Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

白つめくさ

2005-05-07 00:30:57 | 
今朝、公園の中を通って仕事に出かけた時に、「白つめくさ」が随分咲いているのに気付いた。白つめくさは「クローバー」と言った方が、ああ、あの「四葉の・・・」!とイメージが湧きやすい?でしょうか。かたまって、寄り添って咲いていた。地味な花なのかもしれないけれど、見かけないと気になる花の一つ。
白つめくさはレンゲより手に入りやすくて、よく首飾りを編んだりしたなあ。
                     
ところで、この花を見ると必ず思い出すのは宮澤賢治の「ポラーノの広場」・・・主人公のわたくし(レオーノ・キュースト)とファゼーロがポラーノの広場について説明する「つめくさの番号を数えて行くという、野原の真ん中の祭りのあるところ」というフレーズ。つめくさに青白い灯りがともりそれをたどってゆくと行けるというポラーノの広場・・・行ってみたいなあ、白つめくさ見ていると、私もいけそうな気がしてきちゃう。
                     
ポランの広場(「ポラーノの広場」の先駆形)にはこの草についてはこんな風に描写されていて美しい。
<夕方になると青白いぼんやりした円い花にだんだんあかりがつくんだ>
<まるで本当の石英ラムプでできていました。>
ああ、夢のようだあ!!
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♪~お知らせ~♪

2005-05-05 00:10:29 | 音楽会
NHK文化センター/八王子教室/やさしい声楽*第6回発表会*                                  

                    
日時:2005年6月4日(土)
   13:00 開演 (12:30 開場)
会場:八王子市芸術文化会館 いちょうホール(小ホール)

                    
出演:NHK文化センター八王子教室「やさしい声楽」受講生(21名)
指導:酒向佳子
ピアノ:守谷としえ                   

                    
私が伴奏をしているNHK文化センター八王子教室の「やさしい声楽」講座の受講生(21名)による年に一度のおさらい会のお知らせです。
曲目は第一部が「日本の歌」と題して浜辺の歌、夏の思い出、霧と話した、初恋、さくら横丁、九十九里浜など。第二部は「世界の歌」、ラ・メール、セレナーデ、アマリッリ、アヴェ・マリアなど美しい曲をお届けします。

受講生からのメッセージ~「日頃の成果を是非お聞きいただきたく上記の日時、会場で皆様のお越しをお待ちいたしております」
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二つの展覧会

2005-05-04 23:19:14 | 展覧会・建築・器
日本橋三越本店6階美術フロアで開催されている展覧会を二つ見てきた。偶然、同じフロアで会期が重なっていたので、贅沢にも一度に二つ訪れる事ができたのである。

エレヴェーターを降りたらそこがもう会場だったのは「遠藤幹彦 彫刻展~ブロンズ・木彫~」(会期5月3日~16日)やわらかい肌の質感が伝わるブロンズの女性像と今回初出品という木彫の作品約20点が展示されていた。作品の前に立つ遠藤さんのショット・・・
                                     

そしてもう一つの展覧会は「伊藤麻沙人 作陶展」(5月3日~9日)
実に色んな表情の陶器が、大物から小さなものまで様々に並べられていて楽しい。伊藤さんのお話も面白かった。それで写真を撮り忘れたのでDMの(代わりと言ってはなんですが・・・)写真を・・・
                        
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二胡演奏会

2005-05-04 19:50:18 | 音楽
初めて中国民族楽器の「二胡」を5月3日、入間市文化創造アトリエ「AMIGO!」で聴いた。
(二胡:ジャー・パンファン、ジャー・パンシン、ピアノ/作曲/編曲:美野春樹)
会場は大正時代からの繊維工業試験場を文化創造アトリエとして再生された木造の建物である。入り口から中を見るとこんな感じ・・・
               

廊下はこんな風・・・・
そしてホールの舞台の向こうには緑の芝生が広がっている。

二胡は二本の弦の間に馬の尻尾で出来た弓をはさんで音を出し、ほぼ千年の歴史を持つといわれている楽器である。私は中国の音楽を二胡で聴けると思い込んで出かけたのだが、曲目はそういったものは殆ど無かった。涙そうそう、ニューシネマパラダイスといった編曲物、二胡とピアノによる新作などが主なプログラムだった。奏者は三人ともすごく上手いし、達者である。聴衆はそれぞれの思いで曲目を楽しんでいたし、また音楽会としてはお客も満杯だし大成功だった。だけど私にとっては今、求めてはいない種類の音楽だった。要は今の大多数の聴衆がこういった「癒し系」音楽(としかいいようがない)を求めているのだなあ、と何となく寂しくなってしまった。
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ソリストとの合わせ

2005-05-02 22:58:29 | 音楽
昨日は5月22日の演奏会の為の作曲家のお宅でのソリスト(ソプラノ&テナー)との合わせだった。当然の事ながら、こちらなりに考えて音楽作りしていったつもりだが、互いに生き物、ということでまたまた「なるほど~」・・・ああでもない、こうでもない、と色々試行錯誤を繰り返した。
今回の「お父さんが作った子守歌」の中の合唱曲の場合は作曲家が指揮をするということもあり、テンポについてはある意味「お任せ」なのだがソリストの曲ではそういうわけにはいかない。だからテンポについてはかなり神経を使うし、シビアになる。(いやあ、昨日メトロノーム5号を持っていってよかったなあ!)
とにかくテンポから始まった今回の合わせで、かなり細かいところまで創っていくことができた

乞う、ご期待
コメント (2)
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「甘い人生」アンコール

2005-05-02 00:38:10 | 映画 あ行
今日は仕事の一日だった。で、夜になって、かねてよりのお約束で「甘い人生」(私にとっては、アンコール!)見に行ってきた。
一つ前の回は結構、お客多かったが、私が入った回は夜ということであろうか、またまたゆったり・・・!カップルで、という組み合わせが目立った。そうだよなあ、これは男性が見て楽しむ映画だよなあ。

まあ、二回目ということで細かいとこに目がいくかとも思ったが・・・結局、楽しんできちゃった。ただ、どあたまの部分の植物はやはり柳、そして灰色から段々色が増えていって緑の濃淡になっていくということを新たに発見。やはり、色、素晴らしい。
そして、イ・ビョンホンは言うに及ばず役者が、凄い!またエリック、この間もめちゃ気になったんだけどやはり、あれだけの台詞であの存在感は見事という他ない!
連れは「バンジージャンプする」も一緒に見に行ってるのだが、「比べようがないけど、こっちの方が好きかな・・・」とのことだった。(そうなんだよね、比べられない、あまりに違いすぎて・・・)。いつの間にやらソヌの気持ちになって見てしまっていたそうで、男性が見る映画だ、と言っていた。2時間緩むとこが全然なくて、緊張感が持続していた、というのには「うんうん!」。現実なら、とっくに落命してるよなあ、と思われる箇所もオペラのこと考えれば、これは「あり!」とものすごく納得してしまう。

そういえば、なんでエンドロールの途中で、席立つのだろう?すごく重要だったのに・・・わからん!!これから見られる方は、絶対最後までご覧になってね!
コメント (15)
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