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穴にハマったアリスたち

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ハピネスチャージプリキュア! 第8話「友情の危機!!ミスフォーチュンの不吉な予言!!」

2014年03月24日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアパイン】



ブッキーさん:
 「キュアパインです」
 「みんなのおかげでプリキュアは10周年を迎えることができました」
 「これからも宜しくお願いしますっ」

元祖・あざとい。(確かレモネはそう呼ばれていなかったはず)

パッションさんのハープに続き、この子も玩具をばっちりとアピール。
フレッシュ組の傾向は見えましたね。
今こそ最後の玩具セール。さあ全力でもう一稼ぎしよう!

プリキュアさんは正攻法で可愛い娘さんは存外少ないように思いますが(いわゆる「新シリーズ始まった時の『動くと可愛い』」問題)、ブッキーさんの大安定ぶりは光っています。
序盤こそ、桃園さんからダンスに誘われなかったり、こっそりジャージを作っては後をつけまわしたりと気の毒だったものの、すぐに立ち位置を確保。メビウス総統を初め、数多の人たちから愛される天使のように腹黒いお方です。
本当に、見れば見るほど恐ろしい子…。この子に近づいちゃダメだと、本能的に恐怖を覚えたフレッシュ時代が思い返される。。
(ちなみに中の人も相当に恐ろしく、ライブでは意味不明の破壊力を発揮されていました)

特殊能力は、動物さんとお話ができるキルン。獣医師志望としては涙が出るほどありがたい能力です。
ただ今にして思うと、ピルン・ブルン・アカルンと同じく、使用者の願望をストレートに叶える能力であるが故に、フレッシュの「自力で幸せになる」のテーマとは、むしろ逆の能力だったのかも。
実際には見られませんでしたが、「便利な能力による(つまりはラビリンス的な)解答に頼らない」というエピソードがあっても良かったのかもしれない。

それと私の勝手な思い込みですが、彼女の実家の動物病院のモデルは、東映アニメ様の正面にある病院なんじゃないかと思ってる。

■ハピネスチャージプリキュア! 第8話「友情の危機!!ミスフォーチュンの不吉な予言!!」

反撃が始まりました。



世界各地で幻影帝国への抵抗が行われ、奪われた領地も奪還されだしました。
その先陣を切るのは、もちろん我らのプリキュアさん。
ボンバーガールプリキュアを初め、各地で次々に戦線に投入され、恐るべき侵略者に立ち向かいます。

そんな中、一際注目を浴びるのが、練馬を守るハピネスさん達。
つい先日まで連戦連敗でしたが、新戦力が補強されて以後は連戦連勝。
もはや敵の手に落ちたと思っていただけに、練馬の人々の喜び具合も半端ない。



キャスター:
 「みんなに伝えたい!私は伝えたい!」
 「ご存じプリキュアウィークリーの看板キャスター」
 「ますこみ…」

え?
って、え?
この人って、えぇ!?



キャスター:
 「…増子美代!」

え、あぁ…増子美代さんですか。そうですか。そうですよね。
最後の一文字が聞こえるまでの時間が、異常なまでに長かった…。
「プリキュア」史上に残るスリリングな一瞬だったかもしれない。本気で走馬灯的なものを見るとこだった。

そんなこんなでテレビにも取り上げられ、絶好調の愛乃さん&姫さんは、本日はお祭りに出かけることにしました。
いかにも敵が襲ってきそうなイベントですしね。
警護と娯楽を兼ねて、張り切って行ってみよう。

愛乃さん:
 「今日もぴかりが丘は平和~♪」
姫さん:
 「明日も明後日も平和~♪」
愛乃&姫さん:
 「それはなぜ?」「プリキュアがいるから!」
 「わっははっはは」

余裕綽々、浮かれまくり。
途中で合流した愛乃さんのお友達とも打ち解けて、特に姫さんはお祭りを満喫。
お祭り会場でも、お小遣いの300円を使って豪遊しまくりです。すぐに資金は尽きましたが…。

少ない軍資金に喘ぐ姫さんに対し、お友達は色々とお菓子を分けてくれます。
そこで姫さんも、貴重なる最後の100円で買ったお菓子を、お友達みんなで分けありました。
てっきり、無計画にお金を使ってぎゃふん系の話かと思っていただけに、この流れは素直に美しいと思った。
一人のリソースは恐ろしく少なくて、出来ることにも限りがある。
でも皆で分け合えば、大きなことができるんです。

そうこうする内、ご一行はお祭りの一角で占い屋さんを見つけました。
何故か客引きを誠司くんがなされてる。聞けば、空手道場の出し物だそうで。
早速入ってみると、中にいたのは隣のクラスの紫娘。

愛乃さん:
 「氷川さん!」
 「頭も良くて、スポーツ万能の有名人なんだ」

そんな良い子がこんなところでコスプレして謎の商売をしてるなんて。
趣味が占いなんでしょうか。
いずれにせよ、空手道場で出し物をやることになった際に、看板娘的に引っ張り出されたんでしょうね。お気の毒に。

さて愛乃さんが頼んだのは、姫さんとの二人の未来図。
これを聞き、紫娘は露骨に顔をしかめます。
まるで毛虫やゲジゲジとの相性を聞かれたかのように。

紫娘:
 「鏡に映る無数の可能性の中から」
 「最も強い貴方たちの運命を選択するわ」

紫娘:
 「貴方たちの未来は」
 「最悪よ」

最悪。
今まさに襲来してきている敵の名前が「サイアーク」であることは、一般人も知るところですから、この単語にはかなり強烈な敵性意識が含まれるはず。
その「最悪」を容赦なくぶつけてきましたよ、この子。

さすがに若干顔を引きつらせる愛乃さんですが、落ち込んでいても仕方がない。
空元気を出そうと声を上げたところに、幻影帝国が襲ってきました。
現れたのは、新たなる幹部・オレスキー。依代にしたのはさっきまで一緒にいたお友達4人。

勿論のこと愛乃さん・姫さんは応戦に出ます。
が、調子に乗って繰り出した技は、伏兵によりあっさりと不発。
まさかのサイアーク2体を相手に劣勢に立たされます。

よくよく考えてみれば。
こことのところ連勝していましたが、敵が弱くなったわけではない。
ちょっとここで戦況を思い出してみよう。



幻影帝国:
 「特にぴかりが丘は連敗続きです」

『ぴかりが丘では連戦連敗』なんです。
逆に言えば、他の地域のプリキュアさんは勝ったり負けたりなんです。
ボンバーガールさんとかも敗北して、ちょっと放送できないような展開を何度か繰り返したりしてるんです。



侵略状況を示す地図も、かなり洒落になってません。主要都市を潰してることも加味すると、この時点で世界で最も支配力が強くないか幻影帝国。
一応、プリキュアさんによるレコンキスタが進んではいるとはいえ、まるで進展のない地域もあちこちに見られます。
楽観視できるような状況ではなかった。今一度、この危機的状況を心に刻みたい。

姫さん:
 「占い当たっちゃうのかな…」

嗚呼、しかし。ここで敗北してしまっては、次などない。
さようなら愛乃さん。ありがとうハピネスチャージ。
次のプリキュアに託し、せめて安らかに眠…



めきょり。

空を裂き、不意に紫色の生き物がやってきた。
そして雄叫びを挙げつつ拳を振るう。
ごつり。めごり。
悲鳴を上げるサイアーク。呆然とする愛乃さん。
されど紫さんは容赦しない。この世の全ての憎しみを込めるが如くに力の限りに叩きつける。



フォーチュンさん:
 「星よ!天に帰れ!!」

盛大な爆音を轟かせ、友人4名の魂を込めたサイアークは2体諸共、消滅させられました。
その様子を見て、オレスキーさんは撤退を宣言。た、助かった…。
紫さん、確かに強いけど余裕が全然ありません。このまま連戦だったら、確実に負けていた。。

とはいえ勝ちは勝ち。キャスターさんや愛乃さんは大喜び。
おぉさすがは、ぴかりが丘の切り札!これこそまさにプリキュアですよ!どこぞの姫さんと違って!
これは是非ともお近づきにならなけれ…



フォーチュンさん:
 「あなたがキュアラブリーね」
 「一つ、忠告しておくわ」
 「キュアプリンセスを信じてはいけない」
 「貴方に大きな災いが降りかかる」

全員の視線が、一斉に姫さんに向く。
良かったですね。これで「信じてはいけないプリキュア」という素敵な称号をゲットです。
過去に何をやらかしたんだろうと思いますが、よくよく考えてみれば信じられる要素がそもそもゼロです。
劇中では初戦から100日以上が経過した現在。そろそろ人間関係を冷静に考え直してみるべき時期かもしれない。


(左画像)
ハピネスチャージプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック! (講談社MOOK)

(右画像)
データカードダス プリキュア Part7 11/60 【ノーマル】 キュアパイン&キュアブロッサム

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


検索して知りましたが、「パイン&ブロッサム」ってカードもあったのか。(上の画像参照)
同じ「あざとい」系でも、ピースさんやミューズさんは計算づくではないような気がするし、レモネは計算してるのに何かを外してるのに対し、この二人は本当に性質悪いですね。
美翔さんにもこれくらいの営業力があれば、今日の苦境はなかったかもしれないのに…。

【今週の練馬】

愛乃さん:
 「千年前から続いている伝統のお祭りだよ」
 「昔、空から地上に降りた神様が」
 「人間の女性と恋に落ちたの」

その娘さんはプリキュア的何かで、今回の話に絡むのかと思いましたが全く関係なかったようで。
普通に「夏祭り」といえば良いのに、わざわざ設定を語ったから、何かの布石かと思ったのだけど。
話の中に出てくる「神様」がブルー様で、昔プリキュアと恋仲になったとかそんな自慢話だったりするとか?

【今週のお当番】

謎プリキュアに増子さん登場と、せっかくの出番なのに影が薄かったブッキーさん。
気になる本編でのオマージュはというと…



屋台のパイン屋さん。

…愛乃さん的にはブッキー先輩はそういうイメージなんでしょうか。楽屋に果物でも差し入れしてたのかしら。

[追記]
 コメントでご指摘貰いました。

 今回のお話はブッキーさんの決め台詞「私、信じてる」つながりだったようです。
 悪い占いを信じない愛乃さん、姫さんを信じるなと言う紫さん等々。
 関連が薄いどころか、むしろ今までのご挨拶の中で、最も本編と綺麗にリンクしてました。教えてくれてありがとうございます。

 しかしブッキーさん。なんでそんな時に限って、決め台詞を封印して素知らぬ顔をしますか。
 おかげで完全に見落としました。きっと「ふふん。したり顔で間が抜けたこと書いてる」とばかりにほくそ笑んでおられたことでしょう。
 本当、この子は怖い…。

【今年のプリキュアさん】

紫さんって同級生だったのか。てっきり上級生かと思ってました。ポイントアップ。

そして来週は謎の黄色もようやく出るようです。
もうここまで来たら、最終回まで謎のプリキュアでいた方が美味しいんじゃなかろうか。

【ハピネスオールスターズ】

設定だけの存在かと思われた他国のプリキュアが一挙に登場。
とりあえずインドキュアが、数学(IT?)得意キャラなことに、21世紀を感じました。
もうカレーとかヨガとか、そんな前時代のイメージとはさよならだ。



改めて地図を見てみると、ヨーロッパとアメリカ(首都およびニューヨークや西海岸)を始め、南アフリカやインド、アルゼンチン、ロシア西部、モンゴル、ガーナ、エジプト、イスラエル、ペルー、バングラデシュやベトナム等々が陥落。
多数の資源国を落とされていて、スエズ運河も押さえられています。
これ、普通に考えて負けてるだろう。

反撃を行ってる箇所には全てプリキュアがいるとすると、全部で20組ほどが稼働しているようです。
気になるのはマダガスカルやニュージーランド、フォークランド諸島、樺太などの島ですね。
未だプリキュアさんが出現していないようなので、どこかのチームが海を越えて救援に行かないといけません。

日本に目を向けると、大阪付近でも侵略が進んでいるようです。
その内、西日本に行く話もあるのかしら。

それとブルースカイ王国が地球上にあるのだとしたら、この黒くなっているところのどこかにあるのですね。どこだろう。

【蛇足】

ご当地色が強い各国プリキュアに対し、ハピネスさんは割と普通…なのですが。
「日本と言えば魔法少女」という連想でこうなったのだとしたら、これはこれで21世紀感ですね。
もはやニンジャやサムライよりも、魔法少女が輸出される時代か。。

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ハピネスチャージプリキュア! 第7話「友情全開!!二人の新たなる力!!」

2014年03月16日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアアクア】



水無月先輩:
 「キュアアクアよ」
 「プリキュア10周年ありがとう」
 「これからも応援よろしくね」

お美しいです。
放送当時はキュアバb…などとも言われましたが、年上の魅力を醸し出しつつ、乙女な可憐さのミックス具合が素晴らしい。
無理な若作りをしなくて良くなったのは、あからさまに年上な某月光さんが登場してくれたおかげかもしれない。。

本編中でもグレープジュース飲んだり抜けていたりと、細かいところでお茶目さん。
その一方、水着を披露したり(ウェットスーツと言い張りましたが)、高度な頭脳戦をしかけたり(手汗でコインを滑らせるとかですが)、大変に大人な魅力に溢れています。
特に、ミルクさんを背にかばっての屋敷での防衛戦は好き。騎馬戦に空中戦と、無茶苦茶に格好いい。

史上初のプリキュア資格失格となったお方。この時に問題視されたのが「私一人でやらなければいけないのね」という抱え込みでした。
プリキュア5の面々は、ココナツの心の闇を反映しているように思います。
能天気な夢原さんは、王宮で何も知らなかったココですし、本の世界に籠り空虚に「守りたい」とだけ思う秋元先輩は、王国陥落のきっかけを作ったナッツが被ります。
「夢を叶えたところで意味があるのか」のレモネ問題は王国復興の夢と重なりますし、「親友か足手まといか」の夏木さん問題はココナツの関係そのもの。

そして水無月先輩の「私一人で…」は、単独で戦っていたココやナッツの姿です。
まぁココは早々に夢原さんという最神プリキュアと巡り合いましたし、ナッツも餓死しかけて「一人では無理だ」と悟ったため、それほどクローズアップはされませんでしたが。
もしもナッツにもう少し商才があって一人で何でもできちゃってたら、同属性つながりで水無月先輩とのロマンスなんかもあったかもしれない。

中の人は前田愛さん。2009年3月のプリキュア5後夜祭ライブ(非公式)2011年7月のチャリティライブでは、ソロソングを歌ってくれました。
それも素敵なお姉さまのバイオリン演奏付きで。
あの瞬間、あそこには確実にアクアさんが降臨していた。

そして一方で、こちらもやっぱりお茶目さんです。
TEUCHIライブにも何度か参戦されていますが、「ハートキャッチパラダイス」を踊ったり、元気に飛び跳ねたり。
「ああ、水無月先輩が格好良くも愉快な人になったのは、中の人の影響じゃなかろうか」と思ったものです。
またライブに行ってみたいな。

■ハピネスチャージプリキュア! 第7話「友情全開!!二人の新たなる力!!」

招待状を貰ったので、愛乃さんは姫さんの大使館に行ってみました。
開始時間の2時間前に。
一般に「招待する側は開始時間の10分前に、招待される側は開始時間の10分後に始めるつもりでいろ(分数はそれぞれですが)」と言われますが、2時間前に行きますかこの子。
愛乃さんはちょっと、鈍感というよりデリカシーがないと言った方がいいような。

せっかく色々とサプライズを仕込もうと思っていたのに、愛乃さんはまるで頓着しない。
内緒で作ろうと思っていたケーキも見つけ出し、あろうことか手伝うとか言い出す始末。
確かに姫さんの手作りケーキなんて不安ですよ。食べるのが自分となると身を守るために手を出したくなりますよ。
でも姫さんには姫さんなりの考えがあるのです。
愛乃さんはそこんとこを分かってくれない。

お怒りになった姫さんは、愛乃さんらを追い出してせっせとケーキ作り。
いつも世話になりっぱなしの愛乃さんに、今日はケーキをご馳走したかったんです。
そこにサイアークの襲来の知らせが。

流れの勢いもあり、姫さんは単身で迎撃に向かいます。
ほんのちょっと前まで逃げ惑っていたのに、随分と成長なされました。
いや以前もちゃんと戦いには向かっていたんだよな。愛乃さんを見捨てて逃げようとか、葛藤も見せなかった。
この子は本質的にとても勇敢な子。

しかし多少の自信がついたとはいえ、力そのものが強くなったわけではない。
善戦はしたものの、すぐに危機に陥ってしまいました。
この戦力差は「ハピネス」さんの売りとも思うので、サイアークには最後まで強敵でいて欲しい。

そこに状況を聞いた愛乃さんが助けに来てくれました。



抜き放たれる謎の剣。
今週のご挨拶担当のアクアソードに敬意を表したんでしょうか。
ちなみに今回の戦いの発端は、結婚式を見てホッシーワさんがイラつかれたことです。
まさかとは思いますが、それもBB…と言われたアクア先輩からの連想だったりするんでしょうか。
月光さん回の残虐ファイトといい、愛乃さんは平気でとんでもないことをなさる。



姫さん:
 「私、いつもラブリーに守ってもらってばっかり」

ラブリーさん:
 「そんなことない」
 「プリンセスがいるから、あたしは戦えるんだよ」
 「プリンセスといると、自分の知らない自分の気持ちがわかる気がするの」

ラブリーさん:
 「一人じゃない」
 「だってふたりはプリキュアなんだから」

姫さんとしては、守られてばかりの現状に思うところもあったのでしょう。
それ自体は良いことですが、抱え込み過ぎても本末転倒。
無理なことは無理と認めて、出来ることで成長していくのは大事。だからプリキュアはふたりなんだ。

なお、姫さんがケーキを用意していたのは、愛乃さんとのお友達100日記念だったそうです。
200日記念や300日記念もやるそうで。かなり鬱陶しい記念日娘です。お付き合いを勘弁願いたいプリキュアランクの最上位に一気に浮上。
やっぱり愛乃さんは大変だな…。


(左画像)
ハピネスチャージプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック! (講談社MOOK)

(右画像)
データカードダス プリキュア Part7 12/60 【ノーマル】 キュアアクア&キュアサンシャイン

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


弱いけれども頼もしい姫さんを庇って戦うラブリーさんは、ミルクさんを庇って戦うアクアさんつながりだったのかも。

【今週の姫】

姫さんは料理苦手かと思ってましたが、自力でケーキを作れるまでに成長されたようです。
プリキュア娘のスキルアップが甚だしいです。
もはや「ちょっとお菓子作れる」くらいじゃ「料理下手」に分類される時代か…。

愛乃さんと知り合って100日だそうで、早くも劇中では3か月以上が経過しているようです。
1年の4分の一が過ぎているのに、話数としてはまだ7分の一程度。
これから先の9か月で残りを消化すると思うと、これからは更なる激戦だ。

【今年のプリキュアさん】

ラジオ放送が始まるそうです。
第1回は4月5日。土曜の深夜25時から。
以前にココナツによるラジオがありましたが、随分と久々の復活です。聞けるといいな。

【今年の謎生物】

余計なお節介を焼く愛乃さんに対し、神様は本気で何もしません。
本当に本気で全く何もしません。
もう少し手伝った方がいいんじゃないかと思うくらい。

ただ「NS3」を見ると、彼は分かっててわざとやっていて、テーマにも絡んでる気がする。
今年は例年以上に、春映画が本編にリンクしてるように思えます。
「ハピネス」さんの見方が、結構変わった。

【今春のオールスターズ】



「早く映画館に行かないと良いところ全部見せちゃうよ」週間が始まりました。
今週は各々の「夢」のシーン。
何を語ってもネタバレになりそうですが、ここで流れた1カット1カットが落涙もの。未見の方は是非に映画館に行って欲しいです。(映画の感想)

編集の妙で、ドキドキさんの戦闘シーンとつながってると「君を信じる。ために戦う」のノリがありますね。
史上最悪級の敵と、単身戦うドキドキさんたち。横に映るは先輩たちの楽しい夢。
「これはドキドキプリキュアのOPです」と言われても納得しちゃいそう。

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ハピネスチャージプリキュア! 第6話「リボンの優しさ!!料理って愛情なんです!!」

2014年03月09日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアイーグレット】



鳥:
 「キュアイーグレットです」
 「プリキュア10周年、ありがとうございます」
 「これからも宜しくお願いします」



あの美翔さんが、正真正銘本当にブラウン管に帰ってきた!

「がっかりプリキュア」「劣化白キュア」「プリキュアの恥さらし」と石を投げられて去ったあの時から、早7年。
在庫倉庫で段ボールに囲まれ、朝礼では晒し者にされ、お給料は売れもしない玩具の現物支給のみという過酷な勤務に、耐えに耐えて来た甲斐がありました。
私は戻ってきた!この華々しい世界に!



話されている挨拶は、文面こそ丁寧ですが、表情からはにじみ出る勝利感が伝わってきます。
しかも最後はカメラに向かって指さしですよ、指さし。びしぃ!
どうだ見たかと言わんばかり。

まぁ最後の指さしは、名乗りの「聖なる泉を汚すものよ」が元ネタなのでしょうけれど。
全体的に変身バンクの変形の振り付けをなさっていたので、流れとしてはおかしくはないのです、が…。
それ本来は敵に向かってやるものでしょう。
7年ぶりにテレビに出てきて、視聴者に向かって糾弾指さしですか。
素晴らしいです、美翔さん。



美翔さん:
 「プリキュアの活躍は、これからもずーっと続くよ」
日向さん:
 「またどこかで会おうね」

7年前の最後の台詞がこれ。
どう考えても社交辞令としか思えなかったあの日から、「オールスターズ」を経て、本当にテレビに戻ってきやがった。
ようやくSSが完結した気分です…。ここまで長かった。。

【プリキュア10周年:キュアイーグレットその2】

美翔さんには彼女にしかない特徴が数多あります。
その代表格が「特技がデメリットとして描かれている」こと。
彼女は「絵が得意」キャラでありながら、劇場版の台詞・ソロソング等々で絵を描くことの限界を悟っておられる。

(劇場版より)
美翔さん:
 「私、ずっと絵を描いていられたらいいと思っていた」
(ソロ曲「謎の行方」より)
美翔さん:
 「どんなに上手い絵を描いても」
 「息づいている命にはかなわない」

この影響か、文化祭の時も絵ではなくモニュメント制作になってしまっています。
ポスター制作とか、巨大壁画のデザインを担当とか、もっと直接的に絵を描く話にすることはできたはずなのに。
この時、美翔さんは語ります。「人のために絵を描いたのは初めてだ」と。
初期に「キャベツを描こうとしてお祖母ちゃんを描いてしまった」エピソードがありましたが、あれはまさに彼女のダメなところが出ているんですよね。
自分のやりたいことにのめりこむだけで、周囲が全く見えていない。

SSのテーマが「全てのものに命が宿る」である以上、「絵を描く」行為は実在の命との触れ合いより下とされたのかもしれません。
元々「集中すると自分の世界に没入する」というデメリットの末が「絵を描く」でもありますし。
北条さんの「孤独で暇だったので筋トレしてる内に体力ついた」な悲しみの筋肉と似ていますが、それと比べて美翔さんの方はさしてメリットにつながっていないのが物悲しい。

美翔さんの普段着がスカートではなくズボンなのも、「絵を描くのに便利だから」だと思われます。野山を駆け巡ったりしますので。
典型的な「素材は良いのにがっかり美人」ですね。
いえ、ズボンが悪いというのではないですが、この子は自分の売り方をまるで分かってない。

そんなこんなでオールスターズのキャラ紹介では、「絵が得意」よりも「料理が上手」の方を前面に出されていたこともありました。
まぁその後、「ちょっとお手伝いができる」程度では料理キャラを名乗れなくなってしまい、うやむやの内にまた絵に逃げましたけどね。
成長してるんだか退化してるんだか良く分からない。



そういったわけで、将来の夢がキーらしい「NS3」で、彼女が「画家になりたい」と思っているかが分かるかどうかは要注目。
アニメのお約束としては「画家になりたい」となるところですが、これまでの流れだと教師や保育士、もしくはデザイナー等々の「絵も使う仕事」か、全く無関係の仕事について「なぜか絵が上手い人」ポジションになる可能性は高いように思えます。

【プリキュア10周年:キュアイーグレットその3】

美翔さんが持つ特徴その2。動物の名前を冠する唯一のプリキュアであること。
プリキュアも40人に迫ろうという現代において、驚異的なひとりぼっちです。
(「プリンセス」や「ビューティ」を、無理やり動物としてカウントできなくはないですが)

「プリキュア」思想的には、強大な動物よりも、一つ一つは弱くても世界に広がっていく植物的なイメージの方が合致してるのかもしれません。
とはいえ動物ネタは特段珍しくも不自然でもないだけに、ここまで避けられるのはちょっと奇妙。
この誇らしい単独記録がどこまで続くかは、新シリーズが出るたびに密かなチェックポイントです。

【プリキュア10周年:キュアイーグレットその4】

特徴その3。彼女は内弁慶です。外では弱いくせに、家ではやたらに態度がデカい。
他の多くのプリキュアさんは、相手によって態度を変えることは基本的にしません。
同級生にはタメ口のレモ子とか、ココナツには敬語を使うミルミルとかはいますが、美翔さんのはちょっと次元が違う。

傍から見る限り、美翔さんのご家族は軽く壊れています。
父・母・兄は揃いも揃って会話がいまいち成立しない。
美翔さんが絵にのめりこんだのも、なんかこの辺が関係しているような気がしてならない。



今日の挨拶でも、かなり得意げですね。

【プリキュア10周年:キュアイーグレットその5】

その他、「兄を持つ唯一のプリキュア」「映画専用フォームを持たないプリキュア」「他のプリキュアと義姉妹になる可能性を示唆された唯一のプリキュア」等の称号も持っていましたが、「ハートキャッチ」や「スイート」さんにより破られました。残念。

ちなみに「初の転校生プリキュア」でもあります。転校生ネタでは無視されるのがお約束ですが。
転校直後に美翔さんがやらかした失敗「歓迎会を開いてもらってるのに、一人で絵を描いてどっか行った」は、自己紹介に失敗したとか何とか、そんなレベルをはるかに超えています。
村八分にされても文句言えないですよ、これ…。あまり触れないでいてあげるのが優しさですね。。

【プリキュア10周年:キュアイーグレットその6】

美翔さんを語る上で避けられないのが、SSの当時の人気。
大人気のMHの後継として鳴り物デビューしたのに、売上半減という屈辱を味わいました。
この記録はいまだ破られず。「全シリーズ中最低の売上」「映画が他番組と同時上映された唯一のプリキュア」等々の汚点にまみれてる。

放送当時の2006年は様々な競合他番組が殴り合った戦国時代でした。
「玩具を売ることを放棄する」という狂った戦略を採用した「おねがいマイメロディ」や、同僚なんだか敵なんだかややこしい「ふしぎ星のふたご姫」とか、唐突に現れて去って行った「おとぎ銃士 赤ずきん」とか。
特に、恐怖と絶望の権化「きらりん☆レボリューション」との戦いは今でもトラウマの如く記憶に残ってます。

売上そのものは「きらり」さんの方が下。そこは腐ってもプリキュアです。
ですが「きらり」さんの恐怖はそんな数字じゃないんですよ!
序盤の、「みんなで楽しく唄えればそれでいい」→「いや待て。あたしが唄えるのは流通とか宣伝とかの人が頑張ってくれてるからだ」→「あの人たちの生活の為にもCDを売らなければ」→「きらりさん覚醒」→「挿入歌連打。OPでも実写全開」と続く流れは恐怖そのもの。
気付いた時には手遅れだった。
薄利多売戦略のきらりさんと、高額玩具勝負の美翔さんの差はすぐに現れ、中間決済だかでは敗北宣言がなされたと記憶しています。

しかも「戦略は失敗した」と分かっていても、すぐには路線変更はできない。
その結果、通用しない高額玩具を振り回し一方的に蹂躙される羽目に。
スプラッシュコミューンなんて、登場と同時に「あ、嗚呼…。これじゃ、これじゃダメなのに」臭に涙が。。
きらりさんの武器であるダンスを慌てて取り入れたりもしましたが、そこは付け焼刃の悲しさ。
出来上がったのは、ない胸そらして照れてる素人ダンスですよ。もう見てられない。

そんな美翔さんに馬乗りになり、容赦なく「バラライカ」の連射砲を浴びせ続けるきらりさんの姿に、当時の視聴者は恐れ戦いたものです。
ダメだ…あの神に逆らったら、ダメだ…。

そしてだからこそ、その絶望と悪夢のどん底から立ち向かった夢原さんは光り輝いていました。
きらりさんお得意のカード戦略も採用した。メンバーにアイドルも入れた。きらりさんの特技・大食いだって出来ちゃいます。まさに対「きらりん☆レボリューション」シフト。
夢原さんの奮闘がなければ、あの時にプリキュアは終わっていたかもしれないと思うとぞっとします。

【プリキュア10周年:キュアイーグレットその7】

SSチームは放送終了後も活動を続けていることでも有名です。
特に年に1,2回のペースで行われる「TEUCHI」ライブは、樹元オリエさん・榎本温子さん・五條真由美さん・うちやえゆかさんの主役2名&主題歌2名により、放送終了直後から謎の開催を続けています。
初開催から7年が経過した今では、自作した曲でセットリストを組めるまでに発展。今年も開催される気配なので、SSファンなら一度は行ってみましょう。

最近ではなくなりましたが、一時期は他シリーズとの共演も話題になりました。
例えば2010年5月のとか。(当時のセットリスト
「SS」「5」「フレッシュ」の中の人&「MH」「SS」「ハートキャッチ」の主題歌チーム共演とか、今見ると血を吐きそうな豪華面々です。
確か「ハートキャッチパラダイス」のフルコーラスが公開されたのは、このライブが初だったんですよ(CDは未発売)。
しかも日向さん・水無月先輩・ミルクさんのダンス付きで。
(※訂正:初披露は別のライブの時ですね。いずれにせよ榎本さんらは参加されていますが)

■ハピネスチャージプリキュア! 第6話「リボンの優しさ!!料理って愛情なんです!!」

姫さんは料理を作ることの大切さを学びました。
しかし食育そのものには失敗しました。
めでたしめでたし。


(左画像)
ふたりはプリキュアスプラッシュスター(1) (KCデラックス)

(右画像)
データカードダス プリキュア Part9 08/60 【ノーマル】 キュアイーグレット&キュアリズム

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


なお、美翔さんのご挨拶は、過去6回の中で最も時間が長かったそうです。
少しでも長い間、映っていたかったんですね…。



本当に、最後の最後のぎりぎりまで頑張っちゃって…。
また10年後にお会いしましょう。

【今週の鳥】



バリア展開!

一人がバリア張って敵の動きを止めてるんだから、他の人たちは横合いから攻撃すればよさそうなのに、執拗に重ね掛けします。
多分、バリアキャラだった美翔さんへの敬意でしょうね。
でも分かってないです。美翔さんに敬意を示すなら、ちゃんとその後、ぱりんと割れなきゃ。
そしてぐったり倒れて、三人目登場への布石につなげるんですよ。

【今週の鳥2】



姫さん:
 「癒しの舞を見せてあげるわ!」

「舞」だそうです。
姫さんは変身時に「風」属性を名乗ってますし、姫さんメインだったのも美翔さんつながりだったのかもしれない。

ついでに、素人クッキングも美翔さんつながりだったのかもな。
あの子、パン屋&パティシエの娘である日向さんに料理教えるとか、恐れを知らないことをしてましたし。

【今週のオールスターズ】



普通の女の子代表だったはずの坂上さんが、謎の後光を背負っていらっしゃる。
エコー好きとしては喜んでいいのか、落ち込むべきなのか判断に迷います。
どんよりした彼女が好きだったのに…。



このカットにはハニーさんは含まれず。隠す意味もなさそうなので、集合シーンでは出てこないんでしょうか。
そもそもこのカット自体が、本編では出てこない可能性もなくはないですけれど。
(何故かスマイルチームが一番目立つところにいるのも謎ですし)

ついでにエコーさんもいませんね。正式プリキュアには認めてもらえないのか。よきかな。



美翔さんたちが、はっちゃけた空中戦をやってくれるらしいです。縦回転なんてしちゃってますよ、あの鳥。
意外にも本編でも映画でも、空中を飛び回って戦うのはそれほど多くはないので嬉しいです。
やるときは大抵負けてるし。(例:初期フュージョン戦、照明灯ウザイナー戦)

【今年のED】

待ち望んだ主題歌CDが発売されました。

 『クチビルからこぼれる ルビーみたいに』
 『ルビを読んで歌った、言葉はジュエリー』
 『キセキそだちの宝物』
 『永遠に似合うコーデなの』

「ルビを読んで歌った」って何のことだ?と思いましたが、「10年前は幼くて漢字や英語が読めなかったので、ルビを読んだ」んですね。
それは確かにジュエリーだ。
この段落、本当に良いですね。「プリキュア10周年」という背景を知らなくても成立はしますが、知っていると意味の深さががらりと変わる。そして10周年だからこそできた歌詞。
作詞ってすごいと、本気で実感しました。
これ、なかなか出てくる歌詞じゃない。素晴らしすぎる。

 『Max HeartでSplash☆Star』
 『Yes!フレッシュ、GoGo』
 『ハートキャッチよ スイートな』
 『スマイル ドキドキ!』
 『ハピネスチャージ』

前段の「ルビ」のおかげで、続くタイトル連呼も深みが違います。

「プリキュア」を知らない人が聞いても、単に歴代のタイトルを歌ってるだけ。
それはそれで熱いモノはありますが、見続けた人にとっては、一つ一つの単語に、その時々の1年がぎゅっと詰まってる。
この僅か10秒を歌うのに、10年かかったんですよ。
プリキュアの歴史であると同時に、「ルビを読んで歌った」小さな子が大人になるまでの10年です。
色々なことがあった。その10年が、ここにある。

確かに「キャラクターが好き」とか「ストーリーが面白い」とかもありますが、今となってはそういう次元とはちょっと違う。
例えば「小学生の頃の夏休み」を思い出した時に、まぁ人によって色々でしょうけれど、「青空と入道雲」とか「夕立のにおい」とか「蚊取り線香とばあちゃんの家」とか「汗だくになってやった宿題」とか「プールの塩素の匂い」とか、印象的なイメージがあるかと思います。
そのイメージが一番の思い出だとかそういうのではなく、「匂い」というか「印象」というか、そういった思い出すと猛烈に郷愁を感じるような物。
それと同じように、2006年と聞けば「SS」を連想するし、「ハートキャッチ」と聞けばあの暑い夏とパリを思い出します。
10年前、プリキュアさんに出くわして良かったです。本気で人生が変わった。

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ハピネスチャージプリキュア! 第5話「めぐみとひめ!仲良しおたすけ大作戦!!」

2014年03月02日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアハッピー】



ハッピーさん:
 「キュアハッピーだよ」
 「プリキュア10周年、すごーい」
 「もっともっとウルトラハッピーだよ!」

これまでのパターン台詞「おめでとう」「ありがとう」を使わず、「すごい」「ウルトラハッピー!」。
ご自分の立ち位置を良く分かっておられる。これで次以降の人たちが、ぐっと楽になりました。
まぁ多分、素でやってるのでしょうけれど。相変わらず脳がメルヘンです。

星空さんはメルヘン大好きな子。でも同時に「現実とメルヘンは違う」と認識されてる。
直接的な描写はないものの、おそらく転校前はそれほどお友達にも恵まれていなかったご様子ですし。
バッドエンド王国との戦いもかなり辛い。勝っても負けてもバッドエンド時計の針は進み、いつかはやってくる破滅を回避することができない。

ほんわかしたノリと評される「スマイル」さんですが、あの「ほんわか」は終わりがあることが前提のもの。
いつかは終わる夏休みのように、今は楽しく平和でも、やがて破たんがやってくることは明らか。
だって現実とメルヘンは違うのだから。

でももしも「メルヘン」を信じて、「メルヘン」の実現のために戦うことができたなら。
「メルヘンなんて存在しない」ではなく、「メルヘンを実現するのは自分だ」と思えたなら。
きっと何かが変わるはず。

「スマイル」さんは「現実には存在しない何か」に助けて貰った恩を、自ら体現していく物語だと思ってます。
メルヘンの他、友達、家族(この二つは存在はするが不変ではない)、空想のヒーロー、道等々。
存在するから信じるのではなく、信じるから存在するんです。
そうやって戦っていけば、その姿を見た誰かも立ち上がってくれるはず。かつての自分がそうだったように。
(ハッピーさんメイン回では、特に32話が印象的)

実際、いざ周りを見渡してみれば、いつも見守ってくれていたお巡りさん達がいる。
ピエーロ様すらも、わざと悪役やってたんじゃなかろうかという気すらする。(最終決戦の見守り具合や「ピエロ」であることなどなどから)
現実はメルヘンではないけれど、多くの人たちがメルヘン目指して頑張ってるんです。

今日のハッピーさんは相も変わらず脳がメルヘンですが、本編初回と比べると何かが違って見えます。
こうキラキラした何かというか、色気が放射状に放たれているというか。
「スマイル」さんは一言でいえば「プリキュアになるまでの物語」だと思っていますが、開始と終わりでここまで成長したプリキュアさんはなかなかいないんじゃなかろうか。

■ハピネスチャージプリキュア! 第5話「めぐみとひめ!仲良しおたすけ大作戦!!」

愛乃さん:
 「ホットケーキを食べよう」

姫さんはお家にご招待されました。とっても友達付き合いっぽいです。
弁当屋さんからは今日も飴を貰ったし、なかなか順調な学生生活を送れています。
まぁ「食い物で餌付けすれば暴れない」と認識されてるっぽいのは、気にしないでおこう。

意気揚々とお家に向かいますが、途中で様々なトラブルが。
ゴミは不法投棄され、犬は倒れ、子は遭難し、婚期は逃す。
死の街です。これもそれもサイアークのせいだ。きっと。



この異常事態を、愛乃さん&姫さんは国防兵器をもって解決していきます。
合法コスプレって良いですね。警官コスは微妙に違法な気もしますが良いですね。
一連のこの一瞬で、ブッキーさんや夏木さんの1話分のエピソードを消化されてしまった感もありますが、とにかく良いですね。

姫さん:
 「人助けって面倒くさくない?」

でも愛乃さんは答えます。
みんなの笑顔が見れるから良いと。
残念ながら笑顔ではお腹は膨れないのですけれど…。

姫さん:
 「人助けか…」
 「やっぱり、疲れた」
愛乃さん:
 「じゃあ走って帰ろう!」

若干噛み合わない会話をしながら、愛乃さんは姫さんをご自宅へ。

お家では愛乃母とホットケーキが出迎えてくれました。謎ジャムを携えて。
その様子を見た姫さん、捕らわれた家族のことを思い、改めて戦いを決意します。
一方の愛乃さん。お母さんは病気がちだそうで、プリカードが揃ったら健康を願いたいそうです。
ほんわかしているようで、二人とも重い物を背負ってる。
自分自身の夢(○○になりたいとか)ではなく、他者の夢(それも生活に直結するような)のために戦うのか…。

そうこうしているところに、今日もまた幻影帝国さんが襲ってきました。愉快な寸劇を携えて。
こんな愉快な人たちに敗北したのかと思うと、何やらやるせない思いがこみ上げてくる…。
和睦の道はないんですかね。一方的に不利な状況だから無理か。

ホッシーワさんは言う。人助けなんて結局は自分が良く思われたくてやってるだけだろうと。
しかしながらそれの何が問題なのでしょうか。
結局それで助かってるのですし。悪意も踏み台にしようとする意図もないのですから。
もしもそれが偽善だというのなら、偽善で何が悪いのか。そんなことよりも、騙す方が悪いに決まってる。
落ち込む愛乃さんに代わって姫さんが啖呵を切り、猛然と反撃。この子は人のためなら強くなれる子。

「笑顔で腹は膨れない」ということは変わらないものの。
戦いの結果、ご褒美アイテムが今回は2個支給されました。
情けは人の為ならず。巡って結果は返ってくる。


(左画像)
プリティストア 限定 iPhoneケース iPhone 5 5S カワいろ♡パレット ピンク キュアブラック キュアブルーム キュアドリーム キュアピーチ キュアブロッサム キュアメロディ キュアハッピー キュアハート キュアラブリー iPhone ケース ピンク

(右画像)
データカードダス プリキュア スマイル04 02/60 【PPレア】 プリンセスハッピー

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


冒頭のハッピーさんは、「実体はないものが、周り回って自分のところに返ってくる」つながりでしょうか。
内容的には相田さんや美墨先輩の方がしっくりきますが、まぁ「合わせられる範囲で選ぶ」なら妥当なところかも。

…と思っていたのですが、次週の挨拶予告を見て絶句。

これを予想できてた人はいるんだろうか。
もはや理屈も何も関係なく、純然たるくじ引きで選んでる気配がしてきました。
夢原さんの2番手や、パッションさんが技名が出るタイミングで登板したのは、単にくじ運が良かっただけなんじゃ。

【今週の愛】



制服で帰ってきて、家を出るときは私服。

お友達が来ているのに着替えるものでしょうか。
姫さんに着せ替え人形にされたとかかな。
だとしたら、結局いつもの定番服なあたり、めぼしい服がなかったのかもしれない。

もしくは普段から、友達が来ても着替える習慣がついているのかも。
具体的には誠司くんとかが来てても普通に着替えてるので、いつもの感覚で着替えてきたとか。
幼馴染ですしね…。

【今週の愛2】



発動する第三のエリア攻撃。
ビジュアル的には今までの中で一番好きです。EDでの登場シーンは、際どすぎてドギマギする。
ただ先発の2つと使い方に違いが見られないので、今後は変化に期待したいところ。

【今週の黄】

いまだ登場しないハニーさん。予告を見る限り、次週も出てきそうにありません。
次々週は「NS3」の公開ですので、このままでは映画に間に合わない。
特に説明もなく、「NS3」では普通に登場するのでしょうか…。

【今週の紫】



もはや、コスプレ姿で無言で睨む不審者でしかない。

【今年のプリキュアさん】

前回のお話で気になったこと。プリキュアさんが問題解決に何も貢献していない。

愛乃さんの頑張りは姫さんを追い込んだだけ。
結局プリキュアでも何でもない第三者との交流によって、姫さんは心を開かれました。
普通なら「怖くて逃げだす。でも頑張ってるプリキュアの姿を見て、自分も頑張ろうと一歩踏み出す」って展開なのに。(具体例:レモネ)

今回も本人たちが一番解決したい「家族を取り戻す」「母を健康にする」に、プリキュア能力は無力。
どっちも直接的に解決できそうなのに。(前者はプリキュアの戦闘能力、後者は今回登場の看護師能力)
「ハートキャッチ」さんでも「プリキュアは問題を解決できない」ことが問題提起として使われていましたが、今作はそれをもっと深刻にした感じを受けます。

この流れで公開される「NS3」はなかなか怖い。なにせキャッチコピーが「心がつながっていれば、未来もずっと、ともだち」。
そのまんま考えると、プリキュアさんが玉砕し、後を託す的展開に思えてしまう。
事前情報で「プリキュアVSプリキュアになりたかった女の子」と伝わってた「NS1」の時も怖かったけど、今回もそれに似た恐怖を感じるな。。

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ハピネスチャージプリキュア! 第4話「転校生はお姫様!!ひめの友達ゲット大作戦!!」

2014年02月23日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアムーンライト】



月光さん:
 「キュアムーンライトよ」
 「プリキュア10周年、ありがとう」
 「これからも宜しくね」

本日のご挨拶は、辛気臭いで有名な月光さん。
現役プリキュア最高齢にして恐怖の権化。その威圧感は衰えず。
なんで記念ご挨拶が、こんなに怖いんだ…。

月光さんと言えば、ステージショーのお茶目ぶりが可愛いです。
握手会では、相手がお子様だとにこやかに握手し、大人だと優雅に一礼、と対応を変える。
舞台挨拶でも、終わって一度退場した後に、アンコールよろしくちょっと戻ってきて手を振って帰るとか。
ブラウン管の怖いお姉さんの印象と違い、ムーンライト役の月影ゆりさん(仮名)はサービス心旺盛な愉快な人なんだと思う。

本編では肉親や妖精を亡くしている悲壮なお方。
しばしば最強プリキュア扱いもされますが、一番厳しい結果に直面している。
そういった事を乗り越えたことも含めて「最強」ではあるのですけれど。

ハートキャッチさんの映画は、歴代映画の中でもかなり好きです。
元々パリ(フランス)自体が好きなのですけど、あの街の雰囲気がびしびしと伝わってくるんですよね。
そしてテーマである「人の事情は分からない。でもお手伝いならできる」が、劇場版では特に徹底されてます。

オリヴィエ少年は男爵の事情を知らない。でも男爵の孤独を救うことはできる。
プリキュアさんはオリヴィエ少年の事情を知らない。でも男爵との懸け橋はできる。
パリ市民はプリキュアさんの事情を知らない。でもハンカチを貸したりミラクルライトを振って手助けはできる。
視聴者も「なんでプリキュアがパリにいるんだ?」ということすら(劇中の情報では)分からない。でもお手伝いならできる。

月光さんはオリヴィエに質問をするけれど、オリヴィエは何も答えない。(回想で流れるだけ)
でも答えないということ自体が、彼の状況を伝えています。たとえ詳細は分からなくても。
月光さんがこの時発した「思っていることをぶつけてこい」「あなたはどうしたいの?」は、父や義妹との戦いを経ての言葉だと思うと、色々考えたくなる。

■ハピネスチャージプリキュア! 第4話「転校生はお姫様!!ひめの友達ゲット大作戦!!」

姫さんが学校に行くことになりました。
怖い怖い学校です。行きたくなんてありません。
全身全霊己の存在意義をかけ、姫さんは抵抗します。断じて!学校になんか!行かない!

愛乃さん:
 「学校はね、友達がいっぱい集まるところなんだよ」
 「みんなでわいわいおしゃべりして、毎日とっても楽しいんだよ」
 「だから一緒に行こう」

嗚呼、邪悪な声が聞こえる。
できるわけないのに、お友達なんて。
そうやって惑わされて、何人の人たちが裏切られたか…。

しかし誘惑に乗せられた姫さんは、ついつい学校に行くことに。
誰もが夢見る充実した学び舎ライフ。
既にお友達も2人もできましたし、この調子でいけばきっともっと沢山のお友達が…



…できるわけがありませんでした。

現実は、あまりにも厳しかった。
どうしてお友達2人で満足していなかったのか。
あれだって奇跡だったのに、どうして満足していなかったのか。



逃げては連れ戻され、連れ戻されては逃げて。
この学校は恐ろしいです。
必死に逃げる姫さんを、教師や愛乃さんが手際よく捕獲しては死地に戻す。助けて。助けて…。

愛乃さん:
 「どうしてわかってくれないのかな」
誠司くん:
 「ただ押し付けてるだけだからだろ」
 「相手の立場に立ってみろよ」
 「お前みたいにガンガンいけるタイプじゃないだろ」
 「まぁ突っ走るのはお前のいいところだしな」

相変わらずできる男です。
これを聞いて愛乃さんも反省。良いコンビだ。
恋人通り越して、気が付いたら自然体で籍入れてそうなくらい良いコンビだ。

この言葉は全力で隠伏する姫さんにも届きました。
だからといって前向きになれるものでもないですが。
とりあえず体育倉庫に隠れよう。転校初日にして、隠れスポットの大半を制覇した。



ああ落ち着く…。
そこでふと横を見ると、暗がりに先客が。
聞けば教師だそうです。友達がいなくて引きこもっていたとか。
大丈夫かこの人、と思いましたが、案外そういう役回りなのかもしれません。
姫さんみたいな生徒の心の拠り所や相談相手になるために、わざとこういう教師がいるのかも。

真相は不明なれど、姫さんは教師と話をし、少し心を穏やかにされました。
そうだ。お友達ができないのは、自分が心を開かないからだ。
もっとも心を開けない理由は、お友達ができないせいなので、どん詰まりに詰んでいるのですけれど。

そこにやってくるナマケルダさん。
悶々とする姫さんが見つめる先で、件の教師をサイアークに変貌させました。
兵隊を現地調達できるって便利。

姫さんは果敢に立ち向かいます。
今までだったら逃げていた。でも少しとはいえ会話をした仲です。
おそらくは、こっちの世界に来て初めて、具体的な誰かを守る意思を持っての戦いだったんじゃなかろうか。

劣勢であることは変わらないものの、それでも必死で戦う姫さんを、遅れてやってきた愛乃さんも援護します。
両手に握りしめたチョイアークさんを使って。
両手に握りしめたチョイアークさんを叩きつけて。



ごしゃり。



ごきゅり!



めじょり!!



どぎゃり!!!

首根っこを掴み、顔面を叩き込む愛乃さん。
チョイアークの首が捻じれ、嫌な角度に生々しくへし曲がっていきます。
あ、嗚呼…。これ、放送しちゃダメなやつだ。。
見る間にチョイアークが肉塊と化していく。
ヒトだったものが、モノに変わった瞬間。

愛乃さん:
 「あたし、色々勝手に言い過ぎたよね」
 「ごめんね」

いや愛乃さん、貴女はもう少しヒトの気持ちとか尊厳とか考えた方が…。
さっきあれほど注意されたのに。この子、凄く怖い。。
冒頭のご挨拶が月光さんだったのは、辛気臭い姫さんつながりかと思いましたが、愛乃さんの残虐プレイつながりな気がしてならない。

おぞましい惨劇の後、姫さんの主砲が発射され決着がつきました。
遠くから見ていた紫さんも、何やら感慨深そうです。
そうよ。敵に容赦しちゃダメ。少しは見どころのある子がやってきたじゃない的な。

その後、姫さんは大森さんに自己紹介し、お友達の一歩を踏み出しました。
自分から歩み寄れば、人との距離も縮むのです。
それが吉と出るか凶と出るかは別として。


(左画像)
プリキュア10周年公式アニバーサリーブック

(右画像)
プリキュアオールスターズ シングルカード 【PSレア】キュアムーンライト part6-02

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


無理に考えると「一つずつゆっくりと」がキーワードだったりするのかな。
いきなり伝説級プリキュアになったり、友達100人は無理だけど、ゆっくりとやっていくみたいな。
弱い自分は「悪い」からすぐに捨てよう、ではなく、これまでの自分を認めた上で前に進もう的な。

【今週の姫】

大真面目に書いてしまうと、姫さんが人に打ち解けられないのは無理もありません。
国が滅んで、家族や臣下は捕えられているのです。
しかもブルースカイ戦でもサイアークは使われたでしょうから、襲ってきた敵はかつての仲間たち。
連戦連敗であったことも考えると、他人に対してビビらない方が異常です。
彼女元々の性格は、それなりに外交的だったんじゃないかなと思ってるのですが、どうなんだろう。

冒頭が月光さんだったのは「親しい人をなくしたプリキュア」つながりでもあるのかもしれない。
先日のパッションさん然り、「選択の余地がある範囲なら、本編に関係するプリキュアが挨拶する」傾向があるのなら、見どころが増えますね。

【今年のプリキュアさん】



両手に玩具を構えるの格好いいですね。
さりげなく、それぞれ構え方も違うのか。
ちょっと仮面ライダーさんっぽいノリ。

【来週のプリキュアさん】



婦警さんに看護師さん。
今シリーズは合法コスプレに溢れていて素晴らしいです。
この調子でサンクルミエールとかアリア中もお願いしたい。

あと蛇足ですが、同じファッション系でも来海さんとは方向性が違うような。
なんとなく来海さんは、この手の定番コスプレには厳しい採点をしそうな気がする。
(そして自己流アレンジをした、異性的にはがっかりコスプレになる)
趣味は似ていれど、意外と姫さんとは会話が合わないかも…。

【来週のプリキュアさん2】

何を血迷ったか、公式サイトで次回のご挨拶担当が公開されています。
今までと何が違うのか分かりません。ランダムであることにクレームでもあったんでしょうか。
それとも単に来週の担当者がうっかりフライングしてしまったのか。。

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ハピネスチャージプリキュア! 第3話「秘密がばれちゃった!?プリキュアの正体は絶対秘密!!」

2014年02月16日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアパッション】



パッションさん:
 「キュアパッションよ」
 「プリキュア10周年、ありがとう」
 「これからも精いっぱい頑張るわ!」

イース様の爆発的な人気と、「もうすぐ四人目が出るよ出るよ」商法は今でも語り草です。
あの当時の勢いは、今考えてもおかしかった。
そして今回も、ばっちりパッションハープを大アピール。さすが、パッションさん…。まだ売り上げを伸ばす気満々か。。

「パッション」の意味は「キリストの受難」とそこから続く再生。
推測ですが、桃園さんらがフルーツの名前を冠してるのは、先に「パッション」が決まってから、連想でついたんじゃないかな。
そういう意味では、ほとんどメインヒロインと言っても良いお方だ。

かつて桃園さんは「何度でもやり直せる」とおっしゃった。
だけど現実にはやり直せない、致命的な事態も当たり前に存在します。
その最も端的な例が、「死」。
映画「おもちゃの国」では、捨てられた玩具たちが口々に言った。「でも僕たちは捨てられてしまったんだ」。
ルーレット伯爵の言葉が全てを物語っています。「人生山あり谷あり。されどたどり着く先は一つ。ゴール」。

それに対する回答が、玩具をフリーマーケットで売ること(持ち主の世代交代)だし、パッションさんの「生まれ変わり」だったのだろうと思う。
私たちは、いつか必ず死ぬが、それは終わりじゃない。次の世代が必ず続いていく。
「日常の幸せ」をテーマにする以上、絶対に避けられない「いずれ来る破滅」に、ちゃんと向き合った「フレッシュ」さんは凄い。

それと、パッションさんと言えば瞬間移動ですが、フレッシュのテーマ的には「迷うことこそ人生」なんですよね。
彼女があまり瞬間移動を使わないのは、その辺に拘りがあるからじゃないかな。
逆に瞬間移動をバンバン使って戦った「おもちゃの国」で、物凄く黒い顔してるのは、イース様としての本音が出たからだと思ってる。

■ハピネスチャージプリキュア! 第3話「秘密がばれちゃった!?プリキュアの正体は絶対秘密!!」

どうにかこうにか最初の敵を倒した愛乃さん。
だけど喜んではいられません。戦いはこれからなんです。
通信アイテムも支給され、戦闘への備えが進みます。

愛乃さん:
 「あたし、スマホって初めて」
 「お母さんに電話しちゃおうっと」

ダメです。プリキュアであることは絶対に秘密なのです。
ここのところ安易にバラす輩が増えていますが、大変に危険なのです。
特にブルースカイ王国は既に陥落。亡命先のここがバレたらどうなることか…。

だけど愛乃さんはお嘘が大変にお下手で。
幼馴染の誠司くんに隠そうとするあまり、かえって挙動が不審に。
というか誠司くん、普通に気付いていそうです。
まぁ年頃の娘さんが、ぬいぐるみ抱えた子と一緒に「秘密」とか言い出したら、プリキュアですよね。
女の子を見たらプリキュアと思え。

そしてプリキュアが身近であるように、侵略者もまた身近。
誠司くんは脈絡もなくサイアークの襲撃現場に居合わせました。
本当に、何の脈絡もない。従来シリーズなら多少は何か描写もあるものですが、今回は特に何もない。



一見、コミカルですが「犬を投げあう」とかリアルに怖い。
飼い主にとっては家族同然ですし。
子供を親の前で投げあってるとかと、ほぼ同じ状況…。

この事態を誠司くんは見逃せない。
単身かつ生身で侵略者どもに立ち向かいます。
素晴らしい勇気だ。



でも民間人の悲しさ。奮戦するものの、ほどなく追い詰められていきます。
戦いが長引いたのは、「民間人でもある程度互角に戦える相手だから」ではなく、単に「嬲っていただけ」と思われるのが酷い。
今回登場の新幹部さん、「苦しむ様子を見るのが好き」とおっしゃってますし。



そこに現れる愛乃さん&姫さん。
彼女の姿を見た誠司くんは、起き上がる力もないほど弱ってるのに、最後の力でこう言った。
「逃げろ」と。
助けてくれでも、どうしてここにいるでもなく、「逃げろ」。
良い男だ。

一方、愛乃さんもこの状況で逃げる性格ではない。
迷わず変身玩具を取り出し身構える。
嗚呼、プリキュア能力は秘密だって約束したのに。



愛乃さん:
 「約束は大事」
 「でも今は誠司を助けるほうが大事!」



ルールなんて何のその。
今、目の前の友を救えなくて、何がルールか。
怒りのままに突撃すると、玩具を自由自在に使いこなす。

敵さん:
 「私は高貴な貴婦人」
 「乱暴なんて野蛮なことはしませんわ」
 「あの少年が、かよわい私に乱暴を…」

怒りを嗤うように囀る敵さん。なかなか新しい切り返しですね。
そうですよ、こんな綺麗なお姉さんが悪い人なわけがありません。
きっとあの通りすがりの乱暴な格闘少年が悪いんです。私も見てまし…



ラブリーさん:
 「うそつき!!」

ひぃっ!?
ごめんなさい、そうです。
悪いのはあの女です!

心理戦が全く通じないのは良いこと。
怒り狂った愛乃さんは、もはや聞く耳持たずで突撃を続けます。
恐ろしい。そして頼もしい。

姫さん:
 「ラブリー、この前よりも強くなってない…?」

いえ、激怒してるだけです。
怒るとパワーアップ。怒ると玩具の使い方が上手になる。
そういえば紫さんも激怒されていました。プリキュアさんの力の源は、怒ること。

この様子に恐れ戦いたのか、それとも勇気づけられたのか。
姫さんも参戦し、サイアークの足止めを図ります。
そこにすかさずラブリーさんが主砲を叩き込む。



ラブリーさん:
 「プリキュア・ピンキーラブシュート!」
 「愛よ、天に還れ!」

第3話にしてようやくメインヒロインの必殺が着弾。
無事に天に還して見せました。
よし、反撃の体制が着々と進んでいく。



残るは正体バレへのフォローですが、さすがにこれは誤魔化せない。
幼馴染のコスプレ姿を目撃してしまった誠司くんもお気の毒に。
気まずい時間がただただ流れる。。

結局、誤魔化しようもないので大使館に連れ込み、全てを暴露しました。
幼馴染が国防兵器になってしまった。
思うところは色々あるでしょうが、今は戦時下。前向きに考えるしかない。



愛乃さん:
 「巻き込んじゃってごめん」
誠司くん:
 「それは違うだろ」
 「サイアークはこのぴかりが丘に攻めてきたんだ」
 「他人事じゃない」
 「お前のプリキュア活動に、俺も協力するぜ」

つくづく良い男です。襲われているのは自分たちの街、だから自分たちで守る。
プリキュア有資格者の姫さんや愛乃さんよりも、よっぽど彼の方が優秀です。
生まれてくる性別を全員が間違えてやがる。

ところがこの様子に、神様が水を差した。

神様:
 「一つ確認したい」
 「君たちはとても仲が良いようだが、お付き合いしているのかい?」

きょとん?え、そんなわけないですよ。ねぇほんと。
だってプリキュアですよ。
水着になることすらNGなのに、男なんて作るわけないじゃないですか。

神様:
 「ならいい」
 「プリキュアには一つ重大なルールがある」
 「恋愛禁止だ」

っっっ!!!!!!

「へぇそうなんだ」と聞き流した愛乃さんの後ろで、数多のプリキュア娘に衝撃走る。
恋愛禁止、ですか。そんな馬鹿な。
じゃあ美墨先輩とか日向さんとか南野さんとか夢原さんとか夢原さんとか夢原さんとか夢原さんとか夢原さんとかどうなるの。

神様曰く「上手くいかなくなると、取り返しがつかないことになるから」とのこと。
「ルールとは、問題行為をした奴がいたから作られる」ことを考えると、過去に誰かが何かをやらかしたんでしょうね。
察するに夢原さんか。まぁ「あたしだけをずっと見ていて」「見ていなかったから貴方は偽物」とか、怖いことをさらりと言う娘です。
ココがついうっかりしてしまったら、酷い惨状になりますね…。
そうでなくても政治の最高権力者であるココと、国防の最大戦力である夢原さんの恋愛は脅威でしかありません。規制されるわけだ。

とはいえ愛乃さんは「ルールよりも大事なことがある」と明言なさる方。
もはやこの恋愛禁止令、破るために存在するとすら言えます。
ビッグな愛の自制心が、最終回まで持ちますように。


(左画像)
プリキュア10周年公式アニバーサリーブック

(右画像)
S.H.フィギュアーツ キュアパッション

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


神様からすれば、姫さんに変な虫をつけるわけにはいかないから、「お前はフリーか。ラブリーと彼氏なら安心なんだが」的意味合いで言ったのかも。
しかしながら答えは「NO」。
しょうがないので「恋愛禁止」と言ってみたとか。

実際、女子2名の編成に男1名は問題ですね。
姫さん、惚れっぽそうだし。
愛乃さん、天然魔性っぽいし。

【今年の戦い】

今回の戦闘への流れは、「プリキュアと直接関係ない」点がかなり怖い。
誠司くんが巻き込まれたのは、彼がプリキュア関係者だからではありません。(少なくとも直接描写はされていない)
何かアイテムを狙っていたのでも、サイアークのコアとなった出来事(今回でいえば新聞紙)との関わりもない。
それなのに、生きるか死ぬのかの状況に追い込まれてる。

駆けつけてきた愛乃さんも、たまたまプリキュア能力を持っていたから良かったものの。
もしもプリキュアになれなくても、愛乃さんの性格上、おそらく敵に突っ込んでいったでしょう。
今回の話がほんの1日前に起きていたら(そして起きない理由はない)、誠司くんも愛乃さんもどうなっていたことか…。



なお愛乃さんが現場に駆け付けたのは、スマホで連絡があったから。
この連絡を、愛乃さんはあろうことか寝ていて危うく取り逃すところでした。
地味にスリリングな展開が続く。。

【今年の玩具】



着信を切る操作のボタンが「でない」ではなく「あとで」なのが優しい仕様。

【今週の4人目】



舞台は川。そして犬。

パッションさんの表情が険しくなるのが目に浮かびます。
黒歴史を抉るような真似を…。
どうしてパインさんのお当番回の時まで、待てなかったのか。



ついに発動したコスチュームチェンジ。3Dがお美しい。
そして技名は「プリキュア・パッションダイナマイト」。
狙ってやったのなら良い演出。

【今週のビッグな愛】



急いでいたのでパジャマで出てきた、とのことですが。
それでもしっかり、姫さんから貰った上着は着用されています。
「とりあえずこれを着ておけばOKなんだよね」感が、大変に愛乃さんらしい。
この子、本気で自分の服装に興味ないんだな。。



今のところ、エプロン姿が一番かわいい。

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ハピネスチャージプリキュア! 第2話「ひめとめぐみの友情!ハピネスチャージプリキュア結成!!」

2014年02月09日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアドリーム】



夢原さん:
 「キュアドリームだよっ」



夢原さん:
 「プリキュア10周年、ありがとう!」



夢原さん:
 「まだまだ行くよ!」
 「けって~~い!」

神々しい…。お美しい…。
時間を忘れた数秒間。
おぉ、夢原さんだ…。

「5」「GoGo」本放送時は檸檬派でした。
が、「お菓子の国」のインパクトが凄かった。
特にオールナイトイベント。皆でミラクルライトを振りながら「ドリーム!ドリーム!」と叫んだ時に、何かが弾けた。
無条件に応援できる人がいるって、素敵なことです。
夢原さんが来てくれた。だから大丈夫。だって夢原さんなんだから。

夢原さんは、長らく抽象名詞を名前に持つ唯一のプリキュアでした。(後にハッピーさんが登場)
「夢」は誰かが夢見ないと存在できない。そして夢を忘れてしまったら、人も生きてはいけない。
「5」の「夢に向かう時、人は一人だ。しかし孤独ではない」や、「GoGo」の価値観とコミュニケーションのテーマとも噛み合って、他のプリキュア以上に特殊な雰囲気を纏っています。

夢原さん本人は、見ていて危なっかしい。ダンスシーンなんて、転ぶんじゃないかといつもハラハラしますよ。
でも来てくれた時のこの安心感。
ハラハラするのに安心するという、この不思議。

最初期のオールスターズであるDSゲーム「Yes! プリキュア5GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル」の、最後の場面での夢原さんの台詞が好き。
(ちなみにこのゲーム、「もしもエターナル戦に、MHやSSチームも参戦していたら」というなかなか熱いゲーム)
ゲーム内のラスボスを倒した後、だけど脱出口がなくなって異世界に取り残されてしまったシーンで、彼女はおっしゃった。

夢原さん:
 「大丈夫だよ」
 「だってこんなにたくさん、プリキュアがいるんだから」

名言だ。
まぁその「たくさんいるプリキュア」の中には美翔さんも混ざってるし、美翔さんのせいで売り上げ不利な状況で始まったシリーズだったのですけれど。
そんなどん底から、今日まで続くプリキュアシリーズの礎を作った夢原さんには、永遠に敬意を払いたい。

■ハピネスチャージプリキュア! 第2話「ひめとめぐみの友情!ハピネスチャージプリキュア結成!!」

愛乃さん、出陣!



破壊される街。失われた日常。捕らわれた友人。
不幸をここで食い止めるべく、ろくな戦闘訓練もないままに、サイアークに挑みます。
頑張れ!頑張れ愛乃さん!



しかし。最悪な状況は、そんなことでは止まらなかった。
ラブリーさんは必死に応戦します。ちゃんと戦いになってます。
だからこそ劣勢が生々しい。



イベント敗戦ではない。
普通にジリ貧で、普通に負ける…。
だ、誰か助けて!紫さんはどうして来てくれないの!?

そして姫の判断は早かった。



姫さんが必殺技を準備した瞬間、ラブリーさんは笑顔を浮かべた。
憧れのプリキュアが、格好いい決め技を出してくれるんです。やった、勝った!
でも続いて姫さんから飛び出したのは、まさかの一言。



姫さん:
 「逃げるわよ!」

え?とばかりに動きが止まるラブリーさんの衝撃は、視聴者のそれを物語っています。
技をぶちかましたのに…。友達が捕えられているのに…。逃げる、の?
しかしこれは英断と言うべき。

毎年、最も未熟な初戦が、最も命が危険に晒されます。
歴代プリキュアさんはどうにか乗り切っていましたが、今年は厳しすぎる。
生き延びただけでも褒めよう。生きていれば、また再起の機会もある…。

逃げ込んだ先は、姫の住む大使館。
周囲の様子を伺い、居場所がバレないように細心の注意を払って逃げ込みました。
なんなんだこの危機的状況は…。

まさかの黒星スタートとなった愛乃さんは、すぐに再戦を提案なされます。
何せ仲の良い女の子が、サイアークのコアにされているんです。
通常なら一時撤退もしないほどの最悪の状況だ。すぐに行こう。今いこう!



姫さん:
 「プリキュアだからって何でもできるわけじゃないの!」
 「何も分かってない!」

うおぅ…。
「プリキュアさんが来てくれたから大丈夫」と安易に考えててごめんなさい。
プリキュアさんだって必死なんですよね。胸が、痛い。

と、そこに神と名乗る怪しいお兄さんが現れ、現状を説明してくれました。
よく分かりませんが、謎の箱が開かれて、世界に災厄が撒かれたそうです。
そして始まった幻影帝国との戦い。



世界は、危機に瀕していた。

全世界規模で展開される戦い。
この分では、夢原さんたちもそれぞれの街で応戦していそうです。
なんでこんな事になってしまったんだ…。



その幻影敵国の親玉・クイーンミラージュ。
抜群の直観で、練馬に誕生した新しいプリキュアをロックオンしました。
不愉快だから消せ。

ミラージュ様:
 「幸せは一瞬。愛は幻」

確かに幸せは一瞬。まずいな、この信条の敵が相手だと、桃園さんが勝てない。
(「人生山あり谷あり。しかし最後に訪れるのは等しく、死」は、桃園さんのウィークポイント)
ていうか勝てそうなチームがいないような気が…。
この「幸せは一瞬」「愛は幻」のたった2文で、歴代プリキュアが追い詰められる。。
夢原さんが「一瞬ではない」と突破するか、相田さんが「幻じゃない」と撃破して、各地に援軍に行ってくれるしかなさそう。

そんな危険な相手に、愛乃さんはターゲットにされてしまいました。
唯一の救いは、練馬に派遣されている敵が、あまり職務に積極的でないことか。
まぁ「余裕がある」とも言えますが。

一方、余裕のない姫さんは、恐怖のあまり逃亡。
外は危険なのに、もはや正常な判断もできない模様。
嗚呼、長引く戦乱が姫の心を追い詰めていく。

でも姫さんだって弱い子じゃないんです。



愛乃さん:
 「怖くてもプリキュアやってきたなんて凄いよ!」
 「姫、偉い!」

励まそうとして理由を無理に探してるんじゃなくて、素で言ってるんでしょうね。良い子です、愛乃さん。
そして姫さんも良い子だ。こんな辛い状況にも絶望しきらず、逃げ延びてきたんです。十分、強いし偉い。
国を滅ぼされ、家族を失い、仲間もいないまま連戦連敗なのに、まだ戦う意思はギリギリ捨ててなかったんだ。むしろ驚異的です。

そんな説得の末、どうにかこうにか再戦を挑むことに。
手をこすり合わせ、お互いに握りしめ。
か細い幸せをチャージしながら、必死に立ち上がる。

ナマケルダさん:
 「いい加減にしないと、怒るよ」

敵さんは相変わらず余裕たっぷり。
邪魔だからあっち行け程度でしかない。
恐怖に震える姫さんですが、それでも勇気を振り絞る。
まずは威勢の良い啖呵です。
歴代の先輩たちも、最初の舌戦が大事だった。



姫さん:
 「サイアークも最悪だけど」
 「カビの中でゴロゴロして喜んでいる、あなたが一番最悪よ!」

ひ、酷い。まさかの罵倒。まさかの個人攻撃。
美翔さんから「ウザイナーもウザいけど、いつもしつこいあなたが一番ウザい!!」とか言われたら泣いちゃいます。
予想外の一撃を決め、そのまま勢いで変身発動!



愛&姫さん:
 「ハピネスチャージ・プリキュア!!」



しかし敵さんは無反応。
だから何だ?今までに似たようなのを何度も見たよ、と言わんばかり。
思わず怯みますが、愛乃さんたちは果敢に戦う。



強い。普通に強い。
必死に雑魚を蹴散らし、どうにかサイアークとの戦いには持ち込みましたが、決定打を放てず。
ちゃんと戦いにはなってるだけに、敵の強さが強調されます。



ラブリーさん:
 「私があいつを止める」
 「浄化はお願いね」

ラブリーさん、必死に浮かべた笑顔が、震えています。
恐くないわけがない。でも戦うしかないんだ。
どこかの誰かのプリキュアさんに頼っていても、事態は改善しないんだから。



ラブリーさん:
 「ラブリー・ハートリストラクション!」
 「プリンセス、今だよ!」



技を直撃させてるのに、効果は足止めのみ。
しかも、この手の「今だよ!」の後は、そのまま止め技が出るまで見守るものですが、ラブリーさんは即座にサイアークに追撃に行っています。
本当にギリギリの戦いだ…。そしてラブリーさんの勇気に応え、姫さんの必殺技が放たれる。



姫さん:
 「プリキュア・ハッピーシュート!!」



姫さん:
 「勇気よ!天に還れ!」

入った。か、勝った…!

貴重な貴重な1勝です。
姫さん一人では勝てなかった。ラブリーさん一人でも勝てなかった。
友達って凄い。これが、戦友か。

道は遠いですが、唯一の救いは敵を倒せばカードが手に入るところ。
倒せば倒すほど戦力増強されていきます。
中盤以降は戦況がひっくり返ることを祈ろう。こんな戦力差のままじゃ、生き残るだけで奇跡だ。


(左画像)
ハピネスチャージプリキュア!WOW!(DVD付)

(右画像)
ハピネスチャージプリキュア!マスコット 10個入 BOX (食玩・ラムネ)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【今年の敵】

今回の敵さんは、「何かを集める」とか「誰かを探す」とかを目的にしていません。
やっていることは、純粋に世界の破壊。
今までにいそうでいなかった。(最終目標が滅びや消滅でも、当面の目的として「何かを探す」が多かった)

逆に考えると、「既に何かを集めきった後」なのかもしれません。
ブルースカイ戦か何かでアイテムを集め終わり、強化された後が、現在。
要は、インフィニティ導入後のラビリンスとか、キャラフェで再生後のダークフォール状態。

「ラブリーさんは追加戦士」と考えるのが、現状をよく反映してるのかも。

【今年のコスプレ】



姿が変わるだけではなく、能力も付与されるそうで。
盛んに推されているフラメンコモードも、この一種のようです。
ダンスが踊れるんですね。そうか、そういうズルして、EDの質を上げてたのか。

とりあえず合法的にコスプレが拝めるのは良いことだ。サンクルミエール制服とか着ないかしら。

【今年の謎生物】



神様:
 「よろしく」
 「愛乃めぐみさん、ことキュアラブリー」

「キュアラブリーこと愛乃めぐみ」ではなく「愛乃めぐみことキュアラブリー」か。
ただの言い間違いなのか、本気で「本体はキュアラブリー」と認識しているのか。
もはや「女の子がプリキュアに変身する」のではなく、「プリキュアが女の子に化けてる」のが真実なのかもしれない。。

【来週のプリキュアさん】



いきなり民間人が戦闘に参加してる。
日常が本当にヤバい。
身バレするのかどうか微妙ですが、どちらであっても面白い展開になりそう。

【佳那子お姉さん】

 ●プリキュア声優・宮本佳那子、体調不良で活動休止 長期休養へ

休養に入られたそうです。
大変な中、最後まで「ドキドキ」を完走してくださって、ありがとうございます。
ゆっくり休まれて、いつかまた復帰される日を心待ちにしています。

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ハピネスチャージプリキュア! 第1話「愛が大好き!キュアラブリー誕生!」

2014年02月02日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアブラック】

新しい1年が始まりました。
しかもただの1年ではない。
今年はプリキュアさん10周年!



美墨先輩:
 「キュアブラックだよ」
 「プリキュア10周年ありがとう!」
 「これからもよろしくね」

挨拶トップバッターは美墨先輩。
時間にして10秒足らずの短いものですが、ブラウン管で新規映像が動いてるだけでも興奮もの。
こんな日が来るなんて、10年前には思いもしなかった。

無印第1話のことは今でも覚えてます。
あの時は友人とメールしながら、あれこれ感想言い合ってた。
確か当時抱いた感想は「よくある変身ヒロインもの」だった。

そして、その「よくある」部分は王道に、「何かがおかしい」部分は特化して、力づくで「これがプリキュアだ」と定着させていく様にはパワーを感じました。
まさかあれから10年後も「プリキュア」さんを見てることになるとは…。
冗談も誇張も抜きで、あの時に美墨先輩を見てなかったら、私の人生は全然別になっていた。

あと私事ですが、弊ブログが「美墨さん」と苗字表記なのは、無印初期の影響をかなり受けてる。

■ハピネスチャージプリキュア! 第1話「愛が大好き!キュアラブリー誕生!」

とある時刻のとある場所。
キュアプリンセスは、襲いくる幻影帝国・サイアークに懸命の応戦を行っていました。
戦況は劣勢。どうしようもないほどに敗戦濃厚。



「弱い」と評されるプリンセスさんですが、ちょっと待って欲しい。
この時点での彼女のスペックは、

「羽フォーム可能」
「追加兵装支給済み(ブレスレット)」
「連打系を含む複数の必殺技可能」

今回は披露していませんが、玩具ギミック的に「フォームチェンジ可能」でもあるはず。
装備だけを見れば、最終決戦直前の武装です。
それなのに。それなのに…。嗚呼、サイアークには通用しない。



雑魚敵一人すら満足に倒せず、あわや敗走。
そこに紫の戦士・フォーチュンさんがやってきてくれました。
超絶格好いい。



フォーチュンさん:
 「フォーチュン・スターバースト!」
 「プリキュア!スターダスト・シュート!!」



フォーチュンさん:
 「星よ!天に還れ!!」

爆砕して極楽浄土送り。勇ましい。

だけど、これもちょっと待って欲しい。
あからさまに強キャラに描かれている紫ですが、戦い方には全く余裕はありません。
不意打ちの初撃のアドバンテージを活かしたまま、力ずくで押し切った感じ。
技も2発連続して繰り出して、それでようやく1体倒しただけ。
敵幹部もさほど慌てていません。

しかもプリンセスさんとフォーチュンさんは仲が悪く。



フォーチュンさん:
 「私はあなたを許さない。絶対によ!」

サイアークが溢れ出たのは、プリンセスさんの失態。
劣勢すぎるこの状況に、プリキュアさんの方が余裕がない。
今回は勝ったけど、全然勝った気がしない…。

そんな戦時下で暮らす愛乃さん。
街は危機に瀕していました。
プリキュアさんによる防衛線は破られて久しく、そこかしこで行われる破壊は、既に民間人の知るところに。



それでも愛乃さんは希望を捨てていません。
大丈夫。プリキュアが、ばばーんと現れて、どかーんと解決してくれるよ!
その頼みの綱のプリキュアは、もはや敗戦と撤退を繰り返してるとは知らずに。

一方、プリンセスさんサイド。
滅ぼされたブルースカイ王国から亡命中のようですが、さすがにこのままでは埒が明かない。
そこで数を増やすことにしました。
お友達を作ろう。そして戦線に投入しよう。
お友達とはそういう生き物ではないはずですが、プリンセスさんの歪な思考はどうしたものか。

徴兵の仕方は簡単です。
高いところから宝石を投げて、当たった人が友達だ。
毎年第1話には前作のモチーフが使われてますが、「幸せの王子」つながりだったのかな。
「幸せの王子」は宝石を投げつけてたわけではありませんが。
僕の宝石を無作為に投げるよ!拾った人は換金してハッピーだ!

投げた宝石は、たまたま通りかかった愛乃さんに直撃。
彼女の姿を見て、お姫様も大変にご満足。
良かったですね。素直で良い子そうな娘に当たって。
多分愛乃さんなら、「そういえばどうして私を選んだの?」「石を投げて当たったから」なんて会話しても怒らないんじゃないかな。
歴代の何人かだったら激怒するところですよ。それどころか投げ返して反撃してきそうな人たちもいる。

ほんの少し後をつけただけでも、愛乃さんからは育ちの良さがバンバンと。
しかも男子と喋ってるんですよ!こいつ!
なんて高いコミュニケーション力と勇気なんでしょうね。お姫様も驚愕することしきり。
対人能力が壊滅的なお姫様とも、とんとん拍子で仲良くなってくれました。
敵対しても何らおかしくない出会い方だっただけに、奇跡のような成り行きだ。

そしてそこにやってくるサイアーク。
襲ってきた理由は、道で見かけた女児の帽子が気に食わなかったから。
身震いするほどに意味不明な動機です。



すかさずお姫様は応戦に出ます。
ここですぐに逃げないだけたいしたもの。
出来たばかりのお友達を背に、勝てない戦いに挑みます。



案の定、勝てなかった。
もはや敵も、プリキュアを脅威と感じていない。
ついでに消しておくかくらいの感覚で、プリンセスさんに攻撃が迫る。

これを見て、愛乃さんは立ち上がった。



敵さん:
 「サイアークの前に立ちふさがるとは見上げたものですな」
 「でも震えていますよ」
愛乃さん:
 「こんなの、怖いに決まってるじゃない」

そう、怖いに決まってるんです。
コスプレして前線に投入されて、怖くないはずがない。
スーパーヒーローだって人間なんだから。

愛乃さん:
 「怖いけどどうしたらよいかわからないけど」
 「でも私、友達を助けたい」
 「自分だけ良ければいいなんて私は嫌だ」
 「皆で幸せになる」
 「それが幸せハピネスなんだから!」

冒頭で「プリキュアがなんとかしてくれる」と言っていましたが、他人任せだけの娘じゃなかった。
現実はメルヘンとは違うんです。だから自分がメルヘンになって見せるしかない。
ヒーローが何でも解決してくれる時代は終わった。私たち自らが立ち上がり、リソースを追加しよう。私たちは一人じゃない!

愛乃さんの叫びに、謎の投擲宝石が呼応し、謎なままに変身が発動。



ラブリーさん:
 「世界に広がるビッグな愛・キュアラブリー!」

命名・キュアラブリー。だって愛とか好きだし。

通常ならば慌てるところですが、ラブリーさんは最初から適応していました。
「プリキュア」=「パワードスーツ」くらいのノリですね。
よし、武装が支給された。これで戦える。



対する敵さんも、特段に慌てた様子はありません。
まぁ女の子を追い詰めたら、プリキュアが発動しても不思議でも何でもないですね。
あまりに淡々とした様子に、リアルに恐怖を感じます。
なんかこの敵さん、同じ状況に何度も遭遇していそうですよね…。
そして未だ健在ってことは、その「追い詰められてプリキュアになった娘さん」たちは、その後どうなってしまったのか。。



ラブリーさん:
 「不幸はここまで」
 「このキュアラブリーがみんなのハピネス、取り戻すんだから!」

愛乃さん、出陣。
突然の口上なのに、「現在は不幸である」「失われたハピネスを取り戻す」と断言するあたり、厳しい状況が伝わってきます。
苛烈な戦いがここから始まる。


(左画像)
ハピネスチャージプリキュア!WOW!(DVD付)

(右画像)
ハピネスチャージプリキュア!マスコット 10個入 BOX (食玩・ラムネ)


今年も紫の支持者になりそうです。天に還れ!

【今年のプリキュアさん】



全編からハートキャッチの香りが漂ってきます。
ここまで似通っていると、パクリだの何だのではなく、意識的にやっているのでしょう。
その意図が気になるところです。単に作風として1ジャンルとなってるだけなのか、テーマやギミック的に何かあるのか…。

【今年のED】



唖然とするしかないCGのクオリティ。しかも端々にネタが仕込まれていそう。



風力発電機の後ろの方に、ライブ会場みたいなのが見えます。
もしかして、「ドキドキ」EDやダンスムービーの会場でしょうか。
どんな意味があっての演出なんだろう…。

また、EDの歌詞も意味深です。



 『夢みるつぼみは あきらめない』
 『倒れそうな時も 信じる』

どこかで聞いたことがあると思ったら、「GoGo」OPだった。

 『夢みてるつぼみは あきらめない』
 『倒れそうな時も、信じていこう』

作詞はどちらも只野菜摘さん。
前述の「ハートキャッチ」と同様、これも意図的に被せてきていそうです。
なんといっても曲名が「プリキュア・メモリ」ですし。

【今年の青】

青の本名は「ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」。
「キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」って、微妙に気になる表記ですね。
「プリンス・オブ・ウェールズ」とかと同じ感覚なのだとしたら、「ブルースカイのキュアクイーン」。
つまり「キュアクイーン」なる役職(地位)があることになる。
もしかしてミューズさんの正式呼称も「キュアクイーン・オブ・メイジャー」だったりするのかしら。

【今年の玩具】



リアルにでかい。でかいから横置きで腰にセット。微妙にじわじわくる。

【今年のピンク】



お母さんが微妙に体弱そうに見える。
また、姫さんとの自己紹介で、ナチュラルに手話を使ってる。
特に意味のないネタかもしれませんが、ちょっと気にはなるかも。

【今年のオールスターズ】

NS3のキャッチコピーは『心がつながっていれば、未来もずっと、ともだち』。

NS1は『女の子は誰だってプリキュアになれる』。
そして「スマイル」はメルヘンに救われた少女が、メルヘンを目指す話だった。
NS2は『私たちは、ひとりじゃない!』。
そして「ドキドキ」さんは奮闘する自分らのところに、仲間が立ち上がってやってきてくれる話だった。

以上を踏まえると、「NS3」も「ハピネス」さんを反映していると思われます。

「ハピネス」EDに「大人になっても忘れないでね」とあることもあり、そのまんま考えればプリキュアさんが消滅しそうです。
「企業戦略的に2015年以降もプリキュアは放送されるだろう」「商業上、できることできないことがある」といった制約を無視すると、「物語中盤でプリキュアが消滅」「しかしそれでも戦う民間人」「ラストバトル、最後の再起動をするプリキュア」とかそんな展開が想像されます。
要はプリキュアからの卒業ですね。
みんなプリキュアになれて、みんなで戦うのなら、もはや「プリキュア」なる特殊概念自体、不要。

商業的にも、さすがに「プリキュア」を否定するわけにはいかないでしょうから、本気でそうなるとは思っていませんが。
プリキュアさんは毎年、面白い問題提起をしてくれるので、今年も非常に楽しみです。
概ね「これ、おかしい」(しばしば批判的に)と思われるところが、テーマに直結していたりするので、変に固定観念を持たないようにしよう…。

とりあえず、
 「姫の友達の概念がおかしい」
 「無作為に投げた石でプリキュア認定」
 「街が危機に瀕しているのに、プリキュア任せ」
 「やたらにおまけをくれる街の人」
このあたりが怪しい。

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