの魅力に疑問符が湧きます。
そこで姫さん、今度は転倒して足を挫いてみました。わざとじゃないとしたら、逆に女子力が迸っています。
さあこれで、おんぶだ!いくら誠司くんでも意識せざるを得まい!



姫さん:
 「めぐみにはこのことを黙っててあげる」
 「あんたの大好きなめぐみが誤解したら困るでしょ?」
誠司くん:
 「馬鹿言ってんなよ!」

更にはダメ押しの恋バナ振ってみた。下衆の権化。
さすがの誠司くんもこれはスルー出来なかったか、赤面してもごりもごり。
これで「実はヒメルダが好きなので黙っていた」だったら非常に熱いですが、まぁ違うでしょうね。
汗まみれでおんぶされるお姫様から、耳元で「ねぇ誰が好き?」(意訳)と囁かれてるのに、なんという強靭な精神力でしょうか。
まぁ姫さんだしな。同じことを大森さんや氷川さんがやってたら、破壊力も違ったろうに。

そこにホッシーワさんが来襲。いつものようにサイアークとチョイアークを引き連れて。
さりげなく描写されていますが、たまたま姫さんらが通りかかったから良いものの、そうでなかったらサイアーク化した人はどうなっていたのやら。
今年の敵さんは、プリキュアと関係なく民間人を襲うので、助からなかった人も当たり前に多数いそう。

もちろんのこと姫さんは応戦体制を取りますが、あいや残念、変身玩具を忘れてきた。
ならば仕方ないと誠司くん。呼吸ひとつし、びしりと身構える。
勝ち目などない。こちらは生身の男一人。多勢に無勢で、個々の戦闘力の差も比較にならず。

それでも誠司くんは大奮闘。その姿に姫さんも心が高鳴ります。惚れるのも無理はない。
でも悲しいかな、力の差はどうにもならず、ついに組み伏せられてしまいます。
そこに天空から爆陣が舞い降りた。



愛乃さん:
 「あんたたち!」
 「姫と誠司たちに、何してるの!!」

本気でブチ切れておられる。

この凛々しいお姿に、誠司くんも嬉しそう。
死力を尽くしてもどうにもならない時に、幼馴染がコスプレして助けにくるとか。
これは惚れても無理はない。

…とは言ったものの。

誠司くんが愛乃さんに抱く感情は、兄妹に近いような気がするのです。
彼が異常に優秀なのは、あちこちに首を突っ込む愛乃さんをフォローし続けたからでしょうから、その彼女が勇ましく戦う姿には「ああ立派になりやがって」と感動の方が強いんじゃないかしら。
あ、でも愛らしいコスプレ姿で戦う様子を見て、今まで妹や娘と思っていた子に異性を感じるとか、あってもおかしくないか。

個人的には「誠司くんの本命は別にいて、やがてその子と恋仲に。そして、いちゃつく様子を見て発狂する愛乃さん」な展開が見たいので、とりあえず姫さん頑張れ。
「手のかかる妹」どころか「手のかかる小動物」くらいにしか思われてない気がするけど、とにかく頑張れ。


(左画像)キュアビート単品!スイートプリキュア♪DXガールズフィギュア~キュアビート登場編~

(右画像)データカードダス プリキュア Part8 09/60 【ノーマル】 キュアビート&キュアパッション

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


行方不明の二人を、愛乃さんらは変身して探索していましたが。
愛乃さんらの視点では、突然ふたりがいなくなっていますので、幻影帝国の攻撃の可能性を疑うんですよね。
即座に変身したのは危機管理が行き届いていると思う。実態は、謎ジュースによる遭難ですけれど。



氷川さん:
 「事情は後で聞くわ」

殴られたんだろうな、事情を話した後で。

【今週の10周年】

現れたるサイアーク。戦闘準備として取り出したるは…



自慢のリーゼントに、櫛。

ビートさんの髪ギターリスペクトでしょうか。
櫛で梳くところまではともかく、わざわざ櫛を折るほど強調していますし。

あと誠司くんと愛乃さんの幼馴染ペアに食い込む内に感化される様子が、北条・南野ラインに対するビートさん的かなと。

【来週のプリキュアさん】

おやすみです。無常。



予告のカットを見て「なんで岡田がいるの?」と素で悩み、「あ、ドキドキとのコラボか」と納得した後、「神か(唾棄)」と思い至りました。
凄いですね、ジョー岡田。髪の毛の色も全く違うのに、この浸食力。なんだかんだでプリキュア史に残る「できる男」ですし。
それに引き換え、あの青い生き物は…。

【今週の姫】

あれだけお膳立てされてるのに、いまいち甘い雰囲気を作り出せない姫さん。
たとえば同じ状況を、他のプリキュアさんで連想してみよう。

青木さん(足を挫いておんぶされながら):
 「誠司さんの好きな人は、みゆきさんなんですよね…」
誠司くん:
 「えっ!?いや、それは!」
青木さん:
 「全部、知ってるんですよ…」
誠司くん:
 「……。」
青木さん:
 「ふふっ。黙っておいてあげますね」(寂しげに微笑み)

どう考えても、誠司くんの本命は青木さんですよね、これ。
むしろこの状況で星空さん選んだら、袋叩きにされますよね。

類似例として、背負ってるのが来海さんでも水無月先輩でもmktnでも、やっぱりロマンスレベルが違います。
それなのに、あの姫は…!確かにロマンス過ぎても朝から放送できなくなりますけれど!
姫さんの絶妙なポテンシャル故に成立した回だった…。

【蛇足】

記事冒頭に書いたラブギターロッドですが、入手したのはちょうど3年前。
まだたったの3年しかたってないのかと、ちょっと驚愕しました。
随分と色々なことがあった気がしてたのに。

「歳を取ると年月が過ぎるのを早く感じる」と言われますが、こうして改めて振り返ってみると、決してそんなことはないなと思う。
早いと感じるのは、単に振り返る機会がなくて、忘れていってしまってるだけじゃないかしら。
プリキュアさんから貰った幸運の一つは、こうやって当時を思い出せることだなぁ。

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ハピネスチャージプリキュア! 第25話「恋にドキドキ!プリキュア合宿クライマックス!」

2014年07月21日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアダイヤモンド】



ダイヤさん:
 「キュアダイヤモンドよ」
 「プリキュア10周年、ありがとう!」
 「これからもよろしくおねがい、しますっ」

煌めく英知の光。幸せの王子・相田さんの良きツバメ。
今日の彼女は、また一段と美人さんですね。
この化粧の仕方は、本編時よりも好みです。これを本編からやられていたら、ダイヤ派になってるとこだった…。

一見、おしとやか風な立ち位置だけど、言動は意外にパワフルなのが良いです。
今日のご挨拶も「~です」ではなく「~よ」。
ドラゴン回で発した「どうよ」は個人的に名台詞だと思ってる。その後、あっさりとやられるところまで含めて。

あまりよろしくないですけど、比較論で語ると、彼女は美翔さんの上位互換。
パートナーへの傾倒ぶりや、趣味(医者の夢や百人一首)に対する没入の仕方は、美翔さんのそれを連想します。
そしてその上で、「過度に依存せず信頼することもまた愛」「一つの夢に集中しすぎず、他の道を楽しむことも糧になる」と、一歩先を行っています。
美翔さんのキャラでやり残したことの決着をつけてしまったというか…。
つり目なところとか、「黙っていれば美人なのに」なところも含めて、もはや美翔さんの存在意義が不安になるほどの高スペックですね。。

■ハピネスチャージプリキュア! 第25話「恋にドキドキ!プリキュア合宿クライマックス!」

昨日の夜。
病に倒れた愛乃さんは、青い不定形生物に連れられてベッドに行きました。
高まる鼓動。染まる頬。そして夜は更けていき、やがて…。

まぁ愛乃さんもお年頃です。ちょっと冒険したりロマンスに酔ったりもするでしょう。
しかしその代償は痛かった。誠司くんに見られたのです。
彼女はまだ気づいていない。ご自分が致命的な失敗をしてしまったことに。

翌朝。
そこには一見、何も変わらぬ光景が。あははー風邪ひいちゃったよー。もう、めぐみったら~。
誠司くんも何か言ったりはしません。嗚呼、だけど。だけどもう昨日には戻れないのです。

緊迫する空気。飄々と勝ち誇った顔をする青い生き物。
嗚呼、誠司くん。嗚呼、誠司くん。
胸中に渦巻くものの正体に気が付くのはいつなのか。そのもやもやを拳に込めて、立ち上がるのはいつなのか。

そこにクラスメイトの女子中学生の皆様が到着しました。
未来のプリキュア候補てんこ盛り。青い生き物の目が細まります。
絶対、心の中で点数つけてますね。さて、プリキュアにするに値する子はいるかな?ん?

そんな中、クラスメイトの一人・石神りんさんが怪しい行動を。
彼女は誠司くんが好きなのです。まぁ極めて妥当な感情でしょう。彼は優秀だ。
周囲にはいっぱい女の子がいるみたいだけど、勇気を出して告白してみよう。

と、その前に。

石神さん:
 「さ、相良くんのことなんだけど」
 「好きな人とかいるのかな」
姫さん:
 「私もよく知らないなぁ」

安全確認するのは良いことですね。
聞く相手として選んだのが姫さんなのは、「こいつは眼中外のはずだ」という確信故でしょうか。
迂闊に大森さんや氷川さんに聞くと、地雷を踏みぬく危険がありますし。「うん、相良くんが好きなのは私だよ」とか。
もっとも眼中外すぎて、結局、何も分かりませんでしたが。

だけど石神さんの相談の影響で、姫さんも色恋沙汰を意識し始めました。
よし、ゆうゆうに聞いてみよう。うむ、物凄い目線と表情ではぐらかされた。
仕方ない、誠司をからかって遊ぼう。



姫さん:
 「にんぎょ…ひめ!」

おぉ…!人魚さんだ。マーメイドだ。魚だ。魚脳で魚類で下等生物だ!

しかも単なるコスプレではなく、なかなか良い人魚さんじゃないですか。
正直言って姫さんとか今までどーでも良かったですけど、見方が変わりましたね。
もういっそ、ずっと人魚姿でいればいいんですよ。二足歩行なんて忘れましょうよ。
あ、唯一の特技が逃げ足でしたっけ。諦めましょう。そんな過去には見切りをつけて、足よりも尾びれを生やし、潔く海中生活に適応しましょう。
それが良い。それが良い。



普通に喰われた。下等生物どもめ。



そして溺れる。エラ呼吸め。



それを目撃した誠司くん、素早く助けに入ります。
男子の抱く妄想トップ3に入ると言われる「溺れかけた人魚を助ける」ですよ!
ちなみに「ぴちぴちピッチ」でもあった展開ですね。人魚さんは溺れるものなんですよ。



しかしそこは誠司くん。こんな涎もののシチュエーションなのに、爽やかに去っていきました。
おかしいですよ、この男!愛乃さんですか。愛乃さんがそんなに良いんですか!?
確かにあの子、放っておくとろくでもない奴に騙されそうで心配ですけど、だからってこの状況で…!



…まぁこれとこれの比較か。さすがに愛乃さんの方が色気ありますね、うん。

この恋愛模様に、大森さんは気が付いていました。
ついでに氷川さんも。え、誠司くんの好きな人?めぐみに決まってるじゃない。
そ、そうですか。

だけどそこに、石神さんは果敢に突っ込みました。
一瞬のチャンスをついて、誠司くんに真っ向から告白です。好きです!
そして誠司くんも真っ向から真摯に回答しました。ごめん。

砕けて散ったとはいえ、石神さんは清々しそう。
良い恋愛でした。うん。
惜しむらくは、先日の占いで「うまくいく」とか言った紫の信頼度が下がったことか。

そして依然として不快指数が高まるばかりの、自称・神。

大森さんが用意した御粥を食べさせ、誠司くんが用意した湯たんぽで看病し。
愛乃さんからの「昔、ミラージュと何があったの?」の質問にも、まともに回答せず思わせぶりなことばかり。
そのくせ秘密をちらつかせるような態度をとった上で、「ブルーと呼んでくれ」発言。
いたいけな女子中学生様が、下衆な大人の手練手管に翻弄されていく…。

次回はこの泥沼に姫さんが首を突っ込む模様。
姫さんには頑張っていただきたいところですが、誠司くんが愛乃さんから目を離すと、あの青いのが舌なめずりしてしまいます。
どうすればいいんだ。どうすればいいんだ…。


(左画像)きゃらスリーブコレクション ドキドキ!プリキュア キュアダイヤモンド (No.224)

(右画像)きゃらスリーブコレクション ドキドキ!プリキュア キュアダイヤモンド (No.174)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


以前に教えていただいた「人魚姫」の絵本、買いました。その内、感想を書きたい。

【今週の10周年】

まぁ「愛」といえば英知の光さんですね…。

「ドキドキ」は放送当初は「ディケイド的なこれまでの集大成なノリなのかな」と思っていました。
が、終わった今にして思えば、「SplashStar」でやり残したことのリメイクと言った方が適切かもしれない。
「父であるアクダイカーンを救えなかったこと」「おそらく分かりあえたはずのフィフスエレメンツと対話できなかったこと」「過去に何かがあった運命の出会い」を、「ドキドキ」さんは解決してくれたような気がします。

ついでに考えると「スマイル」さんは「MaxHeart」のリメイクとも言えるかもしれない。
概念存在であるジャアクキング様とピエーロ様。既に存在しない女王様。立ち位置が逆なだけで、悪ではない敵たち。
バーナムなんちゃらという気もしますが、共通点は多い。

その流れでいえば、「ハピネス」さんは「プリキュア5」「GoGo」のリメイクですね。
「GoGo」でやり残したことは、思いつくところとしてはこんな感じ。
(「やり残し」であって「失敗」ではない。念のため)

(1)ナッツと比較して、どう悩みを解決したのか分かりにくいココ。
(2)救済できなかったデスパライア様や館長。
(3)夢原さんの夢が本編に絡んでいない。

たとえば3つ目の夢原さんの件は、彼女自身の特定の夢(国語教師)よりも、彼女そのものが皆の夢の象徴である演出を行われただけですが。
気になると言えば気になります。

「ハピネス」さんでいえば、(2)は今後ミラージュ様と何かありそう。
(3)の愛乃さんの夢は「病弱な母の回復」。かなり切実です。さすがに放置はないと思いたい。
問題は(1)。今のところ、青い生き物には反省の兆しがありません。どうする気だ。

【今週の紫】



氷川さんと誠司くんで、構えが全く同じ。
流派が同じだからでしょうね。
こういう細かい描写は大変に良い。

個人的には、「実は誠司くんは氷川さんが好き」とかだと胸が熱いです。
真実を知って狼狽える氷川さん。でもまんざらじゃない。接近するふたり。
それを見て、何か取り返しのつかない致命的な失敗をしてしまったことに気付く愛乃さん。
でも時は戻らないのです。応援するよと口にするも、嗚呼、その声は震えていて。
更には「めぐみが相手じゃないんなら遠慮しなくていいよね」と姫さんが密かに決意を固め、大森さんは今日もごはんが美味しい。

そんなハピネスさんも良いと思うのです。何が良いって、神が「ヒロイン惑わす悪い男」として切って捨てられるであろうところが。

【今週の敵】

ナマケルダさん:
 「恋はいけませんぞ」
 「あれほど面倒なものはありませんからな」
 「苦労したのですよ、私は」

過去に何かあったんでしょうか。それともミラージュ様の状況を見て言っているのでしょうか。
いずれにせよ、人生の酸いも甘いも噛み分けてる風。
これが本編に絡んできたりしたら面白いのですが、さてどうなのだろう。

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ハピネスチャージプリキュア! 第24話「いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦!」

2014年07月13日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアレモネード】



レモ子:
 「キュアレモネードです」 
 「プリキュア10周年、ありがとうございますっ」
 「これからも、よろしくお願いしますっ」

はじけるレモンの香り!

個人的には「姉になって欲しいプリキュア」No1。
この子、実年齢がたまたま最年少なだけで、本質的には姉キュアだと思うのですよ。
緑や青の逆パターン。

「丁寧お辞儀」からの、はじけるぶりがとても良いですね。
仕事のできない新人アイドルの汚名挽回(誤用にあらず)ですよ。
特技・営業スマイルは伊達じゃない。レモネさんは仕事の出来る子。

おそらくは当時猛威を振るった「きらレボ」対策で雇用されたアイドル様だったんでしょうけれど、蓋を開けてみれば「売れない新人アイドル」という微妙な立ち位置。
本当に、普通に、平凡に、意外性もなく「売れていない」生々しさが涙を誘います。
しかもご本人様はアイドル業に興味がなく、むしろ「私は女優志望なのにこんなことやってていいの?」と悩む有様。事務所と折り合いついてない。

大塚監督から寵愛を受けてることでもお馴染み。
監督さん曰く、「レモネードは自分自身なので、好きとかとは違う」だそうですが。
確かにレモネの求道者ぶりはイメージが被りますね…。

当初は同世代の友達が絶無。それもそのはず、休み時間も芸の道に勤しんでいたから。強い子です。
「5」で語られていた「夢を叶えるのは自分自身。最後の最後は一人きりだ。でもだからといって孤独なのではない」を全力で体現なされていますね。
ていうか「5」はレモネのための物語だと思うんですよ、レモネ派としては!「GoGo」の彼女は何かヘタれてるというか、夢原さんが神キュアすぎて微妙ですけど、「5」のレモネは格好いいんです。

特に闇レモネとの一戦は、軽く人生に影響を受けたレベル。
「私生活を犠牲にしてまで女優になって何の意味があるのか?」と闇檸檬は問う。
これはカワリーノさんに見せられた「女優になったが意味がなかった」と同種の問いかけです。
「女優になんかなれない」じゃない。「なっても意味がなかった」。
夢へと邁進する人に対しては、「実現しないよ」よりも「実現しても意味なし」の方が刺さります。
実際、反論は困難。何せまだ自分は夢を叶えていないので、実感として語ることができません。

ですがこの問いに、レモネは完全無欠な答えを返した。

レモ子:
 「私、そろそろ失礼します」
 「ドリームが呼んでいますので」

まさしく問答無用ですね。
「そんな低次元の問いをしてくる相手に答えてやる時間はない」「だって夢が呼んでいるんだから」。
これこそ反論不能ですよ。相手をして欲しければ、まずこっちのステージまで上がってこいの発想。

最近の彼女は、なんというか微妙に余裕を感じて(オーディション、受かっちゃいましたしね)残念ですが、またいつか強靭に牙を見せる檸檬を心待ちにしています。

■ハピネスチャージプリキュア! 第24話「いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦!」

氷川さんがハピネス組に加入しました。そして彼女は溜息ひとつ。
予想外にハピネスさんらが弱かったのです。
そこで強化合宿に行くことになりました。

舞台は海。うら若き娘さんらは歓声を上げ、素敵な水着に着替えると浜辺を賑わせます。
プリキュアといえど女子中学生様ですからね。そりゃ海に来たら泳ぎたくもなるものですよ。
ばしゃばしゃと水を撥ね飛ばし、水着姿ではしゃぐ姿の何と眩しいことか。

その華やかな装いのまま、一同は特訓を始めることに。
姫さんはボールを使ってプリンセスボールの練習。大森さんはバトンでぐるぐる。
愛乃さんは目からビームの素振りね。私はタンバリンを極めるから。
氷川さんの指示の元、いそいそと練習に励みます。
海辺まで来て何やってるんでしょうね。よくよく見たら、別に水着でも何でもないし。

ですがこの特訓は功を成し。たまたま見つけた幻影帝国との戦闘は、以前とは見違えるようでした。
まぁ氷川さんは何度も空手の合宿に行っているそうなので、まともな特訓メニューはもちろん知っているのでしょう。
今回の間の抜けた練習も、実はちゃんと分かった上でやってるに違いない。
馬鹿をやって心の垣根をなくすとか、型をまず覚えることで力を高めるとか、そんなあたりで。
緩むことと締めることを知ってる子は強い。

さて戦いが終わって。

一同はのどかに夜を過ごしていました。
ただ愛乃さんの様子がちょっとおかしいです。さっき濡れTシャツで遊んでいたのが響いたようです。
誠司くんも心配しますが、愛乃さんは持ち前の元気さで無頓着。
それよりもこの合宿の夜を楽しまなくちゃ!
おーい神様ー。一緒にスイカ食べよー。

…。
……。。
………。。。



 部屋に引きこもり、「スイカ食べよう」と無防備に誘いに来るのを待つ



→「電気はつけないで」と前準備



→「見てごらん」と部屋の奥の窓際に誘導



→「星が綺麗だよ」と雰囲気を演出



→病気で昏倒。なお愛乃さんが風邪気味でなくても、合宿&戦闘をこなした夜なのですから、同様にふらついた公算大。



→「やれやれ頑張り屋さんだね」と抱っこ



→そのまま寝室へ。

流れるような手際の良さ。ド不快ですね。おぞましい。
そういえば昼間に、氷川さんから「恋愛禁止なんておかしい」と正論で反論されていました。
「へぇ好きな人いるんだ?」と下衆なセクハラをかまして虚勢を張るものの、「独占欲キモイ」と冷たい目をされました。
その腹いせでしょうか。
なんたる下衆。何も知らないいたいけな女子中学生様が、なんてことに。

この不埒な犯行現場を、誠司くんが目撃しました。
幼馴染のあの子が、ぽっと出の場馴れした男に掻っ攫われるこの瞬間。
悲しいかな、経験の少ない男子中学生は、ただ無言でうつむくばかり。
しっかりしろ誠司くん。前をむくんだ誠司くん。
あの青い生物から、愛乃さんを守れるのは君だけだ。


(左画像)プリキュアオールスターズ 10thアート&チャーム vol.1 キュアレモネード

(右画像)データカードダス プリキュア スマイル03 05/60 【Sレア】 キュアレモネード

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今週の変身バンクから漂う奇怪な雰囲気は何。

【今週の10周年】

「間の抜けた行動をしているようで、実はちゃんと分かってやってる氷川さん」が、レモネっぽいかもしれない。
少しレモネを持ち上げすぎてる気がしますが。


プリキュアさんの話題からはちょっと外れますが、レモネの「私、そろそろ失礼します」は議論の鉄則の一つだと思う。

よく「議論の際には、主観ではダメだ」と言われます。
これ、正確には違うんですよね。
「自分が相手を説得するときには、自分の主観ではダメだ」が正しい。

「客観」というのは、結局のところ、双方の「主観」をすり合わせた上で「ではこれを基準としましょう」と合意を得た上で決まるものです。
例えば「ある商品AとBのどちらが優れているか」の議論の際に「A:売上が高いから優れている」「B:私が面白いと思ったから優れている」だと、Aの方が客観的で正しいと言われがち。
ですが、そもそも「売り上げが高いから」も一つの主観に過ぎません。

(「私が面白いと思ったから」が「正しい」ケースも、当たり前に存在します。
例えばその「私」が大株主だったり、その子のために用意された商品だったり。
強いて言えば「面白いと思った」だけでは、再現・検証不可能なので、「涙を流した回数」とか「笑っていた時間の長さ」とかの指標が必要なくらい)

故に実際の議論では、何が客観なのかを合意するプロセスがいる。
で、大概はこのルール決めで勝敗が決まる。自分に有利な条件を「客観的だ」とするに決まってるんだから。
逆に言えば、相手に有利な「主観」を、わざわざ「客観」扱いしてやる義理はないんです。

つまり「自分が相手を説得するときには、自分の主観ではダメ」。
相手の主観に合わせて客観的に話さないと。
(相手が甘々で、わざわざ自分に不利な相手の「主観」を「客観」と認めてくれるなら別ですが)

逆に「相手が自分を説得するときには、自分の主観で反撃してOK」。
相手の主観に合わせてやる必要がないのだから、こちらの理屈で話せばいい。
どうしてもこちらを説得したいのなら、こちらの主観に合わせよ。それが「客観的」だ。できなければ大人しく引き下がれ。

自分が防御側ならば、主観に勝る論拠はない。
レモネの言い放った「失礼します」は、その極致だと思うのです。
意外と盲点というか「主観は無条件でNG」みたいな誤った考えが根強いだけに、現実の議論や交渉の際には必須。覚えておくと役立ちます。レモネ、ありがとう。

【今週の10周年:追記】

別の方が言われてるのを見て思い出しましたが、レモネは「恋愛経験がないので芝居ができない」なんて話がありました。
愛乃さんの「この気持ちの理由が分からない」に繋がってたんでしょうか。
そうか…。レモネも、ちゃんと女優ネタで引っ張ってきてもらえてたのか…。何せ売れないレモネですから、そんな事とは露ほどにも思い至らず。。

【来週の10周年】

例によって公式ページで、次回のプリキュアさんが公開されてます。
さすがに来週のご挨拶担当は狙ったんじゃないかと言いたくなる人選。これは酷い。。

【今週の謎生物】

神が氷川さんに反論された後。

ぐらさん:
 「待てば海路の日和あり」
 「いおなの乙女心のことは気長に考えればいい」

この流れで何でこの台詞?
「神が氷川さんに言い寄ったが冷たくあしらわれた」「待てば海路の日和あり」ってこと?
ぐ、ぐらさん…。まさか貴女、敵なの?

【今週の幻影】



ホッシーワさんはスタッフ様の良心。

【今週の愛】



顔面直撃。
しかし愛乃さん、微動だにせず。周囲も全く心配もツッコミもせず。
物凄くどうでもよいカットなのに、物凄くシュール。

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ハピネスチャージプリキュア! 第23話「超キンチョー!いおなとひめ、はじめてのおつかい!」

2014年07月06日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアブルーム】



花キュアさん:
 「キュアブルームだよ」
 「プリキュア10周年ありがとう!」
 「これからも頑張るナリぃ!」
 「いぇい!」

高いコスプレ臭を漂わせる謎の可愛い生き物・日向さん。
がっかり美人な美翔さんと比べ、端々でやたらに言動が可愛いです。
今日のご挨拶も何なのこれ…。一家に一匹配布したら、世界から争いがなくなるんじゃないかしら。

しかも彼女は、ああ見えてプリキュア随一の策士。
時代が下った今、思い返しても、日向さんが戦った状況は実に過酷でした。
精霊国は陥落、王族は行方不明、敵は異様な団結力を持つダークフォール、身近に敵潜入、追加戦士なし、玩具売れず、相棒は美翔舞。
そんな何重にも絡み合った苦難を切り抜けることができたのも、一重に彼女のこの台詞あってのこと。

日向さん:
 「太陽の泉の場所は教えない!!」

「教えない」んじゃない。「知らない」んです。日向さんは。
それなのに頑なに「教えない」と言い張りました。
この結果、敵は「プリキュアは太陽の泉の在処を知っている」と完全に誤解。
不意打ちで問答無用で倒す等ができなくなり、常に交渉せざるを得ない状況を作り出しました。
これがなかったら、謎生物を奪われたり、転入生に背後取られた時点で終わってますよ…。

一人でハートキャッチ4人の属性を兼ね揃えていることでも有名。
花に月にヒマワリに。イメージソング2曲には共に「海」の単語も。
何でまたこんなことになったんでしょうね。。

決め台詞は「絶好調なり」…ですが、本編中では「なり」をつけたのはこれ以外では「絶不調なり」だけだった、はず。
今回の「頑張るなり」は、二次創作で盛んに使われている口調の逆輸入でしょうか。
サービス精神旺盛な娘です。

中の人は樹元オリエさん。榎本温子さんとのラブラブぶりはもはやお馴染み。
現在、第三子ご懐妊中で、先日のTEUCHIライブでは大きなお腹で熱唱されていました。
(なおTEUCHIライブでは、事実上の日向さんのイメージソングが2曲も作成されています。日向さん、愛されてる)

■ハピネスチャージプリキュア! 第23話「超キンチョー!いおなとひめ、はじめてのおつかい!」

フォーチュンさん復活。ハンターに一撃。されど敵はまだまだ健在。
緊張状態が続きますが、そこに突然、ミラージュ様が降臨されました。
ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんも拳を握りしめます。アレを倒せば王国も蘇る。ああでも力が、ない。

そこにふらりと青い神がやってきました。来れるんですね、普通に。
何か前回、想いの力がうんたらかんたらとか言ってましたが。来れるんですね。普通に。
場所が特定できたからとかですか?じゃあ、もっと早くやってきて、もっと早く撤退させてくださいよ。

ハンターさんも憎悪を滾らせ吠え猛ります。気持ちは良く分かる。
ミラージュ様も不快害虫を見た目で見下ろしてきます。気持ちは良く分かる。
あの青いののせいで、愛も勇気も優しさも幸せも、もう信じられない。

愛乃さん:
 「幻なんかじゃない!」
 「愛も勇気も優しさも」
 「心の中にちゃんとある、幸せハピネスなんだから!」

この淀んだ空気に割り込みやがった…。
元カノを煽る現カノの図。
ミラージュ様の目に宿るのは、怒りか、それとも憐れみか。

真意不明なれど、ミラージュ様の放った一撃は、ハピネスさんたちを練馬に送還。
その気になれば殲滅もできたのかもしれなのに、何故か見逃してくれました。
ハンターさんもお叱りを受けてしょんぼり。これでしばらくは、彼は練馬にやってくまい。

さて戻ってきたハピネスさん達、改めて氷川さんを勧誘します。
一緒にハピネスやろうよ!嫌よ。そうですか。
どうもヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんといるのが気まずいようです。今まで顔を見るたびに殴ってきましたしね…。

まぁそれはともかく、せっかくなんでパーティをやろう。
前日はサッカーの試合、そこからサイアーク集団との戦闘、ハンターと交戦、ミラージュ様との出会いと凄まじいスケジュールだったのに、ここで更にパーティか。
中学生って凄いですね。私だったら「じゃあ寝よう。解散」なのに。



しかし残念ながら材料が足りません。そこで氷川さんが買出しを買って出ました。
で、何を買ってくればいいの?果物と野菜と肉と玉子です。つまり全部ね。
恩を着せるでも義務感でもなく、自然体で淡々と氷川さんは出かけます。ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんを伴って。

黙々と歩くいつもの道。姫さんは軽く恐慌状態。気まずい。とにかく気まずい。
ねぇヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ?
は、はい!何でしょう!
なんで「白雪ひめ」なんて名乗ってるの?
は、はい!絵本が好きだからです!
あ、そう。(会話終わり)
気まずいです。とにかく気まずいです。

そうこうする内に、目的のマーケットに到着。
素晴らしい品揃えです。でもお高いですね。別の店に行きましょう。
そこで氷川さん行きつけのお店へ。おぉ、これはお安い。

前作の紫が実に紫だったせいで、色々と噂されてた氷川さんでしたが、実態は非常に出来る優秀な子でした。
次々と割引券やら何やらを取り出し、更なるお得情報も駆使します。
ご実家は結構な門下生を誇る道場ですし、経済的事情というより、素で倹約精神を備えてるんでしょう。素晴らしい。



ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさん:
 「プリキュアスナック!カード付!」
氷川さん:
 「余計なものは買わないわよ」

あ。

ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんの背筋に汗がつたる。氷川さんの表情も硬直する。
珍事「プリキュア本編で、プリキュアスナックを無駄遣いと断定」。
しまった、素で受け答えしすぎて、仕事のこと忘れてた。倹約精神が身に付きすぎてるのも困りものだ。



氷川さん:
 「…ひとつだけよ」
 「皆には内緒だからね」

フォロー、できたよね…?今日の出演料、出ますよね…?

ちなみにこのプリキュアスナック、おまけカードが全108種+αの鬼のような仕様のようです。
しかもお味はなっとうぎょうざ味。
氷川さんが「無駄」と断じたのも無理もない。レアカード引き当てて狂喜したヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんも責められない。



ボンバーガールカードを手に喜ぶ生き物に、氷川さんは問いかけます。
アクシアを開けた時の状況を聞いていいかしら?
うん、何か箱から声が聞こえたから開けた。
そう…。
情状酌量すべきかどうか、微妙なラインだ。

だけど今までずっとヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんを殴り続けてきた氷川さんは反省しきり。
不幸なのは自分だけではない。まずは一歩踏み出そう。
と、そこにいつものように幻影帝国が。今日はなんて日だ。サイアークの大群&ハンターに続き連戦です。

つい先ほど身に着けた真・変身の力もあってか、フォーチュンさんは華麗に敵を圧倒…したかに見えましたが。
巨大サイアークと小型サイアークの絶妙のコンビネーションにより、徐々に押されていきます。
地味に強い。



が、そこにヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんが駆けつける。不意打ちで爆弾ボンバーを撃ち放ち、格好良く割って入ると元気に名乗り上げ。天空に舞うなんちゃら・キュアプリンセス!
最初に打ち込んだ爆弾ボンバーが全く効いてないのはご愛嬌。
すかさず紫&ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんでエリア攻撃を叩き込み、雑魚を一掃後に、必殺技発射。

共に戦ったことで気持ちも解けたか。
お互いの心中を語り合い、氷川さんとヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんは和解なさりました。
これを機に、氷川さんもハピネスチームに正式加入。良かったです。
ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイさんのせいで氷川さんを失っていたら、戦力的に不安が残りまくりでした。

…何より、他国プリキュアからも同じ様に思われてるはずなんですよね。あのヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイがいなければ、うちの○○キュアもやられなかったはずなのに!みたいな。
ボンバーガールカードに喜んでましたけど、いざ実際に遭ったら、多分殴ってくると思うんですよね、あの子らも。
そんな時、同じ境遇の氷川さんがいれば、会話・交渉もやりやすいでしょう。本当に、良かった。。


(左画像)Friend×Friend

(右画像)データカードダス プリキュア Part9 06/60 【ノーマル】 キュアメロディ&キュアブルーム

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


今週はやたらに作画が良かったような。何が起きたの…。

【プリキュア10周年】

優秀な日向さんの致命的な欠点:「時間にルーズ」。
本編でも映画でも頻繁に遅刻するし、そのことをあまり真剣に反省もしていません。
普通にダメな欠陥を持っていらっしゃる。

そんなわけで。



愛乃さん:
 「世界に広がるビックな愛・キュアラブリー」
大森さん:
 「大地に実る命の光・キュアハニー」
姫さん:
 「……二人とも、遅すぎ」

今週は「遅刻」がテーマでした。酷い。

【追記】

そういえば日向さんは、パティシエの娘でもありました。
唐突な「フルーツケーキ作ろう」は、その流れもあったのかも。

【今週の紫】



他の娘が普段着の中、一人だけコスプレ姿とか実に良いですね。じゅるり。

【今週の紫2】



もぐもぐもぐもぐ。可愛い。

【今週の紫3】



美麗なるキュアテンダー。
氷川さん曰く、一人の女性としても魅力的だそうです。惜しい人を失ったものだ…。

【今週のヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ】

大量に食材が足りていなかったのは、彼女を「荷物持ちのため」の名目で連れ出すためか。
多少足りないくらいなら、氷川さんが買いに行って終わりですものね。どうせ手伝わないですしね、この子。
行動力の足りない子のせいで、シナリオまでが苦労してる。

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ハピネスチャージプリキュア! 第22話「新たな変身!?フォーチュンの大いなる願い!」

2014年06月29日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアビューティ】



青:
 「キュアビューティです」
 「プリキュア10周年、ありがとうございます」
 「これからも宜しくお願いします」

お美しい。名前に違わぬお美しさ。
何か最後のポーズが、はっちゃけてますけど、それも含めてお美しいです。

青木さんと言えばメイン回の対比がとても美しい。
初めて変身した回も、最後の留学回も、どちらも戦った相手は分身をする敵。
だけどその破り方が見事に違う。

初変身回では、どの分身が本物かを推理し、本物がどれかが分かった上で攻撃した。
つまり「正しい答え(道)」が存在するので、考えてそれを選ぶという発想。

これに対し留学回では、どの敵が本物かは考えていません。己の思うままに選び、そこを攻撃する。
「正しい答え(道)」を選ぶのではない。私が選んだそこが、すなわち「正しい答え(道)」だ。
以前にも書きましたが、これこそ信念の究極の姿ですね。
おそらくは弓道の神髄もこうだと思う。的の中心を狙って撃つのではなく、正しい姿勢で正しく撃てば、自ずとそこが的の中心だ。

■ハピネスチャージプリキュア! 第22話「新たな変身!?フォーチュンの大いなる願い!」

ファントムVSフォーチュンさん。
謎のプリキュア墓場に拉致された紫さんは、ハンター相手に懸命の戦いを続けていました。
そこかしこに眠るプリキュアさんたちの姿に胸を締め付けられます。
いまいち実感は薄いですが、設定上は彼女らはオールスターズの面々と同格存在。
いわば、スマイルさんやドキドキさんや、プリキュア5の皆様や黒白先輩が封じられている横で、戦っているようなものです。

絶望。

フォーチュンさんの目に終わりが見え始める。
退路はない。助けも来ない。追加玩具の見込みもなければ、謎生物の支援もない。
これは、終わった。

ついには倒れ伏し、大事な玩具も壊されてしまいました。
あの玩具、お姉さんのお下がりだったらしいです。
その姉はといえば、嗚呼、あそこで封印されている…。

ハンターさん:
 「キュアテンダーは、数いるプリキュアの中でも際立って強いプリキュアだった」
 「だが」
 「最後にキュアテンダーはお前を庇って敗れた」
 「姉を助けることはできない」
 「お前の願いは、もう叶わない」

語られる過去。突きつけられる現実。辛い。だけどもはや力がない。

その頃ハピネスさんは、街に出現したサイアークの掃討を行っていました。
大量発生した奴らを粛々と屠っていきます。うむ、カードが続々湧いて出てくる。あ、揃いそう。
そこで愛乃さんと大森さんはおっしゃった。これ姫にあげるよ。

姫さん:
 「私の願いを叶えていいの…?」

愛乃さんらだってかなり深刻な願いを持っています。
病弱な母を救いたい。戦時下のこの状況、お腹いっぱいご飯を食べたい。
だけど多くは語らず、姫さんにカードを譲渡。ずずいっと。

そこに紫さんの謎生物がやってきた。
フォーチュンを助けてくれ!
でもどうやって?

青い生き物:
 「ファントムに倒されたプリキュアは」
 「どこか別の空間に連れていかれるんだ」

あ、そうですか。役に立たない情報をありがとう。
じゃ足で探そうか。間に合うかしら。
え?想いの力があれば行けるかもしれない?もったいぶらずに先に言え。

こうしてハピネスさんたちは、プリキュア墓場へとたどり着きました。
そこで見たのは、あられもないバスタオル姿のフォーチュンさんと、仁王立ちのハンターさん。乙女的に危機感クライマックス。
速攻で割り込んで、とりもなおさず殴りだします。

ラブリー&ハニーさんがハンターを引き付けている間に、姫さんは紫さんの元にダッシュ。
紫さんの顔が憎悪に歪みます。性懲りもなく、あの姫か。よし、駆け寄ってくる勢いに合わせて顔面にカウンター入れよう。
ぐっと拳を握りしめた紫さんですが、姫さんは予想外の行動に出ました。

姫さん:
 「プリカード、全部あげる!」

まさかのその選択肢。確かに姫さんに出来る精いっぱいの謝罪です。
カード全部上げる!これで願いを叶えて!
あ、もちろんレアは抜いてあるけどね。多分来週、シャーベットバレエを当たり前に使うよ。愛乃さんも普通にロリポップするよ。そして信じられないものを見る目をする紫さん。

そんなことは知る由もない紫さんは、姫さんの申し出に心を動かされます。
分かっていた。悪いのはあの青いのじゃない。幻影帝国なんです。
よくよく考えてみれば、肝心要の「なぜ姫はアクシアを開けたのか」に全く触れられていないので、体よくカードでうやむやにされた感じではありますが、とにかく姫は悪くないんです。

ハンターと戦うために戻っていった姫さんを見ながら、彼女は叶えるべき願いについて悩む。
ほんのちょっと前なら、迷わず姉キュアの復活を願った。でも…

グラさん:
 「ハンターを消すことを願うか?」
 「いっそ幻影帝国を滅ぼすと願うのもありかもしれない」

物騒なことを言う生き物だな。。

謎生物の言葉を聞き流しつつ、せっせとカードをバインダーに入れながら、黙々と悩む。
誰かを助けるとか、誰かを消すという願いでは、どこかに不幸が残ってしまう。
悩んだ末に辿り着いた答えは…。

紫さん:
 「プリカードよ」
 「私に、プリキュアの力を!」

自身の復活。悪手です。どう考えても「この場のプリキュアの復活」の方がマシです。
そして100人規模のコスプレ集団で、ハンターさんを包囲してボコるんです。
そこかしこで巨大兵器が乱舞し、二段変身音や追加兵装の電子音が鳴り響き、絶対に諦めないの大合唱が渦巻くのです。
戦い終わった後には「みんな大丈夫?」「ああ、プリキュア54人やられた。。」とか戦況報告するんです。
恐ろしいですね。プリキュア大規模戦闘。

だけどこの心意気は正しい。
「誰かを助ける」と結果を願うのではなく、「誰かを助けるための」手段を願う。
「病気を治して欲しい」と願うよりも、「病気を治療する技術が欲しい」と願う方が、その後また別の病気になった時に対処できます。

ここしばらく「プリキュアなんて変身して当然。そしてたいして役に立たない」的展開だっただけに、希望を叶える象徴として輝いたのは素直に嬉しい。かなり嬉しい。
ていうか自分で思っていた以上に、ハピネスさんには絶望を感じてたんだな…。
そうですよ、プリキュアさんは本来、希望の象徴なんですよ。来てくれれば勝ち、そんな存在なんですよ。



紫さん:
 「夜空に煌めく希望の星・キュアフォーチュン!」

再び戦線に戻ってきたフォーチュンさんは、力尽きたハピネス組を背に戦います。
友を守るため。私は戦う。そう、あの青い姫も含めて。
だけど彼女は単に変身能力を再装備しただけで、パワーアップを願ったわけではありません。

が、フォーチュンさんはお強かった。
ファントムさんがプリカードの力による増強かと疑うくらい。
これが想いの力。各国プリキュアがどうしてこの域で戦えなかったのか若干不思議ですが、とにかく想いの力です。
多分、各個撃破されたせいで、想いの力を上手く発動できなかったんですよね。「プリキュア墓場」とかおどろおどろしい雰囲気づくりとも相まって。
攻略法を見つけるまでは、ハンターさんも苦労したんだろうな…。

紫さん:
 「私は幸せだわ」
 「姉から愛を貰って。友達から優しさを貰って」
 「私もこんな風に、誰かを幸せにしたい」

タンバリンをお尻で打ち鳴らし、軽やかに舞いながら新技もご披露。そして直撃。



中空に舞うハンターさんの姿が愉快です。
この「攻撃が入った!」感。やっと敵を捕らえました。
発動したプリキュア結界を背に、さあ後は高らかに叫ぶだけ!

紫さん:
 「星よ!天に帰れ!!」

ずがぅむ。
爆音高鳴る。勝利を確信するハピネスチーム。隙なく警戒し続ける紫さん。
いいのが一発入った。でもまだ油断はならない。
何せこっちはノーマルフォームのプリキュア1人に、戦闘不能3人です。
案の定、煙の中からはまだまだ元気なファントムさんの姿が。



そして唐突に現れるミラージュ様の幻影。でかい。
何事かと身構える一同のまま、再び次回へ。
いつの間にか、プリキュア史上でも(最終決戦を除けば)かなり長い1日になりつつある。


(左画像)NINTENDO 3DS LL専用 ハピネスチャージプリキュア カスタムハードカバー ブルー

(右画像)データカードダス プリキュア スマイル02 05/60 【Sレア】 キュアムーンライト&キュアビューティ

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


スマホのプリキュアアプリをちゃんと起動してたのに、最後にエラー吐いて落ちて青木さんの特典を貰い損ねました。とても悲しい。

【プリキュア10周年】

紫さん:
 「滅ぶのが世界の運命なら、私が変えるわ」
 「キュアフォーチュンが幸せの星になって」
 「不幸を打ち砕く」

決戦の舞台の鏡たち。強敵との一騎打ち。
そして最後に語っている言葉が、青木さんのお言葉に被りますね。
私が星(道、メルヘン)になり、世界を幸せにする。お美しい。

【今週の愛】



この得意げなお顔。
すぐにやられるのですけれど。

【今週の紫】



はじき返す胸。それなりにありそうに見えるのに、鉄壁臭が…。

【今週の紫2】



新技「プリキュアスターライトアセンション」。
アセンションといえば次元上昇ですね。オカルトで定番のアレ。

【今週の紫3】

結果論ではありますが、安易に敵の消滅を願わなかった紫さんは策士。
幻影帝国がいる限り、倒せばプリカードが手に入りますので、願いを叶える可能性も残り続けます。
生かさず殺さず、サイアークを養殖し続けるのが大事。

なお今回の一件で、プリカードの譲渡は有効なことが分かりました。
各国のプリキュアさんに激震走る。
今後はカードの売買が進むんでしょうね…。援軍に来て欲しい?じゃあカード1枚ねとか。サイアーク倒すより、他チームの寝首かいた方が早いと考える娘が出てきたり。。

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ハピネスチャージプリキュア! 第21話「ひめの過去の過ち!怒りのキュアフォーチュン!」

2014年06月22日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:シャイニールミナス】



ルミルミ:
 「シャイニールミナスです」
 「プリキュア10周年、ありがとうございます」
 「これからもよろしくお願いします」

何この可愛いご挨拶。お手々ふりふり。
さすがプリキュアさん最後の良心です。
話も聞かずに殴りかかってきたりしないという意味で。

そんな超絶防御特化型プリキュア。最後に物理攻撃を繰り出したのはいつだったかしら…。
出演映画8本の内、殴りかかった回数ゼロ。
MH本編での「敵出現!→変身→秒速で二段変身→逃亡」は圧巻の一言。
一緒に見てた友人が、「なぜこの子は変身したのに、またすぐに着替えてるんだ?」と呟いたのを今でも覚えてる、
まぁ「黒白先輩ふたりに、1年後に追加戦士として加入」とか、なんかもうどうしようもない境遇なので、無理もありませんが。ええ、私、いらない子ですね(いちゃつく黒白を見ながら)。

そのくせ高性能な拘束技と超広域バリアを持つせいで、活躍の場はそれなりに多く。
「上位互換が存在しない限り、最弱にはならない」を地で行っています。
「僕の私の最強編成プリキュア」を考えようとすると、意外と候補に残るんですよね。
「DX1」の広域戦闘や、「DX2」「DX3」のまとめて敵幹部一斉拘束とか見ちゃうと、特に。

ルミナスさんと言えば、日常生活に疲れ切ってるのも印象的。
「雪空のともだち」での「先輩方が遊びまくってる間お店の手伝い」のシーンは言葉になりません。
疲れ切った顔でゴミ出し(?)をし、ふと顔を上げて見た、遊んでいる謎生物の姿に思わず微笑み、また仕事に戻る…とか中学生の仕草ではありません。
誰かルミナスさんを幸せにしてあげて欲しい。。

■ハピネスチャージプリキュア! 第21話「ひめの過去の過ち!怒りのキュアフォーチュン!」

姫さんは全てを投げ捨て部屋に閉じこもります。
愚かな。犯した罪を捨てられると思うてか。
ほら、愛乃さんは来てくれないでしょ?フォーチュンの所でよろしくやってるんですよ。

愛乃さん:
 「ハピネスチャージプリキュアは、いつでも新メンバー大歓迎!」
 「一緒に幸せハピネス守っていこー!」

と、思いきや勧誘に励んでいました。
先日まで友好的だった紫さんも、愛乃さんのこの様子に徐々に態度を硬化させていきます。
で、あの姫は?もちろん一緒だよ!なるほど。

氷川さん:
 「キュアプリンセスがいるなら、私は一緒に戦えない」
 「私は、あの子をプリキュアだとは認めない」
愛乃さん:
 「じゃあどうしたら認めてくれるの?」
氷川さん:
 「私と組む気がないなら帰って」

交渉の余地なし。
あの姫とかいう生き物を外せ。条件はそれだけだ。
氷川さんは頑なです。愛乃さんも頑なです。

一方の姫。逃げます。全力で逃げます。
かわるんるんしてまで逃げます。
それを愛乃さんは追います。全力で追います。
かわるんるんしてまで追います。
いつまでも、状況が先に進まない。

あまりに逃げ続ける姫さんに、愛乃さんも思わず涙目。
それを見て、姫さんもようやく説明してくれる気になりました。
但し、箱を開けた動機はスポイルして。

愛乃さん:
 「開けちゃったものは仕方ないよ!」

前向きです。悪いのは姫じゃなくて幻影帝国でしょ!
機会を与えたことに罪はないとの温情判決。
でも問題は紫さんです。こんなので納得するのかしら。せめて「何で開けたか」の説明がないことには…。
どうせあれですよね。「宝石入ってるかな~気になるな~」とか、「何か怒られた!腹いせに開けちゃえ!」とかそんなのですよね。

そしてちょうどそのタイミングで、プリキュアハンターさんが襲ってきました。
問答無用で街中の人々をサイアーク化。しかも量産品のくせにやたら強い。
応戦に出たハピネスさんも大苦戦。それもこれも姫さんが箱を開けたせいだ。

だけど。愛乃さんは言います。
いつも守ってくれてありがとう。
私はこんなに頼りないけど、困ったことがあったら相談してね。悲しくなっちゃうから。



事態は変わらず最悪です。でも。



愛乃さん:
 「私はそんな悪い気分じゃないよ」
姫さん:
 「私も。ラブリーがいるから」

ラブリーがいる。ハニーもいる。
私には大好きな友達がいるから。
もう何があっても、最悪だなんて思わない。

「NS3」のユメタくんを思い出すお言葉。
確かに逃げた。確かに自分が悪い。確かに現実は過酷だ。
だけど私たちにはプリキュアがいるんです。それなら自分も戦える。

でもふと姫さんは思う。
じゃあフォーチュンは?
彼女はたった一人で戦って怖くないの?

その頃、紫さんはハンターさん相手に孤軍奮闘していました。
サイアークの群れはどうにかしたけれど、疲労困憊の体で謎墓場に転送されて大ピンチ。
嗚呼、探し求めた姉もあんなところに封印されて…。
切り抜けられる展望がまるで見えないまま、次回へ。


(左画像)「ふたりはプリキュアMax Heart」 両面 タペストリー シャイニールミナス & 九条ひかり

(右画像)データカードダス プリキュア Part9 11/60 【ノーマル】 キュアムーンライト&シャイニールミナス

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【プリキュア10周年】

凄まじいまでの姫の逃げ足。ルミナス先輩がご挨拶では、健脚をお見せするしかない。
いや別にルミルミは何か悪さをしたわけじゃないのですけれど。

ラブリー&ハニーさんを見て私も戦える、と思った姫さんの立ち位置は、黒白先輩の背中を見ながら戦ったルミナスさんを思い出します。
特には言及されなかったけど、「NS3」のユメタくんとも近しいと思うのですよね。ルミナスさん、謎生物だし。

【今週の黄】



正直、大森さんは今まで割とどうでもよい印象だったのですけど(だってあの子、プリキュアというより狂気を秘めた第三勢力の生物にしか見えない)、今週はやたらに可愛かったような。

【今週の愛】

愛乃さんにとっての最悪は、「相談されないこと」。
今まで泣き出す印象がなかった子なのに、「姫が逃げたから」を理由に泣き顔だったのは、かなり意外でした。
この行動原理は面白いですね。色々考えるところがありそう。

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ハピネスチャージプリキュア! 第20話「悲しい過去!!キュアフォーチュンの涙」

2014年06月15日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアサンシャイン】



陽光さん:
 「キュアサンシャインだよ」
 「プリキュア10周年、ありがとう」
 「これからもよろしくねっ」

ど真ん中ストレートなご挨拶できました。そして正攻法で可愛い。
自信と余裕を感じますね。

サンシャインさんは映画での地下鉄のシーンが好き。
誰かに強制されたわけじゃないけど、なんとなく男装しないといけないと思ってた。
男装が嫌いなわけじゃない。好きというわけでもない。だけど、なんとなくそういうものだと思ってた。
この微妙な心境は、このタイプの造形のキャラクターとしては珍しい気がする。
オリヴィエくんが前に進めた直接のきっかけは、サンシャインさんとのこの会話。

本放送中の初変身回は熱かったです。
展開もですが、何より気温が。
ちょうど初登場時のその日にスタンプラリーに参加しましたが(参考)、本当にとことん暑かった。
サンシャインさんを思うと、あの日を思い出す…。逆に恐ろしく暑い夏になるとサンシャインさんも思い出す。
良くも悪くも、夏の思い出とリンクしてしまってる…。

■ハピネスチャージプリキュア! 第20話「悲しい過去!!キュアフォーチュンの涙」

紫さんが正体を明かしてくれました。

とげとげした感じから一転、にこやかに握手を求めてきます。
一緒に戦いましょう。私たち、上手くやっていけると思うの。
ね、キュアラブリー。キュアハニー!

…あれ?

姫さん:
 「めぐみとゆうこは私の友達よ」
 「私の友達に勝手に話しかけないでよ!」

ナチュラルに無視される青い生き物。
それはあたかも虫けらのように。
ちょっと!人の仲間を取らないで!

紫さん:
 「私はこの子が犯した過ちを絶対に許すことはできない」

ひっ!ひぃぃぃっっっ!?何を言い出すのこの紫!
分かった!話を遮った私が悪かった!
だからこの話はここまでにして、ちょっと1回解散しよ…

紫さん:
 「この世界に不幸を振りまき」
 「ブルースカイ王国が滅亡する原因を作ったのはこの子なのよ」
 「アクシアは知っているわね」
 「決して開けてはならないその箱を、開けてしまったのよ」

あああああああああああああ。。。

バラされました。
今のこの悲惨な殲滅戦が、青の子のせいだったことを。
そう、ついうっかり開けちゃったんです。アクシアを。

そのせいで幻影帝国が解放され、世界はこんな有様に。
紫のお姉さんもプリキュアとして戦い、戦没されたそうです。
全て青が悪いのです。街がカビだらけなのも。人々が苦しんでいるのも。全て全て青が悪いのです。

堪りかねて姫さんはとうとう逃亡されました。
ふっ。罪を認めたか。さ、あの虫は置いておいて、返事を聞かせて?
紫さんの勧誘は続きますが、さすがに放置はできない。愛乃さんらは追いかけます。

全速力で迷わず逃げた姫さんは、土管に隠れて怯えます。
ひぃっ!キュアラインが鳴った!もうやだ!!
そこに大森さんが追い付いてきました。
姫さんが食べ捨てていた飴の包み紙を辿ってきたそうです。
アクシアは開けるわ、それを隠すわ、弱いわ、ゴミは捨てるわ、どこまでもろくでもない。

一方、愛乃さんはリボンと一緒に明後日の方向を探していました。
よっしゃ!キュアライン連打!姫、出ない!
うおおおお!ハピネスが漲ってきたああああ!!

そこにサイアークがやってきました。それも2体も。
しかし愛乃さんは恐れません。テンション上がりまくってます。
今日のあたしは負ける気しないよ!

そして普通に負けました。
サイアーク2体の上に、敵幹部2人も今日はテンション高い。
勝てるわけないです。

しかし絶妙のタイミングで紫さんが加勢に入ってきました。
偉そうにするでもなく、過剰に頼るでもなく。
紫さんはラブリーさんと共闘を申し出、二人で仲良く戦います。
強い。
息もぴったりに飛び回り、打撃から通常技に繋げ、必殺技を同時発射。勝った。



それを影で見ていた姫さん。硬直。
なぜラブリーが、紫生物と仲良く戦っているの…。
って、あ!?ふたりでこちょこちょしてる!



ラブリーさん:
 「ハピネスチャージは解さーん♪」
 「今日からあたしは、フォーチュンと仲良しチームを結成しまーす!」

ああ、それがいいですね。普通そうしますよね。
紫に青が勝ることが一切合切ありません。
というか紫は普通に良い子ですし、青は普通にゲスです。

だけどラブリーさんは言います。

ラブリーさん:
 「あたしもあなたと一緒にやっていきたい」
 「もちろん姫とも!」
 「大丈夫、姫はあたしの友達でとってもいい子なんだから」
紫さん:
 「……。。」



会話ができない虫を見る目。

もしかして、この子。
青よりちょっと強いだけで、中身の終わってる感は大差ないのかもしれない。
落ち着かない空気のまま、次回に続く。


(左画像)
映画プリキュアオールスターズNew Stage3 永遠のともだち 特装版 [Blu-ray]

(右画像)データカードダス プリキュア Part7 12/60 【ノーマル】 キュアアクア&キュアサンシャイン

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


こんな大事な回なのに、前回からの続きのせいで汗臭いサッカーユニフォームのまま。不可思議。

【プリキュア10周年】

ご挨拶登場プリキュアと本編のつながりが良く分かりません。
正体を隠していた?でも陽光さんは別に悪いことをしていたわけじゃないですし…。
姫さんが箱を開けた動機が、病弱な家族のためだったりとか?

[追記]
 なるほど。「姉の代わりに戦っている」=「兄の代わりに道場を継ごうとした」つながりか。
 発想が回らなかった。

【今週の世界】



可愛いですね。エコーさんみたい。

【今週の幻影】

今日はホッシーワさんらも妙にテンション高い。



普段は気だるげなミラージュ様もこの笑顔。
箱から出られて嬉しかったんでしょうね。

【今週の姉】



キュアテンダーさん、お披露目。
藍色っぽさが堪りません。
以前どこかで誰かが言った「藍色って時点で負け組」の言葉を思い出した。

【今週のくどまゆ】

みんなの憧れの工藤真由お姉さん、本日ワンマンライブです。
独立してからの初ライブ。当日券もあるそうですよ!(参考:ご本人様ブログ

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ハピネスチャージプリキュア! 第19話「サッカー対決!チームプリキュア結成!」

2014年06月09日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアエース】



エースさん:
 「キュアエースですわ!」
 「プリキュア10周年、素晴らしいですわね」
 「まだまだ全力で行きますわよ」
 「ばきゅーん!」

変身すると老化するプリキュア。
元が可愛いだけに大変に惜しまれます。せめて化粧さえしなければ…。化粧薄目の関連商品では幼げが残ってて可愛いのに。
唯一の希望であった完全態への進化も、「時間制限なく老化し続けられるようになりました」というがっかり仕様。

レジーナ様ともども、アン王女の分裂体。
王女様を「幸せの王子」として考えれば、エースさんは「王子がばらまいた金箔」に相当しますね。
王女様はいなくなってしまったけれど、彼女のばらまいた愛は、レジーナ様やエースさんとして残った。

アン王女を崇拝していた、まこぴー的には微妙な心境でしょうけれど、まぁ愛に罪はない。
それで救われた人や、愛が伝わった人がいるのなら、それはそれで良かったはず。
何かあの偉そうな小学生を見るたびに、「これ混ぜ合わせたら王女様にならないかしら」と葛藤するとは思いますが。

■ハピネスチャージプリキュア! 第19話「サッカー対決!チームプリキュア結成!」

カードがじわじわと集まってきました。
これさえ揃えば、なんでも願いが叶うのです。
そこでリボンは問うてみた。みんな、何を願う?

姫さん:
 「ブルースカイ王国の復活」
愛乃さん:
 「お母さんの病気を治して元気にする」
大森さん:
 「みんなでご飯をいっぱい食べる」
3人:
 「………。。。」

微妙に気まずい沈黙が流れます。
リボンによれば、叶うのは一つだけとのこと。
皆で集めたんだからそこをなんとか。ダメです。

愛乃さん:
 「みんなでよく考えないとね」

ちょっと意外な、でも「そうだよな」とも思えるお返事。
「じゃあブルースカイ王国を復興しよう」とか、軽々しく譲歩はできません。
規模では姫さんの方が重要かもしれませんが、愛乃さんだって切実な問題なんです。

また、大森さんの一見ギャグ調の望みも、今が戦時下であることを思えば非常に深刻。
現在は「ご飯をいっぱい食べる」すらも簡単には叶わない。
迷わず「パルミエ王国を復興しよう!けってーい!」と言えた時代とは違うのです。

結論を先送りしに、微妙に不協和音を感じたその夜。
神を名乗る青い生物が、姫さんに苦言を呈しました。
そろそろ例の件、話した方がいいんじゃないか?

これを聞き、それまで愉快そうにしていた姫さんの動きがぴたりと止まる。

姫さん:
 「…あのことがバレたらめぐみとゆうこに嫌われちゃう」

嫌な空気が部屋に満ちる。案の定、致命的なことを隠していたようです。
世界が最悪になってしまったのは姫さんのせいだとか。
自称・神も信用ならないし、姫さんもコレだし、青い生き物の株が下がり続けます。

翌日。誠司くんのヘルプで、愛乃さんら3人は町内のサッカー大会に助っ人参加することに。
迷うことなくプリキュア能力でユニフォームチェンジしてるあたり、軽く卑怯。
探偵コスプレを見る限り、何らかの能力も付与されるんですよね、あれ。

そこに遅れて氷川さんもやってきた。ちなみに氷川さんは通常ユニフォームです。正々堂々とした子。
そして普段学校では見せないような、朗らかで色気ある笑顔を誠司くんに向けます。
どう考えてもこのお姉さん、誠司くんに気があります。何あのウキウキした空気。

氷川さん:
 「…あの子も一緒なの?」

ですが一緒に助っ人に入る愛乃さんらを見て、空気が一変。
「愛乃さんら」というか、姫さんを見て顔を歪めます。
まるで胸糞悪い不定形生物を見たかのように。

試合開始。持ち前の身体能力の高さで氷川さんは大活躍。
真似して姫さんも出しゃばりますが、片っ端から足を引っ張ります。ぐぐい。
さすがに我慢できなくなった氷川さんが注意するも、「上から目線で偉そう」と反発。
「上から」も何も、事実として実力が上なのだから当然でしょうに。
堪りかねた監督も「団結力が大事だ」とそれとなく諭しますが、誰も全く聞いていない。

そんな中、いつものように幻影帝国との戦闘が勃発。
なかなかの強敵でピンチに陥ったところに、紫さんが助けにやってきてくれました。
やっぱり紫さんは頼りになりますね。そこでラブリーさん、勧誘してみた。

ラブリーさん:
 「キュアフォーチュンも一緒になって」
 「4人で連携プレイすればいいじゃん」
紫さん:
 (ちらりと姫さんを見つつ)
 「それはダメよ」



あ、今明らかに「こいつがいるから嫌だ」と言った。
口にしなくても分かるんですよ、そういうの。
紫さんは、出てくるたびに闇雲に姫さんの心を折るのが困りもの。

ラブリーさん:
 「でもピンチの時に仲間がいると心強いよ」

助けて貰ってばかりの側が言うと説得力が違いますね。
紫さんも引きつりながら、ひとまず放置。
つくづく思うのですが、この手の「孤高の戦士」枠の人たちは、巡り合った相手が自分と似たタイプだったら、こんな無意味なストレスを抱えなくて済んだんじゃないかな。
月光・ミューズ・まこぴーでプリキュアやってたら、フォーチュンさんもいそいそと合流したはず。
これはこれでストレスで倒れそうですけど。

さて口では拒否したものの、戦力が多いと楽なのも確か。
熱烈アピールしたラブリーさんの活躍もあって、紫さんもよくよく考えられました。
ていうかそもそも、仲間を拒否してたのはアレが気に食わないからなだけです。ラブリーさんには何の恨みもない。

そこで戦闘後。

氷川さん:
 「愛乃さーん!大森さーん!」
 「ちょっといいかしら」
 「キュアフォーチュンの正体は、私よ」

あらそうだったんですか。まぁ紫いですしね。
それでどういったご用件で?



氷川さん:
 「キュアラブリー、キュアハニー」
 「私と一緒にチームを組まない?」

おぉとうとう紫さんが加入してくれた!
これでメンバーも4人、いよいよ体勢が整ってきましたね。
…ん?4人?

何やら名前を呼ばれなかった青い生き物が、「新天地でよろしくやってたところに、過去の悪行を知る人がやってきた」的顔をする中、次回へ続く。


(左画像)
映画プリキュアオールスターズNew Stage3 永遠のともだち 特装版 [Blu-ray]

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【プリキュア10周年】

過去作最新鋭プリキュアが登場してしまいました。
ご挨拶のラストを務めそうなプリキュアとしては、ハートさんと並んで最有力だったのに。
個人的希望だった夢原さんも早々に出番が来ましたし、誰になるのかちょっと予想ができない状況。
最初が黒キュアさんだったで、最後は白キュアさん…なんでしょうか。

今話との関連でいえば、チーム指導とか不可解な謎の提示とかでしょうか。
「ばらまかれた愛が助けに来てくれる」(サッカーの助っ人とか紫さん援護とか)も絡められそう。

【今週の青】

普通こういう話は「頑なな追加戦士を諭す」展開になるものですが、「追加戦士の方がチームワークを理解している」という微妙な変化球。
最大の問題児は初期メンバーの青いの。



物凄い勢いで蚊帳の外。多少なりと仲良くなったばっかりに、かえって疎外感が増していく。

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