Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

最澄と天台の国宝展

2006-04-10 00:06:29 | 展覧会・建築・器
          
天台宗開宗1200年記念特別展として東京国立博物館で開催中の『最澄と天台の国宝展

混んでいたが、しっかり楽しんで参りましたよ。結構、来館者の方々の年齢層は高いとみました!展示されている作品はその殆どが国宝もしくは重文なのではなかろうか、という凄い展覧会だった。お経は当然、漢字で美しいんだけれどこちらにその素養がいっこうないので「読む」ではなく「見る」。その経文を収める経箱は大事なお経を如何に大事に扱っていたかを如実に語ってくれる。工芸品はその当時の技術の粋を集めてつくられたのだろうなあ。
仏像も随分展示されていていきいきした表情、穏やかなお顔、踊りたくなる姿勢など見ていて飽きない。腰まわりの何ともいえない緩やかな曲線など美しい。
そして、そして楽しみにしていた声明譜とご対面このコーナーは何故か人がいなくて、ゆったり心行くまで眺められのは幸運だった!向こうまで行ってまた戻ってと行きつ戻りつして見てきた。みなで声を合わせて歌おうとする時には洋の東西を問わずこういう風に書き表すものなのね~、とえらく感心してしまったのだ。いやぁ、いいもの見せていただきました!

お土産に3枚購入した絵葉書。中世音楽を旅している人、古い楽譜大好きな人へ送るつもり。 
          
コメント (6)
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