老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「9条世界会議」

2007-05-20 13:45:36 | 憲法
http://www.janjan.jp/government/0704/0704113549/1.php
JANJAN: 立ち上る市民~「9条世界会議」 来年5月開催 (安藤博)  (5/14)
 >市民グループが開催準備にかかった「9条世界会議」がそのひとつ。2008年5月のゴールデン・ウィークに、幕張メッセで1万人を集めて国際会議を開催する。

『2008年5月のゴールデン・ウィークに、幕張メッセ1万人(集会)会議』
 「9条世界会議」:大、大、大成功させたいものですね。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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ブロガーの繋がり

2007-05-20 11:27:07 | 社会問題
『今の政治に疑問を持つブログのゆるやかな連帯という感じ』とのコナシさんのご紹介で、Under the Sunというブログを読んでいましたら、プロジェクト参加ブロガーの記事で『〔世を愁う〕国民投票法成立に寄せて「俺の疑問・あなたへ」』というタイトルが目に付きました。Lonesome-happy-days

プロフィールによると、書き手は、40代のゲイで独身、80年代でしたかの歌謡曲が好きと言う青年でした。
 
『「あなたはイラク戦争を正しい戦争だと思う?」に始まり、(全部書きたいのですが長くなりますので)「あなたは、国民投票法案が成立しても、自分には無関係だと思う?」まで、それぞれ非常にまっとうな疑問がかかれており、「俺は、とっても不安です」』と結ばれていました。
 
わたしもまったく同感なのでコメントを書き、「安倍内閣をつぶすために参院選で努力しましょう」と書いたら、「次の選挙では絶対に!今の与党に勝たせてはいけないと思う」との返事がありました。次にそこをあけたら、別の人が、これも非常にまっとうな長い長いコメントをかいていました。

二番目の人のプロフィールは分かりませんが、はじめのブロガーさんは、わたしとはふつうならまったく接点のない人ですが、そういう人とも、反戦、護憲で意見が一致するのですから、こういうつながりを続け、広げたいと思いました。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
松林
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討議: 「参院選にどう取り組むか」(3)

2007-05-19 20:38:10 | 選挙
取り敢えず、今回の参院選立候補予定者の資料(江田五月議員のHP他から)を添付致します。
 
また、確かに今回の参院選は勝利が欠かせないものとして重要ですが、しかし、政局の主導権を握るためには、その次の総選挙で野党が過半数を制することが必要です。政権を奪取できなければ、主導権は握れません。いうまでもありませんでしたね。
 
こうしたストーリィ(筋書き)には、小沢民主党がふさわしいように思います。連勝しなければ、来るべき総選挙で勝利しなければ、護憲の国会での展望は、厳しいのではないかと思います。

 http://www5.sdp.or.jp/central/14kouho2007.html
 社民党: (2007年)第21回参議院議員通常選挙候補者名簿
 http://saninsen.com/2007/
 参院選2007 候補者一覧
 http://www.jcp.or.jp/giin/senkyo.html
 2007選挙情報/日本共産党
 http://www.eda-jp.com/index.html
 江田五月 新たな出発
 http://www.eda-jp.com/dpj/2007/2007s.html
 2007年参院選候補予定者一覧      >>比例代表
  >選挙区[定数]  自民党  公明党  民主党  共産党  その他
  以下、割愛。

いろんな資料から、個別の品定めが、できるといいのですけれど。護憲の固い信念を持つ者かどうか。というより、その(個別)有権者と真に「意を通じる者」であるかどうか。現状、党議拘束などで、心ならずも『賛成(反対)』をやっている模様ですが、正念場できちんと“護憲”のために働けるか。でしょうか? 等々。

「護憲+BBS」「 2007年参議院選挙に向けて」より
蔵龍隠士
====

とりあえずの結論としては、

(1)最大野党・民主党に対しては、何らかの形で「自民党の違いを鮮明にするようにとの注文」及び「私たちが望む民主党のあり方」を伝える。
(2)野党各党(及びその支持者)に対しては、野党全体の底上げを目指して、野党同士の足の引っ張り合い(ネガティブ・キャンペーン)に組することなく、与党の問題点を徹底的に浮き彫りにして戦うよう伝える。
(3)具体的な選挙区の候補者の選択については、個々の有権者が立候補者に対し「真に信頼できる人物か」を見究めて投票するよう、呼び掛ける。
(4)より積極的な活動としては、地元・選挙区で「真に信頼できる候補者(勝たせたい候補者)」を見定めて、夫々に具体的・効果的な支援をする。

こんなところでしょうか。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
笹井明子
====

>とりあえずの結論
賛同いたします。

>(1)最大野党・民主党に対しては、何らかの形で「自民党の違いを鮮明にするようにとの注文」及び「私たちが望む民主党のあり方」を伝える。

個人的にですが、民主党には、①現在の国民投票法は、将来拒否し、憲法改正のみに制限しない一般的な国民投票法(少なくとも、より広範に、国民の意思を尊重する仕組み)に改正するよう、自民党と対決し、これの決着なしには、憲法改正案の審議に入らないよう強く主張し、国民投票法の改正を先ず実現させるよう求める。

更に、民主党案にはなかった②最低投票率乃至(決議のための)最低得票数を採用するよう、強く求める。

いづれも、自民党(或いは中曽根氏)のように、言葉では「国民主権が確立できた」などと吹聴しながら、その実国民主権を軽んじる、安倍コベ語を決して許さず、国民主権の存在感を明らかにし=国民へのアピールのためのもの。

右、希望したい(機会があれば)。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
蔵龍隠士
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討議: 「参院選にどう取り組むか」(2)

2007-05-19 20:26:53 | 選挙
私も護憲派の当選を優先したいのは、山々なのですが、次善の策(政府・与党へ鉄槌を下すこと)として、与党系議員の落選を念頭におきたいと思ったのです。そうすれば、安倍政権にもブレーキはかかるでしょう。このまま、暴走されては堪りませんから。
 
つまり選挙区にもよるのですが、その際には、対抗馬たる(改憲派であっても)民主党議員に、投票して=政府与党への批判として意思表示すべきではないかと思った次第です。

確かに、共産党はほとんど全ての選挙区に候補を立てるかもしれませんが、だからと言って、与党系に「貢献する」ような投票行動には、そして野党系に勝つ見込みがある場合には疑問です。大雑把に言えばそんな思いからのことです。②の見出しに、異議を唱えたのは。

ちなみに、民主党で護憲派かもしれない者は、菅直人氏らの市民運動出身者か、元社会党系の人々くらいに限られるのではないでしょうか?
 
元自民党系は、???では。河野洋平氏(或いはAA研メンバー)のような例外もなくはないのでしょうが、分りかねます(現時点では)。新人についても。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
蔵龍隠士
====

おっしゃることはよく分かります。安倍政権にブレーキをかけなくては、というのは私も痛切に感じます。実際、私もこれまで蔵龍隠士さんのお話と同じ原則を持ってきました。しかし国会の現状や選挙選での人々の反応を見ていると、「勝てる見込みのある野党」戦法の有効性にも疑問が生じています。

「国民投票法案」採決の経緯や、党首討論、その他国会中継を見ると、今の民主党は、自民党との対決姿勢を見せることもなく、二流の自民党に成り下がっています。自民党との違いが見出せないし、任せて安心という気持も持てません。これでは、今の政権に強い危機感を持つ私たちの受け皿にはなれません。自民党や安倍総理も、そういう民主党の弱さを見越して、舐めきった態度で対応しています。

また、自民党の危険性を論理的裏づけを持って指摘しているのは共産党であり、市民と国会を繋ぐ架け橋をやっているのは社民党ですが、今の議席数では発言の場も充分に与えられず、鼻であしらわれているのが現状です。

一方で、現状認識と危機感は多くの人たちが共有するものだと思いますが、その解決策を見出す過程で、しばしば市民を含めた「野党」サイド間でバトルが生まれ、それがまた現政権に利する結果を生じることにもなります。こうして、自公政権の存続をいつまでも断ち切れないジレンマに、いま私たちは直面しています。

一見簡単なことでも、支持政党の垣根を越えて多くの人が賛同できる、思いがけない解決策はないものでしょうか。皆さんと知恵を出し合って、ブログ連合を含め、悩める世論の意見集約に貢献できるような、選挙対応策を発見したいと願っているところです。

「護憲+BBS」「2007年参議院選挙に向けて」より
笹井明子
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討議: 「参院選にどう取り組むか」(1)

2007-05-19 20:20:18 | 選挙
http://siinoki-law.sblo.jp/article/3990291.html
①業務日誌: 憲法の人権条項を活用する運動を強め、9条守れの世論を圧倒的多数にしよう(5/15)
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-348.html
②反戦な家づくり: 野党共闘の幻を追いかけるより 改憲反対の議員に投票しよう(5/15)

その方法論は、如何に?
①は、やるしかない。人権への不断の努力、推進は、やらない手はない。そしてその成果(享受)は日本国憲法への確信となって跳ね返るだろう。平和でなければ人権の享受が適わないのも、また事実。
 
ところで、政府・与党への鉄槌を下すことも、目的から外せないとなると(そう思うのだが)、②だけを一本槍でとる訳にも行かない。選挙区事情もあるからである。それに、候補者の選別も伴う。

党派だけで決めるわけにも行かない。共産党であれ。国民の主権・意思を尊重するという信頼関係がなければならないと思うから。号令をかけた安倍首相は勿論、今回の議決をごり押しした議員たちの勝手な、国民の意に反した振舞いにも、過日の小泉チルドレン・刺客騒動の顛末にも、その悪例は見えよう。

「護憲+BBS」「今日のトピックス(5/15)」より
蔵龍隠士
====

「今日のトピックス」の問題提起について、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

上記②についてですが、「反戦な家づくり」さんが書いている、
『選挙区は、とにかく改憲に反対で、当選の可能性のある候補に投票することだ。
今の時点で問題は、民主党の候補だ。何とかして、「9条の改憲に賛成か反対か」の二者択一のアンケートをしてみたいものだ。他のコメントは一切要らない。賛成か反対か、どちらかだけで良い。』

について、私も大いに関心があります。おっしゃっている考慮すべき選挙区事情、また今回の参院選で重視すべき候補者選別の規準とは、例えばどんなものをお考えでしょうか?

「護憲+BBS」「 2007年参議院選挙に向けて」より
笹井明子
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野党3党、民法一部改正案を共同提出

2007-05-19 15:36:05 | 暮らし
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3565416.html
野党3党、民法一部改正案を共同提出(5/18) ※民法772条改正
>民主、共産、社民の野党3党は、女性の再婚禁止期間を離婚後6か月間から100日間に短縮する民法の一部の改正案を共同で参議院に提出しました。
 (以下、割愛)
 
改革の本筋!改革の抵抗勢力(安倍一族)の対応が見もの。是非、賛同があってしかるべし。安倍一族(改憲派)の正体を見よう。見よう、反対、抵抗(乃至無視)するかどうか。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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「改憲で平和は得られるか?」について

2007-05-19 15:31:31 | 憲法
おっしゃる通り、憲法は「現実に合わせよう」とか「使いやすいように」とかの問題じゃないと思うのです。特に憲法9条は、日本という国の外交的なポリシー(理念)です。発端はどうあれ、太平洋戦争であれだけアジア圏でむちゃくちゃな進軍・侵略をし、結果的に2発の原爆を喰らって大きな犠牲を出した国が戦後~今~将来において、どういう腹づもりでいるのか。諸外国は注視しているはずです。

A君はケンカで一発殴られて、即座に殴り返すのか。5発殴り返すのか。「オレを殴ったら刺すぞ~!」とナイフをちらつかせて歩くのか。ナイフどころかピストルを携行するヤツと徒党を組むのか。ソイツに「もっと良い飛び道具があるぜ♪」と誘われてミサイルを持つのか。

日本君は2~3発殴られても手を出さない。殴られるような振る舞いを慎む。殴られるような誤解を与えない。ケンカしているヤツがいたら「止めなよ、話せばわかるだろ?」と諭す。ケンカに誘われたら断り「他に手はないの?」と提案する。そういうポリシーであるべきだ、と。(だから、小泉君、安倍君、石原君はダメだっちゅ~の)

「何だよ、その『ええカッコしい』のポリシーは」と聞かれたら、胸を張って「憲法9条です」と言えばいいと思うんですが。そういう人間(国)のほうがCOOL!じゃないですか?

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助
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「護憲+資料館」のご紹介

2007-05-18 10:05:09 | 憲法
護憲+資料館

お忙しくされている方のために、或いは又、静かに・ゆっくり振り返り過去の事実(歴史・真実)を確認される方のために、そしていずれも未来志向のために、「護憲+」では「資料館」を準備しています。

収録記事は、収録の都度、増加・変更されます。収録に当っては、出来るだけ「保存の利くもの(そう想定したもの)」を優先しています。従って、大新聞優先にはなっていない場合もあります。

猶、この際、検索のご案内を致します。キーワードについては任意です。1文字であれば、最大のヒットが見込めます。多過ぎれば、更に複合語、或いは文節等、又は<年・月・日>日付で制限し、目標を絞り込むことができます。実際にお試しください。
 
※キーワード(例)  最近の時事から
  ⇒ 格差、人質司法(判検交流)、公聴会、こうのとり、特待生、憲法、強制連行(労働)、暴力団、嘉田、(新幹線)栗東、長崎市長射殺、米銃乱射、最低投票率、貞操義務、憲法改正、無罪、ユニオン、検定、旧厚生省、靖国、(能登半島)地震、警官、You Tube、(従軍)慰安婦、ライブドア、富山、国民投票(法案)、政務調査費、住民票、浅野、女性検事、クラスター(爆弾)、赤ちゃん、民法772条、草案、特権、6者(協議)、柳沢、住基、産む、アパ、藤田、再審、(義理の)愛、テント、(米)原潜、居住権、ホームレス、自由主義、民主主義、法の支配と法治主義、フセイン、死刑、規制、宿舎、やらせ、TM、健康保険、社説、共謀罪、いじめ、虐待、刺客、耐震(偽装)、談合、要望書
 ☆安倍一族(洒落です) :森鴎外先生を貶める意図はさらさらありません。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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「愛知立てこもり、SAT隊員撃たれて死亡」

2007-05-18 09:57:13 | 社会問題
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3565217.html
愛知立てこもり、SAT隊員撃たれ死亡

未だに、周辺住民への脅威、不安全、不安続いています。何故、イタリア・マフィア並みに、日本のヤクザが銃や火器を独占し、我が物顔に我々の近隣、住宅地で撃ちまくり、殺傷を続けているのでしょうか。先日は長崎市長も拳銃で暗殺されました。
 
国内で銃・火器を独占するもう一方は、国家権力(警察・自衛隊)です。日本国憲法下で、組織的に認められているのは、本来これのみ(の筈)。
 
イタリアには、マフィア組織を取り締まるマフィア結集罪があるようですが、これと同様に、ヤクザ(暴力団)を結集・組織する場合には、これ自体を犯罪として組織を壊滅する、いわば「ヤクザ結集罪」を創設し、壊滅させるべきだと思います。

実現すれば、我々、善良な市民の安心・安全にも貢献するし、今厳しく問われている「談合」「官製談合」或いは『ウラ(社会)もある談合社会』を改革する大きなチャンス・手掛かりを与えることでしょう。

政府(安倍一族)のヤクザ(銃・火器の独占そして威嚇・使用・人殺し)への態度は、どうでしょう?私共の平和は、安寧はどうでしょう?誰が脅かしているのでしょうか?ハッキリせよ、と問いたい。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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「9条がつくる脱アメリカ型国家」(品川正治著)

2007-05-16 17:45:38 | 憲法
松林さんが、以前紹介された品川正治さんの「9条がつくる脱アメリカ型国家」を読みました。

品川正治さんは、まず「序」の中で、沖縄平和祈念資料館に展示されている「むすびのことば」を引用し、『戦争を起すのは確かに人間だが、戦争を許さない努力ができるのも私たち人間ではないのか』をご自分の戦争と平和に関する座標軸とし、『その座標軸はまったく動くことは無い、なぜなら戦争体験は私の血肉そのものだからだ』とご自分の原点を明確にしています。

また、アメリカを『戦争国家』と言い切り、アメリカに協力する道だけを突き進む日本の政財界に疑義を呈し、『いずれアメリカを問う時代がくるのは間違いない。・・・日本がアメリカを問う場合、もっとも力をもつのは憲法「九条」だと思う。』『九条の問題では、保守も革新もない。九条が変えられたら国のあり方が変わってしまう。日本外交の基軸が崩壊してしまう。』と、憲法9条の重要性を訴えています。

本論「戦後日本の四つの国家目標」の中では、憲法を改定すべきかどうかを考える上で、『国家が掲げる目標を充分に吟味することが必要』とし、戦後日本の国家目標を「平和国家」「民主国家」「経済大国」「中産階級国家」と整理した上で、これからの進路という視点で検証。「平和国家」は、21世紀の世界の宝であるとし、一方「民主国家」については、「民主主義」が「国会主義」に陥っていることによる政治不信の現状を指摘。あるべき民主主義国家を目指す必要性をときます。

さらに、「経済大国」については、一定の経済大国になった今、「成長の呪縛」から脱すべきと提言。また「中産階級国家」については、小泉「改革」によってもたらされた格差拡大の事実を見据え、中間層が「社会を支え、弱者の側につく市民階級」に前進すべきととき、『現在の日本国憲法は、21世紀日本のあるべきかたちを支える最大の力でこそあれ、毫も改正の要なきことは明らか』との結論を述べています。

本論の最後は、『憲法9条の旗ばボロボロに破れてしまった。しかし国民はけっして旗竿を離さない。』『いかに強引にことを運ぼうとしても、ことは「憲法」だ。国民投票が控えている。この国民投票で九条改悪に国民が「NO」と答えれば、いっきに決着がつく。日本の未来が明らかになる。アジアの将来に希望が湧く。日米関係は変わり、アメリカの世界戦略が変わる。』と語り、『私はこの世界史的な変革に日本の国民の一人として立ち合えたことを生涯の誇りと思う。』と高らかに宣言しています。

欠陥だらけの「国民投票法」が通って暗然としている私たちや、憲法のことをどう考えたら良いのか判らないと困惑している人たちに、明快な指針と方向性を示し、勇気を与えてくれる、日本国民「必読の書」ともいうべき本です。

>『九条がつくる脱アメリカ型国家』(青灯社、2006年10月 1500円+税)
>経済界の大物ご意見番が自らの中国大陸最前線での戦争経験や経済界の内情をもとに、渾身の力で憲法9条を擁護し、戦争をしない21世紀日本のかたちを展望する。前著を凌駕する迫力と情熱が日本を動かす。これこそが品川9条論。

「護憲+BBS」「 明日へのビタミン! ちょっといい映画・本・音楽」より
笹井明子
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