Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

白つめくさ

2005-05-07 00:30:57 | 
今朝、公園の中を通って仕事に出かけた時に、「白つめくさ」が随分咲いているのに気付いた。白つめくさは「クローバー」と言った方が、ああ、あの「四葉の・・・」!とイメージが湧きやすい?でしょうか。かたまって、寄り添って咲いていた。地味な花なのかもしれないけれど、見かけないと気になる花の一つ。
白つめくさはレンゲより手に入りやすくて、よく首飾りを編んだりしたなあ。
                     
ところで、この花を見ると必ず思い出すのは宮澤賢治の「ポラーノの広場」・・・主人公のわたくし(レオーノ・キュースト)とファゼーロがポラーノの広場について説明する「つめくさの番号を数えて行くという、野原の真ん中の祭りのあるところ」というフレーズ。つめくさに青白い灯りがともりそれをたどってゆくと行けるというポラーノの広場・・・行ってみたいなあ、白つめくさ見ていると、私もいけそうな気がしてきちゃう。
                     
ポランの広場(「ポラーノの広場」の先駆形)にはこの草についてはこんな風に描写されていて美しい。
<夕方になると青白いぼんやりした円い花にだんだんあかりがつくんだ>
<まるで本当の石英ラムプでできていました。>
ああ、夢のようだあ!!
コメント (6)
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